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おうち英語と中受の備忘録

【娘っ子と英語】
1〜3歳
職場の託児所に外国人家族が多数おり、自然と英語のおしゃべりと英字絵本などの多読を開始。
4〜6歳
モンテ幼稚園入園。英語は動画や音楽・絵本がメイン。
海外サーバーにて英語チャット。園の外部英語講師に英語早期教育を勧められる。

 

中学受験で偏差値だけを信じてはいけない理由。女子校・男子校・共学校の人気変動と学校選びの本質

文化祭の展示物や一時的なブームではなく、学校の教育内容と将来性をどう見極めるか

中学受験や高校受験で志望校を選ぶとき、多くのご家庭が気にするのが学校の偏差値や大学合格実績です。

もちろん、これらは受験戦略を考えるうえで重要なデータです。僕自身も、学校の偏差値や国公立大学の合格者数について、定期的に取り上げています。

ただし、私がこうした数字に注目する理由は、単純に「偏差値が高い学校が優れている」「国公立大学の合格者数が多い学校が良い」という判断をしたいからではありません。

学校の教育内容が大きく変わっていないにもかかわらず、偏差値が下がった学校があれば、以前より入学しやすくなり、教育内容に対して相対的にお得な学校になっている可能性があります。

反対に、教育内容に大きな変化がない中で国公立大学の合格者数が増加した学校は、注目度が高まり、翌年以降の志願者数や入試倍率に影響する可能性があります。

ただし、合格実績の増加だけで、翌年の倍率上昇や入試難化が決まるわけではありません。募集人数や受験生の動向、入試制度なども関係するため、あくまで今後の変化を考えるための材料として捉える必要があります。

このように、偏差値や大学合格実績は、学校の価値を一律に決めるための数字ではなく、学校選びにおける変化の兆候を読み取るためのデータだと考えています。

偏差値が下がった学校は本当に魅力がなくなったのか

特に僕が重要だと感じているのは、偏差値が下がった学校の原因分析です。

例えば、以前は偏差値65だった学校が、数年後に偏差値60になったとします。

この数字だけを見れば、学校の人気や入試難易度が下がったと考える人もいるでしょう。しかし、そこで判断を止めてしまうのは早いのではないでしょうか。

学校の教育内容、教員体制、施設、進路指導などに大きな変化がないのであれば、以前よりも入学しやすくなった可能性があります。

一方で、偏差値低下の背景には、いくつかの異なる要因が考えられます。

学校そのものの人気が低下したのか。

一時的な人気やブームが落ち着いただけなのか。

競合する学校の改革によって、受験生の選択肢が変化したのか。

あるいは、学校の教育内容には魅力があるにもかかわらず、広報や情報発信が十分に届いていないのか。

こうした要因を区別しなければ、偏差値の変化を学校の教育の質と直接結びつけることになってしまいます。

偏差値が下がったという事実は確認できても、その原因まで数字だけで説明することはできません。

だからこそ、学校説明会や公式サイト、教育課程、卒業生の進路、実際の生徒の活動などを複数の情報源から確認することが大切です。

女子校・男子校・共学校の人気変動をどう考えるか

この問題を考えるうえで、女子校や男子校といった「別学」というカテゴリーは、興味深い例だと思います。

学校の人気は、各校の教育内容だけで決まるわけではありません。社会の価値観や受験生・保護者の意識、教育への期待、学校の広報戦略など、さまざまな要素が関係します。

例えば、共学校への期待が高まる時期があれば、男子校・女子校の特色が改めて評価される時期もあるでしょう。逆に、別学の伝統的な教育方針に対して、現在の家庭が求める教育との違いを感じることもあるかもしれません。

