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終わらない時間はないのです

願わくは、それは始まりの時間でもありますように
そしてそれを決めるのは自分自身でありますように

昨日観てきたもの、大人の麦茶「サバンナチャンス」

例のごとく例によって、壮絶にネタバレです
これからご覧になる方ご注意ください

さて

お目当てはもちろん郷本さんと林修司さんです
これもうめっちゃ良い男でございましたよ
なんていうか、空気感が違う

この男の彼女だったら幸せだろうなぁ
この男に「好きだった」と言わせる女になりたいものだ

「役」としてきっちりそう思わせてくださいました
決して顔の美醜だけではないのよ、そこんとこよろしく
…ポイント的には高いけど

郷本さんの撫でる手のなんと暖かいこと
んでもって林さんの寄せる思いのなんともあまずっぱいこと

確実に「前回観た役」とは違う
だけれども、どの舞台でも「いい男」を作り出せる2人です

なのでね

これに絡むとなると女達には覚悟が必要だと思うわけですよ

特に

「自分が辛いから、他人の大事にしている時間を無神経に壊してしまう女」とか
「愛されるのが当然で、この時間がずっと続くと思いこんでるけど、その努力は男任せの女」とかを演じるには

ええ、ある意味

「舞台はイマイチだったけど、あなたの役にはきゅぅぅぅぅぅぅんときた」
と作品を壊してでも女子評を一気に集めるくらいの覚悟が必要
演出が男性の場合
そこんとこ役者が自力でかもしだすしかない場合も多いのだけれど

そこがイマイチだったので
右の部屋でのサバンナチャンスが終わった時
そして、その女が何の悪びれもなく軽~く「帰りまーーす」って言った時
いらっとする

面来くんはあの時間をとてもとても大事にしていたのに
役者としてのチャンスを逃してもいいほど甘美な時間だったのに
泣けちゃうくらいのとっても小さな、そしてせつない幸せだったのにね

なので新しい道を歩き出した彼に幸多かれと祈らずにはいられません
面来くんには良いことだったのかもしれないけどね
きっと自分からは抜け出せなかったと思うから(しみじみ)

ただ…イサミくんはあなたがそこまで義理立てする程の男だったのか
その前になぜアカネちゃんなんだと、そこんところが今ひとつ謎ですが(ばっさり)

郷本さんはなんとも優しい時間が流れておりました
んで、あの段上でのいっちゃらいっちゃらいっちゃらいっちゃらはもお
彼の横で猫になりたい…と思ったとか思わなかったとか

バイト先をお友達に譲るために旅に出ちゃうお人よしさも
みかんがうまかったって居ついちゃうふんわり感も
「毎日会わんといかんくなった」その優しい自然感も
なんともまっすぐで豪放で
この人と一緒にいられれば、のんびり楽しく無理せずに
おじいちゃん・おばあちゃんになってもきっとらぶらぶ
実にステキでした

ただ

「手当て」と「お手当て」は微妙に意味が違ってくると思うので気をつけましょう (^^ゞ


あと素敵だった番場役の久保木さん
「ごめんね」って言いながら一番冷静で素敵でした
女の子がパソコンに向かって振り上げた手をつかむシーン好きでした

大人組の内木、花陰コンビも好きかな

主役の真船くんは「タイムレンジャー」のドモンくんでした
…すみません、家に帰ってチラシを見て…も気がつかず
出演履歴に書いてあるのを読んでわかりました
…どっかで見たことあるわぁ、この人…とか本当にすみません

女性陣の中で唯一好きだったのは尾上綾華さん
体育界系の美人で素敵でしたよ


さてこのお芝居、焦点をしぼったらもう少しすっきりすると思います
どこに焦点を当てていくのか
今回主役(だろうと思われるカップル)にあまり焦点が当たっていなかった気がして
全体的に力のあるものが勝ち、的に郷本・林両氏の演じる役の幸せを祈って終了

そうそう、この日はアクシデントもあったんです

始まって10分間くらいした所で微妙な間が
うぉっ、これ以上は…おや?
…下手から「明かりつけて、いや、もっと明るく!」とか声が入る
斬新な演出だなぁ…じらしプレイか?と思っていると
演出家さんが出て来て
「機材のトラブルで…完璧なものを見ていただきたいので30分間時間を下さい」

