おうち英語と中受の備忘録

おうち英語と中受の備忘録

【娘っ子と英語】
1〜3歳
職場の託児所に外国人家族が多数おり、自然と英語のおしゃべりと英字絵本などの多読を開始。
4〜6歳
モンテ幼稚園入園。英語は動画や音楽・絵本がメイン。
海外サーバーにて英語チャット。園の外部英語講師に英語早期教育を勧められる。

この度、娘っ子が体験で行ったRISU算数。



RISU算数1週間おためしキャンペーン



娘っ子のここまでの現状として・・・


・モンテ園から公立越境小(小受で1/1で受かって諸事情から蹴ってます)

・小1から小2の現在(26年2月)まで2教科全統小で平均60ちょっとで安定。リトルでも余り落ち込みはなく50台後半をキープ



・学習内容としては予シリなどのワーク中心。


・ここまでの算数の平均平日学習時間1時間程度。


・先取りとしては半年程度を目安として行い、次回全統小をターゲットに学習。


 



そして2カ月の試用期間を終えた結果は、1カ月半で小6範囲までを完走し、残りを復習に充てることが出来ました。



はじめた直後からかなり夢中になってやっているので、相性は良かったようですw



 





 



※開始15日でステージ33からスタートし3/15現在で小5ステージに突入しています。


※最終的にはレンタル期間の2か月より少し前の1ヶ月半で小6までのステージを無事終了し、残りの期間を復習に充てました。


当時の最終的な初見100点割合は70%ちょっとです。


(初見で100点を取れる割合が70%ということです。)


 


 



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中学受験は「偏差値」から逆算しない。5年生までの家庭学習時間から進路を決めるという考え方

中学受験をするか、しないか。

多くの家庭では、かなり早い段階から「中学受験をする」と決め、そのために塾を選び、模試を受け、偏差値を上げることを目標にしていきます。

しかし、僕は少し逆の考え方をしてもいいのではないかと思っています。先に「中学受験をする」と決めるのではなく、小学校4年生、5年生の段階で家庭学習の習慣と学習量を作り、その結果としてどの程度の学力に到達したのかを見たうえで、中学受験をするか、高校受験に進むかを判断する

この考え方なら、中学受験を「撤退する」という発想ではなく、「進路を最適化する」という発想に変えられます。

「学年×10分+10分」は本当に十分なのか

小学校の家庭学習時間の目安として、よく言われるのが「学年×10分+10分」です。

小学1年生なら20分、2年生なら30分、3年生なら40分、6年生なら70分という計算になります。

これは学校の学習内容を家庭で復習するための目安としては分かりやすい数字です。ただし、中学受験をするかどうかを判断するための「学力形成」という観点から考えると、私は少し違う設定があってもいいと思っています。

そこで考えているのが、この時間をおよそ1.7倍するという考え方です。

小学6年生なら、

「6×10+10=70分」

に1.7を掛けて、約119分。

つまり約2時間です。これは、

周囲と同じ学習量で競争するのではなく、5年生までに一定の学習時間を確保し、その時間差を先取り・習熟・応用に振り向けることで、6年生以降に優位性を作る

という、ランチェスター時間戦略を小学生の学習設計に応用するという話になります。

ランチェスター時間戦略 → 競争における投入量の差 → これを小学生の家庭学習設計に応用 → 5年生までに余力を作るといった戦略です。

そして、4教科をそれぞれ25分程度に区切り、25分学習+5分休憩というサイクルを組むと、かなり現実的な学習単位になります。

さらに英語を30分程度加える。

すると、国語・算数・理科・社会+英語で、おおむね2時間半という家庭学習モデルができます。

重要なのは、この2時間半をいきなり6年生から始めることではありません。

むしろ、4年生、5年生の段階から少しずつ定着させておくことに意味があります。

5年生で「毎日2時間半」は多いのか

ここで面白いのが、中学受験家庭の学習時間です。

一般的な小学生全体の家庭学習時間と、中学受験を意識している家庭の学習時間は当然違います。

また、中学受験対策を始める時期そのものも早くなっています。

2026年に日本漢字能力検定協会が中学受験経験者の保護者1,000人を対象に行った調査では、小学4年生までに中学受験対策を始めた家庭が57.1%、小学5年生まででは81.1%に達しています。つまり、5年生までには多くの家庭が何らかの受験対策を始めているわけです。

