逆説の日本史 1~13 井沢元彦
憲法9条遵守・小さな政府・民主主義を基本理念とする私のような人間には読んでいて吐き気を催すというか、焚書にしたくなる(民主主義を標榜する人間のいう台詞か!?)ような記述がてんこ盛りの、こちこち軍国主義者井沢元彦の書く日本通史です。
政治的思想を抜きにすれば筆力・見識ともに優れた著作です。これを読む前に司馬遼太郎をしっかり読み込み、本田勝一も軽く読んでから(読んだら読んだでこちらに毒されても困りますが)読まないと毒される危険性がありますのでご注意。
間違ってもゴー宣とか読んでから井沢元彦を読んではいけません。中高の図書館には置きたくない一冊です。とりあえず司馬遼太郎と高校の教科書くらいは読んだ人間が読むべき本でしょう。なにせ「逆説」の日本史ですから、通説を読んでない人が読んではいけません。
イラクは食べる 酒井啓子
アジ研の中東研究者酒井先生のイラクレポート。新書を読むといつも思いますが、一般読者に受け入られようと色々取っ付きやすいテーマを混ぜざるを得ないところが痛々しいです。
どーでもいいですが2008年6月14日にサウジアラビア大使館で献血をするとカブサを食べられたのですが、地方在住&英国滞在歴があった私はカブサを相伴にあずかれませんでした。
英国に一日でも滞在したことがある人間は狂牛病の恐れありと厚生労働省にレッテルを貼られているので、私も多くのサウジアラビア留学生と同様献血ができません。元々献血は大好きだったので、非常に哀しい想いをしています。農林水産省の圧力に屈した厚生労働省と日本赤十字に祟りアレ!
晴子情歌 高村薫
重厚かつ陰鬱な北の大地を描いた「リア王」へと続く大河ドラマ。蟹工船は読んだことありませんが、なんとなく想起してしまいます。青森が舞台になるとなんでみんな暗い話しになるんでしょう?
青森を舞台にした明るいハッピーエンドの(面白い)小説・映画などがありましたら誰か教えてください。落語ブームを巻き起こした「タイガー&ドラゴン」でも青森は暗い土地として描かれていましたし。
にしても、息子に送るにはあまりにもディープで重い内容の書簡集です。こんなものを送られて読まされたら、息子としてはいったいどうすればいいのでしょうか?やはり仏門に入るか、漁船に乗り込むしかないよな・・・。