ショーマストゴーオン神話が初めて崩れた瞬間でした
結局は45分押しで再スタート
…やはり遠征はバスだな


さてさて

当てたいと願うサバンナチャンス
当てたら終わるサバンナチャンス

終わらせたいのか、終わらせたくないのか

子供の時間は続かない


■追記

やはりあの2人の女性に関しては
もっとステレオタイプにするべきだったのではないかと思います

「門限付きのお嬢さん」「嫁にしたいタイプ」と
「ぶっ飛んでるけどコケティッシュ」「1度はお世話になりたいタイプ」

観ている女の子が「どっちかになりたい」「間逆」なタイプ

今回どっか「下品」で、ああ、男性が演出家なんだな…と思ったり

自分が役者さんだったら決して演じたくはないと思うので
女優さんって大変だなって思うけど
そう思わせたらダメなんだと思います、きっと


■追記

事故がおこった時イサミくんが言ったこと
「言ったらアカネが壊れる」

「私が送って」って言ったからイサミが事故をおこしたんじゃないか
そう思って、気にして気にしてあいつは壊れる…って意味だと思います

まあアカネちゃんを演じた方は「心が弱くて」壊れるって感じじゃなくて
どっちかって言うと精神的に依存心が高くて病んでる所があるから壊れるってイメージでしたけれども(←ひどい)

なんとかできる技量のない男性の思いやりは
時として倍額で女性を傷つけますよね(←ばっさり)

「誠意」だけでアカネちゃんのお父様が折れてくれることを祈ります

三越様

配送に佐川急便なんて使わないでくださいよ
うちにまともに届いた事がないんですから
日にちを指定しても1日いられる日じゃないと使えないんだよなぁ、あそこ
本日入用の物だったのに再配達は18時締め切りだなんて
コールセンターの態度もすごく悪いし…

用意したものが全部ぱーっす
ショックがでかいなぁ

ヤマトにしてよーーー!!!


■追記(佐川急便狂想曲)

昨夜は準備してたものが全部ぱーになったので
がっくりして勢いのまま書いちゃいましたが
それにはそれの理由があるんです

実は佐川さんとは同じ所からの発送で、過去に問題があってたんですね

前回の顛末をお話しすると
やはり今回と同じように「不在票」が入ってました
その時は電話の自動受付けで「31日午前中」を指定しました
佐川さんのアナウンスでは「8時~12時のお届け」とあったので
8時には当然起きて待ってます
ところが来ない…とりあえず12時15分に佐川急便さんに電話をしてみました

「今日午前中お届けになってますね
お客様、本日は何時までお待ちになれます?」

…出かけたいんです、至急で!!!

「ドライバーからお届け時間を電話させますね」


…待ったんですよ、とりあえず13時5分まで
でも連絡がなかったので、再度こちらから電話をかけてみると

「ドライバーに至急連絡させますので」

かかってきたのは3度目の電話をしようと思った13時50分

どーみても携帯番号じゃないよなぁ
これ営業所ちゃう?

「ドライバーが荷物を積み忘れまして、お届けは19時以降に」

…ぷちっ…

私が電話をかけるまで気がついてなくて
荷物は現在まだそちらにあるわけで
何かのついでに届けると?

「いえ、そういうわけでは
ただ何分、本日非常に忙しくて…いや、当方の事情なんですが…」

そうですね
私、出かけたいんですけど
最速、何時に届けられます?

「あ、それでしたらお帰りのお時間にお届けします」


…たぶん本日「SHIROH」がやってたら
間違いなく急遽、観に行くことにしたと思います
んで、午前0時に届けてちょ…とか言ったよ、きっと

この時点で意地になってた気がします、私 (←意外に短気)

受けとってから出かけたいんですけど
最速で何時に届けていただけます?

「夕方5時までにはなんとか」

…今、2時ですけど、そーですか、ふーん

私だったら電車ででも届けてやるのにっ!!

