イイコな女社長 ~半歩先の食探し~ -19ページ目

逃げの美学

私の父は元々銀行員で

とにかく引っ越しの多い家庭に育ちました。



静岡で生まれて、2歳で大阪に転勤。



その後5回の転勤の後

父が外資系の会社を経て

独立に至るまで

子供時代に8回引っ越しをしました。



もちろん自分の意志で

環境を変えたわけではありませんが

自然と環境に順応する力が

養われたように思います。





このことが良かったのか悪かったのか

大学も3か月で中退。



初めて自分の意志で環境を変えました。



某お嬢様大学に入学したのですが

周りの同級生たちの9割以上は

卒業したら有名企業に就職して

結婚相手を見つけて3年くらいで寿退社をして

幸せな専業主婦の人生を歩むという考えの

お嬢様ばかりでした。



どうしてもこの考え方について行けず

学校に通うことが苦痛になり

気がついたら学校に行かず

アルバイトをしていました。



そんな無駄な時間を過ごすのであれば

早く仕事をして自分の力で稼ぎたかったのです。





でも親にせめて短大だけは

卒業して欲しいと懇願され

それならば仕事に役立てることを勉強したいと思い

美大を受験しました。



無事卒業し、念願の会社に就職することができ

やっと自分の意志で仕事をすることができると

夢いっぱいで社会人デビューとなりました。



ところが、夢いっぱいで入社した会社は

半年で退職。



理由は理想と違ったから。



なんてわがままなんでしょう。





この退職を皮切りに

20代で9回も転職する結果となってしまいました。



この間に経験した仕事は

アクセサリーブランドの企画や

広告代理店

高額宝飾品の訪問販売

不動産屋の社長秘書

六本木のホステスさん相手のレンタルブティック

通信販売の商品企画など・・・・



何も筋が通ってない転職で

しかも美大で勉強したことは

ほとんど活かされていない仕事ばかり。





なぜ、9回も転職してしまったのか?



仕事は好きでした。



むしろ大好きでした。



だからどの会社でもそれなりに

一所懸命仕事していました。



だからこそ合わない仕事を続けていくのは

自分にも他人にも申し訳ないという想いが強く

惰性で合わない仕事をすることができなかったのです。



中には3日とか3か月で辞めた会社もあるので

そんな短期間で合うとか合わないとか

わかるのかって話ですが

その頃私を支えてくれた美学がありました。




その美学こそが

逃げの美学なのです。




普通は転職ばかりしていると

自己嫌悪に陥ったり

自分はダメ人間なのでは?

と落ち込んだりするものだと思うのですが

逃げることは決して罪悪ではないと考えていました。



なぜならリスクは逃げても逃げなくてもあるからです。



どのリスクを選ぶかは自分次第。



逃げることを続けることによって将来的に不利になるリスクと

合わないと思いながらも逃げずに耐えるリスクを選ぶとしたら

私にとって前者のリスクの方が合っていたと

ただそれだけのような気がします。





最近、悩みを相談されることがよくありますが

私はそんな時


「もし今何かに迷っているのだとしたら

右か左かを選ぶのではなく

前に進むのかそうじゃないのかということを基準に

選ぶことができれば自ずと答え出てくるよ。」


ってアドバイスしています。



私の「逃げの美学」は前に進むための

手段でもあったからです。





逃げ続けた転職ばかりの20代ではありますが

この時代に出逢った人たちや

一緒に仕事をした人たちが

実は今では財産になっています。



なので、この話をきいて決して

「嫌になったら辞めればいいんだ、とか

逃げればいいんだ」

と簡単に思わないでください。



私に中にはきちんとした「逃げの美学」があって

後にきちんと説明できないと

単なるダメ人間になってしまいます。



独立してからの16年間

数えきれない人と面接していますが、

正直転職回数が多ければ多いほど悪印象・・・


私が面接官だったら

履歴書を見ただけで

間違いなく私を採用しません。



それがリスクなんです。





先日のセミナーで「逃げの美学」について語ったあと

参加者のお一人がしみじみおっしゃいました。



「この話をもっともっと前にきいていたら

もっと早く離婚していたのに・・・」



日本人は

「石の上にも3年」とか

「継続は力なり」とか


すぐに諦めたり逃げたりせずに

我慢したり継続することが

美しいというイメージです。



もちろん大切なことです。



だからと言ってそれがすべてではないのです。



生きている時間は限られているのです。



今置かれている状況は

果たして自分が望んでいる姿なのか

親のためや会社のための偽りの姿なのか


前に進むための環境なのか

そうじゃないのか


冷静に考えてみてください。



場合によっては逃げることは

決して罪悪ではないのです。





存在欲

世の中には様々な「欲」があります。






金銭欲・性欲・食欲・


睡眠欲・名誉欲・物欲・・・・






その「欲」は生涯を通して


ずっと一緒でしょうか?










