最近はやりのジオン注射
うちの診療所ではやっていません。
私たちがジオン注射をやらない理由は以前のブログに書きました↓
私が注射療法をやらないワケ
10年前に導入された当初は
肛門を専門とする医師だけに限られていましたが
今では肛門科以外の医師でも
講習さえ受ければ誰でも使えるようになりました。
産婦人科の先生や乳腺外科の先生など
肛門科のことをよく知らない医師でも
ジオン注射を導入してさかんにやっているケースをよくみかけるようになりました。
だからでしょうか・・・
専門外の医師によるジオン注射の後障害や
痔核が無いのにジオン注射を勧めているケースに遭遇することが増えてきました。
ジオン注射を受けてからセカンドオピニオンで受診される患者さんも多いですが
最近多いのは
ジオン注射を勧められているが受けようかどうか迷っている
とか
切れ痔なのに内痔核治療法であるジオン注射を勧められている
とか
痔核の症状が全くないのにジオン注射を勧められて困っている
など
ジオン注射を医者から勧められて
受けようかどうか迷っていたり
自分は受けたくないので別の肛門科を探していたり
受ける前にちゃんと調べて
うちの診療所に来られる患者さんが増えてきました。
そして
そのような患者さんを診察すると・・・
ジオン注射の適応ではない
あるいは
ジオン注射なんて必要ない
というケースがほとんどです。
内痔核が無い!
(だから無い痔核・・・)
とか
内痔核じゃなくて裂肛(切れ痔)だった
とか
小さな痔核はあるけど無症状で治療の必要なし
というケースが多いです。
患者さんも調べて分かっているので
イボ痔の症状なんてないし
私は何も困ってないのに
先生がやたらめったら
ジオン注射を勧めてくるので
怖くなって逃げてきました
と言う患者さんまでおられました
そしてこのようなことは
専門外の医師によるケースで起こっています。
中には、まともな肛門科の診察を受けてない患者さんもおられました
ジオン注射の後障害も専門外の医師によるケースが多いです。
だからジオン注射を受けるなら肛門専門の先生にかかってくださいね。
専門の先生の見つけ方は以前のブログにも書きました↓
「肛門科専門医の探し方」
「何が専門?」
「本業か副業か」
「女医さんはもうこりごりです(;。;)」
「ちゃんと肛門科の先生に診てもらってる?」
「専門じゃないって書いてて欲しかった!」
あなたは注射療法をすすめられていませんか?
でもちょっと待って!
その注射
本当に必要ですか?
もしかして必要ないかもしれません
一度、肛門を専門にしている先生にかかってみてはいかがですか?
診療所のセラピードッグ「ラブ」
一番左端がラブです
犬のようちえんに来ているワンコは
みんな、おりこうさんです
一番左端がラブです
犬のようちえんに来ているワンコは
みんな、おりこうさんです