TO
基本動詞の旅はまだまだ続くが、今回から前置詞のスケルトンイメージについても解説したいと思う。
基本動詞は前置詞を伴って慣用的に使われることが多く、
基本動詞を使いこなすには、前置詞の語義の習得も避けては通れない。
一回目は to をとり上げたい。
to は「到達点や目的地へと進んで」というのがそもそもの意味。
到達点までに一定の経路を経て至る全体の動きを指し示す。その動きがあたかも目で追える感覚だ。
結果的にその到達点や目的地と向き合うというニュアンスが伴う。
I walked to the bus stop. 僕はバス停へ歩いていった
この文例の場合、バス停まで到達したことを意味する
toward は「~へ向かって」と単に方向のみを示し、
for は行き先を示すのみ。到達したかどうかは明確ではない
この目的地まで到達するイメージが以下のような to の様々な使い方を生んでいる
She is close to tears. 彼女は今にも泣きそうだ (涙に今にも到達するイメージ)
invite him to dinner 夕食に彼を招待する (夕食に彼を到達させる→招く)
play all kinds of sports from table tennis to wrestling
卓球からレスリングに至るまであらゆるスポーツをする (レスリングにまで及ぶ、到達するイメージ)
Please talk to me about your future. 君の将来について私に話して下さい (私に到達するように話す)
have a seat next to him 彼の隣に座る (彼の隣りに到達するようにすわる)
a key to the door ドアのかぎ (ドアに到達する鍵、すなわちドアに付属する鍵)
I prefer tea to coffee. 私はコーヒーより紅茶が好きだ
(コーヒーに到達しコーヒーを指し示しながら、コーヒーよりも紅茶が好きだ)
dance to music 音楽に合わせて (音楽に到達する、あたかもピタッと合わせるように踊る)