一方で、5年生の段階から家庭学習を毎日2時間半程度確保しているとすれば、かなりしっかりした学習習慣になります。

ここで重要なのは、「2時間半やったから偏差値が○になる」という単純な話ではありません。

偏差値は、学習時間だけで決まるものではありません。

教材、指導、理解度、家庭環境、本人の得意不得意、学習効率、模試の母集団など、さまざまな要素が影響します。

したがって、学習時間から偏差値を正確に算出することはできません。

しかし、逆に言えば、同じ偏差値55でも「どうやって55を取ったのか」を見ることには大きな意味があります。

「偏差値55」の中身を見る

例えば、5年生の終わりに偏差値55だったとします。

一方は、大手塾の授業を受け、同じ問題を何度も復習し、テストに出る範囲を繰り返し学習した結果として55を取った。

もう一方は、学校や塾の進度より少し先まで学習し、基本問題を自力で解ける状態を作ったうえで、応用問題や初見問題にも取り組みながら55を取った。

同じ「55」でも、6年生に入ったときの意味はかなり違います。

前者は、まだ習熟そのものに時間を使う必要があります。

後者には、先取りによって生まれた「余力」があります。

この余力こそ、6年生で重要になります。

5年生までの勉強を、単純なワークブックとテストの繰り返しにしてしまうのではなく、

「なぜこの解き方になるのか」

「別の問題でも使えるのか」

「初めて見る問題ならどう考えるのか」

「覚えるべきものはどうやって定着させるのか」

まで扱っておく。場合によっては、何度も書いて覚えるという地味な学習も必要になります。

こうした「習熟」を5年生のうちに進めておくことが、6年生の余裕につながると考えています。

4年生は通信教育、5年生から塾という選択

御三家や最難関を目指さないのであれば、この考え方なら、4年生と5年生の役割も明確になります。

4年生では、通信教育や市販教材などを利用しながら、まず家庭学習そのものを安定させる。

「毎日勉強する」

「決めた時間は机に向かう」

「間違えた問題を放置しない」

という基本的な習慣を作ります。

そして5年生から中学受験塾に入る。

ただし、塾に入ったからといって、家庭では塾の授業の復習だけをするのではありません。むしろ、家庭学習の一部を「先取り」に使う。例えば2時間半のうち、英語に30分を使うなら、残りの2時間を国語・算数・理科・社会に配分し、その一部を先取りに充てる。こうすると、塾で習う内容が「初めて見る内容」ではなくなります。

塾で理解し、家庭で復習し、さらに少し先へ進む。

このサイクルを5年生のうちに作っておくわけです。

5年生の終わりに見るべきなのは「偏差値」だけではない

では、5年生の2月、3月になったとき、何を見るのか。

僕はここで初めて、中学受験をするかどうかを具体的に判断してもいいと思っています。

もちろん、全国統一小学生テストのような全国規模の模試は有効です。現在の全国統一小学生テストでは、5・6年生は国語・算数に加えて理科・社会も受験でき、偏差値や全国順位、領域別成績などが返却されます。

ただし、全国統一小学生テストと中学受験専門模試は同じものではありません。

ネット上では「全統小と四谷大塚(合不合)の偏差値には10程度の差がある」といった経験則が語られることがありますが、これは固定された換算式ではありません。母集団や問題構成が違うため、単純に「全統小-10=合不合」とするのは危険です。実際、受験者による経験談でも両者の差は語られていますが、個人差や科目差があります。

