おうち英語と中受の備忘録 -5ページ目

おうち英語と中受の備忘録

【娘っ子と英語】
1〜3歳
職場の託児所に外国人家族が多数おり、自然と英語のおしゃべりと英字絵本などの多読を開始。
4〜6歳
モンテ幼稚園入園。英語は動画や音楽・絵本がメイン。
海外サーバーにて英語チャット。園の外部英語講師に英語早期教育を勧められる。

 

模擬試験だった方、お疲れさまでした。

今週はなかった方、がんばろう!

さて自校作成校を志望する皆さんが、最も悔しいと感じるのは、難しい問題に挑んで敗れることではなく、「時間が足りずに途中で終わってしまう」ことではないでしょうか。今回は自校作成校の受験について書きたいと思います。特に、国語・数学・英語の3教科でこの現象が頻繁に起こり、確実に取れたはずの得点を失うのは本当にもったいないことです。

本記事では、この「時間不足」を克服し、合格ラインを突破するために不可欠な、教科ごとの時間戦略と深掘りした対策を徹底的に解説します。理科・社会で時間が余る皆さんは、すでに高い基礎力を持っています。あとは、その思考力をいかに制限時間内に最大限発揮するか、その「アウトプットの技術」に焦点を当てていきましょう。これらは凡そで書いているので、個別的なデータを基にして話しているものではありません。必ず塾や家庭教師の指導の下、学習するといいかなと思っています。

今回の記事は自校作成校だけでなく、一般的な高校にも対応しているので、勉強頑張りましょう。


1.都立自校作成問題の核心:なぜ時間が足りないのか?

共通問題(理科・社会など)で時間を持て余すにもかかわらず、国数英で時間不足に陥るのは、自校作成問題が「知識の再現」ではなく「思考の処理速度」を問うているからです。

  • 理科・社会: 知識の確認と再生に時間がかからないため、正確に速く解き終えることができます。

  • 国語・英語: 膨大な文章の高速かつ正確な読解と理解に時間がかかります。

  • 数学: 複数の知識を組み合わせて解法を見つけるプロセスに時間がかかり、計算量も多いです。

つまり、自校作成問題の対策とは、「解法発見のスピード(数学)」と「高速読解・処理能力(国語・英語)」を磨き上げることそのものなのです。

 

2.【教科別】時間不足を克服する深掘り戦略

時間不足を防ぎ、得点を最大化するための具体的な戦略を、各教科の特性に合わせて深掘りします。

 

📝 【原因と対策を徹底解明】自校作成問題「時間不足」克服の深掘り戦略

📐 1. 数学:解法発見と計算処理の深掘り

自校作成数学の最大の敵は、思考が停止する時間(フリーズタイム)と、複雑な計算の見直し時間です。

❌ 主要な原因

  1. 解法パターンの引き出し不足と誤った選択: 難度の高い応用問題(特に平面・空間図形、関数)を見た際、複数の解法候補から最短のものを瞬時に選べない、あるいは全く解法が浮かばないことで、時間を浪費します。

  2. 複雑な計算でのミスと非効率な手順: 大問の終盤で要求される複雑な計算(連立方程式、平方根を含む値の処理など)において、ミスが発生し、見直しややり直しに大幅な時間を奪われます。

  3. 大問1(小問集合)への時間投資過多: 比較的解きやすいはずの小問集合で、油断して計算ミスをしたり、簡単な問題に時間をかけすぎたりすることで、配点の高い応用問題に割く時間がなくなります。

✅ 深掘り対策

  • 着眼点ノートの作成: 単に問題を解くだけでなく、「この問題を見たとき、なぜこの補助線を引くべきなのか?」「なぜこの文字で置くべきなのか?」という解法の着眼点を言語化して記録するノートを作成します。これにより、問題の「型」を瞬時に見抜く訓練を積みます。

  • 初期思考の厳格な制限: 難しそうな問題に対しては、「思考リミット1分」を設けます。1分経っても解法の見通しが立たない場合は、潔くその問題から離脱することを習慣づけます。この「見切り」の訓練が、時間切れを防ぐ生命線となります。

