分子栄養学の観点からも参考にさせて頂いていた崎谷先生。
コロナやワクチンのことでも記事をたくさんシェアさせて頂きました。
すごく共感できる先生で書籍もたくさん購入して勉強させて頂いており尊敬しているのですが、この記事だけは異論を唱えたい。
大腸内視鏡検査は便潜血反応が陽性になった場合、「精密検査が必要」だとして勧められることが多いです。
だから便潜血反応陰性なら「大腸癌は大丈夫」と安心してしまい受けない人が多いのではないでしょうか。
実際、診療所の患者さんのほとんどがそうでした。
会社で毎年検便して異常なしだから大丈夫
と思っている人が多かったです。
でも検便で陰性だからといって大腸癌ではないという証明にはなりません。
30年間、会社の検便で異常なしだったのに、大腸内視鏡検査を受けたら進行癌が見つかった
なんていうケースを山ほど診てきたからです。
肺や肝臓などに転移があるとステージⅣとなり予後も悪くなります。
こういう症例が多くなると「大腸内視鏡検査をしても大腸癌による死亡リスクの低下効果はない」という結果になるでしょう。
つまり癌になってから検査しても予防にならないということ。
当たり前ですが・・・。
だから癌になる前に検査を受けてほしいのです。
大腸癌(直腸癌を含む)は癌が小さいうちは無症状です。
よく
血便が出たら要注意
鮮血なら痔
黒っぽいゼリー状の出血は大腸癌の可能性大
という情報を目にしますが、必ずしもそうとは限りません。
肛門に近い場所にできた直腸癌は痔の出血とよく間違えられます。
また痔核からの出血が肛門内で起こり、凝血となって排便時に排出されることもあります。
そもそも下血が出現したら相当癌が大きくなっている可能性があります。
無症状のうちに
癌が小さいうちに
見つけてあげれば、内視鏡で切除して終わりということも多いのです。
ポリープを取ったら
先端が癌化していた
なんてこともありますから。
そんな患者さんを大勢経験していますし、皆さんから
「大腸内視鏡検査、受けて良かった命拾いした。先生は命の恩人です
」
「あの時、大腸内視鏡検査を受けてなかったら今の私は存在しません。」
と言われました。
つまり逆に言うと、定期的に大腸内視鏡検査を受けていたら、たとえ癌が見つかったとしても手遅れにはならないとも言える。
ただしワクチン接種後のターボ癌は別です。
半年前に検査して異常なかったのに、見つかったときにはステージⅣの進行癌だったというケースがありますから。
ワクチン接種された方はもう少し頻繁に検査をされたほうがいいかもしれません。
大腸癌は病変部を切除して腸を繋げたら終わり。
大腸は1メートル50センチほどあります。
そのうちの一部を切除しても命に別状はありません。
転移さえしていなければ切ったら治る癌なのに、大腸癌で死ぬなんて本当に勿体ないと思うのです
癌が大きくなってリンパ節や肝臓や肺など、他の臓器に転移する前に見つけてあげることが大切。
だから40歳を過ぎたら何も症状がなくても、一度は大腸内視鏡検査を受けてほしいと患者さんにお伝えしています。
それで「何も無い」ことを確認するのです。
そして何も異常がなくても、2〜3年に1回、大腸内視鏡検査を受け続けて下さいね。
そうすれば少なくとも大腸癌で死ぬ確率はかなり低く出来る。
そして崎谷先生がブログの中で書いておられた内視鏡検査の時に大腸に穴を開けてしまうという合併症ですが、これは検査をする医師の技術によると思います。
私たちが肛門を専門としているように、内視鏡を専門としている医師がいます。
私が紹介するドクターは内視鏡を専門としており、経験も豊富です。
当然、挿入技術も素晴らしく、25年間、患者さんを紹介してきて一例も腸に穴を開けるという合併症はありません。
一例もです。
滅多に起こらないです。
経験ないです。
もしも何例も起きているとしたら、それは医師の技術の未熟さに起因すると思います。
だからどんな検査も、どんな病気も、その道の専門家を選びましょう。
上手な先生にやってもらうと、検査時間も短いですし痛みも少ないです。(無痛の人が多い)
私が紹介するドクターは25年間ずっと同じ。
患者さんからは大変喜ばれ、他施設で検査で苦しい思いをした人ほど感動して帰って来られます。
私もその先生にやってもらってますよ。
ブログに書くと必ず電話での問い合わせが殺到するので、どこの施設か書いちゃいます。
患者さんが殺到して迷惑になるかな
というわけで40歳を過ぎた方
何も症状がなくても
2〜3年に1回は
大腸内視鏡検査を受けて下さいね。
ちなみに胃カメラは年に1回が推奨されています。
私は3年に1回ですけど
40歳を過ぎてないけど
心配な症状がある人は
受けて下さいね。
また新型コロナワクチンを接種された方は一度は受けましょう。
本当に最近、癌の発見が多いです
ワクチンを接種すると特定の免疫だけが強化され、他の部分が手薄になるので癌になりやすいと言われています。
だからまずは受けてみましょう。
受ける際は内視鏡を専門としている、あるいは内視鏡が上手な先生を選んで下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
犬は大腸内視鏡検査ってあるのかなぁ
ラブは受けたことないですね
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