おうち英語と中受の備忘録 -7ページ目

おうち英語と中受の備忘録

【娘っ子と英語】
1〜3歳
職場の託児所に外国人家族が多数おり、自然と英語のおしゃべりと英字絵本などの多読を開始。
4〜6歳
モンテ幼稚園入園。英語は動画や音楽・絵本がメイン。
海外サーバーにて英語チャット。園の外部英語講師に英語早期教育を勧められる。

 

はじめに:小学生の英検3級、合格の鍵は「4技能のバランス」

来週のはじめには英検第3回の申込期限になりますね。なんだか時間の流れを早く感じる今日此の頃です。

そんな中、今回は小学生で英検3級をどう取るのかについて書きたいと思います。

英検3級は「中学卒業程度」のレベルとされ、一次試験の合格率は約50%注1)と、5級・4級から難易度が大きく上がります。特に、初めて課されるライティングスピーキング(二次試験)が、小学生にとって最大のハードルとなります。

しかし、ご安心ください。過去のデータでは、二次試験(面接)の合格率は90%以上注2)と非常に高く、一次試験を突破すれば、ほぼ合格圏内です。

本記事では、小学生の主要な学習環境である「おうち英語勢」と「多読勢」に焦点を当て、データに基づいた弱点克服法を具体的に解説します。

注1, 2:2016年度以前の公開データ及び現在の推定合格率(一次約50%、二次約90%)に基づく。


I. 💪 【環境別】小学生の英検3級 4技能の得意・不得意

学習環境によって、お子様が培ってきた英語の能力には大きな偏りが見られます。ご自身のお子様の強みと弱点を把握しましょう。これはあくまでも早期・おうち英語友達やオンライン報告会で個人的に集めた傾向について書いているので、個々人の差はご了承ください。

  • おうち英語勢 (DWEなど)

    • 主な強み(得点源): スピーキング、リスニング(高得点)

    • 顕在化しやすい課題(難関): ライティング(文法・単熟語・スペリング・構成の正確さ)

    • 対策の焦点: ライティングの「型」と文法知識の補強

  • 多読勢 (ORTなど)

    • 主な強み(得点源): ライティング、リスニング(安定した高得点)

    • 顕在化しやすい課題(難関): スピーキング(即時応答力・発話慣れ)

    • 対策の焦点: スピーキングの面接形式への慣れアウトプット練習


II. 📝 ライティング対策:「感覚」を「得点」に変える方法

ライティングは、おうち英語勢の最大の弱点になりがちですが、対策次第で最も点数を稼ぎやすい技能でもあります。

1. おうち英語勢の課題と対策:文法の「正確さ」

感覚で英語を話せる反面、ライティングでは以下のミスが多発します。

  • 中学1〜2年生レベルの文法ミス: 三人称単数現在の sの抜け、過去形や複数形の処理、基本的な前置詞の誤用など。

  • 英検特有の論理構成の欠如: 質問に対し、「意見 + 理由2つ」という型を守れていない。

【必勝対策の鍵】

英検3級のライティングで求められるのは、難しい単語ではなく、基本的な文法を正確に使える力です(データ1.1参照)。

  1. 「鉄板テンプレート」の暗記: 導入、理由1、理由2、結論のシンプルな型と接続詞(First, Second, Also など)を覚え、当てはめる訓練を徹底する。

  2. スペルと句読点の徹底チェック: 3級頻出単語のスペルミス、文頭の大文字、文末のピリオドといった基本ルールを、自己採点・添削で厳しくチェックする。

  3. 理由が理由になってないなどのポイント

2. 多読勢の強みと対策:構成の確認

多読勢は文章を書くことに抵抗がありませんが、英検ライティングの「型」を理解していないと減点されることがあります。自分の意見だけでなく、必ず理由を2つ述べているかを確認するだけで、満点に近づきます。言い換えると多読勢は普段の学習から物語についてライティングに必要なアウトプットを行っておくと良いのかなと思います。


III. 🗣️ スピーキング対策:高合格率を活かすための「慣れ」

英検3級の二次試験(面接)は、合格率が約90%以上と非常に高い「サービス問題」です。しかし、この高合格率は、事前の対策をした受験者のものです。

1. 多読勢の課題と対策:即時応答と慣れの不足

リーディングで培った理解力は抜群ですが、「対人」で「瞬発力」を求められることに慣れていないのが弱点です。

【必勝対策の鍵】

  1. 「面接の型」を完コピ:

    • 入室から退室までの流れ、挨拶、着席のタイミングなど、面接全体のリズムを動画で確認し、ロールプレイングで完璧に体に覚え込ませる。

  2. アティチュード(態度)で点を稼ぐ:

