今まで痔だと思っていたのが痔ではなかったという驚きと安心・・・ | みのり先生の診察室

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5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

#989

大阪肛門科診療所は保険が効きません。

自由診療です。


保険診療に比べると費用が高額です。


だから・・・

色々な肛門科を受診したけれど

治らない・・・

治ってもまた痔を繰り返す・・・

手術を勧められているけど絶対に受けなければならないのか?



などの悩みで

セカンドオピニオン受診が多いです。


そこで

結構あるのが

これ、痔じゃないよ〜

というケースえへへ…


え?本当に???びっくり
痔で手術を勧められてるのに?
その場で手術を受けなくて良かった−!


と喜んで帰って行かれます。


他の施設で痔だと診断されたけれど

痔ではなかった患者さんの感想です↓



うちの診療所に来られる患者さんを見ていると、


痔だと思い込んでいるものが

実は痔ではない・・・


ということって

こんなに多いんだ・・・


と驚きます。


痔ではないのに

何年間もずっと悩み苦しんでいたり、

必要のない薬をずっと使い続けていたり、

オシリのことを気にして

旅行をあきらめていたり、

お友だちと出かけるのも躊躇したり、

本当に・・・

オシリのせいで人生まで暗くなっている人が多いです4



一人で悩んでないで

思い切って勇気を出して

受診して欲しいです。


その際は

肛門科を専門にしている先生を

ちゃんと調べて選んで下さいね。


肛門科の専門性についての話はコチラ↓

「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」



今回の患者さんのように

痔じゃないのに

痔と診断されるケースも

本当によくあるんですよ汗


困ったことに・・・・・・。



そして

専門だからって

みんな同じじゃないんです・・・。


(余計に混乱する?)


診断から治療方針まで

先生によって随分違います。


どの意見が正しい
誰が間違ってる


という問題ではなく


見解の違い

と考えて頂くのが良いと思います。


その中で

自分が納得出来る
自分が信じられる


先生を選ぶのが

双方にとって

幸せな結果になると思います。


私もブログで色々書いていますが

私の見解考え方

一つの意見

だと捉えて下さい。


私が正しい

とか

これが絶対真理

などと言うつもりは

毛頭ありません汗


私だって

以前と言うことが違いますし

変わっていくことだってあると思います。


今やっていることが

絶対正しくて

10年後も同じ事をやっている

とは限らないです。


だってね

10年前は私たちも

手術こそ根本治療!

だと信じてやってましたから。


便通の治療も大切にしてましたけど

手術で治すのが善

だと思ってました。


それがここ数年で変わりました。


考え方も変わりましたし

治療方針も変わりました。


だから

これからだって分からない。


とにかく

目の前の患者さんの役に立てるよう

患者さんが幸せになれるよう

一生懸命、一緒に考えて

納得の出来る結論を出していく。



それだけです。


だからね

患者さんによって正解は違うんですよ。


正解は一つじゃない。


そして

正解は変わることもある。


今、患者さんにとって
どうすることが最善なのか?



それを考えながら

診療をしています。


私たちの提案する治療が

受け入れられない
合わない


という患者さんもいます。


そういう人は

自然と私たちから離れていきます。


でも

どこかで


自分に合う先生や

自分が納得出来る治療を受けて

幸せになってほしいと



本当に


心から


願っています。にっこり


blog989

診療所のセラピードッグ「ラブ」らぶ
ドッグランも夏は暑くて
ラブもすぐにバテバテになりますド●モ風⑤


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