３月も最終週・・・
自動車業界は多忙の極みでしょう。
陸運局の混雑は通常時の数倍時間を要する状態に成ります。
おととい（２２金）大宮軽陸に名義変更に行きましたが、駐車場がいっぱい！
週明けに軽自動車の名義変更を予定しておりますが、２輪で行くのが得策です（＾＾
平成17年 CBA-C25 セレナ 115000km
エンジン付近から異音と加速時、息継ぎのような症状が出るとの事でご来店。
※始動時ハンチングは別車両で後半に追記しております。
トラブル時に入庫される旧友で車検は知り合いの業者さんで行っているようです。
ご来店時、試乗で異音や不調はしっかり確認出来ませんでしたが・・・
エンジンオイルが規定量3.8Lに対し、排出量400ｃｃ！ （オイル漏れ無し）
良くこの少量で空打ちせず、オイルプレッシャーランプも点灯しなかったですね。
10ヶ月前の車検の記録簿には、4.5Lも入れている記載・・・
前回当社で交換（ラジエター・CVTオイル交換ブログ後半）してから、15000km走行している記録から、車検で交換していない疑念が・・・
１０万キロ超えてドライブベルトは交換されているようですが、テンショナーは未交換。
スパークプラグも未交換です。
時々発する異音の可能性として、オルタネーター（発電機）のワンウェイプーリーを疑いましたが
ベルトを外してテンショナーを回すとカラカラと・・・
ベアリングのみの供給は無く、ASSY交換に成ります。￥4870
部品はさほど高くは無いですが、交換に手間を要します。
まずは、エンジンマウントのボディー側固定を外して、エンジンを上方向に持ちあげます。
※マウントをそっくり外しちゃう方もいらっしゃいますが、その必要は有りません。
フェンダーライナーを外して、サービスホールからトルクスでテンショナー固定ボルトを抜きますが、工具が入りません。
8mmのストレートを使って解消。トルクレンチはあてられませんでしたけどね。
※エクステンションを通す為に、フレームの一部を切ってしまう方もいらっしゃるようで・・・
※ボルトが抜けても狭くて取り出せない為、クランクプーリーを外される方もいらっしゃいますが、
知恵の輪状態で、上から抜けて来ます。
クランクプーリーは角度締めなど、手間を要しますので回避しましょう。
エンジン振れ止めマウントも許容範囲ですので、外さずに行けました。
スパークプラグ交換には、インテークマニホールドを外さねば成りません。
スロットル（￥610）とマニホールド（￥2360）のガスケットを交換します。
分解時、エアークリーナーとスロットル間のダクトにひび割れが生じてました。
ここからエアーを吸い込み、エアークリーナーケース側のエアフロセンサーとの数値が狂い
加速時の息継ぎを起こした原因と思われます。（故障コード無し）
経年劣化で良く破けてしまうわりには￥9830とお高い・・・予算も考慮して、解体屋さんから中古良品を購入。
スロットルの汚れも・・・・
※下手に掃除すると、スロットルとエンジンコンピューターを交換の事例も有りますので要注意！
綺麗に成りました（＾＾
プラグの摩耗も凄い事に・・・
部品を検索すると、社外品は結構高価ですが、新車装着のNGK LZKAR6AP-11をチョイス。
これは、あまり一般的に売られておりません。
しかし、１０万キロは保障されている訳ですよね。しかも安価でした（＾＾
※ガソリンの純度や走行環境などによって７万キロ付近でダメに成る事例も有ります。
組み付けて、まずはスロットルの全閉学習をします。
ブレーキを踏まず、イグニッションON（エンジン掛からない状態）で5秒待ち、OFFで５秒待ちます。
OBD2テスターを接続させて、エンジンスタート。
すると、1800ｒｐｍから2800ｒｐｍでハンチングします。
テスターでアイドリング設定させるのですが、５分要するとの事。
ブンブンとハンチングして結構な騒音の為、日中でも作業場のシャッター締めて待機・・・
５分後に突然750ｒｐｍに安定しました（＾。＾ ホッとする瞬間です。
急速TAS学習はマニアルでも可能です。
エンジンが十分温まった状態が条件に成ります。エアコンやライトはOFF
イグニッションON（エンジン掛からない状態）で３秒後からアクセル全開全閉を5秒以内に5回行った後、
７秒間待機します。その後、アクセル全開で20秒保持すると（10秒後にエンジンマークが点滅）
（20秒後に点灯に変わります）アクセルを戻し、３秒以内にエンジンを掛けます。
２０秒待機すれば学習完了です。
※参考まででお願い致します。
当ブログでを見てスロットル清掃をやってみようなど、行わない方が得策です。
設備、知識、技術の有る整備工場にお任せする事をお勧め致します。
我が家もCC25セレナを持っておりますが、１０年で25000kmなので１０万キロ迄あと３０年掛かる予定です。
しかし、経年劣化で色々不具合が出て来そうです（＾＾
妻が買い物でのチョイ乗りなので、スロットルバルブは真っ黒でしょうね。
2020年12月に我が家のCC25が始動時に数回ハンチングをするように成ったので
28000km時に作業致しました。
下記ブログ後半に記載。
フューエルワンやスロットルクリーナーも（分解せず）使っておりましたが、あまり効果は有りませんね。