ただし、ここで注意したいのは、女子校だから、男子校だから、共学校だからというカテゴリーだけで、学校の質や教育効果を判断しないことです。

別学と共学には、それぞれ異なる教育環境や学校文化があります。どの環境が子どもに合うかは、学校ごとの教育方針や生徒の状況、家庭の価値観によって変わります。

カテゴリー全体の人気変動と、個別の学校の教育内容の変化は、分けて考える必要があります。

また、昔ながらの「良妻賢母」という教育理念やイメージについても、家庭によって受け止め方は異なります。

伝統的な人格教育や礼儀、教養を重視する方もいるでしょう。一方で、大学進学や専門分野への進路選択、社会で自立して生きるための力を重視し、進学指導や学習環境をより重く見る方もいると思います。

どちらの価値観が唯一正しいという話ではありません。

大切なのは、その学校が掲げる理念と、実際の教育内容がどのように結びついているのかを確認することです。

文化祭の展示物だけで学校の偏差値差を語る危うさ

学校選びでは、文化祭や説明会などのイベントも重要な情報源です。

実際に学校を訪れることで、生徒の雰囲気や活動の様子、学校全体の空気感を知るきっかけになります。

ただ、文化祭に一度訪れた経験だけで、その学校全体を理解したように語ることには慎重であるべきだと思います。

以前、偏差値65の学校と偏差値55の学校を文化祭で比較し、「展示物にも偏差値10程度の差を感じた」という趣旨の感想を見かけたことがありました。

こうした感想は、個人の印象として述べるのであれば自由です。しかし、その展示物の見た目や完成度を、学校全体の教育水準や生徒の能力の差に直接結びつけるのは難しいでしょう。

文化祭の展示物には、制作に参加した生徒の人数、活動時間、テーマ、担当教員の関わり方、展示の目的など、さまざまな条件が影響します。

展示の見た目が華やかであることと、教育内容が充実していることは、必ずしも同じではありません。

僕であれば、そうした印象だけで学校を評価するよりも、探究学習のコンテストにおける受賞履歴や研究内容の方に注目したいと思います。

もちろん、受賞歴だけで学校の教育全体を判断することもできません。しかし、どのようなテーマに取り組み、どのような成果を出し、外部からどのような評価を受けているのかを確認する材料にはなります。

探究学習を評価する際には、受賞数だけでなく、研究テーマの多様性、研究プロセス、生徒自身の課題設定、発表内容なども確認したいところです。

学校が公式に発表している活動実績を確認し、単発のイベントの印象と、継続的な教育活動を区別して考えることが重要です。

国際化で偏差値が上昇した学校をどう見るか

近年、国際化やグローバル教育を打ち出し、受験生からの注目を集める学校もあります。

英語教育の充実、海外研修、外国語による授業、国際交流など、こうした取り組みに魅力を感じるご家庭もあるでしょう。

一方で、以前からその学校を知っている人と、改革後の学校しか知らない人では、学校に対する印象が異なる場合があります。

例えば、昔の学校の校風や教育方針を知っている人が、改革後の学校に対して以前とは違う印象を持つことは考えられます。

ただし、その印象だけで改革の成否や学校の教育の質を判断することもできません。

重要なのは、国際化によって何が変わったのかを具体的に確認することです。

英語の授業時間が増えたのか。海外研修の機会があるのか。探究学習と国際教育がどのように結びついているのか。大学進学に向けた学習との両立はどのように考えられているのか。

そして、その変化が子どもの希望や家庭の価値観と合っているのか。

学校改革は、単純に偏差値が上がったか下がったかだけでは評価できません。教育内容の変化と、受験生からの評価の変化を分けて見る必要があります。

地元育ちと他地方出身者では学校の見え方が違う

学校に対する印象は、その人がどのような地域や環境で育ってきたかによっても変わると思います。

例えば、東京に長く住んでいる人と、地方から東京に移り住んできた人では、同じ学校を見ても異なる印象を持つ可能性があります。東京の学校について、昔からの評判や地域での位置づけを知っている人もいれば、現在の学校の教育内容や入試情報を中心に判断する人もいるでしょう。