  • 計算の「時短手順」訓練: 計算ミスをなくすのはもちろんのこと、効率的な計算手順を身につけます。たとえば、連立方程式で分数や小数を含む場合、すぐに整数化するなど、計算に着手する前の手順を最短化する練習を繰り返します。

  • 分野別時間配分の徹底: 大問1は最大10分で完了させると決め、残りの40分を応用問題(関数、図形、確率)に振り分けます。そして、「一問に10分以上はかけない」というルールを本番でも守り抜く訓練をします。


🇯🇵 2. 国語:論理的読解と記述作成の深掘り

自校作成国語は、文章の抽象度と記述の高度さが時間を奪います。全文章を隅々まで読む余裕はありません。

❌ 主要な原因

  1. 精読の罠と返り読み: 一文一文を完全に理解しようと丁寧に読みすぎる(精読)ため、文章全体を読み切る時間がなくなります。また、内容がわからなくなると何度も前を読み返す(返り読み)ことで、時間ロスが蓄積します。

  2. 設問の要求把握の遅れ: 特に記述問題において、設問が求めている要素(理由、具体例、筆者の意見など)を正確に把握するのに時間がかかり、本文から情報を抽出するプロセスが非効率になります。

  3. 記述の構成に時間がかかる: 記述問題で、いきなり解答を書き始めることで論理構成が破綻し、途中で書き直しを余儀なくされる。または、要素を整理するのに時間がかかりすぎます。

✅ 深掘り対策

  • 「論理展開」を追う速読: 全ての文を精読するのではなく、筆者の「主張」と「論証」の展開を追います。具体的には、接続詞(しかし、ゆえに、なぜなら)と指示語、そして段落の要点(トピックセンテンス)のみをマーキングしながら読み進める「パラグラフ・リーディング」に近い技術を国語にも適用します。

  • 記述の「要素分解」訓練: 記述問題を読む際、設問を「何について」「何を」「何文字以内で」答えるべきかという3つの要素に分解し、本文を読む前に明確化します。本文を読みながら、この分解した要素に合致する部分にだけチェックを入れる訓練をします。

  • 記述の「型」と「メモ作成」: 記述問題に取り組む際は、まず「核となる要素を3つほど箇条書きでメモする」というプロセスを必ず踏みます。これにより、書き始める前に構成が定まり、書き直しによる時間ロスをゼロにします。作文についても、意見→理由1→理由2→結論というテンプレートを身体に染み込ませます。

  • 時間配分の逆算: 最初に漢字・語彙(1~2分)と作文(5~8分)の時間を取り、残った時間を読解の長文(約40分)に割り振るという「逆算式の時間配分」を徹底します。


🇬🇧 3. 英語:圧倒的な語彙力とアウトプットの型化

自校作成英語は、総語数が非常に多いため、読解のスピード自体が最大のボトルネックとなります。加えて、記述(自由英作文・和訳)の難易度が高く、時間を要します。

❌ 主要な原因

  1. 語彙力不足による「立ち止まり」: 英文中に知らない単語や熟語が出現するたびに思考が中断され、前後の文脈から類推するのに時間がかかり、読解のリズムが失われます。

  2. 返り読みの習慣: 日本語の癖で、英文を後ろから前に訳す「返り読み」をしてしまうため、英文の構造を前から順に理解するスピードが上がりません。

  3. 英作文の一からの作成: 自由英作文で、構成や表現をゼロから考えるため、下書きから清書まで全てに時間がかかりすぎてしまいます。

✅ 深掘り対策

  • 「多読」と「ストック」の徹底: 過去問で出題された難易度の高い語彙を徹底的に暗記するだけでなく、普段から長文を時間無制限でもいいので大量に読む訓練を行い、英文に慣れる「視野」を広げます。これにより、読解スピードの土台を築きます。

