すごく久しぶりにまともな記事を書きますw
さてさて、今回のテーマは ’’駅伝’’ です。
今年は例年以上に駅伝を真剣に観てやろうと思い立ちまして、
ここ一ヶ月くらいはいろんな過去の駅伝データを探していますw
そこで一つ気になったことがあるのですが、それは・・・
駅伝(というか陸上長距離)って、双子多くね?
ってことです。
まぁ、古いところからいうと真っ先に思い浮かぶのは
宗茂、猛兄弟(旭化成) ’53.1.9生
日本のマラソン黄金期を瀬古さんや中山さんらと築いた偉大な双子ランナーです。
そこから先で双子のランナーというと・・・
大南博美、敬美姉妹(東海銀行等) ’75.11.15生
あるいは、 宮内洋子、宏子姉妹(沖電気宮崎→京セラ→ホクレン) ’83.6.19生
ここらあたりがそこそこ有名かと思われます。
ここまで見ると、「な~んだ。別に多くねぇじゃねぇか」って雰囲気ではありますが、
これ以降(’90年代以降の生まれ)に怒涛の双子ラッシュが始まります。
まず挙げないといけないのは・・・
設楽啓太、悠太兄弟 (東洋大→啓太:コニカミノルタ、悠太:Honda) ’91.12.18生
前年度まで箱根を沸かせた設楽ツインズ。
今年からは別々のチームで戦います。
次はその1つ下の世代。(現大学4年生の世代)
今もっとも勢いがあるのが・・・
村山謙太、紘太兄弟 (謙太:駒澤大、紘太:城西大) ’93.2.23生
先日の全日本大学駅伝において、1区で双子がデッドヒート。
(同タイムだったが、わずかな差で兄の謙太が先着して区間賞)
箱根でも双子の同区間での戦いが見られるか楽しみです。
ところで、上の画像で村山ツインズの間に入り込んでいる選手。
実はこちらも双子の片割れ。
市田孝、宏兄弟(大東文化大) ’92.6.16生
こちらの双子も、大東文化大の箱根でのシード権死守を担う有力ランナーです。
ちなみに、村山兄弟、市田兄弟とも卒業後は旭化成に入社予定。
せっかく双子なんだから宗兄弟の旭化成へ・・・と思ったのかどうかはわかりませんが、
この2組4名が低迷の続く旭化成の救世主になってほしいものです。
ところでこの世代、女子にも双子ランナーがいます。
田山絵理、満理姉妹(大東文化大) ’92.9.10生
鹿児島の神村学園高を全国上位に押し上げたこの姉妹が、
創部から間もない大東文化大も杜の都で2年連続2位の強豪へと
押し上げる活躍を見せました。
ちなみに市田兄弟は鹿児島実業出身ですので、
今後は鹿児島の双子は大東文化に行くしかなくなりそうですねw
あと、この世代で気になるのは・・・
赤松弘佳、眞弘姉妹(弘佳:東京農大、眞弘:筑波大) ’92.9.9生
こちらの姉妹は、高校時の実績はナンバーワン。
岡山の興譲館の主力として2人とも活躍し、姉の弘佳は3年時に都大路で区間賞を獲得。
妹の眞弘も、2年時に都道府県対抗で区間賞(しかも区間新)というエリート姉妹です。
しかし大学進学後はサッパリのようで、杜の都でも妹の眞弘が一度走っているだけ。
(3年時に6区19位という残念な結果)
単なる早熟だったのか、大学の練習環境が合わなかったのか、真相はわかりません。
そして、 早熟?? というカテゴリーでもう一組挙げざるをえない双子が・・・
久馬悠(はるか)、萌(もえ)姉妹(筑波大) ’93.12.20生
こちらの姉妹は中学生時に京都にすげぇ双子がいると話題になり、
都道府県対抗駅伝で鮮烈な印象を残した美人姉妹です。
あえて地元の強豪である立命館宇治には進学せず、公立の綾部高校へ。
ここでもポテンシャルを維持したまま揃って筑波大学に進学したのですが・・・
1年時の杜の都こそ悠が3区2位、萌が2区4位と活躍しているものの、2年時は揃ってメンバー落ち。
3年となった今年は萌のみ出場し、3区で18位。
赤松妹もそうなのですが、ここで筑波大にちょっと疑問が・・^^;
(2年の秋山桃子選手も、筑波大進学後にパフォーマンス能力を大きく落とした)
ちなみにこの久馬姉妹の世代で番外編として取り上げたいのが・・・
福内櫻子選手(大東文化大) ’93.8.30生
先日の全日本大学女子駅伝(通称:杜の都)にて、美人すぎるランナーとして一部で話題になりました。
(エース区間の5区で3位と健闘)
彼女は美貌もさることながら、関東インカレの女子5000mで優勝したりと、期待のランナーでもあります。
(日本インカレでは立命館の大森選手に敗れて2位)
個人的にも、すぐ近所の中学校出身の選手なのですっかり応援していますw
そんな彼女も、実は双子らしいです。(もう一方は陸上はやってないようですが)
こんな美人ツインズが近所にいたなんて知らなかったな~w
また、中京大の 荘司麻衣選手(1年時の杜の都で1区区間賞)も、
同じパターンでもう一方は陸上やってない双子らしいです。
続いて、もっと下の世代でいうと・・・
森田香織、詩織姉妹(パナソニック) ’95.9.19生
神奈川の荏田(えだ)高校出身で、今年が実業団一年目。
高校の大先輩となる吉川美香さん(昨年で引退)と入れ替わりの形で、
パナソニックに入社しています。
神奈川には白鵬女子や秦野(はたの)という強豪がひしめくので都大路への出場は
3年時だけとなりましたが、都道府県対抗には毎年のように出場。
高校2年時には姉妹で6区→7区とリレーし、どちらも区間2位。
神奈川チームの優勝に大きく貢献しています。(アンカーが吉川さんだった)
さっそく今年の東日本実業団に、姉妹揃ってメンバー入り。
1区→2区を姉妹でリレーして勢いをつけ、チーム3位の原動力となっています。
あとこの世代では、 山下希望(のぞみ)、未来(みき)姉妹(九電工) も頑張っています。
筑紫女学園で、由水沙季選手(ユニバーサル)とチームメートだったこの姉妹。
まだ駅伝メンバー入りは難しいようですが、同期の奥野舞子選手(興譲館出身)らと一緒に
今後の九州の駅伝シーンを盛り上げていって欲しいと思います。
さらにもう1つ下の世代にも、 加賀山実里、恵奈姉妹(大阪薫英女子) がいます。
高松望ムセンビを擁する薫英だけに、この姉妹の活躍からも目が離せません。
そんなわけで、パッと思いついただけでもこれだけの双子が長距離界を席巻w
おそらく、私が知らないだけでまだまだ有望な双子もいることでしょう。
他の競技の双子事情はよくわかりませんが、毎年のように全国規模の大会で
双子が活躍しているような競技はそうないと思います。
双子のもう一方にだけは、絶対に負けたくない!
といった感情がもっともプラスにはたらくのが陸上なのかもしれませんし、
お腹の中からどちらが先に外に出るか競争していた双子には
陸上に必要な闘争心が自然にインプットされているのかもしれませんねw
今回取り上げた双子たちの中から、東京五輪代表選手が何組か出るかもしれません。
そうなると、それに憧れる双子がまた陸上を始めるでしょう。
そうやって双子の系譜がつながっていくのも、襷リレー同様に楽しみです。