どちらの見方が正しいということではありません。

それぞれの経験によって、学校の見え方が異なるからこそ、複数の立場から意見を聞くことに意味があるのだと思います。

僕自身、学校選びに関する情報収集では、SNS上の意見だけでなく、リアルな人間関係の中で得られる情報も大切だと考えています。

職場の同僚、地元の知人、子どもの教育に関心を持つ人など、さまざまな背景を持つ人と話すことで、自分だけでは気づかなかった視点を得られることがあります。

ただし、身近な人の評判もあくまで一つの情報です。昔の評判や個人的な経験が、現在の学校の状況をそのまま表しているとは限りません。

聞いた話をきっかけに、公式情報や学校の実績を確認し、現在の状況と照らし合わせることが大切です。

数字を使いながら、最後は家庭の価値観で学校を選ぶ

ここまで書いてきたように、学校の偏差値や国公立大学の合格者数は、学校選びにおいて有用なデータです。

しかし、それらは学校のすべてを説明するものではありません。

偏差値が下がった学校には、人気低下以外の要因があるかもしれません。大学合格実績が増えた学校には、教育内容の変化だけでなく、生徒層や受験環境の変化が影響しているかもしれません。

文化祭の展示物や一度の訪問で得た印象も、学校を知るための入口にはなりますが、それだけで教育内容全体を判断することはできません。

だからこそ、学校選びでは、複数のデータと情報源を組み合わせることが重要です。

偏差値の推移、志願者数、入試倍率、大学合格実績、教育課程、探究学習、学校の理念、日々の生徒の活動などを確認し、自分の家庭にとって何が重要なのかを整理する。

そのうえで、他人の評判や一時的な人気に流されず、自分たちの価値観に基づいて学校を選ぶ。

中学受験は、単に入試を突破するための競争ではありません。子どもが6年間、あるいはそれ以上の時間を過ごす環境を選ぶ機会でもあります。

偏差値や合格実績を冷静に分析しながらも、最後は子どもの個性や将来の希望、家庭の教育方針に合う学校なのかを考える。

数字を正しく使い、数字だけに振り回されない。

これが、僕が考える学校選びにおける基本的な姿勢です。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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メゾピアノ×しぐれういコラボ炎上から考える、ブランドの信頼と消費者の「選ばない」という選択

なぜ一度失われたブランドイメージを取り戻すことは難しいのか

友人家族が集まり飲み食いしながらグダグダ話す通称焚き火会でも話題になっていたこのネタ。ちょっと普段とは違う感じの記事です。

 

2026年9月、女児向けアパレルブランド「メゾピアノ」と、イラストレーター・VTuberのしぐれういさんによるコラボレーション企画が発表されました。しかし、発表直後からSNS上で批判が広がり、9月17日には企画の中止が発表されました。関係者への脅迫など、安全面に関わる問題も中止の背景として説明されています。

今回の騒動を見ていて、個人的に非常に気になったのは、単純なコラボレーションの是非だけではありません。

ブランドが長年積み重ねてきた「安心」「信頼」「選びやすさ」という価値は、一度大きく揺らいだとき、どこまで取り戻せるのか。

そして、今回の批判は、特定の思想や政治的な立場を持つ人たちだけによるものではなく、実際にメゾピアノを購入してきたユーザーや保護者の側からも疑問が示された点にあるのではないかと考えています。

※以下は、今回の報道とブランド論を踏まえた個人的な考察です。ブランドの顧客全体が同じ意見を持っていると確認されたわけではありません。

ブランドイメージは企業だけでは完成しない

そもそも、ブランドイメージとは誰が作っているのでしょうか。

もちろん、企業はブランドのコンセプトを設定し、デザインや広告、商品展開を通じてイメージを発信します。メゾピアノであれば、女の子向けのかわいらしいデザインや、長年のブランド展開によって形成されてきた印象があるでしょう。

しかし、企業が「このブランドは安心できる」と発信したからといって、消費者が必ずそう感じるわけではありません。

最終的に、そのブランドを信頼できるかどうかを判断するのは、購入する側です。

ここで重要なのが、「安全」と「安心」「信頼」は必ずしも同じものではないという点です。

たとえば、衣服の品質や素材の安全性は、一定の基準や検査、法令などによって客観的に確認できる部分があります。しかし、そのブランドを子どもに着せたいと思えるか、プレゼントとして人に贈りたいと思えるかという判断は、数値だけでは測りきれません。

