コミック作家の海外デビューを応援!PANDAコミック大賞 事務局ブログ -5ページ目

【PANDA編集部】◆インターン学生の受け入れ開始/中国のオタクはグッズの値段を家族に知らせる?

それでは、2012年度第37回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。


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◇TOPIC◇
◆未来の編集長候補!? 第2回インターン学生の受け入れ開始
◆中国のオタクは買ったグッズの値段を家族に知らせる!?

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◆未来の編集長候補!? 第2回インターン学生の受け入れ開始



出版・編集業界で仕事をしたい学生の希望者に向けて、
今年から弊社ではインターン制度を導入しています。


このインターン制度は現役の大学生を対象としたもので、
約2週間、編集部でアシスタントとして働きながら
業務を経験しつつ、社会人としてのスキルや知識を
身に着ける場を提供するものです。



今夏開催の第2回、弊社インターンセミナーも大勢の希望者が参加。
その狭い関門を潜り抜け、採用された有望な学生2名が、
10月から当編集部の期間限定アシスタントとして働き始めます。


後日、そのインターン学生の挨拶や近況は、
弊社のアメブロかメルマガでご報告させて頂く予定です。
皆さま、温かい目で見てあげてくださいませ。



ご参考までに、前回の弊社インターンシップセミナーの
模様を動画でアップしております。よろしければ、下記から
出版・編集業界を夢見る学生たちの初々しい姿をご覧ください。



■「インターンシップセミナーの模様」
http://www.youtube.com/watch?v=i9fEGStfXzA&feature=youtu.be



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◆中国のオタクは買ったグッズの値段を家族に知らせる!?



同人誌の即売会やグッズショップで、ついつい散財。
勢いで結構な金額を放出した経験がある人もいるかもしれません。


中国のオタクたちも日本と同じく、趣味に使うお金には
財布のヒモもユルみがちです。ただ、両者が微妙に違うのは
中国のオタクが「購入グッズの値段を正直に家族に教えるか」悩む点。


そもそも、買ったグッズの値段をいちいち家族に伝える事自体、
ない発想ですが、今回は「自分の買ったオタクグッズの
値段を家族にどう言っているか」について
中国のオタクたちの心情が書かれたサイトを紹介します。



中国のオタクたちの心情を抜粋して、まとめますと…


・値段が高めなグッズは後々面倒なので、実際より安く教えている。


・値段の判断基準は300~400元(約3800~5000円)
 くらいまでなら、そのまま。
 それ以上の値段なら安めの値段を教えるかも。


・あまりに安いと扱いが悪かったり(破壊)、よその子に
 あげてしまうリスクも。逆に「高い値段」「良好な状態を
 保っていれば数年後には価値が上がる」と言っておいたら、
 とても大切に保管される場合がある。


・学生の時は正直に値段を言うのには抵抗あり。
 ちゃんとした価格を言えるようになったのは、卒業して仕事を始めてから。


…など、個人差はあれど、家族に報告はするものの、
値段は実際よりも安めに伝える場合が多いようです。



実際、オタク系のグッズは単価・種類ともに高い買い物になることが多く、
家族に言うのをちょっと躊躇ったりしてしまうこともあるとのこと。


また中国の大学生の多くは、多人数の部屋に住む寮生活で、
コレクションを置くスペースには限りがあることから、
アイテムの一部を実家に送ることも多く、その際に
家族トラブルが起きてしまったりもするようです。


ちなみに自分は、買ったグッズの価格を家族に
伝えた事は1回もありません(笑)。



■「買ったオタクグッズの値段を家族に知らせるか悩む中国オタク」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0810&f=column_0810_018.shtml

【PANDA編集部】◆マンガ家の強い味方『QUMARION』/日本書籍の取扱禁止令の影響

それでは、2012年度第36回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。


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◇TOPIC◇
◆どんなポーズもできちゃう!! デジタルマンガ制作の強い味方『QUMARION』
◆反日デモが残す影響&日本書籍禁止令で中国人反発

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◆どんなポーズもできちゃう!! デジタルマンガ制作の強い味方『QUMARION』



マンガの作画時に必要な登場キャラクターのポーズ。
特にアクション系の動きのあるマンガは、
このポーズが作品の迫力を左右する場合もありますが、
複雑なポーズほど、時間と手間がかかります。


