みのり先生の診察室

みのり先生の診察室

5万人以上の「オシリ」を診察してきた
肛門科専門医の女医がつづる
お尻で悩める人へのメッセージ

Introduction


$みのり先生の診療室


はじめまして。佐々木みのりです。

このブログは痔や肛門のトラブルに悩める人の道しるべになるように・・・との思いで始めました。

私の診察室で繰り広げられる様々な患者さんのドラマをリアルにお伝えすることで、誰にも相談できず悩んでいる人の心に希望の光をともせたら嬉しいです。



2018年6月に医療広告ガイドラインが施行されてから自由な情報発信が難しくなりました。

しかし患者さんにとって有益な情報は、今まで通り、このブログで包み隠さず伝えていきたいと思います。



現在は専門的な「病気の解説」や「まとめ記事」は大阪肛門科診療所のホームページ内の「痔と便秘のコラム」に書いております↓


大阪肛門科診療所 ホームページ




私が伝えたいことは主に次の3点に集約されます。


1,手術が必要な痔は非常に少ないです。痔の多くが切らずに良くなります。手術と言われても、その場で決めずにセカンドオピニオンを。

2.痔の根本治療は痔の原因となった排便を直すこと。間違った排便を正さずに手術だけ受けても何度でも痔を繰り返します。

3,肛門科は専門にかかってください(専門外の先生がほとんど)


このブログがお尻で悩める人の救いになれば幸いです。


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最近、WHOがよく使っている言葉に「ワンヘルス(One Health)」というものがあります。

直訳すると「ひとつの健康」。

なんだか良さそうな言葉に聞こえますよね。

でも、この言葉が意味している範囲は、私たちが普段イメージする「健康」よりも、ずっと広いものです。

 

WHOはワンヘルスについて、
 

人間、動物、植物、そして環境や生態系の健康は互いにつながっている
 

という考え方だと説明しています。

つまり、人間の健康だけを単独で考えるのではなく、動物の病気、家畜、野生動物、植物、食料、環境汚染、気候変動、生態系まで含めて、まとめて健康を考えましょうという考え方です。

一見すると、とても自然で、もっともらしい考え方です。

たとえば、感染症の多くは人間社会だけで発生するわけではありません。

鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ、狂犬病、エボラ、そして新型コロナのように、動物と人間の間を行き来する感染症があります。

こうした感染症は人獣共通感染症と呼ばれています。

人間だけを見ていても、感染症の発生源や広がり方を十分に把握できないことがあります。

また、抗菌薬の使いすぎによる薬剤耐性菌の問題もあります。

これは人間の医療だけの問題ではありません。

畜産で使われる抗菌薬、食品流通、排水、環境中の細菌など、さまざまなものが関係してきます。

そう考えると、

「人の健康を守るためには、動物や環境も一緒に見なければならない」

という発想そのものは、理解できます。

実際、WHOはワンヘルスを、
 

人、動物、生態系の健康を持続可能な形でバランスよく最適化するための統合的なアプローチ
 

と説明しています。

そして現在、このワンヘルスはWHOだけで進められているものではありません。

WHOに加えて、
 

国連食糧農業機関
国連環境計画
世界動物保健機関

 

なども一緒になって進めています。

つまり、医療だけではなく、食料、農業、環境、動物衛生まで含めた国際的な枠組みになっているのです。

ここが大事なポイントです。

 

ワンヘルスは、単なる医学用語ではありません。

これからの感染症対策、食料政策、環境政策、気候政策、動物管理、国際保健政策をつなぐ大きなキーワードになっています。

では、ワンヘルスでは具体的に何を扱うのでしょうか。

代表的なものとしては、

・人獣共通感染症
・パンデミック対策
・薬剤耐性菌
・食品の安全
・家畜や野生動物の病気
・環境汚染
・気候変動
・生態系の変化
・食料システム

などがあります。

ここまで聞くと、

「それは大切なことでは?」
「人間も自然の一部なのだから当然では?」

と思う方も多いでしょう。

私も、感染症や薬剤耐性、食品安全を考えるうえで、人間だけを切り離して考えることはできないと思います。

そこは否定しません。

問題は、その先です。

ワンヘルスという言葉のもとで、健康の範囲がどこまでも広がっていく可能性があることです。

 

人間の健康を守るという名目で、
 

動物、植物、環境、気候、食料、生態系、農業、畜産、移動、生活様式まで、すべてが「健康政策」の対象になっていく可能性があります。

つまり、健康のためという言葉で、医療以外の領域にまで介入できる余地が広がるのです。

 