デザインやブランドの方向性、企業がどのような相手と組むのか。こうした要素が、消費者の感情や価値観と結びついて、信頼を形成していきます。

だからこそ、客観的な安全基準を満たしているという説明だけで、ブランドに対する違和感を解消できるとは限らないのです。

デザインとブランドの組み合わせが生む違和感

今回のコラボレーションでは、しぐれういさんの活動や楽曲をめぐるイメージと、女児向けブランドであるメゾピアノとの組み合わせが批判の焦点となりました。

報道では、代表曲「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」などを背景に、両者の組み合わせに違和感を持つ声があったとされています。

ここで分けて考える必要があるのは、クリエイター本人の表現活動をどう評価するかという問題と、企業がそのクリエイターを自社ブランドのコラボ相手として選ぶことをどう受け止めるかという問題です。

表現の自由があることと、企業のコラボレーションに対して消費者が意見を述べることは、両立します。

また、批判があるからといって、すべての批判が妥当であるとも限りません。今回のように脅迫や暴力を示唆する行為は、正当な意見表明とは明確に区別すべきです。

そのうえで、企業側が考えるべきなのは、法的に問題があるかどうかだけではなく、「自分たちの顧客は、この組み合わせをどのように受け止めるのか」という視点ではないでしょうか。

なぜブランドの信頼回復は難しいのか

僕が今回の件で特に気になっているのは、ブランドイメージの回復には、これまで積み重ねてきた時間以上の労力が必要になる可能性があるということです。

もちろん、一度炎上したブランドが必ず再起できないというわけではありません。企業が適切な説明を行い、その後の行動によって信頼を取り戻すケースもあります。

ただし、デザインやイメージのように、客観的な優劣を明確に示しにくいものでは、一度生じた違和感を完全に消すことは簡単ではありません。

それまでメゾピアノを「かわいいから」「安心して選べるから」という理由で購入していた人が、今後は別のブランドを選ぶようになる。

あるいは、自分で着る服としては購入を続けても、他人へのプレゼントや贈答品としては選ばなくなる。

こうした変化は、必ずしもSNS上で大きな声として現れるとは限りません。消費者が静かに購入先を変えるだけでも、ブランドにとっては無視できない影響になります。

衣服は一度の消費で終わらない

衣服という商品には、食品や一回限りのサービスとは異なる特徴があります。

購入したその日に消費して終わるものではなく、一定期間にわたって着用され、場合によっては家族や周囲の人からも見られ続ける商品です。

そのため、購入時点で納得できるかどうかだけではなく、購入後もそのブランドを選んだことに違和感を持たないかという問題が生じます。

「もう着たくない」と感じる人が出てくる可能性や、「これからは買わない」と考える人が増える可能性は、ブランドにとって異なる形の影響をもたらします。

もちろん、実際にどの程度の購入減少や顧客離れが起きているのかは、現時点で公開された具体的なデータを確認しなければ判断できません。

しかし、購入の意思決定にブランドイメージが関わる商品である以上、今回のような騒動が将来の選択に影響する可能性は、企業が検討すべきリスクだと思います。

ギフト市場における「選びやすさ」の重要性

特に気になるのが、プレゼントや贈答品としての選択です。

自分自身が購入する場合は、商品を見て気に入るかどうかを中心に判断できます。しかし、誰かに贈る場合は、受け取る相手やその保護者がどう感じるかも考慮することになります。