    • はっきり聞き取れる声で話す、面接官の目を見て応答する、質問を理解できなければ Pardon me?聞き返す姿勢を見せることが、合格率90%を支える態度点(アティチュード)に直結します(データ1.2参照)。

    • 娘っ子の例でいうと面接官=知らないおじさんと思いそれだけで萎縮してしまった様なのでそういう意味では初見の人と喋れるという意味でもオンライン英会話は大事かなと思います。

  3. オンライン英会話での特訓: 日常会話ではなく、「英検3級面接の過去問」を使い、即座に、理由や詳細を加えて2文以上で答える訓練を集中的に行う。

2. おうち英語勢の強みと対策:形式への慣れ

会話には強いおうち英語勢は、面接の「型」さえ理解すれば、表現力豊かに応答できるため、ほぼ心配はいりません。過去問を数回試す程度で、自信を持って臨めるでしょう。


🔑 まとめ:3級合格は「下の級の知識の正確な応用」

小学生の英検3級攻略の最大のポイントは、ネックとなるライティングとスピーキングが、中学3年レベルの知識を必要としない点にあります。

  • ライティング「4級レベルの単語・文法」を「3級の構成(型)」で正確に書く。

  • スピーキング「4級レベルの表現」を「90%超の合格率を支える型と態度」で臨む。

お子様の学習環境がどこであれ、弱点スキルに対して「知識の難易度」を上げるのではなく、「使い方の正確さ」と「試験の型への慣れ」に集中することで、小学生でも無理なく英検3級合格を勝ち取ることができます。今回の例に関しては、小学校前・低学年・高学年でも大分対応は違ってくるかと思います。

それにDWEをやっている子はORTもやっていたり、きれいな棲み分けが出来ていないのも現状です。

オンライン報告会で3級に躓いていた子達を例にすると、圧倒的にライティングでの減点が大きい子が落ちてしまうことが多かったです。これはレベルが達していないと云うより、自然な解答やアウトプットを重んじた結果、型にはまっていない為に落ちてしまうという、ちょっとしたジレンマ的な状態です。

確かに子供の自然なアウトプットを大事にしたいと云うのは分かるのでここらへんは各ご家庭の判断かなと思います。

違った見方をすると英検の「型」によるアウトプットは何も悪いことだけではないと個人的には思っています。

というのも、このライティングで必要とされる要約(Eメール)と導入、理由1、理由2、結論の型は、実は小学校2年生の国語でかなり使われる学習内容です。

うちの娘っ子に関してになりますが、英検のライティングの対応学習をして以降、国語の長文要約や記述が出題される模試などで全統小60以上はアベレージで取れています。国語の学習を特に行わないでのこの結果は、明らかに英検のおかげ?かと思っています。

英検を取ることは中受などでのプラスとして考えることも出来ますが、その一方で私立小に通ってる子達にとっては3級がマストとされ、学校で習っている英語のちょっと先取り程度にしか思っていなかったりします。ここらへんは僕らが子供の頃とは明らかに違う点かなと思ったりしています。

ただ英検を取ることが目的なのは個人的には少し寂しかったりするので、楽しんで英語に触れていたら結果的に取れたくらいだったらなと思ったりもしています。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

 

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💡 はじめに:なぜ難易度の高い模試に切り替えるべきか?

進研模試で偏差値60を安定して超えている高校生にとって、次のステップは駿台模試河合塾の全統模試といったハイレベルな模試への切り替えです。

進研模試は受験者層が非常に広いため、偏差値が高めに出やすく、難関大学を目指す受験生にとって真の学力弱点を把握するには不十分になりがちです。

本記事では、進研模試の偏差値60が駿台模試でどの程度に相当するのかを解説し、難関大合格を確実にするための効果的な模試戦略英検の活用法をデータに基づいて深掘りします。


📊 進研模試 60 は駿台模試でいくつ?偏差値換算の目安と深掘り

模試の偏差値は、受験母集団の学力レベルに大きく左右されます。進研模試で偏差値60を達成した場合、他模試での相対的な位置は以下の通りです。

📌 模試の種類別・偏差値換算詳細

1. 進研模試 (ベネッセ総合学力テスト)

  • 特徴: 受験者層が最も幅広く、全国の高校で実施されるため、標準的な学力層が多く含まれます。そのため、同じ実力でも偏差値が高めに出やすい傾向があります。

  • 偏差値60の立ち位置: 高校内で上位層に位置しますが、難関大志望者全体の中では中堅レベルの目安となります。

2. 駿台模試 (駿台全国模試など)