  • スラッシュリーディングの習慣化: 英文を意味の塊(S+V、句、節)で区切りながら前から順に理解する「スラッシュリーディング」を、日々の学習で必ず実践します。これにより、脳内で日本語に訳す際の返り読みを強制的に防ぎ、ネイティブに近い速度で文章を処理できるようにします。

  • 自由英作文の「鉄板テンプレート」暗記: 意見表明→理由1(具体例)→理由2(具体例)→結論という論理展開の型(テンプレート)を複数パターン暗記します。試験本番では、テンプレートの枠組みに、本文の内容や自分の意見を埋め込むだけの作業にし、構成を考える時間をゼロにします。

  • リスニング時間での「先読み」: リスニング中に指示があれば、次の大問の設問や選択肢を先読みし、本文で何の情報が求められているかを把握する。これにより、リスニングが終わった直後から、長文読解にスムーズに移行できます。

これらの深掘りした戦略を過去問演習に取り入れ、「時間切れで失った点数」を限りなくゼロに近づけていきましょう。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

 

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今週末はVもぎがあるのに関東地方でも雪の予報が出ていてちょっと憂鬱です。おはようございます。

さてちょっと前に僕自身が夏以降、友人の塾で副業をしているという事を書かせてもらいましたが、これらは結構毎年の年中行事だったりします。僕がそこで何をしているかについては、本業を少し書いているプロフィールを見てもらう事でちょっと予想はつくんじゃないかなと思っています。今回はその一端をお見せする事で読んでくださっている受験生を持つパパママに参考にしてもらえたらなと思っています。今回の記事については高受を中心に書いていますが、考え方としては中受もそれから英検も同じなので参考にしてもらえたらと思います。

高校受験が目前に迫る中、「今までと同じルーティン学習では伸び悩むのではないか」と焦りを感じている受験生は多いでしょう。確かに、直前期の学習には「弱点分野を特定し、短期間で得点源に変える」という高い効率性が求められます。

そこで本記事では、主要5教科をさらに詳細なカテゴリに細分化し、あなたの合格可能性を最大化するための具体的な「ピンポイント学習戦略」を深掘りしてご紹介します。

模擬試験等のテストの際にカテゴリ訳されて採点されているデータを上手く活用する方法だと思っていただければ幸いです。

重要なのは、広範囲を漫然と復習するのではなく、「失点の原因」に焦点を当てた集中特訓を行うことです。

 

注意)個別具体的にデータをこちらは持っている訳ではないので、基本的には通われている塾や家庭教師等の指導に従ってください。


1. 📘 国語:"感覚"を"ロジック"に変える3つの特訓カテゴリ

国語はセンスで片付けられがちですが、出題形式ごとにロジカルな対策が可能です。

① 現代文読解:正答率を上げるための「読解の座標軸」特定

現代文の失点の多くは、指示語や接続詞の把握ミス、または筆者の「主張」と「具体例・補足情報」の区別がついていないことに起因します。

  • ピンポイント対策: 過去問を解く際、接続詞(順接、逆接、並列など)と指示語(こそあど言葉)にすべて丸をつけ、それが何を指しているかを即座に判断する練習だけを繰り返します。

  • 深掘り: 記述問題対策として、設問が要求している要素(「〜の理由」「〜の具体的内容」など)に線を引いた後、本文中から対応する「解答の根拠となる一文」を見つけ出す作業に特化します。

② 古文・漢文:文法・句法を暗記から「運用」へ昇華

限られた配点を確実に取るためには、知識の定着が最優先です。

  • ピンポイント対策: 最重要古文単語と、漢文の返り点、再読文字といった句法を、「一問一答」形式で朝晩10分ずつ集中的に確認します。

  • 深掘り: 古文では、敬語(誰から誰への敬意か)と主語の特定を意識した音読練習を行い、漢文では、現代語訳を見ただけで句法を組み立て直せる訓練をしましょう。

③ 知識・作文:直前まで続く「積み上げ式」特訓

漢字や文法、記述の構成は、直前まで伸びる分野です。

  • ピンポイント対策: 模試や過去問で間違えた漢字を専用ノートに集約し、書き取りと読みを集中特訓します。また、文法は特に品詞分類助動詞の活用など、間違いやすい論点に絞り込みます。

