hassanのブログ
 
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失敗の本質 野中郁次郎・他

日本軍の組織的な失敗の本質をえぐり出した「失敗学」の名著。 この本は6名の共著ですが、各々専門が違うとは思えないほど、構成・バランス・問題意識の共有のどれもうまくいっています。
軍事マニアの方には色々とご異論もおありでしょうが、この本はあくまで「失敗の原因」を解明する目的に書かれた本であって、「敗因」分析の書ではないということを心得ておく必要はあります。
しかし、この本を読んでいると自分の会社も日本陸軍・海軍と大差が無いというか、本書の研究目的の日本企業の組織的問題を炙り出すという点が見事に自分の環境にも当てはまってしまうのが恐ろしいところ・・・。

でも。野中先生の著書は他にも数冊読んだことがありますが、面白いと思ったのはこの一冊だけ。この本の遺産で食っている様に思えるのは私だけでしょうか?

天地人 火坂 雅志

今年の大河ドラマ直江兼続を描いた時代小説。図書館の「今日返却された本」の棚にあったので借りてみましたが、なかなか面白かったです。
この著者の小説ははじめて読みましたが、脇役も途中で放り投げることなく描いているのは好感は持てます。しかし、作者は著書に彩を添えているつもりなのですしょうが、いかんせん色恋を書くのは下手すぎて、放り投げて女性関係の部分を削除して完全な男一徹の戦国ものにしたほうがよっぽど面白い小説になったとは思います。
まぁ、骨太で面白い小説を読みたい人は藤沢周平の「密謀」を読めばいいのでしょう。
これは本格よりの歴史ライトノベルエンターテイメントとして捉えれば秀逸な作品です。元々大河ドラマの原作狙ってたのかもしれませんな。
NHK大河ドラマでは愛を「愛」として、愛染明王の愛にしていなかったのが疑問でしたが、元々原作者が仁愛の愛として書いていたんですね。大河ドラマは1回しか見ていませんが、仁愛の愛ではなくLOVEの「愛」として描いているような感じではありましたが・・・。


文明崩壊 ジャレド・ダイアモンド

イースター島、マヤ、北米アナサジ、ノルウェー領グリーンランド などの古代文明が何故滅びたか、またルワンダ、ハイチ、そしてオーストラリアといった現代文明が何故「こうなってしまったか?」について考察し、それぞれの文明崩壊のメカニズムを解き明かした必読の書。

文中には一行もそんなことは書いていませんが、著者がこの本で一番主張したいことは実は「牛肉を食べるのはやめようじゃないか!」ということじゃないかと思います。
そんなことを書くと米国じゃ売れなくなるし白眼視されるので、遠まわし遠まわしに書いているけど牛肉消費が与える環境負荷の重さを本書中で繰り返し繰り返し語っています。
日本も狂牛病騒ぎのときに牛肉を食べるのをやめてしまえば、京都議定書達成どころの騒ぎではない環境貢献が出来たかと思うと残念でなりません。
世界同時不況で過去の話となりましたがバイオ燃料でトウモロコシが足りないとか喚いていましたが、牛肉を食べるのやめれば穀物なんてあっという間に余るようになります。
牛肉・豚肉・鶏肉をそれぞれ1kg得るのに、それぞれ8kg/4kg/2kgの穀物が必要になる訳ですから、人類はいずれ牛肉を食べるのをやめなきゃいけなくなるでしょう。
日本人は鶏肉くらいしか元々食べていなかったわけですし、環境貢献のために牛肉をやめて、代わりに鯨を好き放題とらさせてもらうとというのがいいと思います。
グリーンピースに「牛肉を食べる環境破壊者どもの言うことなど聞く耳持たぬは!」と言い放ちたいですね♪

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