天地人 火坂 雅志 | hassanのブログ

天地人 火坂 雅志

今年の大河ドラマ直江兼続を描いた時代小説。図書館の「今日返却された本」の棚にあったので借りてみましたが、なかなか面白かったです。
この著者の小説ははじめて読みましたが、脇役も途中で放り投げることなく描いているのは好感は持てます。しかし、作者は著書に彩を添えているつもりなのですしょうが、いかんせん色恋を書くのは下手すぎて、放り投げて女性関係の部分を削除して完全な男一徹の戦国ものにしたほうがよっぽど面白い小説になったとは思います。
まぁ、骨太で面白い小説を読みたい人は藤沢周平の「密謀」を読めばいいのでしょう。
これは本格よりの歴史ライトノベルエンターテイメントとして捉えれば秀逸な作品です。元々大河ドラマの原作狙ってたのかもしれませんな。
NHK大河ドラマでは愛を「愛」として、愛染明王の愛にしていなかったのが疑問でしたが、元々原作者が仁愛の愛として書いていたんですね。大河ドラマは1回しか見ていませんが、仁愛の愛ではなくLOVEの「愛」として描いているような感じではありましたが・・・。