したがって、見るべきなのは「全統小で偏差値55だから、この学校」という単純な対応ではありません。

複数の模試を通して、自分の子どもの現在地を確認することが重要です。

5年生終了時点では「80%ライン」を見る

ここで四谷大塚の合不合判定の考え方が参考になります。

四谷大塚系の受験情報では、志望校判定に50%ラインと80%ラインが使われています。80%判定は、当然ながらかなり高いハードルです。早稲田アカデミーも、80%ラインをクリアすることは一般的にかなり難しいと説明しています。

だからこそ、5年生終了時点では「80%ラインを狙える学校」を一つの目安として見ておく。

ただし、それを「6年生でも80%を維持する」と考える必要はありません。

むしろ、6年生では受験者全体の学習量が一気に増えます。

5年生まで2時間半を継続していた子にとって、6年生で3時間、4時間へ増やすことは、それほど異常なことではありません。

なぜなら、すでに学習習慣ができているからです。ある程度、偏差値自体が低下する予測をしておくことは大事です。

6年生の夏以降は「偏差値を上げる」より「順位を上げる」

6年生の夏休み以降になると、受験勉強は性質が変わります。

それまでの「知識を増やす」「習熟を進める」という段階から、「志望校の問題に適応する」という段階へ移っていきます。

そのため、私は6年生の夏以降は、単純に偏差値を上げ続けることだけを目標にしなくてもいいと思っています。

むしろ、

「志望校別模試で順位を上げる」

「過去問で合格最低点との距離を確認する」

「その学校特有の問題形式に慣れる」

という方向へ変えていく。

5年生の終わりに80%ラインで見ていた学校について、6年生の夏休み以降に50%ラインを下回らない状態を維持できているなら、そこからは学校別対策によって合格可能性を高めていくという考え方です。