  • 深掘り: 作文・記述対策は、過去の模範解答の「構成テンプレート」を丸暗記し、論理的な型に自分の主張を当てはめる練習をすることで、短時間で安定した解答を作成できるようにします。

  • ついつい大問1・2を完全にしてというパターンになりがちですが、他のポイントもしっかり押さえると得点源になり、あまり運ゲーにはならずに済みます。


2. 🔢 数学:「計算精度」と「解法パターン」に特化する4カテゴリ

数学は、計算ミスによる失点と、応用問題で「手が止まる」ことによる時間ロスが大きな課題です。

① 基礎計算(ミス撲滅特訓)

単純な計算ミスをなくすことが、最も手軽で確実な得点アップに繋がります。

  • ピンポイント対策: 毎日5分、時間制限を設けて連立方程式、二次方程式、√(ルート)を含む計算問題だけを解き、計算のスピードと精度を限界まで高めます。

  • 深掘り: 間違えた問題は、「どのステップでミスしたか」(符号ミス、通分ミスなど)を分析し、ミスパターンを意識して再計算する習慣をつけます。

② 関数(グラフと式の完全連携)

二次関数、一次関数が出題された際に、グラフのイメージと式の操作を連動させる練習です。

  • ピンポイント対策: 変域、変化の割合、グラフの交点、面積を求める問題に絞り込み、過去問の解法パターンを暗記するほど繰り返し解きます。

  • 深掘り: 特に、座標軸上の点平行な直線の条件など、図形的な条件式で表現し直すための練習に集中しましょう。

③ 図形(補助線の引き方マスター)

図形問題は、必要な定理や補助線を思いつけるかどうかがカギです。

  • ピンポイント対策: 証明問題は結論から逆算して、相似や合同の条件円周角の定理など、必要な知識だけを抜き出して復習します。

  • 深掘り: 「どこに補助線を引くか」を問う問題集があれば最高です。補助線を引き、隠れた図形(例:相似な三角形)を見つけ出す作業に特化することで、対応力を上げます。