  • 特徴: 東京大学・京都大学・医学部など最難関大学を志望する受験生が中心に受験するため、母集団のレベルが非常に高いです。加えて、問題の難易度も高いため、偏差値は低めに出やすいのが特徴です。

  • 偏差値換算の目安: 進研模試 60 は、駿台模試では 50〜55程度に相当するのが一つの目安です。この差(5〜10ポイント)は、受験者層のレベルの違いを明確に示しています。

3. 河合塾 (全統模試)

  • 特徴: 受験者数が多く、駿台模試と進研模試の中間的な立ち位置で、最も標準的な大学受験の指標とされています。

  • 偏差値換算の目安: 進研模試 60 は、河合塾の全統模試では 55〜60程度に相当すると考えられます。

🔍 換算の根拠と戦略の深掘り

進研模試で偏差値60を大きく超えるようになった場合、その模試の難易度母集団では、「真の弱点」が隠されてしまいます。これは、基礎〜標準レベルの問題で安定して得点できているだけで、難関大が求める応用力や思考力がまだ不足している可能性があることを意味します。

駿台模試に軸足を移す最大のメリットは、難度の高い問題に挑戦し、周りのレベルが高い受験生の中で自分の相対的な位置を測ることで、本番で問われる高度な応用力や思考力に焦点を当てた学習へ切り替えられる点です。成績表を参考に、分野別の偏差値や平均点を分析し、難問対策を最優先で組み込む必要があります。

キーワード: #駿台模試偏差値 #進研模試換算 #難関大模試 #偏差値の罠


早期に難関模試に切り替えるべき最大の理由

🚨 弱点の「早期かつ正確な割り出し」によるタイムロス回避

進研模試で高得点を維持し満足してしまうと、難関大合格に必要な「応用力が試される分野の弱点」を見逃す可能性があります。

難関模試に早期(高2〜高3の春)に切り替えることで、以下のメリットが得られます。

  1. 高難度な弱点の特定: 難易度の高い問題で失点した部分こそが、入試本番で合否を分ける真の弱点です。駿台模試の複雑な記述問題や応用問題で、どの単元や思考プロセスが欠けているのかが明確になります。

  2. 十分な対策時間の確保: 難度の高い弱点は克服に時間がかかります。高3の夏以降に見つけるよりも、早い段階で特定することで、入試本番まで逆算した計画的かつ集中的な学習が可能になります。この時間的優位性が、難関大合格の鍵となります。

キーワード: #受験戦略 #弱点分析 #早期対策 #学習効率


🥇 英検戦略:難関大合格を確実にするロードマップと深掘り

今回Vもぎ偏差値53〜55程度の高校のデータ分析から、難関大合格を目指す生徒の英検取得の理想的な流れが見えてきます。この流れは、大学受験を見据えた最も合理的かつ効果的な英語学習の道筋です。

📚 データに基づく理想的な英検取得の流れ

1. 高校受験時(中学卒業まで):準2級の取得

  • 目的と効果: 高校で学ぶ英語の基礎を先取りして固め、高校入学後の学習をスムーズにするための土台作りとなります。これにより、高校入学直後から高いレベルの学習にスムーズに入れます。

2. 高校1年生:2級の取得

  • 目的と効果: 高校卒業レベルの英語力を早期に習得し、日東駒専レベルの入試における優遇措置(加点や出願資格)を得る準備を完了させます。この段階で多くの生徒がこのレベルを目標とします。逆に他教科との兼ね合いで日東駒専をターゲットとする場合には、ここらへんで充分とも言えるかなって感じもあります。

3. 高校2年生(第3回まで):準1級の取得

  • 目的と効果: GMARCH・早慶以上の難関大入試で最大級の優遇措置(英語試験の免除・満点換算、共通テストの得点利用など)を受けるための決定的な武器とする。高校2年生までに取得できれば、高3の受験期に英語の勉強時間を大幅に削り、他科目に集中できます。逆に言えば大学受験に限っていうのであれば、準1級を取っておけばあとは他教科に集中するといえるのかと思います。

🏆 準1級取得の絶大なアドバンテージの深掘り

大学受験において英検準1級を所持していることには、マイナス面は一切ありません。

  • 入試リスクの低減と時間的優位性: 準1級は、早稲田大学やGMARCHをはじめとする多くの難関私大や一部国公立2次試験で、英語試験の免除や満点換算に利用可能です。これにより、受験本番の英語の失点リスクをゼロにでき、受験生は他の合否を分ける教科(国語・地歴公民・数学など)に集中できるという時間的・精神的なアドバンテージを得られます。