ちゅーことで、その方にはその場で終わられちゃいそうだったので
HPのご意見コーナーにメール送っておきました

で、その後、そのお約束の5時も過ぎまして


「ドライバーに連絡取ったら花見で渋滞してて動かないって言うんです」
そう言って笑うんですよ
ありえないんですけど…

結局荷物が届いたのは夕方の6時
その日の予定は全部ぱーです

メールに対して電話もきました
今回電話の自動受付で31日午前中を指定したんですが
振り分ける方が4/1午前とタグを貼り間違えたんだそうです
これが午前中着かなかった原因

で、私の荷物を持って「当番ドライバーさん」って方が出発したそうですが
その時点で「絶対5時までに」って指示がなかったらしい
「なるべく早く」という指示だけだったので
渋滞にはまってもうちへの連絡はしなかったらしい

どちらも人為的ミスですよね

遅れる事はあります
それは100歩譲って仕方ないとしよう
だけどそれに対してどう動くかが大切なんだと思います

向うから適宜連絡がきてれば、ここまで腹立てたりしませんでしたし
電話口で誠意があれば切れたりしなかった
意外と電話って気持ちがばれるものですよね

今回でもコールセンターの女性も
「本日は届けられません」って電話してきた男性も
あからさまに不機嫌でしたもの

個人的に使う事はまずないんですけどね
佐川急便

マーク変える前にサービスを考え直しましょう


てか、三越様
お願いだから配送をヤマトに変えて!!
それとも1日お家にいられる方が対象のデパートなんすかねぇ、くすん


■追記

ビバ・三越

その後三越さんに「要望」としてメールしてみました
ヤマト使ってくれねーか?
もしくは注文時に時間指定させてくれないだろうか?
…え?これクレームですか、すみません

いや…やはり…佐川さんに「クレーム」メールした時とは
対応も迅速さも段違いでした

結局注文したものは2日後…つまり1日在宅できる日にですね
(↑どこまでも信用していない)
きっちり指定した「午前中」にやってきました(←普通?)
佐川さんの地区担当の方がお名刺持って配達してくれました
「三越さんからもご注意がありまして」

その後三越さんから違う荷物届いたのですが
「ヤマト」で届きました、マジびっくりです
ヤマトだと不在の時メールが入りますので、きっちりその日に受け取れました

先日TVでクレーム対応のプロの方を見たのですが
「普通」じゃダメなんだそうです
「怒ってる相手が驚くくらいのことしないと」だそう

うん、コールセンターにいた経験もあるものでクレーム対応も相当数やらされていますが
お詫びとして「物」をくれって言ってるわけではないんですよね
「迅速」に「誠意を持って」対応する気があるのかないのか、です
だってみんな暇じゃないのにメールなり電話なりするわけですから

今回の対応は「さすが三越」でございました
ちょっと惚れ直し(←単純)
消費者心理なんてこんなものですよ (^^ゞ

初めに人ありき

…な女なのでございます
金輪際四季のシステムと相容れることはないだろうなぁ
これからは一切先行は取りません
だって本日観る前にテンション7割方落ちてましたもの
雨だったらすっとばかしていたかも…ですが、残り3割をかき集め感想をば

先日観てきたもの
劇団四季の「ウエストサイド物語」

さて、観始めて思い出したこと
そうでした、私この作品得意ではありませんでした
「ラ・マンチャの男」と同じ理由です

用心深く、でも普通にがんばって生きている女が
ほんの少し人の誠意を信じた途端
男達に踏みにじられるって展開はどうにもこうにも受け付けません
本当におバカな男達が集まるとどうしてあんな…ねぇ

ちなみに上記の女性は決してマリーアではありません
アニタです

んで、まあ原案ロミジュリでも感じるからしょうがない事なのですけれど
輪をかけて主役カップルがバカップルでした

自らの意思で人を殺した男が罪のつぐないもせずに、どうして
「2人で逃げて、そこでかわいい子供を作って…」などと語ることができるのか?
な~にが「わかってくれなくちゃいけないよ」だよ、ぷんすかぷん

「あの人だけが欲しいの、あなたならわかるはず、だから協力して」と
どうして逃げる算段をその人に頼めるのか?
目の前の女性は数時間前にあなたの恋人に愛する人を殺された女だというのに

途中からか~な~りムカついてました

トニーの顔が平野くんじさんに見えていて
いやー、くんじさん悲劇っすかぁ?とか思い
どっかで「なーんちゃってハッピーエンド」がやってこないかと…(←ないない)
舞台で言うと、前々回が山口祐一郎さん(細い頃)
前回がお目当てさんなので、やはりシュッと細く
んでもってリフより少々ぼんぼん系を求めてしまいます、私

