問題ができないと泣く子はどうする? | e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

e-子育て.comのスタッフブログ~子育て、教育のヒントをお届け~

10歳までの子育て応援サイトe-子育て.comが子育てや教育のヒントをお届け!
長年小学生に学習指導した経験を皆さんにお伝えしたくて、小学生の勉強の悩みや家庭学習、集中力・やる気スイッチの入れ方等書いています。
ブログの内容を実践して子ども2人が東大卒業しました。

孫羊が小学2年1学期の中間テストを迎えました。

 

通っている学校では、小学校なのに定期テストがあります。

 

テスト前日は、習い事がなく自宅で面倒を見ていたので、母羊からたのまれた国語の漢字学習を見てやりました。

漢字

1年生で学習する全漢字(以前と変わっていなければ80字)の読み書きです。

 

学校の副教材では、50問X3を読みと書きそれぞれで、全300問です。

 

ちゃっちゃとやらないと時間がかかってしまうので、わからないものはどんどん飛ばしてやるように指示。

 

でも、実際につまずくと先に進みたくないと泣きべそ。

 

順番通りやって、できないものを残して進みたくないこだわりのある性格です。

 

順番通りやらないと気がすまないというのは、低学年にありがちなので、孫羊だけではないと思います。

 

そこで、「これはテストじゃなくて、覚えているものと忘れたものを区別するためにやるんだよ。一々止まっていたら全部が終わらないよ」と諭しました。

 

すぐには納得せず泣き止みませんでしたが、泣いている間に無理にやらせても、頭が働かず効率がわるいので、落ち着くまでまちました。

 

「できなかったのは、後でそれだけまとめてやり直す」ことを納得して進み出しました。

 

 

 

ところが、途中で一旦書いた字が間違いだと気づいて、消しゴムで消そうとしたので、「これは練習だから消さなくていいよ」と言うと、「消したい~!」とまたべそをかく。

 

こだわりが強いもので。

 

「消しゴムで消している間に、下に書き直した方が早く進むでしょう」と時間の節約になることを説明します。

 

気を取り直して再び進み、最後までやれました。

 

小学生ってこうだったよなと、寺子屋を思い出しました。

 

 

 

それにしても、書き順がひどいのに気づきました。

 

学校では、トメハネもあまりうるさくなく、書き順の問題も出ません。

 

字が書けて読めることが本質だからという方針です。

 

とは言うものの、左から上からの原則は守ってほしいので、あまりにひどい書き順の字は、空中書きで直しました。

 

 

 

学校で使っている問題集はよく出来ていて、同じ文字でも音読みと訓読み、さらに熟語になったときに読み方が変る字も出題されるので、例外にもなれることができます。

 

小学生が間違いやすい、「草花(くさばな)」「青空(あおぞら)」「空(あ)きカン」など。

 

これなら漢字検定や中学受験にも対応できそうです。(羊)