もちろん、これは全員に当てはまる絶対的な法則ではありません。

しかし、「6年生になったら偏差値を上げ続けなければならない」という発想から一度離れるという意味では、かなり重要な考え方だと思います。

過去問を早くやればいいわけではない

ここにも落とし穴があります。

5年生の終わりに志望校が見えてくると、「早く過去問をやらせなければ」と考える家庭もあります。

しかし、過去問は早ければ早いほど良いわけではありません。

その学校の出題形式に対する適応力を測るには、まず必要な知識と解法がある程度身についている必要があります。

まだ習熟していない段階で過去問を大量に解いても、「できない」という結果だけが積み上がってしまう可能性があります。

5年生の終わりに見立てを立て、6年生で必要な習熟を進め、そのうえで適切な時期から過去問に入る。

この順序のほうが合理的です。

そして、ここで「高校受験」という選択肢が生きてくる

この戦略の最大のメリットは、5年生の終わりに「中学受験をやめる」と考えなくていいことです。

例えば、5年生まで家庭学習をしっかり続けたにもかかわらず、模試の結果が想定した中学受験校のゾーンに届かない。

その場合、

「もっと勉強させればいい」

と考えるのではなく、

「この学習量でこの到達度なら、高校受験のほうが適しているのではないか」と判断することができます。

これは撤退ではありません。

むしろ、高校受験に切り替えることで、中学3年間を使って高校受験に向けた準備をすることができます。

逆に、5年生の終わりに十分な学力が確認できれば、そこから中学受験に本格的にシフトする。

つまり、4~5年生を「進路決定前の準備期間」にするわけです。

中学受験のゴールは「中学校合格」ではない

そして、もう一つ忘れてはいけないことがあります。

中高一貫校に合格すること自体が最終目的ではありません。

中学受験をして中高一貫校に入ったとしても、そこで6年間の学習が待っています。

だからこそ、「どこに合格できるか」だけではなく、「その学校に入った後、どの程度の余裕を持って学習できるか」まで考える必要があります。

無理を重ねてようやく合格した学校で、入学後も常に授業についていくために苦労するのであれば、それが本当にその子にとって最適な選択なのかは考えたほうがいい。

一方で、5年生までに先取りを含めた学習習慣を作り、ある程度の余力を残して中学受験に進めるなら、6年生ではその余力を志望校対策に使えます。

偏差値ではなく「どうやって取った偏差値か」

結局、5年生終了時点で最も重要なのは、偏差値そのものではないのかもしれません。

「偏差値55だった」

ではなく、

「どのくらいの学習時間で、どんな勉強をして、どこまで先取りし、その結果として偏差値55になったのか」

を見る。

ここが重要です。

同じ55でも、まだ習熟の途中にいる55と、先取りまで終えて余力を残した55では、6年生のスタート地点が違います。

そして、周囲が6年生になって学習時間を増やしてくるとき、先に習熟を進めていた子は、その時間を「まだ習っていないことを覚える時間」ではなく、「応用する時間」「志望校に適応する時間」に使える可能性があります。

受験直前に成績が伸びる子がいるのも、単純に最後の1か月で突然能力が上がったというより、そこまでに積み上げてきた習熟が最後に点数として表面化するケースがあります。

だからこそ、5年生の偏差値を1ポイント、2ポイント上げることだけに躍起になるより、6年生で伸びるための余力を5年生のうちに作ることのほうが重要なのではないでしょうか。

中学受験をするか、高校受験をするか。

その答えを4年生で決める必要はありません。

4年生では改めて学習習慣を再構築する。

5年生では塾で学びながら先取りと習熟を進める。

5年生の終わりに模試を使って現在地を確認する。

その結果、十分な余力があれば中学受験へ。

そうでなければ高校受験へ。そして6年生になったら、選んだ道に合わせて学習量と方法を変える。

僕は、このくらい「進路を後から選べる状態」を残しておくほうが、家庭にとっても子どもにとっても健全なのではないかと思っています。

中学受験は、早く決めた家庭が勝つゲームではありません。

むしろ大切なのは、決断するまでにどれだけ学習習慣と基礎学力を積み上げ、5年生の終わりに「この先、どちらへ進むのが合理的なのか」を冷静に判断できる状態を作れるか。

その意味では、5年生までの家庭学習2時間半は、単なる「中学受験対策」ではありません。

それは、中学受験にも高校受験にも進めるための選択肢を残すための時間なのかなと思っています。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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「どこに行くか」だけではなく「どんな経歴を選ぶか」という中学受験

中学受験について考えるとき、どうしても「偏差値」が中心になりがちです。

偏差値60の学校、55の学校、50の学校。

大学合格実績はどうか。
GMARCHに何人合格しているのか。
早慶上理はどのくらいいるのか。

もちろん、こうした情報は学校選びにおいて重要です。

しかし、最近の中学受験を見ていると、それだけでは説明できない家庭が一定数存在しているように感じます。

むしろ、

「大学まで考えて学校を選んでいるのか?」

という視点を持つと、中学受験市場の見え方が少し変わってきます。

2026年度の首都圏中学入試では、私立・国立中の受験者数は推定5万2,050人、受験率は18.06%。過去40年間でも4番目に多い水準でした。中学受験は決して一部の特殊な家庭だけが参加するものではなくなっています。

その中には当然、大学進学を明確に意識して学校を選ぶ家庭もあります。

一方で、必ずしもそうではない家庭もいる。

ここが、これからの中学受験を考えるうえで非常に重要なポイントなのではないでしょうか。

30年前の「中堅大学」と現在の「中堅大学」は同じではない

例えば大学進学を考えてみます。

30年ほど前であれば、「中堅より少し上」の私立大学として日東駒専をイメージする人も多かったでしょう。

ところが現在は、大学入試そのものが大きく変化しています。

大学群の呼び方も変わりましたし、入試方式も多様化しました。さらに少子化によって大学全体の構造も変化しています。

そのため、「昔の感覚で大学の位置づけを考える」ことには注意が必要です。

現在の受験市場では、MARCHと日東駒専はいずれも首都圏の有名私立大学群として認識されています。河合塾の2026年度入試の志望動向でも、MARCH、日東駒専ともに志望者は前年比108%となっており、両グループとも人気が高まっています。