  • 共通テスト対策の簡略化: 共通テスト利用入試においても、高スコアの準1級のCSEスコアが利用できるため、共通テストの英語対策の負担も軽減されます。

  • 一部国立理系の大学院進学時の条件に準1級が設けられているので取っておいて損はありません。

この計画的な資格取得は、受験勉強を有利に進めるための必須戦略と言えます。

キーワード: #英検準1級 #大学受験優遇 #難関大英語対策 #CSEスコア


✍️ まとめ:戦略的な学習で合格を掴む

進研模試で得た自信を胸に、次はよりハイレベルな駿台模試へと挑戦の場を移しましょう。

今回改めて、Vもぎ偏差値55から53程度の私立数校をモニタリングしてみると英検に関して英検で高2第三回の受験傾向は45人クラスで準一級が5名程度2級が20名程度準2級が残りと言った感じになりました。そして公立校の同偏差値帯の数校では準1級一人いるかいないか2級30名程度準2級残りと言った感じで、2級を目指している子達は偏差値も相まって日東駒専を目指しているのではと予測ができます。

これは少し前に書いた記事と相まって高校受験時までに準2級を取得しておき、高1で2級、合格後に準1級を目指すという流れが見て取れます。大学受験時で準1級を持っておけば基本的にどこの大学を受けるのでマイナスはないかと思います。

英語に関しては特に時間と不断の努力が大事だったりする教科でもあるので大きなポイントになるかと思います。

小学校高学年で英文が読めたり、リスニングでそれっぽく理解できる程度の英語力があっても、いざ英検ってなるとまるで出来ない子が多かったりするのも事実でありジレンマです。このレベル帯の子は時期を間違えると高校受験時に英検準2級すら届かない未完走組になることが多いです。

これらに関しては、早期・おうち英語時から何らかの措置を取っておいた方が、無駄にならずに英語などの持続性が高いとされる14歳まで引っ張れるかなと思います。

正直なところ、早期・おうち英語に関してはその完走率の低さから懸念する意見が多いことも理解しています。ただその一方で、駿台・河合クラスの英語を中1時点で偏差値65以上で無双出来るリターンがあるのも事実です。英語を嫌いにならない様学習をさせるという条件付きではあるものの、かなり大きなリターンが見込めます。

難易度の高い模試英検準1級の早期取得を組み合わせた戦略こそが、志望校への合格を確実にするための最も効率的かつ効果的なロードマップです。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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序章:高校受験の「逆転戦略」としての先取り教育

今週末はVもぎなどの高校受験向けの模試が集中していましたね。僕も友人の塾経営者から人手不足からw講師の依頼をもらい模試対策を行ってきました。

個人的にも早期・おうち英語の小学生にどの程度の高受英語の対応力があるかを知りたかったので、ここ2週間は過去問も含めて分析・指導してきた次第です。

そこで感じたことをまとめたのが今回の記事になります。

「中学受験をしない」という選択は、地域や家庭の事情があるにせよ高校受験での圧倒的な成功を目指すための最高のチャンスになり得ます。

多くの中学受験組が特殊算(つるかめ算、植木算など)に膨大な時間を費やす小学校高学年こそ、高校受験、ひいては大学受験に直結する英語と数学の基礎を固める「黄金期間」です。

この記事では、データと学習効果の観点から、私立小学校で言われている小学校卒業までに英検3級ではなくあえて「英検準2級と数学の中学2年生までの学習・習得」を達成することの、計り知れないメリットと具体的な戦略を徹底解説します。


💡 データが示す先取り学習の圧倒的優位性

1. 高校受験直前期の学習負荷を劇的に軽減する

高校受験対策が本格化する中学3年生の夏休み、多くの上位校を目指す受験生は「1日3~4時間」の勉強時間を確保し、中1・中2範囲の広範囲の復習と基礎固めを必死に行います。

しかし、小学校で既に中学2年生までの主要単元をマスターしていればどうでしょう?

✅ 戦略的な時間の使い方

多くの受験生が基礎固めをする中3の夏以降、あなたは「難関校特有の応用問題対策」や「高校内容の先取り(数IAの導入など)」といった、より高度で差がつく学習に集中できます。この「時間の質」の差こそが、難関校合格の決定打となります。

2. 英語は「検定」で自信と内申点をダブル獲得

先取りの指標として英検は非常に優秀です。特に英検準2級は、高校中級レベルに相当し、中学で習う文法事項をほぼ網羅します。

  • 中学入学時のアドバンテージ: 既に中学英語の範囲を理解しているため、中学の授業は「復習」となります。

  • 内申点(調査書点)への寄与: 授業内容が理解できているため、定期テストで高得点を取りやすく、安定した内申点を確保できます。また、英検準2級以上の資格は、入試優遇措置内申点加点の対象になる高校も少なくありません。

