ネイティブ10歳児の英語 -2ページ目

TRY ①

try に駒を進めよう。


そもそもの意味は「物事の成否を試す」である。

そこから、「自らの行動を試す、努力する」という意味に転じた。

try には裁判にかけるという意味があるが、それは原義の「物事の成否を試す」から来ている。


語源を調べると、ふるいにかけるとある。

選び出すためにふるいにかける→試みる→試すを意味するようになったらしい。


try の代表的な意味は以下の通り


try to do の形で (…しようと) 努める, 努力する


try hard to get slim やせるよう懸命に努力する

Try not to make the same mistake. 同じ失敗はしないようにしなさい


~を試す , 試しに使う, 試しにやってみる try doing の形でうまくいくかどうか試してみる


try something new [different] 何か新しい[違う]ことをやってみる

try using honey instead of sugar 砂糖の代わりにはちみつを使ってみる


※ try to do to と try doing の使い方


try to do は 「~しようとする」という意味で実際にしたかどうかは不明


I tried to call her, but I couldn't find my cell phone. 彼女に電話をしようとしたが, 携帯電話が見つからなかった


try doing は「実際に~してみる」という意味


I tried calling her, but I got the answering machine. 彼女に電話をしてみたが, 留守番電話だった.

飲食物 を試食する, 試飲する

I'll try the pizza. レストランの注文で ピザにしてみよう


人を裁判にかける(通常は受け身を使う) 事件を審理する


He is going to be tried for theft. 彼は窃盗(せつとう)罪で裁判にかけられることになっています


最後に try の原義により近づくために attempt と比較してみよう

try: 「試みる」という意味では最も普通の語で, 成功を目ざしていろいろと努力してやってみること


I'll try to finish the work by next week. 来週までにその仕事を終えるようにやってみるつもりだ

attempt: try とほぼ同じ意味の格式ばった語. 努力よりもあることをやってみようとすることに重点が置かれ, しばしば失敗や未遂に終ったことを暗示する

They attempted to assassinate the President. 彼らは大統領を暗殺しようとした.








USE ①

今回は use をとり上げる。


基本の語義は人がある目的を達成させるために、言葉、お金や時間、権力、道具などを活用すること。

そこから転じて、頭を使う、状況や人を利己的に利用する、食糧や資金を消費する、消耗するという意味でも用いられるようになった。



〈道具など使う, 用いる; 利用する, 活用する

The baby cannot use a spoon yet. この赤ん坊はまだスプーンが使えない

That room can be used as a dining room. その部屋は食堂として使うことができる


頭・能力などを働かせる


Use your brains before you ask me. 私に尋ねる前に自分の頭をよく働かせなさい


〈食物など消費する, 使う, 消耗する


This air conditioner uses little electricity. この冷暖房装置はほとんど電力を消費しない


※「アリーは洋服に大金を使う」の場合は spend を使う

× Allie uses a lot of money on clothes.

○ Allie spends a lot of money on clothes.

use moneyは「お金をわいろとして使う」のように手段として使うという意味になる


〈人・機会など利用する


I only used him to make you jealous. 私はあなたにやきもちを焼かせるために彼を利用しただけよ


さて、ここで日本人がよく間違える borrow や rent、hire との違いにも触れておこう


borrow 無料で借りること

Can I borrow this book ? この本を借りてもいい?(無料が前提)


use 無料で借りる場合でも、トイレや固定電話など移動ができないものを借りる場合、短時間使わせてもらう場合には use を用いる


rent, hireはお金を出して(家やクルマ、乗り物など)を借りること










TO

基本動詞の旅はまだまだ続くが、今回から前置詞のスケルトンイメージについても解説したいと思う。

基本動詞は前置詞を伴って慣用的に使われることが多く、

基本動詞を使いこなすには、前置詞の語義の習得も避けては通れない。


一回目は to をとり上げたい。


to は「到達点や目的地へと進んで」というのがそもそもの意味。

到達点までに一定の経路を経て至る全体の動きを指し示す。その動きがあたかも目で追える感覚だ。

結果的にその到達点や目的地と向き合うというニュアンスが伴う。


I walked to the bus stop. 僕はバス停へ歩いていった 


この文例の場合、バス停まで到達したことを意味する


toward は「~へ向かって」と単に方向のみを示し、

for は行き先を示すのみ。到達したかどうかは明確ではない


この目的地まで到達するイメージが以下のような to の様々な使い方を生んでいる


She is close to tears. 彼女は今にも泣きそうだ (涙に今にも到達するイメージ)


invite him to dinner 夕食に彼を招待する (夕食に彼を到達させる→招く)


play all kinds of sports from table tennis to wrestling

卓球からレスリングに至るまであらゆるスポーツをする (レスリングにまで及ぶ、到達するイメージ)


Please talk to me about your future. 君の将来について私に話して下さい (私に到達するように話す)


have a seat next to him 彼の隣に座る (彼の隣りに到達するようにすわる)


a key to the door ドアのかぎ (ドアに到達する鍵、すなわちドアに付属する鍵)


I prefer tea to coffee. 私はコーヒーより紅茶が好きだ

(コーヒーに到達しコーヒーを指し示しながら、コーヒーよりも紅茶が好きだ)


dance to music 音楽に合わせて (音楽に到達する、あたかもピタッと合わせるように踊る)