「このブランドを贈っても大丈夫だろうか」

「相手の家庭で、今回の騒動をどう受け止められるだろうか」

こうした迷いが生じれば、購入者は別のブランドを選ぶかもしれません。

さらに、その情報が保護者世代から祖父母世代などへ広がる場合、個々の企画内容を詳しく知らない人にも、ブランドに対する印象だけが伝わる可能性があります。

ただし、現時点で祖父母世代にどの程度広がっているか、またギフト購入に具体的な影響が出ているかは確認できていません。ここは事実と予測を分けて考える必要があります。

ブランド企業は何を優先すべきなのか

今回の騒動から考えたいのは、長年安定した評価を得てきたブランドが、なぜ顧客とのイメージの差が生じる可能性のあるコラボレーションを実施したのかという点です。

新しい顧客層を開拓したい。話題性を高めたい。既存ブランドの認知を広げたい。

企業側には、さまざまなマーケティング上の目的があったのかもしれません。しかし、その具体的な判断過程や狙いは、公開情報だけでは断定できません。

だからこそ、企業がコラボレーションを検討する際には、短期的な話題性だけではなく、既存顧客がブランドに期待している価値との整合性を考える必要があると思います。

ブランドの信頼は、長い時間をかけて積み重ねられます。一方で、顧客が「自分の求めているブランドとは違う」と感じるきっかけは、短期間で生まれることがあります。

今回のメゾピアノとしぐれういさんのコラボ炎上は、単なるSNS上の騒動として片づけるのではなく、ブランドイメージ、消費者の選択、企業のマーケティング判断について考える材料になる出来事ではないでしょうか。

企業にとって大切なのは、何を発信したいかだけではなく、顧客が何を信頼してそのブランドを選んできたのかを理解すること。

そして、その信頼を維持するために、どこまで慎重に判断できるかということなのだと思います。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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中学受験の模試偏差値・合格判定をどう見る?数字に振り回されない志望校選びの考え方【後編】

模試の判定は合否を決める答えではない。日能研・早稲アカの模試から考える、子どもに合った学校選び

中学受験の模試について、前編では偏差値や合格判定を単純に比較することの難しさ、そして模試ごとに受験者層や問題の難度、測定する能力が異なることについて考えてきました。

日能研、四谷大塚、SAPIX、早稲田アカデミーなど、さまざまな模試が存在する中で、同じ偏差値60という数字であっても、その意味は必ずしも同じではありません。

では、模試の結果をどのように受け止め、志望校選びに活用していけばよいのでしょうか。

後編では、模試の判定と実際の入試の関係、志望校との距離の測り方、そして偏差値だけでは決まらない学校選びについて考えていきます。

模試の偏差値は「現在地」であって「未来の合格」を保証するものではない

まず押さえておきたいのは、模試の偏差値や正答率は、その時点における学力や習熟度を測る数字だということです。

前回より偏差値が上がったのであれば、学力が伸びている可能性があります。苦手分野の正答率が改善していれば、その分野の理解が進んでいると考えられます。

ただし、その数字を将来の学力や入試本番の結果と同一視することはできません。

模試で測られるのは、あくまで「その日に、その問題に対して、どれだけ得点できたか」という結果です。

出題範囲、問題の難度、受験者層、判定方法が異なれば、同じ偏差値でも示す内容は変わります。

だからこそ、模試の結果を見るときには、単純に数字の上下だけを追いかけるのではなく、その数字が何を測定しているのかを確認する必要があります。

日能研の後期テストから考える「測定する目的」の違い

この違いを考えるうえで、日能研の6年生後期のテストは参考になります。

日能研では、合格力育成テスト、合格力実践テスト、合格判定テストなど、それぞれ異なる目的を持つテストが実施されています。

合格力育成テストは、授業との連動を通じて知識や技術を確認しながら、授業と直接連動していない内容にも挑戦し、さまざまな出題形式への対応力を育てることを目的としています。

一方、合格力実践テストは、身につけてきた知識や技術を得点力に変えることを重視した、より実践的なテストです。

現在の公式情報では、合格力実践テストには「難関」と「総合」の選択肢があり、志望校を登録して受験します。設問ごとの正答率や志望校の頻出分野などを確認し、課題を把握する仕組みが設けられています。