ただし、「日東駒専=偏差値50」と一括りにするのは正確ではありません。

大学・学部・入試方式によって難易度は大きく異なります。そもそも河合塾自身も、ボーダー偏差値はあくまで入試難易度を示すものであり、大学の教育内容や社会的位置づけそのものを示すものではないと説明しています。

ここは非常に重要です。

つまり、「MARCHと日東駒専のどちらが上か」という話だけでは、大学進学後の人生を説明できないのです。

では、中高一貫校に行く意味は何なのか

ここで一つの問いが出てきます。

仮に最終的な大学が日東駒専だったとします。

高校受験をして都立高校や私立高校から日東駒専へ進学する。

あるいは、中学受験をして中高一貫校に6年間通い、そこから日東駒専へ進学する。

最終学歴だけを比較すれば、どちらも「大学は日東駒専」です。

教育費や受験負担という「コスト」だけを考えれば、高校受験ルートのほうが合理的だと考える家庭があっても不思議ではありません。

ところが、それでも中高一貫校を選ぶ家庭があります。

なぜでしょうか。

ここに、「中学受験の価値は大学進学実績だけではない」という話が出てきます。

例えば、

「大学はどこなの?」

と聞かれて、

「○○大学です」

と答える。

そこで、

「高校は?」

と聞かれたときに、

「○○中高です」

と答えたい。

これは、単純な学歴の問題とは少し違います。

自分や子どもが6年間をどのような学校で過ごしたのか、その学校の持っている文化やブランド、教育環境そのものに価値を感じている。

そういう層が存在するのではないでしょうか。

つまり、学校選びとは「大学への最短距離」を選ぶことだけではなく、ある意味では「自分たちがどんな経歴を歩みたいのか」を選ぶことでもあるのです。

中学受験は「学歴」ではなく「学校イメージ」を買っている?

