世界は音 その4
◎耳の中の神殿(つづき)
■生き延びるための「耳」
人類が樹上生活をやめて地上に降りて、
窪地や洞穴で眠るようになって以来、
耳はほかのどの器官にもまして、われわれが
生き延びるための器官になった。
眠っているときわれわれは目と口を閉じる。
だが耳は開いたままだ。

われわれの耳はこの世に生まれ出る前から
開いている。
胎児は母親の心臓の音を聴いている。やがて
外界の音も聴くようになる。つまり
世界を認識するのに耳を最初に使う。そして
全生涯を通じて聴く。つまり
死ときが迫ってほかの感覚がだめになっても
なお、われわれは聴く。
耳を閉ざすことはできない。
われわれは聴くことをやめれば
生きることの根本原因とのつながりを失う。
だからこそ、耳は閉じることができない。

■愛は聴く
愛にとってどの感覚が重要だろう?

はじめは五感全部だろう。けれど順位がある。

最初の段階では目が確かに大事だ。
出逢いのときはすべてが不確かだから。
やがて、聴くことが大事になってくる。
それから、触れて感じることが。そして
氣がつく。
愛が深まるにつれて人は目を閉じがちになる。
われわれは聴き、そして感じる。
聴くことによって、相手が愛の道程の
どこに、どのようにいるのかを知る。
相手が道を急いでいるか、
ゆっくり進んでいるか、
激しくか、受動的にか。
相手が先を行くのか、
あとからついて来るのか、
同じ歩調で進んでいるのか・・・つまり
耳は相手と自分をつなぐ愛の橋である。

■聴く人間の非攻撃性
五感のうち耳に第一の順位を与えている人間、
つまり聴くことを優先する人間は、
見ることを優先する人間よりも、はるかに
攻撃性が低くなる。

■視覚は男性的、聴覚は女性的
聴覚人間は必然的に受容的になり、
視覚人間は必然的に攻撃的になりやすい。
「刺すような目つき」「鋭い目つき」はあるが
耳は決して攻撃性を持たない。

■視覚人間は「抑止力」を語る
視覚人間でなければ、
「戦争は軍備とその絶えざる拡大によって
回避されてきた」という考えを持たない。
つまり軍拡競争あるいは核兵器が
戦争の抑止になっている、とは
視覚人間の考えることなのだ。
視覚人間の不正確性、大雑把なところが
彼の攻撃性と結びついている。

厳密な聴覚人間にとっては
軍備とは戦争するためのものということは
完全に明らかである。
軍備を拡張すればするほど、破壊的な
戦争に至ることも
聴覚人間ならわかっている。

■音楽の母は静寂
聴くことは沈黙において始まる。
音楽を経験しようするなら、まず
静寂を経験することを学ばなくてはならない。
ボクらはみな「耳の中の神殿」を持つ。
耳こそ
神聖なる感性の素が存在する神殿なのだ。
(つづく)
★宇宙を貫く美の法則1/ f ゆらぎ
★世界は音 その1
★世界は音 その2『音は呼ぶ』
★世界は音 その3『耳の中の神殿』(1)
★世界は音 その4『耳の中の神殿』(2)
★世界は音 その5『神は音から世界を創造した』
★世界は音 その6『地球市民としての音楽家』
★世界は音 その7『地球市民としての音楽家』(2)

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稲城市立 i プラザホール
全席指定¥2000
042-331-1720

亀有 読み語り音楽会
まりりん・やぎりんアイリッシュコンサート

2022年5月22日(日)午後2:00
亀有駅南口2分 藍(あい)ほーる
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山形公演ツアー2022
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大前恵子×木星音楽団 セカンド・アルバム
鳥たちの詩、海の詩

1.くじらの子守歌
小笠原育美・作曲/相馬邦子・編曲
2.海はふるさと【大海啊故郷】
王立平・作詞作曲/やぎりん訳詞
3.浜辺の歌
林古渓・作詞/成田為三・作曲
4.アメイジング・グレイス
英国賛美歌
5.ロッホ・ローモンド
スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
6.ふるさとのナナカマド
スコットランド民謡/相馬邦子・編曲/やぎりん訳詞
7.聖母の御子
カタルーニャ民謡
8.鳥の歌
カタルーニャ民謡/やぎりん訳詞
9.つばめよ
ナルシソ・セラデル・セビージャ作詞作曲/やぎりん訳詞
10.海はふるさと【大海啊故郷】
王立平・作曲(インストゥルメンタル)
2017年8月25日
東京文化会館小ホールでのライヴ録音
11. 童神(わらびがみ)
古謝美佐子・作詞/佐原一哉・作曲
12. コンドルは飛んで行く
ダニエル・アロミーア・ロブレス作曲/やぎりん作詞

歌:大前恵子
演奏:木星音楽団
小野美穂子【箏:十七絃/十八絃】
藤枝貴子【アルパ】
三塚幸彦【尺八】
八木倫明【ケーナとナイ】
ゲスト
金亜軍【揚琴】
古谷真未【チェロ】
★定価¥2600(+税)
★通販価格¥3000(送料¥180込み)
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◎エッセイ『広い河の岸辺』
大変好評で、販売中ですドキドキ


クローバー必然と偶然が時を得て生み出した、
大いなる奇跡!
この歌は今後50年、
100年と歌い継がれて
日本の歴史に残るでしょう。
湯川れい子

本の表紙
ドキドキ やぎりんBOOK『広い河の岸辺』
(主婦と生活社)発売しました!!¥1000+消費税

コンドル合唱譜混声
やぎりん作詞《コンドルは飛んで行く》
やぎりん訳詞《つばめよ》
吉田桂子編曲
合唱譜が出版されました。
女声三部/混声三部の2種類。
それぞれに、易しい二部合唱の楽譜も
収録されています。
¥1300(+税)全音楽譜出版社


合唱譜女声
ドキドキやぎりん監修の合唱譜が発売(全音楽譜出版社)。
小川類・編曲
☆女声三部/二部
★☆混声三部/二部

《広い河の岸辺》(スコットランド民謡)
《思い出のサリーガーデン》(アイルランド民謡)

2曲セット。
定価¥1200(+消費税)


完成した絵本表紙
ドキドキ葉祥明さんの絵本(文:八木倫明)
『ひろいかわのきしべ』(国土社)
発売しました!!


絵本『ひろいかわのきしべ』推薦文の
帯付きは初版のみです。
クミコさんと湯川れい子さんの言葉が
載っています。

ドキドキクミコさん
いま世界にあってほしいと思うものが
この絵本の中にあります。それは
暗い空をてらす、希望の光です。

ドキドキ湯川れい子さん
この歌は、これからの時代に愛され、
その時代を踏み越えて、
未来に継承されていくと信じています。


クミコジャケ写
合唱のスコアもついた
《広い河の岸辺》CD
You Tubeには載っていない合唱バージョンが
このCDには収録されています。
女声合唱団「青い鳥」が素晴らしい演奏をしています。

★《広い河の岸辺》の本質
『小さな死』からの出発。
http://amba.to/1oBdnE3


★地球人が渡るべき河のこと
http://amba.to/1t0E3O6

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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号編集後記やなせたかし
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
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★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