2つ前のブログで、アッと言う間に7月などと言っていたら、間もなく8月!
毎年、この時期は年間の連続勤務記録が出ます。
今年も60日を超えて来ました。
梅雨時の降雨は少なく、早々と猛暑続きで日中は休みたい所でしたが、
次から次へとレッカー入庫する子達がおり、作業待ちを含めると月日数を超えて来ました。
前ブログでチラッと紹介したプリウス。
練馬で予備検査を行い、その足で習志野へ登録。
戻る途中、雷雨に遭遇しましたが、1時間遅かったら池袋付近で巨大な雹に当たる所でした。
※車検予定の軽自動車が、フロントガラス割れてしまって入庫と成る事態・・・
○中古車ならではの注意&問題点がいくつか。
フロントガラスと運転席、助手席ガラスに紫外線カットフィルムが貼られており、可視光線透過率が
保安基準を満たすか否か不安でしたので、剥がします・・・が、糊が残って大変!
ドアに至っては、内貼りを外して行わないと、水切りゴム部で抵抗が出て車両が何かを挟んだと判断し
ガラスが勝手に下がってしまいました。
道すがら、コトコトと気に成っていた異音の原因追求です。
ナビゲーション裏辺りか、追加配線関連のコネクター音を予想していたのですが、
分解して行くと、ナビ本体固定のネジが1本入っておりません。
色々探しましたが目視は限界!マグネットで探すと、シフト下付近に落ちてました。
前作業者がコロコロと落としてしまい、見つからずじまいだったのでしょう。
分解ついでに、溝の汚れや、飲み物のこぼし跡を掃除します。
※昨今はメーカーホームページに車体番号を打ち込むと、リコールの実施・未実施が確認出来ます。
2件未実施が有りましたので、登録後ディーラーで予約を取り作業しました。
ヘッドライト研磨の為に・・・
エアーツールを買ったのですが、先端に付けるバフが間に合わず、結局手磨きです。
扉やリヤハッチを明けた所の汚れも、綺麗に掃除しました。ビフォー無し
納車直前にバッテリー交換を行った所、ナビがパスワードを要求(◎0◎!
すかさず、ディーラーへ駆け込み強制解除を行ってもらいました。
※ダイアグのセットアップから解除コードを入力すれば可能です。
近所に出来たばかりの店舗なので、今後のお付き合いも兼ねて任せちゃいました(^^
ちなみに、中古車の良い点は、クルーズコントロールが後付けされていたり
シングルホーンからダブルに交換されていたり、内外装LEDに交換されていたり
後部にダークなフィルムが貼られて、オプションのコーナーポール
TV・NAVIキットが付いていたり、フロアーマットが追加されていたりの盛りだくさん。
ドロフィンアンテナは純正かと思いました(^^
○平成17年 スズキ MRワゴン MF21S 72600km (車両画像無し)
毎回、安価な車検屋さんで通していた車両を、しっかり見て頂きたとの事で、お預かり。
過去歴を見ると、10年間 7万キロまで何も行って無いレベル・・・
車検のコ〇ックで行った伝票を見ると・・・
基本工賃から、正月割引やら、代車無し割引やら、リアガラスに広告シール貼って割引やらで
ビックリする程安価に成ってました。
その価格で、整備何て出来やしませんよね。恐らく眺める程度でしょう。
フランチャイズ店が、かせられてしまう事態なのでしょうから、各お店は大変でしょうね。
車検が通過(書類上)してしまえば、法律的には走って良いのですが、
車の状況は各部、悪化が加速して行き大惨事も免れ無い事に・・・
高速で遠出される前に発覚して良かったドライブシャフトブーツの破れ。
Mタッチブーツでも良いのですが、内側のヒビも気に成りますので、内外とも純正タイプで交換。
プラグの減りが著しい・・・
生き物と違い、自己治癒能力は無いので、必要に応じた整備を行いましょう(^^
○平成7年 ディアスクラッシク V-KV3 8万キロ
どちらかで、車検付きをご購入されたそうですが、未整備との事。
ラジエータキャップのゴムが劣化し圧力抜けし冷却水が噴出して、一通り点検と成りました。
一番心配されていたタイミングベルトは緊急性無く、定番のウォーターポンプ水漏れもしてませんでした。
しかし、色々と・・・オイル漏れは複数個所。
エアークリーナーケースのバキューム配管が破損。溶着処置しました。
ハンチングしていたのは、ISCVを清掃で解消。
前作業者が折り曲がったまま取り付けられたインテークパイプ。温めて戻りました。
ラジエーター洗浄やプラグ、エアークリーナー、オイルを交換して試運転。
各部問題無かったので納めさせて頂きましたが、2週間もしないうちにヒート気味に・・・orz
目視で違和感の無いサーモスタットを煮てみました。
設定温度を10度超えた付近から開き始める始末。。。
組み付け後、今度は電動ファンが回らず・・・
ファンスイッチをショートさせても回らないので、モーターを疑いましたが、直電で元気よく回ります。
電圧を計ると12V来てません。
各端子(コネクター)やリレー内の接点などで電圧降下を起こしておりました。
各端子清掃とリレー、スイッチを交換して正常作動!