こう考えると、最近よく言われる「ゆる受験」という現象も違って見えてきます。

もちろん、すべてのゆる受験家庭がそうだという話ではありません。

ただ、

「何としても大学進学実績を上げたい」

という家庭ばかりではない。

むしろ、

「公立中よりも環境のよい学校に行かせたい」

「女子校で6年間過ごしてほしい」

「学校の文化が好き」

「この学校に通っているということ自体に意味を感じる」

「大学はそこそこでいい。その代わり、学校生活を充実させたい」

という価値観もあります。

ここでは、偏差値そのものよりも「学校イメージ」が重要になります。

言い換えれば、中学受験で買っているものが、大学合格実績ではなく「6年間の環境」になっている家庭もあるということです。

これは決して悪いことではありません。

むしろ、目的が明確なら非常に合理的です。

問題なのは、その目的を自覚しないまま受験してしまうことです。

「出口を考えない中学受験」が危険な理由

中学受験で最も避けたいのは、

「とりあえず中高一貫校に入れば安心」

という考え方です。

中高一貫校には確かに6年間の連続した教育という大きなメリットがあります。

しかし、6年間は長い。

入学したときには小学6年生だった子どもが、卒業するときには18歳になります。

その間に、大学進学を考える時期が必ずやってきます。

だからこそ、中学受験の段階で、

「この学校に入ったら、6年後にどんな選択肢が残るのか」

を一度は考えておく必要があります。

大学付属なのか。

進学校なのか。

国公立を目指す学校なのか。

指定校推薦が強いのか。

総合型選抜への対応が充実しているのか。

理系進学に強いのか。

女子の進学実績はどうなのか。

そして何より、

「高校から外に出ることができるのか」

という点も重要です。

「高校募集があるか」は学校選びの重要な情報になる

実はここで、高校受験という別ルートが意味を持ってきます。

中学受験をしたからといって、必ずしも6年間その学校に残らなければならないわけではありません。

学校によっては高校募集を行っています。

逆に、高校からの募集を行わない完全中高一貫校もあります。

この違いは大きい。

なぜなら、中学入学時点では見えていなかった子どもの適性や興味、学力、進路希望が、中学3年間で大きく変わる可能性があるからです。

高校募集がある学校なら、

「中学から入ってみたけれど、高校では別の環境に行く」

という選択肢が残る場合があります。

一方、完全中高一貫校では、その選択肢を基本的に持たない学校もあります。

したがって、中学受験の学校選びでは、

「偏差値はいくつ?」

だけではなく、

「高校募集はあるのか?」

「大学進学実績はどう推移しているのか?」

「内部進学と外部大学受験の比率は?」

「どの大学・学部への進学が多いのか?」

まで確認しておくべきです。

女子校・別学が「ブランド」になる理由

そして、ここで興味深いのが女子校です。

首都圏では女子校という存在そのものに一定のブランド価値があります。

もちろん、「女子校なら必ず良い」という話ではありません。

しかし、女子校には長い歴史を持つ学校が多く、独自の校風、教育文化、卒業生ネットワーク、伝統などを持っています。

それらが一つの「学校ブランド」を形成しています。

だからこそ、大学進学だけを出口として考えると説明しにくい学校が存在します。

例えば、大学進学実績だけなら別の共学校を選んだほうが合理的に見える。

それでも、その女子校を選ぶ。

なぜなら、大学だけではなく、

「その学校で6年間過ごすこと」

そのものに価値を感じているからです。

実際、2026年度の首都圏中学入試では、女子校全体が一律に人気を失っているわけではありません。2026年は入試日程の影響もありましたが、中堅・中位女子校の中でも志望者を伸ばしている学校が複数見られました。