ここで重要なのは、偏差値が出るかどうかだけで、テストの価値を判断してはいけないということです。

偏差値を測るテストがあれば、設問ごとの正答状況から具体的な弱点を確認するテストもある。

つまり、同じ模試という名称であっても、目的が違うのです。

これは早稲田アカデミーなど、他の塾の模試を考える場合にも共通しています。

模試には、学習到達度の確認、合格可能性の判定、入試問題への対応力の確認、さらには塾内の講座やクラスの資格判定といった役割があります。

模試の数字を比較する前に、まず「何を測るためのテストなのか」を理解することが重要なのです。

合格判定R4・R3・R2をどう受け止めるか

日能研の合格判定では、R4が80%、R3が50%、R2が20%という合格可能性の目安が用いられています。

この数字を見て、R4なら安心、R3なら危険、R2なら諦めるべき、と単純に考えてしまうことがあります。

しかし、合格判定は合格を保証するものではありません。

また、R3の50%という数字も、個々の受験生が本番で50%の確率で合格することを直接意味するわけではありません。

判定は、過去のデータや入試条件などを踏まえた一定の基準による目安です。実際の合否は、受験者の学力、問題との相性、当日の得点、入試全体の状況など、さまざまな要因に左右されます。

したがって、R3だった場合に必要なのは、数字だけを見て志望校を変更することではありません。

「現在、どの教科で差がついているのか」

「あと何点程度を目指す必要があるのか」

「その差は、今後の学習で改善できる内容なのか」

こうした具体的な分析につなげることです。

合格判定は、志望校との距離を考えるための情報であって、受験を続けるかどうかを自動的に決める判定機ではありません。

入試本番の合格ラインは毎年変わる

もう一つ忘れてはいけないのが、学校の入試そのものが毎年変化するという点です。

同じ学校であっても、毎年まったく同じ問題が出題されるわけではありません。

出題傾向や問題の難度が変わることもあります。募集人数や入試日程が変更される場合もあります。複数回入試を実施する学校では、試験日によって問題や合格最低点が異なることもあります。

そのため、「この学校は偏差値○○だから、○○点取れば大丈夫」という固定的な見方には限界があります。

過去問や合格最低点、受験者平均点などは重要な参考資料です。しかし、それらは過去の入試結果であり、未来を完全に予測するものではありません。

過去にそうだったという事実と、今年も同じ結果になるという予測は、分けて考える必要があります。

特に、入試問題との相性は偏差値表だけでは見えにくい部分です。

同じ偏差値帯の学校であっても、算数の出題形式、国語の記述量、理科・社会の知識問題や資料問題の比重などによって、必要な対応力は変わります。

だからこそ、模試の判定と過去問の分析を組み合わせることが重要になります。

「入学後に上位に入れる学校」という戦略にも不確実性がある

中学受験では、あえて自分の学力より少し低めの学校を選び、入学後に上位を目指すという考え方もあります。

学校内で上位の成績を取り、推薦や内部進学などの選択肢を広げたいと考える家庭もあるでしょう。

しかし、ここにも不確実性があります。

実際にどのような生徒が入学してくるのかは、入学してみなければ分かりません。

自分と同じような戦略で受験する生徒が多い可能性もあります。入学後の学習環境や成績順位も、事前の想定どおりになるとは限りません。

もちろん、入学後の目標を考えること自体は大切です。

ただし、「この学校なら必ず上位に入れる」「この学校なら推薦を取りやすい」といった前提で学校選びを進めると、想定外の状況に直面する可能性があります。

学校選びでは、入学後の環境や教育方針、進路制度などを確認しながら、複数の可能性を考えておく必要があります。

偏差値の高い学校が、すべての子どもに合うわけではない

中学受験では、偏差値の高い学校が上位、偏差値の低い学校が下位という見方をしてしまいがちです。

大学合格実績についても、東大や医学部、早慶などの合格者数が学校比較の大きな材料になることがあります。

これらの情報は、進学実績を確認するうえで参考になります。

しかし、大学合格実績だけで、その子にとっての学校の価値が決まるわけではありません。

中学・高校の6年間を過ごすのは、模試の偏差値ではなく子ども本人です。

校風が合うのか。

授業の進め方が合うのか。

部活動や学校行事をどう考えているのか。

学校生活の中で、どのようなことに興味を持ち、何に取り組みたいのか。

こうした要素も、学校選びでは重要になります。

もちろん、偏差値や進学実績を重視する家庭の考え方もあります。大切なのは、それらを唯一の基準に固定するのではなく、家庭と子どもが何を大切にするのかを整理することです。

