dragonfly's PV書庫

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2021年春〜真性多血症(PV)について書いてみよう

今年2度目の定期検診が無事終了した。

多血症の診断が下ってから3年、

適度な間隔の瀉血とアスピリンの服用で

大きな問題なく生活が送れているのは本当にありがたい。

 

今回は採血結果を見てから瀉血をするかどうか決めます、と言われていたので、

診察まで素直に3時間も待ち、結局瀉血は次回に、ということになった。

 

NHK+で(久しぶりに面白い)朝ドラを見るためにイヤホンを持参したし、

文庫本も持っていったけど、待ち時間長過ぎでしょ!

 

↑ ↑ ↑ ↑ ↑  今日の結果

 

ともあれ、内科(血圧外来)、眼科、血液内科、と一通り診察を済ませ、

明日から2週間の「ちょい住みナポリ&アテネ」です。

シニアおばさん二人組、スリに遭わないよう気をつけます。

ここ最近、スリ対策にない知恵を絞っていた。

いいアイディアありましたら、よろしくね。

ショルダーもスマホもストラップ、肩から短く斜めがけの予定です。

 

 

 

 

 寒い朝だ。小雨の中を、8時過ぎにJ大U病院到着。

採血室前に並んだ椅子は満席状態で、その周囲にも人々がぎっしり立っていた。

 

ようやく空きを見つけて座ると、

横の女性が椅子の下に落とした予約番号票を「拾って下さい」と言った。

紙片を渡して、自然に会話が始まった。

自分で番号票が拾えないのは骨折したから。

骨折したのは放射線治療で 骨粗しょう症がひどくなったから。

放射線を受けたのはリンパ腫治療のため。

リンパ腫になったのは、おそらく、長年飲んでいるリューマチ薬の副作用によるもの。

というような話を、その70代後半のチリ出身の女性が(日本語で)話してくれた。

 

 その後も偶然、同じ血液内科で診察を受けることになっていたので、

会話は2階の待合室でも続き、来日は32年前だったこと、

5年前にご主人(日本人)が亡くなったこと、

チリを含む南米の政治状況(とてもひどい)など話は広がって、

最後は、おだいじに、とハグして別れた。

当たり前のことだけど、色々な事情を抱えて人は病院へやって来るわけで、

ふとしたきっかけで言葉を交わせば、気持ちは温かくなってお互いに励まされる。

ブログも同じですよね。

 

 今年最初の採血結果は予想通り。

12月は瀉血なしだったため、ほとんどの数値にHマークがついた。

今日は半年ぶりに200ccの瀉血を受けたのだが、

どのくらいの間隔で瀉血療法をするのがいいのか、

M先生「うーん、3カ月毎に採血の数値を見てから、ということにしましょう」

 

 今まで特に指摘されなかったものの、

MCV、MCH、MCHCのいずれもずっとLマーク (基準値以下)が続いているので、

瀉血が必ずしも望ましいとは言えないらしい。

「氷をかじりたいとか、土を食べたいとかありませんね?」

「いいえ」

M先生の不思議な質問を後で調べたら、鉄分不足でそんな奇妙な嗜好も生じるとか。

へえ〜。

 駅ビルのマーケットでほうれん草を買って帰宅。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼なじみから

「大変!骨粗しょう症になってた!」

とLINEが来た。

えっ! だいじょうぶ?

初めて検査を受けてみたら、既に治療が必要な数値だったらしい。

 

わたしはここ10年ほど、年に一度、DXA法検査を受けている。

腰椎の値は同年代比較で 110%以上だけど、

大腿骨のほうは98%程度、かろうじて黄色ゾーン(赤ゾーンとの境)だ。

むむむ、同じ年、当然シニアのわたしも楽観はできないよね。

骨折でもしたら旅行に行けないじゃないの。

 