つまり、

「女子校はもう古い」

と一括りにするのも、

「女子校なら安泰」

と考えるのも、どちらも危険です。

重要なのは、学校ごとの動きを見ることです。

人気が下がり続けている学校もあれば、あるところで下げ止まり、入試改革や教育内容の変更によって人気が戻っている学校もあります。

いわゆる「V字回復」をする学校も出てくる。

だからこそ、学校選びでは過去のイメージだけではなく、現在進行形の変化を見る必要があります。

「所得層が高い学校環境」が合わない家庭もある

一方で、中高一貫校を選ぶことに抵抗を感じる家庭があるのも事実です。

私立中学に通うには学費がかかります。

さらに、塾、講習、模試、大学受験などを含めれば、家庭によって教育費の負担はかなり大きくなります。

その結果、同じ学校に通う家庭の経済環境にも一定の傾向が生まれます。

ここに、「周囲の所得層が高い環境が自分たちには合わない」と感じる家庭も出てきます。

これは単純な「貧富」の話ではありません。

子どもが何を当たり前だと思うのか。

どのような消費環境の中で育つのか。

親同士の価値観が合うのか。

学校生活の中で、家庭の経済力を意識する場面があるのか。

こうした環境要因も、学校選びでは無視できません。

だからこそ、中学受験には「偏差値」という数字だけでは測れない価値観の選択があります。

「日東駒専+資格」という出口設計もある

そして、もう一つ興味深いのが、大学をゴールにしない考え方です。

例えば、

「大学は日東駒専クラスで十分。その代わり、大学で資格や専門性を身につける」

という設計です。

IT、簿記、語学、会計、その他の専門資格など、大学名だけではなく「大学で何を身につけたのか」を組み合わせる。

これは、大学名の差を完全に消す魔法ではありません。

しかし、大学名だけで将来が決まる時代ではなくなっている以上、専門性や経験を組み合わせるという考え方には一定の合理性があります。

むしろ、

「大学名+専門性」

「大学名+資格」

「大学名+実務経験」

「大学名+英語」

といった形で、自分の経歴を組み立てていく発想が重要になってきます。

そう考えると、親が子どもに用意しているのは、単なる「高学歴」ではないのかもしれません。

一つの学校名、一つの大学名、一つの資格を組み合わせて、自分なりの経歴をデザインする。

そういう時代になっているとも考えられます。

中学受験で本当に考えるべきなのは「偏差値」ではない

結局、中学受験で重要なのは、

「偏差値が高い学校に入ること」

ではありません。

もっと重要なのは、

その家庭が何を目的に中学受験をするのかを明確にすることです。

大学進学実績を最優先するのなら、出口から逆算して学校を選べばいい。

6年間の学校生活を重視するなら、校風や教育環境を優先すればいい。

女子校という環境そのものに価値を感じるなら、女子校の中から選べばいい。

高校受験という選択肢を残したいなら、高校募集の有無も確認すればいい。

そして、大学について「日東駒専くらいまでに進めれば十分」と考えるなら、その先に資格や専門性を組み合わせるというキャリア設計もあり得ます。

大切なのは、それらを混ぜてしまわないことです。

「学校のブランドが欲しい」のか。

「大学進学実績が欲しい」のか。

「6年間の環境が欲しい」のか。

「高校受験を回避したい」のか。

「将来の大学進学の選択肢を広げたい」のか。

それぞれ目的が違います。

中学受験は「経歴をデザインするゲーム」なのか

少し極端に言えば、現在の中学受験には、

「経歴をデザインする」

という側面があります。

ただし、それは単純に「偏差値の高い学校を並べる」という意味ではありません。

中学校でどんな環境に入り、

高校でどんな教育を受け、

大学で何を学び、

その後にどんな専門性を身につけるのか。

そこまで含めて一つのストーリーとして考える。

そうすると、中学受験の学校選びは「偏差値表から学校を選ぶ作業」ではなくなります。

そして、ここを間違えてはいけない。

中学受験をすること自体が目的になってしまうと、6年後に「こんなはずではなかった」というギャップが起こり得るからです。

逆に、

「我が家は何を求めて中学受験をするのか」

が明確なら、必ずしも難関校である必要はありません。

日東駒専でもいい。

GMARCHを目指してもいい。

大学付属でもいい。

女子校でもいい。

共学校でもいい。

高校受験に戻ってもいい。

重要なのは、親子が「その選択によって何を得ようとしているのか」を理解していることです。

中学受験の本当の難しさは、合格することではありません。

合格した後の6年間を、さらにその先の大学・仕事・人生まで含めて、どう設計するのか。

そこまで考えて初めて、「我が家にとっての中学受験」が見えてくるのではないでしょうか。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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前編では、「偏差値表は学校の実態そのものではない」という話をしました。

そして、中学受験とは「大学を決める制度」ではなく、「大学までのルートを選ぶ制度」と捉えることもできるという考え方を紹介しました。

では、そのルートを選ぶ上で、これからの東京では何が最も重要になるのでしょうか。

私は、その答えは「学校が何を提供してくれるのか」にあると思っています。

英語が得意な子にとって、本当に中高一貫校が最適なのか

東京では英語教育に力を入れる学校が年々増えています。

ネイティブ教員による授業、オールイングリッシュのプログラム、海外研修、英語イマージョン教育など、特色ある学校も少なくありません。

しかし、その一方で、すべての中高一貫校が英語に強いわけではありません。

例えば、小学校から英語を続けてきた子どもが、中学校入学後に「アルファベットから始める授業」に合わせるケースもあります。

もちろん習熟度別授業を導入している学校もありますが、そうではない学校もあります。

もし通学圏内で現実的に受験できる学校の中に、十分なアドバンスコースや習熟度別指導がないのであれば、その学校へ進学する意味を一度立ち止まって考えてもよいのではないでしょうか。

