dragonfly's PV書庫

dragonfly's PV書庫

2021年春〜真性多血症(PV)について書いてみよう

採血をいつも右でお願いしているのは左利きだからだけど、

左に採りやすい血管があるらしい。

如才ない看護師さんに「あ、左のほうがステキ💓」と言われ、

瞬く間に採血完了。目視でもサラサラ流れている印象だった。

 

それもそのはず、ジャカビ効果で数値はさらに低めになっている。

M先生は

「いいですね。瀉血の必要はないし、次は8週間後で大丈夫です」

とのこと。

ヘマトクリットにLが付くなんて初めてだけど、問題ないのかしら。

薬の量を調整することもあるのかしら。

帰宅してから、ぐずぐず考えているけど、ま、いいでしょ。

 

 

リフィル処方箋を発行してくれたので、

2回目は自宅近くの薬局で受け取ることを

(取り寄せが必要なことを含め)確認して帰宅した。

今日も暑かったですね🥵💦

 

 

 

 

 邦題『いつか晴れた日に』という映画は、ジェイン・オースティンの小説"Sense and Sensibility"『分別と多感』が原作で、1995年に公開された。

アン・リー監督作品、脚本を書いたエマ・トンプソンが翌年のアカデミー賞脚色賞を受賞している。

キャストも豪華で、主演のエマ・トンプソンの他ケイト・ウィンスレット、ヒュー・グラント、アラン・リックマン、ヒュー・ローリーなどが出演した。

 

 その映画の終盤、失恋のため自暴自棄になり雨の中を歩いた妹マリアンヌ(K.ウィンスレット)が感染熱に伏してしまう。すると、医者は腕から血液を出してスープ皿に受ける「瀉血」治療を行うのだ。あらまあ。

驚いて思わず写真を撮り、ChatGPTに質問。

数秒後、以下のような回答があった。

 

 18〜19世紀当時のイギリスでは、確かに発熱や感染症に対して「瀉血」bloodlettingや「ヒル」leechの使用が一般的だった。

小説にそうした描写はないものの、時代背景的には実際に瀉血が行われた可能性が高い。

 

なるほどね。

つまり、才女エマ・トンプソンが時代背景を語る瀉血シーンを、脚本の中に巧みに織り込んだのだろう。

そう言えば、1月にも瀉血の歴史を調べたことがあったっけ。

 

 

 イギリスの作家ジェイン・オースティンは、"Pride and Prejudice"『自負と偏見』が代表作とされている。2005年の映画『プライドと偏見』のミスター・ダーシーが(よく見るとハンサムじゃないのに)、とても素敵でしたよね。

 最近すぐ忘れちゃう軽い映画ばかりなので、今夜は録画しておいた文芸作品を再生したのだけど、さすが見どころありでした。

 

 

 

 

 

 お盆のせいか/おかげか、採血室前の人は少なめだった。

2倍量ジャカビの効果はどうなのか、内心緊張していたのだ。

文庫本を持参したけれど、落ち着いて読めない。

けれど、採血結果次第では瀉血の指示が出るわけだから、きっと大丈夫よね。

 

 処置室からの呼び出しはなく、いつもより早めに診察順が回ってきた。

「いいですね」とM先生。

 

 全ての数値が、何と正常値だ。数字を色付けしてみれば一目瞭然。

こんなに良い状態はこれまでになかった。今日のところは瀉血の必要なし。

楽観はできないものの、しばらくこれで過ごせるかもしれない。

ありがとう、ジャカビ。

 年齢相応にトイレは近いけれどしっかり水分を摂って、

歩数を増やし、できれば体重を減らし、ワインを飲み過ぎず、十分な睡眠を心がけて

暮らしたいと思う、お盆の入りです。

 

 

 

 

 

 効果は確かにあった。ただし、規定の半分量(らしい)朝晩5mg各1錠だったので、目覚ましい効果というほどではなかったようだ。ヘマトクリットがまだ50%以上、ヘモグロビンも17という数値から、今日も400ccの瀉血を受けることになった。

 

 それはまあ、いいんですけど。

採血の看護師さんはうまく刺せずに途中交代、瀉血ルート担当の研修医さんもまだ経験が浅いらしく右手を失敗して左手に移動、と今日は両手に内出血ありです。

 

 前回、バイアスピリンも飲んでいいのか、という質問を忘れたため、一ヶ月服用しなかったのだが、M先生から

「続けて飲んで下さい。バイアスピリンをやめちゃって、心筋梗塞を起こした患者さんがいます」という怖いアドバイスもあった。

 

 そして、ジャカビ服用の効果があがり数値が落ち着いていれば、今まで通り旅行もできるとのこと。

さっそくGoogle Mapを眺めてます。今のうちに遠出しておこう。どんどん歳をとるんだから。

 

 

 

 うへ〜、あつい〜、とサングラス&日傘で病院へ向かった。

いつもと違って超音波の腹部検査が入っていたのだが、

暑さで頭が働かなかったのか(ということにしておく)、

採血が終わるまで食事抜きの注意があったことをすっかり忘れていた。

 

あらま!どうしましょ!

 

でも、親切な看護師さんと検査技師さんのおかげで、何とか必要な検査は完了した。

同じように朝食をとってきてしまったおじいさんがいたけれど、その後どうなったかしら。

 

 主治医M先生の診察:

2週間前に400ccの瀉血を行ったにしては、期待ほど数値が改善されていない。

瀉血とバイアスピリンの治療には限界がある。

超音波画像を見ると、脾臓は通常より2回りほど大きくなっている。

という説明の流れから、予想通りジャカビの服用が開始されることになった。

朝晩5mg各1錠から。

今日も瀉血は400cc。1ヶ月後にまた診察予定。

 

どうか効果が上がりますように、と切実に願うのは、

年末からしばらく、バンコク在住の娘宅に滞在する必要があるから。

加えて、あわよくば、旅行にも出かけたいんですよね。

 

 ところで、ジャカビ服用中のワインやビールはどうなんでしょうか?

薬局で質問しなかったので、ChatGPTに聞いたところ、

週1、2回たしなむ程度ならOKという答えだったんですが。ほんと?

 

昨日の上野、東京都美術館のミロ展画像も置いておきます。

猛暑☀️💦、でも出かける価値のある展覧会でした。