そんな作画を支援する便利な制作ソフトの情報をお届けします。



そのソフトは、セルシスから発売されたフィギュアの
ような人型入力デバイス『QUMARION(クーマリオン)』。


使い方も簡単で、パソコンとUSBケーブルで『QUMARION』を
接続し、付属のソフトウェアを使用するだけとのこと。


関節は人の動作を表現するために十分な可動域があり、
ポージングしたフィギュアの三次元情報を、リアルタイムに
パソコン画面に表示されたの3DCGのキャラクターモデルへ反映。
これにより、直感的なポーズ付けやモーション作成が可能できます。


さらに、画面内の3DCGのキャラクターモデルの見た目は萌え系の美少女。
彼女にいろんなポーズを取らせるだけで、楽しくなりそう(?)。



スグレモノな制作ソフトですが…ただ今お値段がアマゾン価格で約10万円。
値は張りますが、必要投資(娯楽)として検討してみるのもアリかも?
(同社のまわしものではございませんのであしからず)



■『QUMARION』製品情報(セルシス)
http://www.clip-studio.com/quma/



■『QUMARION』レビュー(週刊アスキー)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/094/94618/



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◆反日デモが残す影響&日本書籍禁止令で中国人反発



暴徒と化したデモによる、車やショーウインドウの破壊。
中国の反日デモに便乗したこれら光景は、各メディアでも伝えられて
いますが、その後デモのあった場所で、一人黙々とゴミを拾う少年が
現地のニュースで話題になってましたので、サイトを紹介します。


そもそも彼は何者(ボランティア?)なのか。
デモ隊に参加していた者なのか、一切明明かされてませんが、
街を行く他の人を尻目にゴミを拾う姿から、転売・使用目的ではなく、
ただ街をキレイにしたいという思いが、サイトの写真から伝わってきます。



また、彼に対してはコメントが寄せられているようでして…


・非常に感動した、彼こそ愛国心の塊だ
・若者は悪くはない
・素晴らしい
・このゴミを持ち帰って家で使うのかな貧乏な少年だ
・彼が勝者
・どうせ金もらってんだろ
・我々は彼から何を学ぶべきだろう
・誇り高き愛国心
・彼に感謝したい


…など、称賛の声も見られます。



党首交代の時期で、ピリピリした民衆のガス抜きの
意味合いもあるとはいえ、中国政府もようやく重い腰を上げ、
デモの規制を行うも時すでに遅く、ごく一部の人々が暴れた挙句、
そこに残された物は、主義や主張と言った物ではなく、
ボロボロになった自分たちの商店街とゴミ。


現地でも、そんなエスカレートしすぎた昨今の情勢は
理解されているようです。その例のひとつとして、
別のニュースも紹介します。



先日の話ですが、北京市の国営大型書店(王府井書店や新華書店)から
村上春樹氏ら日本人作家の書籍・作品が撤去される、
という情報は既に皆さんご存知かと思います。


この日本政府の尖閣諸島国有化への
対抗措置と見られる、出版社や国営書店に対する、
中国当局の日本書籍取り扱い禁止令に対し、中国人から
「愚かすぎる」「反日に名を借りた洗脳教育だ」と
反発の声も上がっているとのこと。


実際、日本人作家の作品は中国の若者を中心に人気が高く、
中国政府の意向を受けた日本書籍への「過剰」な締め付けに、
息苦しさを伴う不満が広がっているようです。



その不満は、ユーザーがツイートできる新浪微博という
サイトなどでも形となり、インターネット上での
禁止令への支持は少数派と見られます。
書き込みも…


「知識すらボイコットする気か」
「中国はまだこんな幼稚なレベルなのか」
「(日本の)マンガなしでは生きられない」


…といった批判的なものや、禁止令の見直しを求める声が多数を占め、
中には伝統や外国文化を敵視した文化大革命(1966~76年)を
引き合いに「昔は文革、今は文化普及制限。中国は特殊すぎる」
との嘆きも見られたようです。



日本への対抗措置は、もうしばらく続くかもしれない状況ですが、
デモで自分たちの街を破壊する者もいれば、先述の彼のように
片付ける者もいる。そして、中国当局の日本書籍取り扱い禁止令に
対し、不満の声も上がると言う事実は、個人的に勇気づけられました。



■「日本書籍禁止令で政府批判」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120926/chn12092608080002-n1.htm



■「反日デモの跡地でゴミを拾う少年」
http://www.yukawanet.com/archives/4294741.html

【PANDA編集部】◆第1回編集部インターン学生が無事卒業/日本と中国で大型「マンガ図書館」開設

それでは、2012年度第35回メールマガジンをお届けします。
よろしくお願いいたします。


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◇TOPIC◇
◆第1回編集部インターン学生2名が無事卒業
◆日本と中国で超ド級「マンガ図書館」開設へ