    • データ事例: 塾の合格実績データでは、小学6年生で英検準2級に合格している生徒の正当は85%以上を達成しているケースも見られます。


🎯 小6までに達成すべき具体的目標と戦略

1. 🔢 数学:中2までの「思考力」を固める

数学の中2までの学習は、連立方程式、一次関数、図形の合同・相似といった、高校数学の土台となる論理的思考力を養うことが目的です。

学習のポイント

  • 文字と式・方程式: 算数からのスムーズな移行を目指し、計算ミスを徹底的になくし、文章題を数式に変換する訓練を積みます。

  • 関数(中2一次関数まで): グラフの視覚的理解を重視。公式を暗記するのではなく、変化の割合の意味など、概念を深く理解します。

  • 図形と証明: 論理の積み重ねを学びます。図形の性質を覚えるのではなく、「なぜそうなるのか」を順序立てて説明できるようにします。

【成功の鍵】 数学は「分散学習」が最も効率的であるという研究結果があります。一度に長時間詰め込むのではなく、「1日30~40分」でも毎日コツコツと、着実に定着させる工夫が重要です。

2. 英語:4技能を見据えた体系的な学習

英検準2級合格を目標に、以下のステップで進めます。

  1. 英検5級→4級→3級の順序で確実なステップアップ:特に3級で導入されるライティングとスピーキング(二次試験)の基礎を固めます。早期・おうち英語である程度の実力が安定している子に関してはいきなり3級以上でもいいかなと思います。

  2. 文法事項の網羅: 中学で習う主要文法(不定詞、動名詞、受動態、比較など)を小6までに完成させます。

  3. 語彙力の強化: 準2級に必要な約3,800語レベルの語彙を、ゲームやアプリなどを活用して楽しく増やしていきます。

【成功の鍵】 英語は、聞く、読むだけでなく、書く・話すのアウトプットを意識して取り組みましょう。特にスピーキングは、将来の大学入試でも重視されるため、早い段階で苦手意識をなくすことが大切です。


モチベーション維持と学習の質を高める方法

先取り教育の唯一の懸念点は、「子どもが飽きてしまうこと」や「表面的理解で終わってしまうこと」です。これを避けるための重要な対策は以下の2点です。

1. 外部検定を積極的に活用する

英検や数検(実用数学技能検定)を定期的に受験し、目標とします。これは、お子さんの努力を客観的な「成功体験」として可視化し、次の学習への意欲を掻き立てる最高のツールです。

2. 「なぜ?」を大切にする親子の対話

先取り学習では、学校の授業が復習になるため、中学入学後、「授業が退屈」になる可能性があります。

お子さんには、「授業が簡単だと感じたら、それを応用してどう解けるか考えよう」と伝えましょう。公式を早く知ることよりも、「なぜそうなるのか」という本質的な思考力こそが、難関校入試で問われる力です。


高校受験で「圧倒的な余裕」を手に入れるために

今回担当しているVもぎ50前後の子達は、学習意欲も高いにも関わらず、時間が足りていない為、かなり勿体ない印象が強い為、今回のような記事を書きました。

例えば英語に関して言うと問題の傾向としては、自校作成以下(偏差値60程度)の学校でも、リスニングで20点、ライティングで12点程度の問題は英検3級を取得している小学生ならほぼ減点される事はないかと思います。合わせてリーディング部分に関しては準2級程度の単・熟語と文法を理解し出題傾向になれていれば、問題なく解け、正答率9割・偏差値70弱は可能です。言い換えると自校作成校の英語も8割は取れるかと思います。

数学も同じような傾向で英数を武器に出来た際には、高受はかなりイージーゲームになるかと思います。

ただ共に必要なのは地頭というより時間です。

中学受験をしないからこそ、膨大な時間を高校受験に直結する学習に投資できます。

模試のレベルに関してもどうしても都内在住なので都内中心にはなってしまいますが、Vもぎから更に上の難易度の高い模試に関しても高校受験向けの模試でしたら英語に関しては準2級でプラス5以上で合格しているしている子にとっては楽かと思います。

早期・おうち英語勢の特徴としてリスニングとそして今回は書いていませんがスピーキングについてはほぼ英検受験時も減点がない子が多いですからね。

大凡小学校5年生から開始し小学校6年生終了までに「英検準2級と数学中2までの習得」は、高校受験の合否を左右するだけでなく、お子さんが思春期を迎える中学・高校時代に「自分自身で学習を管理する力」と「揺るぎない自信」を与える最高のプレゼントになるでしょう。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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