④ 確率・資料の活用

確率では、漏れ重複なく数え上げるための工夫が必要です。

  • ピンポイント対策: 樹形図を正確に書く練習に特化します。特に「少なくとも〜」「〜ではない」といった余事象の扱い方を重点的に復習します。

  • 深掘り: 資料の活用では、中央値(メジアン)階級値など、用語の意味と求め方を正確に区別できるように、定義の確認に時間を割きます。

  • スピードも要求される部分があるので、仮に苦手カテゴリを特定できなかった場合、大問1などの解法を思いつく時間を短縮する意味でも、計算速度を上げる事は大事です。


3. 🇬🇧 英語:得点力を直結させる4つのアプローチ

英語は「知識→文法→長文」という構造を意識し、長文読解の土台を固めます。

① 単語・熟語:過去問出現率の高いものに絞る

語彙力は長文読解の生命線ですが、際限なく広げる時期ではありません。

  • ピンポイント対策: 過去問や模試でわからなかった単語長文のキーとなる熟語に絞り込み、これらを最優先で暗記します。

  • 深掘り: 移動時間や食事前など、スキマ時間を暗記カードやアプリに特化し、頻繁に繰り返しチェックします。

② 文法:頻出かつ配点の高い論点を徹底

すべての文法事項を復習するのではなく、入試頻出の論点に絞ります。

  • ピンポイント対策: 時制、受動態、関係代名詞、比較といった配点の高い論点に集中し、問題集のその項目だけを解き直します。

  • 深掘り: 特に並び替え問題は、動詞や前置詞など、文の骨格となる部分を中心に解き進め、文構造を瞬時に判断する訓練をします。

③ 長文読解:速読よりも「根拠特定」の精度を追求

正確に解答根拠を見つけるスキルが重要です。

  • ピンポイント対策: 設問を先に読み、「何を探すのか」を明確にしてから本文を読み始めます。答えが書かれている根拠の一文に線を引く練習を特化させます。

  • 深掘り: スラッシュリーディング(意味の塊で区切って読む)を行い、英語の語順で理解するトレーニングを積むことで、返り読みを防ぎます。

④ リスニング:音と文字の一致作業

リスニングは、毎日継続的な練習が不可欠です。

  • ピンポイント対策: 過去問や予想問題のリスニングパートを毎日行い、聞き取れなかった部分は必ずスクリプト(原稿)を見て確認します。

  • 深掘り: スクリプトを見ながら音声を真似て発音する「シャドーイング」を短時間取り入れることで、音の連結や脱落に慣れ、聞き取り能力を向上させます。

  • ライティングに関しては型や解法ある程度確立しているのでそれらパターンを暗記する事で正答率を格段に上げます。ここだけで12~15点あるので偏差値2の価値があると思ってください。


4. 🧪 理科・5. 🌍 社会:暗記と応用を分離したカテゴリ戦略

理科・社会は、知識の定着(暗記)と、図表・グラフの読み取り(応用)の2軸で対策を分けます。

【理科の学習戦略】

理科は、物理・化学分野生物・地学分野に分けられます。

  • 物理・化学暗記対策としては、元素記号、化学反応式、単位を完璧に覚えることに注力します。一方で応用・計算対策として、電気回路、てこ、濃度の計算など、計算問題を集中的に解き、公式の変形に慣れる必要があります。

  • 生物・地学暗記対策では、植物の名称、地層の名称、天体の動きなど、用語を一問一答で確認します。応用対策として、グラフや図を見て答える実験・観測問題に特化し、考察力を養うことが重要です。

【社会の学習戦略】

社会は、歴史・文化分野地理・公民分野に分けられます。

  • 歴史・文化暗記対策としては、年代、人物、出来事因果関係で結びつけて覚える(一問一答は避ける)ことが大切です。応用対策としては、史料・文化財の写真から時代や背景を判断する問題を重点的に解きます。

  • 地理・公民暗記対策では、主要な国の気候、産業、公民の重要用語(三権分立など)を正確に定義できるようにします。応用対策として、地図、統計グラフ、表の読み取りに特化し、時事問題に関連する統計データを確認します。

【深掘り戦略】

  • 理科の実験考察: 過去問の実験問題を解く際は、「この操作は何のためか?」と「結果から何がわかるか?」をセットで答えられるように復習します。

  • 社会の歴史の流れ: 年代を覚えるのではなく、「なぜその事件が起きたのか」という「理由」と、「その事件が次に何をもたらしたのか」という「結果」を文章で説明できるように訓練します。


結論:合格のための「最短距離」を見極める

高校受験の直前期において、最もやってはいけないのは「苦手なところを避け、得意なところばかり復習すること」です。

本記事で紹介したように、各教科を細かくカテゴリ分けし、過去問や模試の分析から導き出された「あなたの失点カテゴリ」に時間を集中投下することが、合格への最短距離となります。

 

ちょっとここでおまけw

テストに関して素早く正確に大問1・2を取るなんて話は、漫画の影響もあってか今では問題集を何周もやるみたいな誰でも知っている話に成りましたねw

考えてみると例えば公立高校、僕が住んでいる東京での都立高校入試で偏差値50、言い換えると平均点は大体で275点前後になります。

ここから偏差値1って何点なの?を割り出します。

📊 都立入試における偏差値の再計算モデル

都立入試の偏差値は、平均点と標準偏差 (σ) によって決まります。

1. 前提とする都立入試のデータ(5教科換算)

  • 5教科合計満点: 500点

  • 新しい受験者平均点 : 275点

  • 偏差値 50 の点数: 定義により、平均点と同じ275点

2. 標準偏差 (σ) の再利用

平均点が変わっても、点数のばらつきの傾向(標準偏差)は大きく変わらないと仮定し、前回と同じ値を採用します。

📉 偏差値1あたり何点か?(再計算)