と急に心配になり、健康情報サイトを見て、カルシウムの多い豆乳などを買い込んだ。

NHKあさイチの後の「みんなの体操」(国会中継の場合はNHK+で探す)、

続いて10時のニュースを見ながらのスクワット15回、かかと落とし25回を

朝のルーティンにしているけれど、

その後は一日中うとうと読書しているわけで、どう考えても運動足りないよね。

片足立ちもしようか。定期的な散歩も必要だなあ。

 

最近ルーティンに加わったのは、運動ではなくサワードウ(自然発酵パン種)のチェックだ。

1カ月前に始め、ぷくぷく状態を確かめながら、時々フィードしている。

この種でマフィンを3回焼いたけど、まだ納得いかない味だわ。

週に一度のホームベーカリーは、もう何年も続けている。

こちらはドライイースト使用で、きょうは黒糖レーズンパンを焼いてみた。

 

 

 

 

 

 今年4回目の血液内科だった。

J大U病院前の街路樹イチョウは、もう7割ほど落葉している。

行きも帰りも、黄色い落ち葉を踏んで歩いた。

 

 毎回気がかりな採血結果。

今日の数値に問題はなく、今回は瀉血なしで様子を見ましょう、ということになった。

1年が無事に過ぎて、ありがたいことです。

 

ほっとして、駅前でラーメン屋さんに入った。

実は、Ameba仲間アラフォー・デンさんのグルメ記事でおいしそうなラーメンの数々を拝見して以来、頭からラーメン画像が消えなかったんですよね。

今日は、花月嵐という店のお醤油ラーメンでした。懐かしい昭和の味。

 

わたしの住む町にも、味噌ラーメンの名店や、おいしいつけ麺の店はありますが、普段あまり外出/外食しない。

通院がいい機会です。

 

 

 

 

 

 

ところで、某旅行ファンサイトに秋の旅行記録を載せました。

そこには旅の強者(つわもの)が集っていて、質問なども受け付けてくれます。

 

旅行人格が憑依して一日平均12km歩いた秋の旅行記録

ベルリンからワルシャワまで

https://4travel.jp/travelogue_group/53713

 

 

 

 先週金曜日、9月に予約しておいた腹部の超音波検査を受けた。

 

 手慣れた検査技師さんのテキパキとした指示に合わせて、息を吸ったり吐いたり止めたり、腹式呼吸で膨らませたり凹ませたり、およそ15分。

お願いした通り、真性多血症で問題になる脾臓の大きさも丁寧に確認してくださった。

 最後に下腹部の大腸とS字結腸も、というので

「あ、卵巣は取ってしまいました」と言うと

「あー、なるほど」

 

 担当の先生に検査結果を聞いた。

胆嚢、脾臓を含め、特に心配な点はない、とのこと。よかった、よかった。

 

 以前その消化器内科で胃と直腸の内視鏡検査を受けたのは、5年前だった。

婦人科の検査で腫瘍マーカCA19-9の値がかなり上がっており、消化器全体を診ることになったのだ。 

先生が「膵臓ということもありますから」とおっしゃるので、一気に青ざめたのを思い出す。

結局のところ、原因は卵巣にあったらしく、嚢腫(良性)を摘出すると腫瘍マーカは正常値に戻った。

 

 その腹腔鏡手術の順番を待つ間のことだが、(予定通り)サンクトペテルブルクとヘルシンキへ一人旅した。

エルミタージュ美術館で「これが最後の旅行になるのか」と、寂しくマティスの大作「ダンス」を見上げたっけ。

買っても意味ないでしょ、とほとんどお買い物しなかった、あの旅行。

 

 ロシアには恐らくもう行けないけれど、いくつかの病気を抱えつつ、定期検診の予定に合わせて旅行はできるよね。

No trip, no life! 

というわけで、9月後半からベルリン〜ワルシャワまで5都市を一人で回って来た。

たくさんの美術館だけでなく、バケット・リストのアウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館にも行った。

帰国して1週間、複雑に入り組んだ中欧の歴史資料をまだ読み続けている。

旅行備忘録はそのうち。