溜まりに溜まっている患者さんのアンケートをご紹介。
今日もだいぶ前に来られた患者さんのアンケートになりますが、ご紹介したいと思います。
掲載するのがこんなに遅くなってスミマセン
今日ご紹介する患者さんは海外から受診された30代女性。
通院しているのに治らない切れ痔に悩み受診されました。
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<初めて受診された時の感想>
今年の3月上旬に硬い便をした際、切れ痔になり、半年後も完治せず、ネットで色々検索した結果、みのり先生のブログに出会い、受診を決めました。
海外在住のため、メールで先生とやりとりをし、予約をしました。
予約をしてから先生のブログを熟読し、事前に知識を自分なりにつけて診察を受けたので、先生のおっしゃった事は、すぐに納得し、理解する事ができました。
受診した際、排便後だったにもかかわらず、先生に肛門の中が便まみれと言われ、坐薬を入れてもらってから、けっこうな便が出たのには さすがに驚きました。
全てが標準治療とは違うものでしたが、先生の言うこと全てが腑に落ちることばかりで、何故今まで治らなかったのかが分かり、腸が問題だったのではなく、肛門が原因だったという事には衝撃でした。
一生治らないのではないかと思うぐらい悩んだ時もあったので、先生のお話を聞き、自分の毎日の管理で治るんだと すごくホッとすることができ、先生に出会うことができて本当に良かったなと思いました。
<治療してみて、どうでしたか?>
座薬は初日からできたのですが、肛門マッサージのやり方がいまいち分からず、病院に電話をし、聞きました。
とても丁寧に答えて頂き、翌日から行っています。
友だちの家に泊まりに行ったり、旅行に行く時などは少し不便に思うと思いますが、毎日続けていきたいと思っています。
約1週間、受診から経過しましたが、排便時や後の痛みもなく、肛門のムズムズ感もなく、快適に過ごせています。
痔を治すだけでなく、今後再発せず、お尻に負担をかけないよう肛門の管理をしていきたいと思います。
全く新しい治療法に出会い、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
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この患者さんは海外在住。
何度かメールでやり取りし、日本に帰国された際は地元の肛門科を受診されましたが、下剤と注入軟膏で切れ痔(裂肛)が改善せず、結局、遠方からわざわざ受診されたのでした。
便は毎日出ているけれど出始めだけが硬く切れてしまう。
典型的な出残り便秘でした。
そして切れ痔を繰り返したせいで少し肛門が狭くなってしまっていたので、傷の治りが悪かったのでしょう。
大阪肛門科診療所での治療は標準治療とは違います。
下剤も出さない
注入軟膏も使わない
座薬を使って残った便を出してもらう。
そして薬ではない軟膏「Sザルベ」を塗ってもらうだけ。
ただそれだけなんです。
今まで他の病院で標準治療を受けてこられた患者さんはビックリされます。
これだけと・・・。
でもこれだけで治るんです。
便をちゃんと出すだけで多くの切れ痔が治ります。
だって肛門が便まみれだったら治らないですよ
当然、切れ痔の傷も便まみれなワケだから
まずは、その便をどけてあげる。
肛門は便の通り道なんだから。
通路に便が落ちてては困るんです
本来はキレイな所なんですよ。
ちゃんと便を出し切って肛門の中を空っぽにするだけで切れ痔の痛みが軽減する。
そして日に日に良くなって2回目の通院の時には完治していることが多い。
この患者さんも2週間後に来られた時には切れ痔が完治し、終了となりました。
今でも年に1回のオシリ健診に来られています。
海外からわざわざ。
この患者さんのようにブログを読み込んでから来られる方は理解が速く、治療に取り組みやすいです。
私の説明が腑に落ちるので、納得して行動に移せる。
治療は患者さんの生活の中で行われるので、患者さんが行動に移してくれないと治療は成立しない。
私が代わりに座薬を毎日入れに行ってあげることもできないし、痛いからって代わりに排便してあげることも出来ない。
全ては患者さんの行動にかかっている。
だから治したのは患者さん。
私は治し方を教えただけ。
患者さんが行動に移せるよう、時間をかけて丁寧に説明をしています。
患者さんが理解して、本当に腑に落ちていないと行動に移せないからです。
だから説明が命。
説明に一番時間をかける。
そんな説明なんて聞きたくない
さっさと治してくれ
という人は受診をご遠慮頂いています。
どうぞ標準治療をしている保険診療の肛門科を受診してください。
うちに来られてもきっとご満足頂けないでしょう。
お金も時間も無駄になってしまうので、事前に必ず説明しています。
うちの診療所は薬や注射や手術をせずに、まずは痔の原因となった便通を治すことから治療を始めています。
それでほとんどの患者さんが良くなります。
それでも改善しない場合に限り、最終手段として手術を考える。
だから手術件数は少ないです。
手術件数が多いことを自慢している医師が多いですが、私たちは手術件数が少ないことを誇りにしています。
手術せずにこんなに治せたと。
必要の無い手術を受けて肛門にトラブルが生じ苦しんでいる患者さんを大勢診ているので、安易に手術を受けないで下さいね。
手術と言われても、その場ですぐに決めずに、一旦帰って考えましょう。
そしてもう1軒でも2軒でもいい。
違う先生を受診して欲しい。
その際は肛門を専門にしている先生を選んで下さいね。
探し方は以下のサイトに書いています↓
あなたの近くにもきっといるはず。
まじめに良心的に肛門診療をしている先生が。
そして手術を受けることになっても、痔の原因となった便通も治しましょうね。
痔は間違った排泄の結果です。
その排泄を治さなければ、また痔になってしまいます。
痔は何度でも繰り返されます。
だから痔の根本治療は痔の原因となった便通を治すこと。
この患者さんも排便管理はキッチリ続けておられます。
だからお尻のトラブルも少なく、年に1回のオシリ健診で済む。
肛門科は痔が治ったら通わなくなる所です。
いつまでもダラダラとずっと通院している人は、早く痔を治して通院を終わらせて下さいね
診療所のセラピードッグ「ラブ」
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お読み頂けると幸いです。