こうしてブログを書いているからでしょうか。
たまに診療所の相談フォームに
オススメの先生を紹介して欲しい
という内容のメールを
頂くことがあります。
以前のブログにも書きましたが
この手の質問には返事は
しないことにしています。
(する義務もないと思うので・・・)
院長もブログで書いています↓
(332)良いお医者さんってどんなお医者さん?
そもそも「オススメ」って何?
何をもって「オススメ」なの?
って考え込んでしまいました。
私にとって「オススメ」が
患者さんのニーズやウォンツを満たすとは限りません。
だって
何を期待するか
どんな先生が好きか
どんな先生と合うか
は患者さんにとって違うと思うのです。
治療方針が似ている
というのであれば
まだ分かりやすいのですが、
これだって
医師によって違うし
そもそも診断自体が違うことも多いし
医師の数だけ治療法がある
と思った方がいいと考えています。
また
医療機関を受診する動機や目的ですら
患者さんによって違うことも
しばしばあります。
診断が知りたいのか
安心したいのか
治療をしたいのか
その治療も
手術して根治したいのか
手術せずに症状だけおさえたいのか
患者さん一人一人
みんなゴールが違うのです。
そのゴールを明確にし、
少しでもゴールに楽に、早く、
たどり着く方法を考えて
提案するのが
私たち医師の役目だと
考えて診療をしています。
医師によっては
手術治療メインの先生もいるし
出来るだけ手術をしないという先生もいるでしょう。
どっちが正しいかとか
どっちが良いかではなく
あなたはどうしたいか?
が大切です。
自分の軸を持たずに
良い選択は出来ませんし、
人任せだと治療もうまく行きません。
自由には責任が伴うように
治療の選択には
患者さんの自己責任も必要です。
だって
治療の実践の場は
患者さんの生活の中にありますから。
いくら適切で良いと思われる治療を提案しても
それを患者さんが実践してくれなければ
治療になりません。
だから
私たちは
患者さんとのコミュニケーションや
関係性を大切にしています。
そこがうまく行かないと
治療をしてくれないからです。
だから
私たちと良好な関係が築ける人を
患者にしなければならない
と思っています。
結婚相手や友だちを選ぶのと同じように
医療機関や医師選びをして欲しい
と思っています。
それが
双方にとって
幸せな結果につながるからです。
だから
オススメの先生は
あなたが決めること。
私が決めるんじゃない。
ただ
混沌とした肛門医療の中で
専門の先生を見つけるのは
本当に難しい。
だから
ブログでも何度も伝えてきました。
以下の記事を参考に
自分で調べて感じて
受診してみて下さい。
合わなかったら
変えればいいのです。
あなたが
あなたにとって
良い専門の先生に
巡り会えることを願っています


大阪肛門科診療所オフィシャルブログはコチラ↓