アフター・アース以来、久しぶりのシャマラン監督作品。
この人の作品は、たいてい本編より予告品が面白い(笑)
これもファウンド・フッテージ型だったけど、最近流行っているのかな??
驚いたのは、良くも悪くもこれまでの監督作品と( 撮影手法も含め )
毛並みが異なること。SFやオカルトではなくスリラーテイストな仕上がり。
ラストはいつもの通り、「実は○○だった」なことがわかるんだけど、
今までの作品のようなモヤモヤ感ではなく、ゾクッとするオチ。
オチが超常現象とかではなかったので、逆にフツーの作品になったとも言える…。
あと、ところどころ「笑い」を入れているところもシャマランらしくない。
(「ヤッツィー」とか女性歌手を歌詞にしたラップとか )
予告で強調されていた下記について、本編では3以外
特に重要視されていなかったなぁ…
1.楽しい時間を過ごすこと
2.好きなものは遠慮なく食べること
3.夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと
細田守監督作品4作目。スタジオ地図としては2作目。
劇場はかなり混んでおり、10~20代の年齢層が多かった。
主人公・九太と師匠であり父親代わりでもある熊徹とのお話。
『おおかみこどもの雨と雪』と同じく「家族」に焦点を当てているが、
前作が「母子」だったのに対して、本作では「父子」
九太&熊徹に対して、九太&実父、猪王山&一郎彦の関係が対比としてうまく扱われている。
一郎彦と二郎丸の九太に対しての接し方が、幼少期と青年期とで逆転しているのが面白い。
特に二郎丸は、かなりイイ奴な印象( というか単純な性格… )
舞台は渋天街と(ほぼ)渋谷。本作を渋谷で鑑賞したせいか、
駅に着くまで感慨に耽ってしまった。
それにしても、渋谷で人が数十メートルも吹っ飛ばされていたら相当な騒ぎになるはずだし、
あれはテロレベルの大事故なのに、「トレーラーの暴走」でみんな納得するのだろうか。
ラストは熊徹がああなってしまったので、収まるべきところに落ち着いたのかな。
次作は時かけやサマーウォーズみたいなSF×青春×恋愛ものを観てみたい。
日テレと東宝はゲド戦記がコケて( 時かけがヒットして )から、細田作品にすり寄ってきている印象。
本作の宣伝や制作規模を考えると、一昔前のジブリみたい。
声優陣に有名どころの芸能人を起用するところなんかは、まさにジブリ。
( まぁ、周りが実力者たちばかりなので、まだ許せるが )
今後はジブリから地図にシフトか?
通算5作目だけど、位置づけとしてはリブート作品。
前シリーズを知らなくてもそれなりに楽しめるが、予習はしていたほうが吉。
前シリーズからのオマージュが満載で、ニヤリとしてしまう場面が度々。
ファンとしては喜ばしい。
結局、T-800を送ったのが誰かは作中では明言されず。続編があれば、明かされそう。
そもそも、サラ・コナーが9歳( 1974~1975? )時にターミネーターが送られてきた時点で
歴史が変わっていそうなので、その後は全く異なる展開になるわなー。
シュワちゃんが老化しているのも、一応説明があった。それ必要な機能か??
イ・ビョンホン演じるT-1000も既に型落ち気味。
しっかりと対策が練られているので劇中序盤であっさり退場。
終盤、シュワちゃんとの別れ( 2のオマージュ )。
けど、あっさり復活。しかもT-1000の機能を取り入れバージョンアップ(笑)
配給会社からすれば続編を作りたいのだろうから、
ラストにあのシーンを入れたいのはわかるけど完全に蛇足。
その手前で留めておけばキレイなエンディングだったのに。
( エンディングロールで退席した人たちがいたけど、まぁそれはそれで良かったのかも )
大体、あんなに建物が壊れている状態で電力供給なんて無理だから
まだスカイネットが動いているなんて無理でしょ。
本作は4部作の3作目のはずでしたが、
4話で終わる終わる詐欺でした。
5部作(最終章 2015年秋公開予定)構成だそうです。
本作で回収しきれていない伏線など全部次作で回収できるのかなーと
思っていたら、最後に最終章の発表です。
まぁ、詰め込み過ぎるよりかはいいと思います。
2作目の前科もあるので、最終章の公開は2016年春を予想(笑)
で、今作の構成も2パートに分かれています。
前半はEU(アキト側)パート。前作のシリアス路線と打って変わって
コメディタッチで話が展開。
後半はユーロブリタニア側の内紛のお話。
アクションは少な目でしたが、ウスザクさんがガンバってます。
それにしても、ジュリウスのあっさり正体バレや四大騎士団の扱いが雑(笑)
予告を見る限り、次作はアクション主体で、かなり期待できそうです。