スマートウォッチ購入に際して色々な機種のデータを集めたが、その中でも最強と思われるのが、まもなく発売になる「HUAWEI WATCH D2」だ。
何が凄いかというと、血圧を睡眠中もモニタリングできることと、心拍数だけで無く心電図が計測できること。
更に両方とも日本とEUの医療機器認証を取得している。
(アップルウォッチも心電図の医療機器認証は受けている)
これらの国々では光学系の血圧測定は認証されず、一般の血圧計のように腕自体を圧迫して計測するのが唯一の方法だった。
OMRONだけがベルトを膨らませて計測する形で認証を取っていたが、当時99,000円という高価格で売れたとは思えない。
それがその他諸々の機能を搭載して約半額にまでしたのが凄いところだ。
グループを作れば家族や医師ともリアルタイムで着用者の体調を共有出来る。
残念なのは、転倒検知・通報機能が無いことと、自動測定機能をオンにしていると約1日しか電池が保たないことだ。
それ故に(絶対的な価格も一因だが)私のスマートウォッチ候補には挙がらなかった。
このスマートウォッチを使用するのは重篤で寝たきりの人だけを想定しているのだろうか。
これで転倒検知・通報機能が付いていれば多少は動ける人の見守り役としては申し分ないのだが。
「自宅や職場、旅行先でも手軽に血圧を測定できる」を売りにするなら転倒検知・通報機能は必要だと思う。
その旨HUAWEIには伝えたが、どうなることやら。
今やデータを共有できるスマートウォッチは1,000円台からある(正確性は未知数だが)ので、それと2,000円台で売っている普通の血圧計を併用するのが一番安上がりだが、使用者や介助人が何もしなくても自動計測できるのがこの機種の強みだ。
一応光学式の非認定品を含めた血圧測定が出来ると謳っているいる製品も紹介しておく。