初めての会にもかかわらず
50名近くの女医さんが集まって
大盛況のうちに終わりました。
私が皮膚科をやめて肛門科医に転身したのが18年前。
その頃には女性の肛門科医が
確か3名くらいしか居なかったと
記憶しています。
私が専門医を取得したのが約10年前。
その頃は全国で
肛門科の専門医を取得しているのが
私を含め10名くらいでした。
それから10年近くたった今でも
まだ20名ちょっとなんですね。
少ないですね。
でも専門医は一つの目安。
専門医資格は持ってなくても
肛門を専門にしている先生もいますし
得意としている先生もいます。
でも
なかなか患者さんには分かりにくいですよね。
特に
看板に色々な科がたくさん書いてあったら、
どれが専門か分からない。

患者さんの意識としては
専門家にかかりたい
という思いがあり
女医であれば誰でもいい
というワケではありません。
実際に
肛門科を掲げている女医さんを
探して受診したけど
専門医じゃなかった・・・

とガッカリされている患者さんもおられます。
そして
専門外の医師による
治療のトラブルも多いです。
以前のブログにも書きました↓
「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」
肛門科は
大学病院や大病院では
研修できない特殊な科です。
教科書にも載ってないし
医学部でも詳しく勉強しません。
大学病院にいても
痔の患者さんを診る機会は
年に数回くらいです。
それくらい少ないんです。
だから
ちゃんと肛門科を勉強しようと思ったら
肛門科専門施設に行くしかない。
専門施設は全国でも数えるくらいしかありません。
非常に少ないです。
そのような施設で研修を受けて
肛門を専門にしている先生だと
診断も治療も安心できることが多いと思います。
外科で研修しただけでは
肛門科の知識や経験を深めることが出来ません。
だから
肛門科専門医が少ないんです。
その中で女医さんとなると
本当に少なくなります。
外科とは別に
特殊なトレーニングが必要だからです。
肛門科の女医さんは星の数ほどいるでしょう。
だって
医師免許さえ持っていれば
誰でも肛門科の看板を掲げられますから。
でも
その中で
ちゃんと肛門科のトレーニングを受けて
専門医や指導医を取得して
肛門を専門に診療をやっている女医さんって
全国でも本当に一握りです。
だけど
一生懸命勉強しようとしている先生や
これから専門医を取得しようと
頑張っている先生がいますから
そのような先生を探して
受診されるといいでしょう。
あとは
ご自分で受診して
感じて頂くしかないですね

別にね
専門の先生じゃなくても
ちゃんと治って
何も困ってることがなかったら
いいんですよ

でも
困ってるから
このブログを読んでおられるのでしょうし
私も
出来るだけ専門にしている先生に
巡り会って欲しいと思っています。
このブログが
お役に立てれば嬉しいです。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
学会でラブのことを発表してきました
会場の先生方だけでなく
受付やPC業務をして下さっている
スタッフの方からも
「ラブちゃん、かわいいですね♥」
って言われました

学会でラブのことを発表してきました

会場の先生方だけでなく
受付やPC業務をして下さっている
スタッフの方からも
「ラブちゃん、かわいいですね♥」
って言われました