英語が得意な子どもにとっては、その時間が「待ち時間」になってしまう可能性もあるからです。

英語は「先取り教科」なのか、「第二言語」なのか

ここで考えたいのは、家庭が英語をどう捉えているかです。

英語を「受験科目」と考える家庭と、「第二言語」と考える家庭では、目指すものがまったく異なります。

もし受験科目として考えるのであれば、中学校から文法を体系的に学び、高校受験に向けて演習を積み重ねる方法でも十分対応できます。

一方で、英語を第二言語として育てたいのであれば話は変わります。

幼少期から積み重ねたリスニング力やスピーキング力は、一朝一夕では身に付きません。

この部分は、小学校以前から継続してきた子どもの大きなアドバンテージになるでしょう。

しかし、現在の高校受験では、依然として読解・文法・英作文の比重が大きく、スピーキングの配点は限定的です。

東京都立高校入試でもスピーキングテストは導入されていますが、英語全体の中で占める割合は限定的であり、合否を決めるのは依然として総合力です。

つまり、

「英語を受験のために学ぶのか、それとも将来使う言語として学ぶのか」

によって、中学受験を選ぶ理由も変わってくるのです。

数学も同じ。「学校が伸ばす」のか、「塾で伸ばす」のか

この考え方は数学にも当てはまります。

中学受験で算数を武器にした子どもは少なくありません。

しかし、中学校以降もその力を伸ばせるかどうかは、学校によって大きく異なります。

学校独自の先取りカリキュラムがあるのか。

発展的な数学を扱うのか。

あるいは、多くの生徒が塾で学び、学校は標準的な授業を行うのか。

ここは学校ごとの差が非常に大きい部分です。

もし数学も英語も最終的には外部の塾に依存するのであれば、「中高一貫校でなければならない理由」は少し薄れてきます。

もちろん学校生活そのものに価値はあります。

友人関係や校風、先生との出会いも重要です。

しかし、学習面だけを考えるなら、「学校が何を提供してくれるのか」は冷静に見極める必要があります。

「自由」は私立にも公立にもある。そして、どちらにも制約がある

「公立は自由」「私立は管理型」というイメージを持つ方もいます。

しかし実際は、それほど単純ではありません。

私立中高一貫校でも、自主性を重視し、課外活動を積極的に応援する学校があります。

一方で、進度や課題、補習が充実している分、自由時間が限られる学校もあります。

逆に公立中学校も、比較的自由な学校がある一方で、内申点を意識した活動が必要になることがあります。

部活動への参加状況や学校生活全般が評価対象となる地域もあり、「自由だから何もしなくてよい」というわけではありません。

つまり、

私立だから自由、公立だから自由という時代ではなく、学校ごとに自由度は大きく異なるのです。

将来評価される活動は、誰にも予測できない

ここ数年で大学入試は大きく変わりました。

総合型選抜や学校推薦型選抜の割合は増え続けています。

もちろん、東京大学や京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの最難関大学では一般選抜の比重が依然として高い学部もあります。

しかし、多くの大学では「学力だけでは測れない経験」を評価する流れが強まっています。

そして、この評価基準は今後も変化していくでしょう。

ボランティア活動なのか。

探究学習なのか。

研究活動なのか。

資格なのか。

国際交流なのか。

あるいは、全国レベルの部活動なのか。

現時点で「これが正解」と言い切ることはできません。

だからこそ、子どもの可能性を一つに固定してしまうことには慎重であるべきだと感じています。

興味がなかった部活動に入った結果、その競技に夢中になり、それが大学受験や将来の進路につながることもあります。

探究活動が全国大会へつながることもあります。

人との出会いが人生を変えることもあります。

子どもの成長は、大人の予想どおりには進みません。

これからの学校選びは、「正解探し」ではなく「選択肢を残すこと」

東京では、中学受験という選択肢があります。

高校受験という選択肢もあります。

どちらが正しいかではありません。

重要なのは、その学校が子どもの可能性を広げてくれる環境なのか、それとも選択肢を狭めてしまう環境なのかという視点です。

最難関校を目指すなら、今後も一般選抜を見据えた厳しい学習が中心になるでしょう。

しかし、多くの家庭にとっては、「どの学校へ入るか」以上に、「その学校で何を経験できるか」が重要になる時代です。

偏差値だけでは見えない学校の特色。

英語教育の充実度。

数学の発展性。

探究活動の質。

自由度。

そして、子ども自身が将来方向転換できる余白があるかどうか。

これからの学校選びでは、そうした「柔軟性」こそが、偏差値以上に価値を持つ指標になっていくのではないでしょうか。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

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