私はバブル時代を経験しているので


お金で価値をはかった時代がありました。






20代前半の頃です。






その当時は普通のOLだったので


給料がびっくりするくらい多かったわけでもなく


目の前に札束があったわけではなく


たくさんの現金を持ち歩いていたわけではありません。






でも、周りにはお金の匂いがプンプンしていました。






週末はタダでゴルフに連れて行ってくれる人がいたり


飲みに行けばピンクのドンペリが開いたり


終電を逃しても高級外車で送ってくれる人がいたり。






お遊びで不動産会社の社長秘書をやったこともありますが


お金さえあればすべては上手くいくということを


なんとなく実感していました。






だからお金のある人が大好きだったし


自分もお金持ちになりたいと思っていました。






きっと「金銭欲」のかたまりだったんでしょうね。










もっと若い頃


大好きな恋人がいた時は


いつもセックスのことばかり考えていて


それこそ寝る間も惜しんでセックスしていた時代もありました。






その頃は「性欲」のかたまりだったのでしょう。










ファッション関係の仕事をしていたときは


洋服やバッグやジュエリー等


自分を良く見せるための物ばかり買っていました。






まさに「物欲」のかたまり。










そんな時代が過ぎてしまうと


安心して寝ることができて


美味しいものが食べられれば幸せと思ったり・・・






究極はやっぱり「食欲」と「睡眠欲」に


行きつくんだよね~なんて悟ってしまった時代もありました。










人によっては名誉のためなら何でもする


「名誉欲」に支配されて生きている人もいるでしょう。










でもこれらの「欲」は


その時の状況・環境によって変わるのです。










では、絶対に変わらない欲とは・・・






それが存在欲なのです。






前に述べた様々な「欲」とは


大切なのはこれらの欲自体ではなく


存在欲を満たすためのものなのです。






どんなにお金があっても


どんなに有名でも


どんなに高級な車の乗っていても


この事実を知らしめる相手がいないと無意味だし


自分の存在を知らしめる存在欲に


優るものはないのです。






だからこそ、こんなにブログやフェイスブックやツイッターが


普及するのです。










先日のセミナーで参加者全員に


「あなたは一番どんな欲が強いと思いますか?」


という質問をしたところ


「食欲」がダントツ一位でした。






ブログやフェイスフックやツイッターでも


食べ物ネタはすごく多いし、反応も良いです。






もちろんこんなに美味しいものがあるよという


情報提供としてSNSを利用する人はたくさんいますが




その前にこんなに美味しいものを食べているという


自分の存在をアピールすることの方が


本来の目的なのです。






SNSは自分の存在感を満足させる


最も手っ取り早い方法であり




人間という生き物は自分が食べているものを


アピールすることによって


存在欲を満たすいかに単純であり


複雑でもある生き物なのです。










私はこの存在欲が


自分を動かす最大且つ最良の欲として捉え


飲食店経営を16年間続けてきました。






私にとって飲食店経営とは


自分の存在欲を満たす手段であり




私にとって飲食店とは


自分自身を表現する作品なのです。





美しくしなやかに生きる!

5月18日のことですが

クラ・モチベーション倉持淳子社長 主催で

セミナーを開催させていただきました。




イイコな女社長 ~半歩先の食探し~



自分力最大化セミナー

http://www.kurajun.co.jp/lp/jibunsaidai/20130518/



タイトルは


「美しくしなやかに生きる!

女性起業家成功法則」



イイコな女社長 ~半歩先の食探し~





このセミナーのお話を倉持社長からいただいた時

実は最初はあまり気が進みませんでした。



なぜなら人前で話すことが苦手だからです。



私の考えは苦手を無理に克服するよりも

それぞれの得意分野を活かせばいいという考えなので


今までセミナーのお話しをいただいても

特別なケースを除いてはお断りしていました。



ところが、今回このご依頼を受けようと思ったのは


倉持社長は以前ぐるなびで営業をされていて

飲食店を継続させることの大変さを理解してくれていたこと


話すことを仕事としていない人に依頼をされているということ


そして何よりも私と同じで

感覚をとても大事にしている人だと思ったからです。





実はこのお話をいただく前

倉持社長と私は二度しかお会いしたことがありません。



しかも何人かいるうちの一人というかんじで

二人で話したのはほんの数分です。



でもなんとなく彼女とだったら

良いものが一緒に作れるような気がしました。






このセミナーのために

倉持社長と5回程会って

何十時間も打ち合わせさせていただいたのですが


お会いするたびに

自分でも気づいていない自分の可能性を引き出してくれて


最初は気が進まなかったのに

どんどん伝えたいことが溢れ出てきました。




そしてその次に

私が何を伝えたいかということは

あまり重要ではなくて


セミナーに参加される方が

何をききたいかということに重点をおいて

話さなくてはならないということに気づきました。




そしてまさに

これが経営者であるべき姿だということを

認識することができました。



最初は気の進まなかったセミナーだったのですが

結果的に私自身が一番勉強させていただいたのです。



倉持社長には本当に心より感謝します。



イイコな女社長 ~半歩先の食探し~




そしてセミナーに参加された方から


「悩んでいたことがスッキリした」

とか


「目からウロコだった」

とか


「独立する決心がついた」

とか


嬉しい感想をいただき

やっぱりやってヨカッタ!って思いました。



何よりもセミナー後の懇親会で

参加者の方々が皆さん

とっても生き生きした表情だったのが

とても印象的でした。



参加いただいた皆様

本当にありがとうございました。



イイコな女社長 ~半歩先の食探し~





私はもうすぐ50歳になります。



30歳のときに独立しようと決心して

33歳で独立しました。



40歳のときに現場主義から卒業して

経営者に徹しようと決心しました。



50歳になろうとしている今

心の中に決心していることがあります。



そのためには

伝えなければいけないことがあると

気づきました。



そんな想いを少しずつですが

このブログで発信していきたいと

思っております。





★写真は倉持社長とのご縁を作ってくれた

みさきのゑちゃん からのブログから引用させていただきました。


セミナーの様子もブログに書いていただいています。

http://ameblo.jp/misakinoe/entry-11534167427.html


みさきのゑちゃん、いつもありがとうございます。