「偏差値1あたり何点か」は、平均点ではなく標準偏差 (σ) によって決まるため、計算結果は前回と変わりません

結論:都立入試の偏差値1あたり、およそ 7.5点の差がある。

平均点が下がっても、点数のばらつき方(標準偏差)が変わらなければ、偏差値1の価値は7.5点で一定です。

ただ60を超えてくると調整が必要になりますし、都立においては自校作成になるので、偏差値的には40~60の間でこの数字を使う事を推奨します。

これらを計算する事で、弱点カテゴリの活用方法も見えてきますね。

記事にも書きましたが、国語も英語も大体ライティング・記述問題は12点~15点です。上記した偏差値に換算するとこれだけで偏差値2です。こうやって苦手カテゴリを集めて仮にですが、正答率が0だったものを半分解けるようになった場合、偏差値は苦手が多いほど上がります。しかも記述などは埋める事での点数も発生するため、かなりおいしいかなと思っています。

5教科で仮に上の計算を基に計算すると37.5点上がると偏差値は5上がります。5教科の場合こんなに簡単な計算にはなりませんが、仮にそれくらいで偏差値5は上がります。

これは各教科2問くらいです。

偏差値がこの短期間で5上がるとなると目標校はターゲットになることも多いんじゃないんでしょうか?

5教科で上げるのも良し、数教科苦手教科で上げるのも良し、頑張って貰えたらなと思っています。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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この記事は、高校受験の自校作成校都立中高一貫校への合格を目指す保護者の皆様に向けて、小学校高学年からの効果的な学習戦略を解説します。勿論、私立への対応も充分に可能な学習法です。

近年、難関校の入試で問われるのは「知識の量」ではなく、「思考力」です。特に、英語の「抽象化・要約」スキルを早期に習得することが、国語、算数、そして適性検査対策の最強の土台となります。

1. 自校作成校の英語対策が求める「高度な思考力」

高校受験、特に難関公立高校の自校作成問題は、大学入試改革の流れを汲み、複雑な情報処理能力を問う傾向が強まっています。

英語:問われるのは「文法知識」ではなく「情報処理能力」

自校作成校の英語対策で最も重視されるべきは、単に中3までの単熟語と文法を丸暗記することではありません。目指すべきは、中3までの基礎を土台として「英検2級レベル」の思考力を実現することです。

この目標を達成するための訓練こそが、「抽象化」と「要約」です。

  1. 抽象化 (Abstraction): 具体的な事例やデータから、筆者が本当に伝えたい普遍的なメッセージ(主題)を抽出する能力です。文章の細かい具体例を切り捨て、その本質を見抜く訓練を行います。

  2. 要約 (Summarization): 抽出した主題を、本文の表現を避け、既習の簡単な単語・文法(中3レベルまで)で、指定された語数内に再構築し直す能力です。

この訓練は、単に英語力を高めるだけでなく、文章を立体的に理解し、論理的に再構築するという、高度な情報処理能力そのものを育成します。

段階的な学習の意義

この思考力は、中1レベルから中3レベルへと、習得済みの文法・単語の範囲に合わせて段階的に難易度を上げていくことが重要です。

  • 中1レベルでは、基本的な文法と単語のみを使い、単純な文の統合と主題の特定という要約の基礎を身につけます。

  • 中2レベルでは、不定詞、受動態に加え、因果(because)や譲歩(although)の接続詞を分析し、複雑な論理構造の理解と複文での表現力を高めます。

  • 中3レベルに至っては、関係代名詞や英検2級必須語彙を駆使し、長文全体の抽象化と、オリジナルの表現を使わない指定語数での再構成(パラフレーズ)を目指します。これは自校作成や英検2級の記述問題への直接的な対応力となります。