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◆第1回編集部インターン学生2名が無事卒業



出版・編集業界で仕事をしたい学生の希望者に向けた弊社のインターン制度。


このインターン制度は現役の大学生を対象としたもので、約半月、
実際に編集部でアシスタントとして働きながら業務を経験しつつ、
社会人としてのスキルや知識を身に着ける場を提供するものです。



第1回目となるこのインターンセミナーで採用された
大学生2名(Tくん、heathさん)は、当編集部の
期間限定アシスタントとして働き、先日無事卒業しました。


実際、出版・編集の業務を体感し、得た経験も多いと思いますし、
個人的には縁があれば、またこの業界で再会する事を楽しみにしてます。


そんな彼等の業務やコメントについては、下記アメブロを参照ください。



また、第1回目のインターンセミナーで採用された学生も、
10月から当編集部のアシスタントとして参加。今秋には
第3回目のインターンセミナーも予定されております。


次世代のフレッシュな人材に編集部一同、期待したいと思います。



■Tくん
http://ameblo.jp/panda-ebooks/entrylist.html


■heathさん
http://ameblo.jp/heath23/entrylist.html



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◆日本と中国で超ド級「マンガ図書館」開設へ



身近な娯楽としても、社会的資料としても価値のあるマンガ。
今回は、このマンガに関して日本と中国の両国で超ド級の
マンガ図書館が開設するニュースをお届けします。



まずは、日本のニュースから。
2012年10月5日から2013年1月27日まで、
明治大学の米沢嘉博記念図書館において、展示イベント
「内記稔夫 -日本初のマンガ図書館をつくった男-」が行われます。


この内記稔夫氏は、1978年に日本初となるマンガ図書館
「現代マンガ図書館」を設立した功績で知られ、
その18万冊もの蔵書は2009年、明治大学に寄贈されたようです。



そして、この明治大学がマンガ・アニメ・ゲーム等を収集・展示する
施設「東京国際マンガ図書館」(仮称)の開設計画を発表しています。

東京都千代田区の駿河台キャンパスに2014年度の開設を予定しており、
収蔵作品数は世界最大級の200万点におよぶとのこと。


この施設は大学付属の中学、高校の旧校舎を改修する予定であり、
閲覧室やシアターを設置。単行本や関連書籍、マンガの原画や
アニメのセル画、家庭用ゲーム機とソフト、
キャラクター商品などを幅広く収蔵。


こちらの施設は貴重なマンガ資料の保存機能を担い、
海外での評価も高い日本の現代文化の研究基盤づくりを
目指すとのこと。なお、一般利用も可能にするようです。
いまから完成が楽しみです。



一方、中国でも国内初&超ド級のマンガと
アニメーションの専門図書館が南京に開館します。


南京の金陵科技学院の発表によりますと、9月8日、
中国初のマンガ・アニメーションの専門図書館である
「南京漫画アニメーション図書館」が同校内に開館し、
オープンセレモニーが行われました。



この図書館は金陵科技学院の江寧キャンパス図書館の2階と
6階部分に設置され、総面積は約6000平方メートルに及びます。


館内はマンガ閲覧室、アニメーション視聴エリア、
アニメーションマルチメディアエリア、マンガ・アニメーション展示エリア、
マンガ・アニメーション保存室、マンガ・アニメーション企業資料庫
およびテーマカフェなどの特別エリアで構成されます。


所蔵資料は台湾のマンガ家かつ、無錫誠美堂動漫製作有限会社の
社長でもある潘志輝氏が無償で寄贈した17万冊のマンガ、
5万個の玩具(フィギュアなど)、300本のアニメーションを
中心とするほか、中国、香港、台湾、日本、韓国など
過去数十年の間に発行された漫画や4000名以上の
国際的に著名なマンガ家の作品も所蔵しているようです。



現在のところ、利用できるのは江蘇省内の大学に所属する
学生と一部の業界関係者に限定されているようですが、
将来的は一般利用者にも開放する予定とのことです。


館内施設の豊富さとその敷地総面積だけ見ても、
丸1日を費やしても堪能しきれないくらい
うらやましい充実ぶりだと思います。




■「内記稔夫-日本初のマンガ図書館をつくった男-」展
http://current.ndl.go.jp/node/21784


■「現代マンガ図書館」
https://sites.google.com/site/naikilib/


■「中国初の漫画・アニメーション専門図書館が南京に開館」
http://current.ndl.go.jp/node/21832