リレーの位置は、助手席スピーカーの奥のコンピューター上にコッソりとおりました。
エアコン使用でのアイドルアップや、パウダークラッチのくたびれ具合で、常にエンジン回転高めなので
今年の夏の暑さを乗り切れるか心配ですね。
※以前、イギリス車とイタリア車をメインで整備していた時は、根本的に日本の暑さに耐えられない
設計なので、追加処置や容量を変えるような作業が有りました。
20年前の国産車も想定外の暑さには耐えられない状況が予想されます。
メーカーのテスト何て、あてに成りませんよね。20年間の経年劣化は個体差も有ります。
○サンバー続きで・・・平成24年 EBD-TV1
「足元に水が溜まるんですけど・・・」で送られてきた画像が・・・
エアコンケースが破損して、エバポレーターが顔を出しております(◎0◎!
「部品注文しておいて下さい・・」と言われましたが、この車両はダッシュボード全外しの
エアコンガス、冷却水も交換に成るので簡単には済みません。
安価ででと言う事で、ケースを元に戻そうと思うも、ストレスが多くて・・・
何と、事故歴が有り、フロントパネルがエアコンケースを押してしまってます。
鈑金屋さんで、簡易的に引っ張り出してもらいました。
ようやく形に戻せ、溶着してシール材を塗布出来ました。
○平成15年 キャラバン KG-VWE25
ぶつけられちゃいました。との事で入庫。
たいした事、無いように見えますが・・・
ディーゼルターボ車の為、インタークラーが有りフォグの裏側がヒットしておりました。
相手の保険なのでアジャスターさんを呼んでビックリ!
このインタークーラー10万円以上するとの事。
しっかり純正新品で交換と成りました。
○ドカンと、ぶつけられちゃったリアゲートには看板シールが貼ってあります。
こちらは剥がして貼りかえられないので、お客様に新品をご用意頂かなければ成りません。
保険適用に成るので、高額のラッピング車にはご注意を・・・
○平成17年 セレナ CBA-C25
整備士学校の頃の友達が、「段差でガタガタ音が気に成るんんだよね~」っと
タイロッドエンドのガタが有り交換しても、他の音が・・・
何と、サブフレームのブッシュ後ろ側が抜けておりました。
外して見ると、ゴムが切れて金属どうしが接触。
ブッシュは溶接されている様子なので、フレームASSY交換に成ります。
そこで、過去に別車両で交換したゴム部品をスライスして挟みこみ、ひとまず解消です。
ラジエータから冷却水漏れにて・・・
大陸製の安価部品が有るようですが、コーヨー製を注文。
両端のスポンジは別なんですねぇ~(>< 部品待ちぃ~
99000kmなので、CVTオイルも交換しましょう。
汚れてはおりますが、過去にオイルのみ交換されているようですね。
やはりストレーナーからは、破片物質が・・・
ガスケットのみ交換で行きます。
この車両のネタはつづきます。
と、言うのも、ラジエータ左右に付くスポンジとコアサポートとコンデンサーの
隙間を埋めるゴムを注文し忘れただけです(^^;A
組み立てて、LLCを入れて終了でした。
○1年半前にリビルトエンジンを積んだエブリィ
走行中に突然の異音と共にエンジン停止
どうこうする間も無く、再度リビルトエンジンを注文。
検証に出すと、スラッジ大量のオイル管理不良。
3速ATで高速道路全開走行数時間。
いくらマイスター900FXでも、1万キロを超えてのご使用はNGです。
しかも、エンジンからの排油がATFのようですが・・・誰が交換したかは社内で解決して下さい。
検査機関に出せるよう、排油も保管しております。
○平成17年 キャリー LE-DA63T 16万キロ
こちらの車両は車検入庫前日に、雹害でフロントガラスが割れてしまいましたが、即日交換。
マダマダ乗るので、交換歴の無いATFをMEISTER ATF-GXで行います。
破片が一杯出て来ました。もうくたびれてますね。
フィルターも綺麗に掃除で、ガスケットのみ交換。
すっかり調子が良く成ったようです(^^
○平成17年 プロボックス CBE-NCP51V 17万km
乗り始めて30分くらいたつと、信号待ちで低回転振動やエンストを起こしたとの事。
OBDⅡの診断では、故障コード無しです。
ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)にカーボンが堆積して、作動不良を起こしてました。
○ISCV続きで、当店の代車 スバルR2 10万km
こちらはチェックエンジン点灯で、アイドリング不調に加速もぎくしゃく。
故障コードがISCVにて掃除では治らず、新品交換です。\12000 orz
点検時、熱々だったので、内部のコイルが焼けちゃっているのでしょうね。
涼しく成ったら切開してみます。
車検などでISCVは掃除する事も多く、車種によっては一度分解すると、ゴムのガスケットが
膨張して元に戻らない物も有るので、在庫する事にしました(^^
つづきたい所ですが、画像枚数も50を超えたので、
S80 や GTO水漏れは次回ブログに書きます。
個々で追記型ブログを行いたかったのですが、時間の余裕が無く
写真を撮れていないのが実情です。
お客様によっては「時間が有る時で良いよぉ~」との言葉に甘えさせて頂いておりますが、
決して忘れている訳ではございませんm(_ _)m (2週間経過)
ご了承下さい。