さてさて、時間がだいぶ経ちましたが後篇です。
前篇を観てしまったので、後篇も観なくては。
まぁ、期待通りの出来でした。
結末も良いところに落ち着いたのではないでしょうか。
主演の藤野涼子さんは今後の活躍を期待するとして、
印象に残ったのは柏木卓也役の望月歩くんですね。
役がドハマリだった松子ちゃんは別格です(笑)
上記のとおり見事第87回アカデミー賞の脚色賞を受賞した作品。
実話を基にした作品で、第2次世界大戦中、ドイツが用いていた暗号機
( エニグマ )の解読に尽力した数学者( 変人 )のお話。
現在(1951年)、過去(戦時中)、少年時代を交錯させながら、
アラン・チューリングの過去が暴かれれていく… という展開。
エニグマの暗号を解読してめでたしめでたしではなく、
( 解読自体は話の中盤で解決し )むしろ、そこからチューリングの
苦悩が描かれているのがいいですね。
観ている側からすると感情移入しにくいキャラですが
ラストの哀愁漂わせる場面はグッとくる。
デニストン役のチャールズ・ダンスを
「どこかで見たことがあるなー、見たことがあるなー」と
思っていたら、エイリアン3のクレメンス医師だったのね。
ヒュー役のマシュー・グードは男性から見てもカッコいい
ルックスしていますね。羨ましい。
暗号解読のヒントとなったヒューとジョーンの同僚との
やり取りはキザですね~。
クリント・イーストウッド監督。ブラッドリー・クーパー主演で、
クリス・カイルの回顧録を映画化した作品。
ブラッドリー・クーパーと言えば細身で紳士なイメージだったけど、
本作では米南部出身の無骨でマッチョな役柄。
リミットレスのときのイメージが全くない。相当役作りしていますね!!
回顧録だから仕方がないのかもしれないけれど、
派兵ごとに心身が壊れていく過程は、もう少し丁寧に描いてほしかったな。
ドリルで少年の脚をえぐるなど、残忍な描写もあったけど
現地で実際に起きたこととして深く考えさせられる。
最初はナショナリズムを前面に押し出したお涙ちょーだい映画化と
思ったいたけど、そうでもなかった。
ただし、エンディングはやっぱりそうでしたね。