これから広島に行きます。
で、明日は厳島神社なんですよ。
その厳島神社に祀られている神様は宗方三女神といいます。
タゴリヒメ、タギツヒメ、イチキシマヒメの三姉妹ですね。
ちなみに厳島の名はイチキシマに由来するとも言われています。
そういえば宗方三女神が産まれたときの話しを2年前に書いた記事があったのを思い出したので、ちょっとリライトして掲げてみました。
相変わらず品のない描写が出てきますし、大して歴史に詳しいワケでもありませんので、どうかテキトーなスタンスで読んでください。
以前、日本で最初にいじけた人 という記事を書きました。
つまり、この世で最初に「拗ね」という概念を生み出した人ですね。
僕は、アマテラスではないかと思ったのです。
「こんなに気を使ってるのに、誰も私の苦労なんてわかってくれない」
まるで、ドラえもんのしっぽを引っ張った時のように
「ブゥゥゥン・・・」と、アマテラスの心はシャットダウンしてしまいました。
天岩戸に隠れることで、拗ねた心の「病み」を「闇(やみ)」としてこの世に映し出したのでしょうね。
おっと、今回の僕は序盤からなんかウマイこと言うなぁ。
♪♪♪ ♪っ♪、
♪っ♪ーーーー
たいぞうはひょうげんりょくが1あがった
さて、とっとと話しを戻しますが、実は日本初のいじけ虫は、アマテラスよりも先にいたのではという疑惑が浮上してきました。
では、その人物とは・・・・・。
はい、スサノオです。
ちなみにスサノオは、日本最初のマザコンでもあります。
では、この世で最初にいじけた人(神)が、スサノオとアマテラスの果たしてどちらなのか、早速これから検証していきましょう。
イザナミが死んで黄泉の国に逝ってイザナギと離婚成立後、イザナギから生まれたのがアマテラスとツクヨミとスサノオです。
ここで、
「あれ?一人でも生めるんじゃん?しかも、イザナギって男やん?」
という疑問を抱いた人、
そこはお察しくださいましてどうか胸にお納めくださいませ。
スサノオは、海原を治めるようイザナギから命ぜられましたが、そんなことはおかまいなしに泣いてばかりです。
イザナギ「なんで、そげんいつも泣いてんの?」
スサノオ「だってママに会いたいんだもん」
は?
イザナギ「出てけーーーーーっ!」
スサノオは追放されます。
「じゃぁ、いいですー。ママに会いに行くもんねー」。
といって、ママのいる黄泉の国に向かいます。
おっとその前に、アマテラス姉ちゃんのとこに挨拶に行こーーーっと。
といって、アマテラ姉が治める高天原に行きます。
しかし、スサノオが近づいてくるごとに、空と大地が大きく鳴り響き、アマテラ姉は、攻めてくるのではと勘違いしてめっちゃビビリます。
もう、疑心暗鬼に支配されたアマテラ姉の脳内は、完全にイメージが出来上がってます。
以下、アマテラスの脳内イメージ
ん
んっ
んっ!
アマテラ姉「あ、無理です」
そんな妄想モード全開で迎え撃つアマテラ姉の姿を見て、スサノオびっくり。
「だーから、違うってばさ」と、必死に説得しますが、アマテラ姉の妄想劇場は止まりません。
じゃぁ、潔白を証明しようやないのってことで、占いをします。
これが誓約(うけい)という儀式。
アマテラ姉はスサノオの剣を口に頬張って、バリバリ噛み砕きます。
ちょ、アゴの力!
すると、まぁなんということでしょう!
ゴフゥッ!
あ、まちがえた。
噛み砕いた剣を霧のように吹き出した中から、三人の女神が生まれました。
宗像三女神です。
これでスサノオの疑いが晴れました。
いや、てゆーか、今どこをどーやって晴らしたんだって話しですよね。
実は、勝敗のルールをちゃんと決めずに誓約を始めたので、ほんとはどっちの勝ちとかなかったんです
バカなんでしょーか
で、スサノオが強引に「ほら俺の勝ちやん!」って言い張ったので、「なんかモヤッとするけどまぁいいわ」みたいな流れで決着したのですね。
その後、スサノオは、アマテラ姉の国でやりたか放題やりちらかします。
田んぼを荒らしたり、神殿にう●ちプリプリやらかします。
アマテラ姉は、疑っってしまった罪悪感から、あんまり強いことを言えません。
スサノオのカマッテちゃんぶりがエスカレートし、最終的にはそれが原因でアマテラは天岩戸に隠れちゃうわけですね。
さて、このスサノオの振る舞いは、ママに会えない代わりに、姉に会うことで寂しさを埋めようとしてたのかもしれないと、考えることも出来ます。
だってその証拠に、同じ兄弟なのに、ツクヨミが全っ然、出てこんでしょーが。
何してんでしょうね、あの人。
どの本読んでも、せいぜい4ページぐらいしか出てこないですよ。
ポジション的に、ミドレンジャーみたいな扱いです。
物語も「因幡の白うさぎ」あたりまでいった頃、
「あれ?そういえばツクヨミは???」
てなるほど、存在感がないです。
僕的には、もうちょっと活躍してるとこを描いて欲しいのですけどね。
天岩戸をこじあけるためだけに登場したタヂカラオより活躍してません。
あ、それでね、スサノオは、お姉ちゃんに優しくして欲しかったと思うんですよ。
それが、あらぬ疑いをかけられて、とっても悲しかったんだと思います。
アマテラ国の人たちも、なーんかよそよそしいし、それで拗ねて暴れてたんじゃないかなと。
そう考えると、「日本で最初にいじけたのはアマテラス」という説は覆ってしまいますね。
スサノオの方がアマテラスより僅かに早くいじけてるということになるわけです。
いずれにしても、弟と姉、いや男と女で拗ね方の描写が全然違うのが面白いですね。
「どうせわかってくれない」
「ちゃんと謝れーーー」
「優しくしろーー」
って、暴れて伝えるか、隠れて伝えるかの違いで、根っこは同じ「拗ね」なのかもしれません。
これもう、かなりのカマッテぶりではないかと思います。
まぁとりあえず、結果としてスサノオは、母親がいなかった代わりとして、姉ちゃんのとこで反抗期をちゃんと経験できたからこそ、その後はヤマタノオロチの退治して、守るべき女性と出会い、めっちゃ男らしく成長していったのかもしれません。
ウマイことできてんなー。
って、勝手にまとめてみました。
あんま、まとまってないけど。
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