暴走する資本主義 ロバート・ライシュ
クリントン政権で労働長官をやっていた著者の「だってしょうがねぇじゃん、俺が悪いんじゃないんだよ」感満載の、資本主義が何故民主主義の制約を超えていってしまったのか、そして何故手がつけられなくなってしまったかについての分析。
本人は市井の一市民のような顔をして文章を綴っていますが、もうちっと政権時代のことについて語るべきことあるだろうよ、労働長官として!とか思ってしまったりもしますが、他国の閣僚に文句を言うのもおこがましいので控えておきましょう。
議論としては大筋は何回も聞いた論の繰り返しですが、文も構成もよく読みやすいです。
「会社の法人格を認めず、人格は人間にしか認めないべきだ!」なんて訳者後書きにもありましたが、擬人化好きの日本人にはどうにもこうにも中々思いつかない議論もあり参考になりました。
本人は市井の一市民のような顔をして文章を綴っていますが、もうちっと政権時代のことについて語るべきことあるだろうよ、労働長官として!とか思ってしまったりもしますが、他国の閣僚に文句を言うのもおこがましいので控えておきましょう。
議論としては大筋は何回も聞いた論の繰り返しですが、文も構成もよく読みやすいです。
「会社の法人格を認めず、人格は人間にしか認めないべきだ!」なんて訳者後書きにもありましたが、擬人化好きの日本人にはどうにもこうにも中々思いつかない議論もあり参考になりました。
世界金融危機はなぜ起こったか―サブプライム問題から金融資本主義の崩壊へ 小林 正宏 ,
サブプライム問題に端を発した今回の金融危機について、系統的かつデータの裏づけを示しながら論じた非常な良書。米国の住宅ローンは実質的にはノンリコースだけど、契約的にはノンリコースローンではないというのはこの本を読んで初めて知りました。「米国はノンリコースローンだから云々・・・」と日本の住宅ローンの問題をあげつらったり、投資銀行のビジネスモデルの話に拘泥して住宅ローン問題のファニーメイを通り過ぎる他書とは一線を画した良書です。
カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー
評判の新訳をようやく読みました。新潮社版は学生時代に2巻の途中で挫折していたので10年ぶりのリベンジで、ようやく成功です。ハルキストを名乗っているくせに、カラ兄を読んでいなかったというのはどうにも忸怩たる想いを抱えていたのでホッとしました。個人的には大審問官の章がたまらなく好きでした。
内容についてはもう一回繰り返し読まないとなんとも・・・。色々な要素がありすぎるし、古典は研究成果が多すぎて感想は書きにくいですよね(笑)
村上春樹堂で配役コンテストがありましたが、アリョーシャ:ヒュー・グラント、スメルジャコフ:ニコラス・
ケイジ、ミーチャ:江守徹(orウイル・スミス)、イワン:ケビン・スペイシー、父親:ショーン・コネリーなんてどうでしょう?年齢が合わないですが、舞台なら・・・。