38℃以上の熱が続いたため、丸1週間ほど寝込んでいました。

 

 

朦朧とする意識の中で色々考えました。

そんな他愛もない考え事を紹介したいと思います。

 

 

先ずは寝込んでいた際の状況を少々。

 

はじめの3日間ほどの症状は高熱と頭痛だけで、目をつぶれば尿意に叩き起こされるまでは眠れる状態(トイレに移動するのが大変で尿意を恨みました)で、解熱剤(カロナール)を服用すると少しは下がるのですが37.5℃を下回ることは有りませんし、その後はお決まりの38℃台後半に戻る状態でした。

 

余談ですが、尿意はトイレが近づくにつれて加速度的に高まってきます。恐らく膀胱が発射開始時期を見計らってのことでしょうが、膀胱には過去の身体能力ベースがインプットされているようで、今の体力ベースではかなり厳しい状況に追い込まれます。

途中で一休みなどしようものなら、足踏みに依る尿意分散作戦も取れず、トイレまでの距離は全く近づいていないのに益々尿意だけが高ぶる結果となります。

更にトイレに入ってから、汗で肌にまとわりつく下着を下ろすのが一苦労。

最後の難関が、女性には解らないと思いますが、男性の場合尿道の出口は下を向いていないので障害物を乗り越えてそれを押し下げるひと手間がかかるのです。

”安心の放尿”までの道のりの長いこと長いこと。

尿意が無いときにも念の為ついでにトイレに立ち寄りたくなりますが、そう言うときに限って一滴も出なかったり。

 

本題に戻りましょう。

発熱が判明した翌日にはかかりつけの神経内科の先生に、自宅までお越しいただきPCR検査の検体採取をして頂きました。

2回目のワクチン摂取から約1ヶ月が経過していましたが、思い起こせば筋肉注射特有の摂取箇所周辺の痛み以外は一切副反応は有りませんでした。

抗がん剤を服用中の摂取だったために抗体が定着しなかったのかも知れないと思いましたが、翌日の結果は”陰性”。

となると、何が長期発熱の原因なのかがさっぱり分かりません。

 

♫ これがコロナじゃなければなんと呼ぶのか
医者も知らなかった ♪

 

ホッとしたのも束の間、翌日からは咳が出始め、そうなると痰が触発されて喘息の発作の様な呼吸困難に陥り、睡眠もままならず。

いつまで続くとも知れぬ発熱地獄。

 

最初に思ったのは、綾瀬はるかさんのような(何度も検査結果は”陰性”だったのに、回復せずもう一度検査をして”陽性”・”入院”となった)ケースではないかということ。

私は、基本的に意識を失った時点でそれ以上の加療(応急の蘇生は別として、恒久性に繋がる措置は一切)を拒否していますので、そうなった場合は人知れず消えて行く可能性が高い、と言うことです。

これまで私の生活を支えてくれてきた方々への感謝も、ブログでお世話になった方々への連絡もできないまま。

 

意を決して将来時間の予定投稿(千代さんが準備していたように)をすべくPCに向かいました。

こんな仙人のような生活をしていても、着実にコロナは忍び寄ってくるという事実を伝えておくことも兼ねて。

 

幸か不幸か、大分熱は下がってそれをこの様に編集することが出来ています。

 

 

 

 

 

 

東京オリンピックも大詰め。

チャンネル回して競技を追いかける日々もあと僅か。

 

私は飽きっぽい。

同じことの繰り返しが苦手。

特に目的や意義の納得できないことは尚更。

 

リハビリは単純な動作の繰り返しが多い。

その意義を理解していても飽きる時は、ゲーム感覚を取り入れる。

時にはオリンピックに擬えて。

 

エアロバイクはゲーム感覚を取り入れ易い。

負荷に応じたキロ数の目標設定をする。

狙うは常に新記録。前回の記録は頭の中にある。

漕ぎながら様々なモニター表示を見て予想最終到達距離を計算し、窓外の動きを気に留めながら他の利用者の会話に耳を傾け、BGMの曲名を当てる。

苦手な同時並行作業をこなす”リハビリ5種競技”。

 

平行棒の中では、3段飛びならぬ6歩歩行競技。

6歩で何処まで進めるかの距離競技。

たかだか2~3mの話だが、今の私にとっては3段飛びより遥かに難しい。途中で平行棒に触れたら即失格なのだから。

でも新記録を狙って何度も挑戦していると、反復運動の虚しさを忘れられる。

 

メドマーでベッドに仰向けになっている僅かな時間は腹筋タイム。

もちろん目指すは最長不倒時間。

時にはサーキットトレーニングの回数も競う。

と言っても上体を起こすなんて芸当はできないから、傍から見れば僅かな動きで何を唸っているのかと思うだろう。

ルールは身体能力に応じて自分で決めるのだから、そんなことは気にしない。

腹筋と言うと上体を起こす下腹部のトレーニングを指すことが多いが、意外に有効なのが胸から上を起こすトレーニング。

首を持ち上げると言っても良い。

これによって嚥下機能が維持されていると思っている。

いわゆる腹筋が無くなっているためベッドからの起き上がりが出来ないのだが、首が持ち上がると幾分起きやすくなるのもこの競技のメリット。

 