たとえば、

 

感染症対策という名目で人の移動を制限する。


環境保護という名目で食生活に介入する。


気候変動対策という名目で農業や畜産のあり方を変える


パンデミック予防という名目で監視体制を強化する。

 

感染拡大防止という名目でワクチンを強制する。

 

こうしたことが、ワンヘルスという大きな枠組みの中で語られる可能性があります。

もちろん、すべてが悪いと言っているわけではありません。

本当に必要な感染症対策もあります。
薬剤耐性菌の問題も深刻です。
食品の安全や環境保全も大切です。

ただし、
 

誰が決めるのか
どこまで介入するのか
個人の自由や各国の主権はどう守られるのか
本当に科学的根拠に基づいているのか

 

という視点は、絶対に必要です。

 

WHOなどの国際機関が掲げる言葉は、耳ざわりの良いものが多いです。

「健康を守る」
「命を守る」
「地球を守る」
「将来のパンデミックを防ぐ」

どれも反対しにくい言葉です。

でも、反対しにくい言葉ほど、私たちは中身をよく見なければなりません。

 

ワンヘルスは、表向きにはこういう考え方です。

人間の健康は、

動物や環境とつながっている。

だから一緒に守りましょう。

これは理解できます。

一方で、別の見方をすればこうも言えます。

健康を理由に、医療だけでなく、食、農業、畜産、環境、気候、生活様式まで国際的に管理する枠組みになり得る。

ここが、私たちが注意して見ておくべき点だと思います。

 

これから「ワンヘルス」という言葉は、感染症対策やパンデミック対策の文脈で、さらに頻繁に出てくるようになるでしょう。

そのときに、

「人間と動物と環境はつながっているんですね。いいことですね」

で終わらせてはいけません。

その言葉の裏で、
 

どんな政策が進められようとしているのか
誰が主導しているのか
どこまで私たちの生活に関わってくるのか
本当に国民の健康のためなのか

どんな利権があるのか

そこまで見ていく必要があります。

ワンヘルスは、単なる健康スローガンではありません。

これからの医療、感染症対策、食料、環境、気候政策をつなぐ、非常に大きな国際政策のキーワードです。

だからこそ、私たちはこの言葉を知っておく必要があります。

そして、耳ざわりの良い言葉ほど、冷静に、慎重に、中身を確認していく必要があると思います。


私が一番問題だと思うのは、「ワンヘルス」という耳ざわりの良い言葉を口実に、行政予算がどんどん投入され、認証制度ロゴマーク啓発イベント、関連グッズ、教育事業、センター整備などに広がっていることです。

福岡県では、ワンヘルス推進基本条例が制定され、ワンヘルス認証制度、宣言事業者登録制度、ワンヘルスマスター、ワンヘルスカードゲーム、国際フォーラム、そしてワンヘルスセンターの整備まで進められています。

 

 

 

 

 

人と動物と環境がつながっているという考え方そのものは否定しません。

しかし、その理念が行政の事業になった瞬間、補助金、認証、ロゴ、イベント、教育、施設整備という形で、次々と税金が投入されていきます。

「健康のため」
「環境のため」
「次世代のため」

そう言われると、誰も反対しにくい。

でも

 

本当に必要な事業なのか
費用対効果は検証されているのか
誰が得をしているのか
県民の健康に本当に役立っているのか

 

そして重要なのが
 

単なる行政主導の“ワンヘルス利権”になっていないのか

そこを冷静に見なければならないと思います。

理念は美しい。


でも、美しい理念ほど、税金の使われ方を厳しく見なければなりません。

 

 

Xで「ワンヘルス」がトレンド入りしていました。

 

同時接続数が1位のYouTubeニュース番組「あさ8」を是非ご覧頂きたい↓

 

 

なんでもかんでもワンヘルス↓

 

 

 

ワンヘルス認証野菜が既に出回っています。

 

 

福岡県でワンヘルスを勧めている張本人はこの人↓

 

 

美しい標語を用いて利権を作る。

 

政治家が得意な手法ですね。

 

私たちが一生懸命働いて稼いだお金から納めた税金が、こんなことに使われているのは許せませんね。

 

 

国民にとって本当に必要なことにだけ税金を使うようにすれば、私たちが納める税金は今の半分にできるのではないでしょうか。

 

 

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