僕自身は、中学受験では最終的に「好きな学校に行けばいい」と考えています。

これは、無謀な受験を勧めているわけではありません。

現在の学力、今後の伸び、入試日程、過去問との相性、家庭の事情などを考慮したうえで、子どもが行きたいと思える学校を目指すという意味です。

偏差値が高いから選ぶのではなく、子どもがその学校で過ごす6年間をイメージできるかどうか。

そこも、学校選びの軸にしてよいのではないでしょうか。

模試は志望校を決めるものではなく、志望校との距離を測るもの

ここまでの話を整理すると、模試の役割が見えてきます。

模試を受ける目的は、判定が良かった学校を自動的に志望校にすることではありません。

自分が行きたい学校に対して、現在どの位置にいるのかを確認することです。

例えば、第一志望校がR3だったとします。

そこで「50%だから危険だ」と考えるだけではなく、具体的な課題に目を向けます。

算数では、どの単元で失点しているのか。

国語では、記述問題の得点がどの程度なのか。

理科では、知識不足なのか、計算や考察の問題なのか。

社会では、知識の定着に課題があるのか、資料問題への対応力が不足しているのか。

そして、次の模試までに何を改善するのかを決めていく。

このように、模試の結果を学習計画に変換することが重要です。

判定を見て一喜一憂するだけでは、模試を受けたことによる学習上のメリットを十分に活かせません。

模試の結果から、次に取り組むべきことが見えてくれば、その判定には十分な意味があります。

まとめ:数字を活用しながら、学校選びの主導権は子どもと家庭が持つ

中学受験の模試では、偏差値、正答率、合格判定、過去の合格最低点など、さまざまな数字が示されます。

これらは、受験戦略を考えるうえで重要な判断材料です。

しかし、数字は答えそのものではありません。

模試の偏差値は、その時点の学力を示す一つの指標です。合格判定は、一定の条件や過去のデータに基づく可能性の目安です。過去の入試結果は、今後の受験を考えるための参考資料です。

どれも重要ですが、それだけで子どもの将来や学校選びを決めるものではありません。

模試の結果が良かったときは、何が良かったのかを確認する。

結果が悪かったときは、どこに課題があるのかを分析する。

そして、その情報を次の学習につなげていく。

この積み重ねが、模試を受験に活かすための基本になるのではないでしょうか。

中学受験は、模試の偏差値を最大化するためだけのゲームではありません。

最終的には、子どもが6年間通う学校を選ぶための受験です。

だからこそ、偏差値表や合格判定だけに学校選びを支配されるのではなく、「自分はこの学校に行きたい」と思える場所を見つけ、その学校に近づくために模試を使っていく。

模試は志望校を決めるための「物差し」ではなく、好きな学校に近づくための「現在地確認ツール」。

僕は、中学受験における模試の数字は、そのくらいの距離感で見るのがちょうどいいのではないかと思っています。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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お試し後、本契約に進まれた場合:お試し費用は無料
お試しのみで終了の場合:送料・手数料として1,980円(税込)

お試し期間でも本契約と同じサービスが受けれるので是非。

GW前にオススメです!

GW期間中にかなりその気になれば進めることが可能ですよw

クーポンコードは「cax07a」です。

下記リンクから1週間お試しキャンペーンに参加できます。

その際に上記クーポンコードを入力してください。

 

・RISU算数:https://www.risu-japan.com/lp/cax07a
↑(小学生)娘っ子(小2)がはじめたコース
・RISUきっず:https://www.risu-japan.com/lp/kids/cax07a

↑(年中~年長)

 

 

 
 

 

 

 

 

 
 

 

 
 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

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