冬色のオブジェ 小樽雪あかりの道3
第10回目を迎える「小樽雪あかりの路」。冬の北海道を代表する風物詩に成長してきましたが、こんな由来があったのです。
「小樽雪あかりの路」の名前の由来
あゝ 雪のあらしだ。
家々はその中に盲目になり 身を伏せて
埋もれてゐる。
この恐ろしい夜でも
そつと窓の雪を叩いて外を覗いてごらん。
あの吹雪が木々に唸つて 狂つて
一しきり去つた後を
気づかれない様に覗いてごらん。
雪明りだよ。
案外に明るくて
もう道なんか無くなつてゐるが
しづかな青い雪明りだよ。
(伊藤整『雪明りの路』より「雪夜」)
北海道の観光地としてすっかり有名になった小樽運河ですが、小樽運河の水面に浮かべられた「浮き球キャンドル」と、小樽の街の灯が薄氷のはった水面に写り、テーマとなるキーワード「地上のホシゾラ」を演出しています。
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冬色のオブジェ 小樽雪あかりの路2
2月8日から10日間にわたり開催された「小樽雪あかりの道」は今年で10回目を迎えます。道内外の観光客のみならず、今年は札幌雪まつりと日程的にも重なったため、外国からのお客さんも大幅に増加したとのことです。この「小樽雪あかりの道」も年々来場者が増えており、昨年は57万人が来場しており今年はさらに多くの来場者が期待されています。
「小樽雪あかりの道」の会場は、旧手宮線(旧国鉄)の廃線跡地を利用した長さ約1kmの通路と小樽運河がメインとなりますが、廃線の跡地という限られた空間が「雪あかりの路」にぴったりとフィットしており、札幌雪まつりの豪華さとは趣きが違い、しっとりとしたイベントの主旨が感じられます。
また、小樽運河では薄氷の張った水面に400個の「浮き球キャンドル」が浮かべられ、小樽の街の灯を映す水面は夜空の星屑のようにきらめいています。
小樽運河の水面に浮かべられた「浮き球キャンドル」と同じものを、水面ではなく新雪の棚に並べられています。
冬色のオブジェ 雪あかりの路
北国では珍しくもない雪、その雪とろうそくの炎のコラボで真冬の夜を幻想的に演出するイベント「題10回小樽雪あかりの路」(小樽雪あかりの路実行委員会)が、2月8日から17日までの10日間にわたり小樽市内の各所で開催されました。会場は小樽運河の水面に浮き球を浮かべた「浮き球キャンドル」や、小樽市街地を通る旧手宮線跡地でのろうそくの灯によって浮かび上がる「雪のオブジェ」群や、その他商店街と朝里川温泉などの31カ所が一斉にろうそくのぬくもりで満たされます。
これらの雪のオブジェの製作については、実行委員会を中心としたボランテアで構成され、開催10回目の今年は「地上のホシゾラ」をテーマに期間中15万本のろうそくが点灯されます。
スノーキャンドルイベントは、今では全国各地の降雪地帯で開催されていますが、「小樽雪あかりの道」「雪のオブジェ」は、積み上げた雪でオブジェを作成しろうそくを灯したり、雪に穴を掘ったり、雪玉を積み上げたり、そしてガラスのフード、紙を使ったフードなどと様々なオブジェが「雪あかりの路」を演出しています。先ずは雪の多さと積もった雪の雰囲気をお楽しみ下さい。
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