中園ミホ記事

8月2日 東浦和のプラザイースト
8月3日 立川市女性総合センターでの
木星音楽団 公演。
猛暑の中を、
たくさんのお客様がご来場くださり
本当にありがとうございました。
無名な楽団のコンサートに
3000円のチケットを買って足を運ぶのは
勇気のいることだと思います。
その勇気と想像力と旺盛な好奇心を
お持ちのお客樣方に
心から感謝申し上げます。

木星漫画

クミコジャケ写

両日ともクミコさんが
《広い河の岸辺》のキャンペーンで
特別出演されて、
お客様もびっくりドキドキ
多くのお客樣方にとって
思いがけないプレゼントだったと
思います。

写真がまだ届きませんので
後ほど詳しくご報告いたします。

文化放送の生放送出演から
立川に駆けつけて下さった
8月3日のクミコさんのブログはこちらです。
「ちょっとはずかしい」

http://ameblo.jp/kumiko926/entry-11904589681.html

朝ドラ『花子とアン』で
The Water Is Wide が流れたことは
多くの方がご存じですね。

脚本家の中園ミホさんが、なぜ
この歌を、
ハナが翻訳家としての人生を歩み始める
きっかけの歌として
使ったのでしょうか?

その答えになるんじゃないかと思える
インタビュー記事が
3月28日の読売新聞に載っていました。


インタビュー要約
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困難を乗り越える強さ

中園:「貧しい中で英語を身につけるのは
死にものぐるいの努力だったと思う。
困難の乗り越え方が素晴らしい。
何かあるたびに強くなって行く。
その強さは何なのか描きたい」

中園:「まず花子という女性を自分のなかに入れる。
その上で彼女ならどう考え、どう行動するか
つかむまで書けない。自然には出てこない」

クミコさんがこれと同じようなことを
『早稲田学報』のインタビューで
答えていらしゃいます。

クミコ:「自分のなかで物語を構築できない歌は
唄えないのです。
歌というリズムとメロディのある台詞で、
自分のなかでストーリーを組み立てる。
自分が演出家になって、
自分が女優になって、歌という形を借りて
自分一人で芝居を仕上げるということを
しているのだと思うのです」


★関連ブログ
「歌はまず第一番に言葉です」
http://ameblo.jp/duo-quenarpa/entry-11895478070.html

中園:「夢って、あいまいな
きれい事だと思っていた。
でもアンと花子にとって、想像の翼は
必死なもの。
夢を見ないと生きていけないくらい
厳しい現実の中にいたんだと思う」

ドラマの冒頭には
「曲がり角をまがった先に
何があるかは、わからないの。
でも、きっと
いちばん良いものにちがいないと思うの」
という『赤毛のアン』の一文を持ってきた。
それは、幸福感の薄い現代日本への
メッセージでもある。

中園:「先が見えないからこそ、
希望がもてるんです」
力強く話した。


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これは
《広い河の岸辺》で
見えない向こう岸に向かって、
小さな小舟で漕ぎ出す気持ち
そのものではありませんか!!

曲がり角の向こうと
広い河の向こう岸 とはきっと
同じようなことなのです。

中園ミホさんが、
花子の翻訳家人生への第一の舟出に
The Water Is Wide を使ったのは
この歌のテーマ性を
かなり強く意識されてのことと
やぎりんは確信しました。

沈みかけて、沈み方も
泳ぎ方もわからない、絶望的な状況の
広い河の岸辺で、小舟すらなくて、
それでもわずかな、希(うす)い望みが
あるとしたら、
自分と近い心で生きている人とのつながり
ではないでしょうか。

下記のやなせたかしさんの
お言葉が心にしみます。

《広い河の岸辺》は
デュオ・ケーナルパを聴いて
「ああこれはいい歌」と思って下さった
3000人の方々の思いが結晶して、
クミコさんの歌になりました。
みなさん本当にありがとうございます。
この歌に関わって下さったすべての方々の
おかげなのです。

中園ミホさんの深い思いが
そこにクロス・オーバーして
The Water Is Wide が
《広い河の岸辺》として
二度目の舟出をしたのでした。

泣きながら訳詩した2010年の正月が
ついこのあいだのようです。


ドキドキこのブログを訪ねて下さった方々に
幸運が訪れますように。


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「なにも知らない。なにもできない。
なにもない。
なのに、なにかを求めている。
自分の微力は、よく承知している。 
とるに足りない才能についても自覚している。

でも、せっかく生まれて来たのだから
感動したい。共鳴したい。
おなじ心のひとに会いたい。

それがせめて
みじかい生命の軌跡の中で
ぼくらが望むものではないか。

ところであなたは・・・。


★『詩とメルヘン』サンリオ刊
1982年4月号 編集後記 やなせたかし  
◎やなさたかしさんの限りない優しさ
**********************

◎パラグアイ・アルパとボリビアのケーナの
合奏がなぜ現地にはないか?
文化人類学的考察はこちらです↓
★パラグアイ・アルパとボリビアのケーナが
現地で合奏しない理由


★佐村河内事件に思う♪
新垣隆さんは音楽界のシラノ。


★被災地演奏をつづける理由(わけ)
被災地演奏旅費支援カンパ送り先
カンパご送金の方には
『愛とヒューマンのコンサート委員会』から
被災地演奏の模様のDVD-Rをお送りします。
◎郵便振り込み口座
00180-2-612135 
八木倫明


★関係性を育むことの大切さ。
『星の王子さま』関連エッセイは
こちら。


★エーリッヒ・フロムの愛の論理と音楽

★スコットランド民謡の名曲
《広い河の岸辺》について


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★たかこ・やぎりんバンド♪
Sound For Life 第1回ー第4回
一都三県連続公演!!
お申し込みは、全公演
やぎりんへ
yagirin88@gmail.com

たかこやぎりん9月

ドキドキ9月8日(月)仲秋の名月6:30
横浜市鶴見区民文化センターサルビア
音楽ホール[100席](鶴見駅前)
全席指定¥2800

ドキドキ9月13日(土)7:00
千葉市美浜文化ホール
音楽ホール[150席]
全席指定¥2800

ドキドキ9月15日(月/祝)5:00
浦和 スタジオ・プラネット(50人)
(浦和駅西口徒歩5分、伊勢丹裏)
全自由席 前売¥2800(当日¥3300)

ドキドキ9月27日(土)6:00
荻窪 かん芸館(50人)
(荻窪駅南口徒歩7分)
全自由席 前売¥2800(当日¥3300)


★木星音楽団 山形公演
木星山形チラシ
10月4日(土)午後2:00開演
山形市民会館小ホール
◎前売料金(全自由席)
一般¥2000
高校生以下¥1000
◎お申込み/お問い合わせ
お申込み【電話】
090-6225-7654芳賀
090-5230-8819葉っぱ塾 八木
【メール】yagirin88@gmail.com
八木倫明


★書家・嶋田彩綜さんとの共演♪
10.26書の一
東日本大震災復興支援チャリティ・イベント
収益は「毎日希望奨学金」に寄付。
10月26日(日)午後2:00
JICA市ヶ谷ビル(セミナールーム600)
前売料金¥3000(当日¥3500)
主催:伯翠書道会 
お申込み(事務局連絡先)
090-2758-1633 山元ひろみ


★木星音楽団/名古屋 宗次(むねつぐ)ホール公演
名古屋チラシ
11月20日(木)午後1:30開演
名古屋/宗次ホール(クラシック専用ホール)
自由席¥2000
チャリティシート(指定席、前列真ん中)
¥2200
◎お申込み
宗次ホールチケットセンター
(052)265-1718
◎一般発売は8月17日