勿論、進行性の難病なので新記録が出続けるはずもなく、3m離れたところに置かれた障害物を回ってくる競技(3mハードル)はあまりに遅すぎる上に危険という理由で中止になった。

 

記録はどんどん低下してゆくが、それでも前回、前々回の記録を超えられたときの喜びは何物にも代えがたい。

たまたま前の晩によく眠れて調子が良かっただけだとしても。

 

私はこれを”リハビリンピック”と名付けた。

 

何を言っているのだか。

 

 

 

 

 

『イギリスのロボット科学者であるピーター・スコット-モーガン博士は、全身が動かなくなる難病ALSで余命2年を宣告されたことを機に、人類で初めて「AIと融合」し、サイボーグとして生きる未来を選んだ。』

 

 

「ピーター博士が自らの挑戦の記録として著わし、発売直後から世界で話題騒然の『NEO HUMAN ネオ・ヒューマン――究極の自由を得る未来』が、6月25日、ついに日本でも刊行される。」とのこと。

 

『「ただ生き延びる」のではなく、「人生を思い切り楽しむ」ため』

 

『「ALSになっても消化管は問題なく機能しつづける。したがって、胃に直接チューブで栄養を送り込むことで、容易に命をつなぐことができるはずだ。これはきわめて一般的な措置にすぎない。

また、肺を膨らませる筋肉が衰えるだけで肺そのものは機能しているのだから、ポンプで空気を送り込んでやれば呼吸の問題も解決される。

(中略)私の目には、しかるべきテクノロジーを用いて適切にケアをすれば、ALSは死に至る病には見えなかった。』

 

『手始めに、胃には栄養チューブ、結腸には人工肛門、膀胱にはカテーテルを装着。さらには、人工呼吸器を使用しているALS患者の多くが「誤嚥性肺炎」で亡くなっている事実に注目し、自らの「声」を手放すことと引き換えに喉頭摘出の手術を受ける』

 

『顔筋が動かせなくなることと、声帯を切除することによって失われるであろう「自分らしさ」を守るため、表情と声のサンプルもありったけ保存。テクノロジーの進化に合わせて、その時々で最先端のアバターと合成ボイスを構築』

 

『これに、AIによる精度の高い予測変換を組み合わせれば、病気になる前の自分と変わらない自然さで、外部とコミュニケーションができるようになる』

 

『前例のない取り組みへの熱意が、次第に医師たちにも浸透し、医療の現場すら変えていく』

 

東洋経済オンラインからの抜粋)

 

NEO HUMAN ネオ・ヒューマン――究極の自由を得る未来

読んでみたい。

 

 

以前から思っていたことですが、何故日本国内で問題視されないのでしょう?

 

 

これとは別に、

「英BBC放送電子版は25日、米国による日本への渡航中止勧告が「ガイアツ(外圧)」となって、東京五輪の中止につながるよう多くの日本人が願っているとの見方を伝えた。」

 

自国では何も決められない・・・・、

 

と、世界からは見られている。

実際そうなのだろう。

 

情けない。

 

3年前に2週間違いで結婚式をあげた長男と次男から、続けて妊娠報告が入った。

何事も無ければ今年中に孫が二人誕生することになる。

 

先に報告してきた長男は、「コロナ禍で出生数が少ないだろうから超ラッキー!」等とお気楽なことを言っていたのだが、先月その従兄弟のところが出産し、続いて次男のところの妊娠発覚、板野友美を始めとした芸能人の妊娠・出産報告。

追い打ちをかけたのが、福祉用具を担当してくれている若手営業マン。彼自身が先月無事に赤ちゃんを授かり、その弟さんのところも11月に出産予定とのこと。

 

昨年こそ得体の知れない疫病を警戒して妊娠を控えたのかも知れないが、ステイホームで他にやることがなかったのか、どうも長男の期待は外れそうである。

 

たまたま周りだけにおめでたの話があるだけなのかも知れないが、もしこれが全国規模で続いていくとしたら、少子化に歯止めがかかって日本の将来は安泰かも知れない、と期待してしまう。

 

それはともかく、「手伝いに行くから」と言って次男の嫁を米国駐在中の次男のところに送り出した家内は、その言葉の責任も有って行く気満々で、一度行ったら少なくとも1ヶ月程度は帰ってこないだろうから、その間一人でどう過ごすかが喫緊の課題だ。

 

日本の将来のことなど考えている余裕は無いのである。

 

 

 

 

 

”慶応義塾大学の研究チームは20日、全身の筋肉が徐々に衰えるALS(筋萎縮性側索硬化症)について、iPS細胞を使った研究で見つけた治療薬候補を患者に投与する臨床試験(治験)で有効性を確認したと発表した。病気の進行を約7カ月遅らせる効果があった。”

 

 

他の神経難病でも開発が進んでくれることを願います。