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六番目の小夜子 恩田陸

恩田陸のデビュー作。恩田陸完読記念のため最後の最後に取っておきました。著者が学園モノを書いたら色がつきそうで嫌だったので「真夜中のピクニック」はずっと暖め続けていた理由がよく分かりました。「真夜中のピクニック」と同じシリーズと言ってもいいくらい、爽やかで(M1世代が読むと)胸が苦しくなるような学園モノです。森見登美彦と違って夢の中にしかない苦しさですが。森見登美彦は私にとってはリアルです。



誘拐症候群 貫井徳朗

「症候群」シリーズの第二作?シリーズものを途中から読み出してしまうのは私のいつもの悪い癖。

しっかり調べてから読み出せばいいのに、図書館で本があるとついつい借りてしまう・・・。

誘拐の主犯の設定に比して、やっている犯罪がせこすぎるという気がするのは私だけ?

なんでこういうキャラが誘拐に走るのかの説得力が不足気味。どちらかというと経済事犯に走りそうな類型です。

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

これも映像化されるみたいですが、これもまた後味の悪い作品。「ここでコイツを殺すか?」とか「この展開は酷くないか?」とか多数の突っ込みを作者に入れながら読みました。不条理な小説です。テーマ曲がボブ・ディランなのもむべなるかな。

幸せな気分になりたい人や助けが欲しい人は読んではいけません。もちろん何らかの教訓や結論を導きたい人も。この小説にあるのは落ち着かなさと、違法駐輪の自転車を蹴飛ばしたくなるようなやり場が無く、意味のない正義感だけです。