2. 英語で鍛えた思考力は「国語・理数」へ横断する

英語学習で獲得した「情報構造の分析力」と「抽象化能力」は、科目を超えて、国語、算数(数学)、理科へ応用可能です。

📘 国語(現代文・適性 I 対策)への応用

現代文の読解や適性検査Iの小論文では、論旨の正確な把握論理的な記述が求められます。

  • 抽象化の訓練で具体例を無視する力は、国語においても筆者の感情的な描写や補足情報を切り捨て、普遍的な主張だけを抜き出す力となります。

  • 論理構造把握の訓練は、国語で「しかし」「すなわち」「なぜなら」などの論理マーカーを分析し、段落間の因果関係や対比を正確に読み解く力となります。

  • 要約(Paraphrasing)の訓練は、難解な表現を論旨を保ったまま自分の言葉で平易に記述し直す、記述力の基礎を築きます。

🔢 算数・理数(適性 II・III 対策)への応用

小学校5年生頃は理数特性が色濃く出始める時期であり、特に図形(立体図形)比や分数などの割合は、この思考力訓練の重要な対象です。

  • 図形(立体図形)の学習では、単に公式を当てはめるだけでなく、「なぜこの補助線を引いたのか」「図形をどう分解/変形したのか」といった空間的な抽象化のプロセス言葉で説明させることが重要です。これは、後の幾何学や物理学に必要な空間認識能力論理的思考力を養います。

  • 比や分数などの割合の学習では、速さや濃度といった三量関係や、全体と部分の比率を論理的な構造として捉え、分析させます。英語や国語で鍛える「構造把握力」は、算数・数学において「問題の構造」を読み解く力に直結します。

これらの訓練は、特に適性検査 III で要求される非定型な問題の構造を読み解く力となり、高い対応力を生み出します。

3. 【結論】自校作成対策は「中高一貫校対策」を兼ねる

自校作成校の英語対策として、中3までの文法知識を土台に「抽象化・要約」を鍛えるアプローチは、結果的に、その中学生版にあたる都立中高一貫校の適性検査対策をも可能にします。

この多角的な思考力訓練は、知識量ではなく思考力を測る適性検査の各分野へ高い対応力を示します。

  • 適性 I(小論文・記述)への対応は、英語・国語での要約訓練による論旨の正確な把握論理構成力で賄われます。この分野に関してはかなり早期から学習できることが魅力だと言えるかと思います。

  • 適性 II(分離横断型)への対応は、全科目での構造把握訓練による複数資料の統合課題解決力で高まります。独特な思考パターンを身につけることはどちらかというと探求や自由研究などから学ぶと効果的だと言えるかもしれません。

  • 適性 III(数理的思考力)への対応は、算数での「なぜそうなるか」の言語化訓練による非定型問題の構造分析力で可能になります。条件や環境、様々な設定からの対応になるので難易度は上がりますが、今後理系に進路を進みたい子にとっては早期からの対応が必要になるかと思っています。

4. 受験ルートを問わない「最強の学習戦略」

この「抽象化・要約」の訓練は、単なる知識の先取りではなく、「思考のスキル」の先取りです。

この思考力の土台は、小2頃から芽生え始める図形や割合の基礎の学習から意識し、小5頃から中3までの基礎単語・文法を土台として、英検2級レベルの「抽象化・要約」に段階的に挑戦していくことが理想です。正直にいってしまうと、小学生(4年生くらいまでに)英検2級相当のCSEスコアを取れている子に関しては、方向性さえミスらなければ、中受・高受はかなり楽に進むことが出来ますし、いっそ算数へシフトすることがいいのかなとさえ思います。ポイントとしては英検で培ったスキルをそのままにし他教科は「暗記ゲー」にしてしまうのはかなり勿体ないと思っています。

小学校低学年からの家庭学習において、この「スキルの先取り」を一貫して行うことは、中学受験・高校受験のどちらのルートを選ぶにしても、お子様の学習効率と成果を最大限に高める最強の戦略となるでしょう。

 

参考になれば・・・

 

でわ

 

 

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