んでね、「♪けんかをとめて~」と言うおバカさんのマリーアに
「君が望むなら」とか言いつつ、ノープランで決闘場に乗り込むのはやめなさい、トニー
「人種の問題」だからさ、奥深い問題なんだぞ
プエルトリコ対アメリカだけじゃないのに
ジェット団だとてアイリッシュだのポーランド系だのセリフがばんばん飛び交うのに
さらさら流れていきました

しかもトニー、止めに行って刺してやんの
自分の恋人の兄さんをーーーーー!
ばかーーーーーー!!!

せめてライフヤングチームの、あの
「おバカだけれど、もう幼すぎてなんとかしてあげなければー!」的な雰囲気でもあればねぇ

と、言うわけでもっと「初恋」雰囲気をプリーズ
初恋特有のあの何にも知らない突っ走り感がないとロミジュリ系主役はアウトです

今回観た2人の声質が合ってないような気がするもの悲しい所
悲しいといえば何気にマリーアよりアニタの声の方が伸びていたような…気のせい?

あとですね、私的ダメだった所を書いておくと

まずオーバーチュア
高まった所で幕が開く…のでないなら必要なんでしょうか?
音楽終わって「…へ?…」と現実に戻ったら、幕がするする開いていきました

それとめっちゃ有名な「Cool」
…あの…今日の歌詞の中に「Cool」って言葉がなかったような
「♪落ち着けよ、のぼせるな」とか…日本のミュージカルだけんどもよ
結構映画での「Cool」ってつぶやき好きだったけどもなぁ

あともうひとつ有名な「Tonight」
私希望としては「とぅ~な~い」なんですが
四季カップルは「つ~な~っつ」
この「っつ」がどうにも耳障りで

ここの所小劇場系ストレートプレイに慣れていたせいか、あのセリフの
「ふわん」と上から鷹揚に来る感じに
「なんとも品のいいジェット団とシャーク団ですこと」とか思ったり
だって全然荒々しくないんですもの
四季の発声って独特なメソッドがあるでしょう?
とても品良く聞こえるので
ウエストサイドって今の四季には合ってないのではないかなぁ

あとね、いかに気持ちを歌に乗せられるか、が四季の勝敗を決めるような気がします
今回聞いた「マリア」
もう何度もその名を呼びたくて…って歌だと思うのだけれど
いかにうまく歌うかってのが見えまして
聞きたいのは、もう嬉しくって嬉しくって嬉しくっての
何度もその名前を呼ばずにはいられない、そんな「マリア」なんです

あ、でも好きな所もあったのよ

オーバーチュアの途中、幕の後から「マンボ!!」って聞こえてきたのも嬉しかったし

なにより

アニタはとてもステキでした
粋で明るくて
だからあの男達がとても嫌だったのかもしれません

アニタはアメリカが好きだったのに
たしかにお給料はアメリカ人の半分しかもらえないかもしれない
でも島にいる時よりも、母の時代よりも女達は自由で裕福になっている

今夜もベルナルドと愛し合う
それがいつか毎日になる
そして子供が生まれる
その子供達がダンスパーティーに出かけるようになる頃にはきっともう少しだけ自由で裕福になっている

そんなささやかな望みを持ってた前向きの明るい女に思わず嘘をつかせた状況がとても悲しかったです


さて、文句タラタラで書いてきましたけれども
どうぞお許しいただいて

これでお目当てさんに振られたの3回目ですもの
その方の出演シーンになると「ああ、ここで本当は踊っていたんだなぁ」とか涙が出てくるんだもん
作品の良さだけで勝負したいお気持ちは重々承知した上で
でも落ち込みが非常に激しい
次からはマジで当日券にのみに参戦しますわん

役者に関係なくいつ行っても同じもの…というのは
誰が抜けても同じ…ということだと思うんだけど
私は市村さんとか山口さんのいたゴツゴツした時代の四季の方が好きです
役者さんにとってはどうなんだろう?
まあ大きな舞台で長いこと歌って踊っていたいだけ…なら言う事ないんですが