2024年① 3月の定期検診 | dragonfly's PV書庫

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2021年春〜真性多血症(PV)について書いてみよう

 寒い朝だ。小雨の中を、8時過ぎにJ大U病院到着。

採血室前に並んだ椅子は満席状態で、その周囲にも人々がぎっしり立っていた。

 

ようやく空きを見つけて座ると、

横の女性が椅子の下に落とした予約番号票を「拾って下さい」と言った。

紙片を渡して、自然に会話が始まった。

自分で番号票が拾えないのは骨折したから。

骨折したのは放射線治療で 骨粗しょう症がひどくなったから。

放射線を受けたのはリンパ腫治療のため。

リンパ腫になったのは、おそらく、長年飲んでいるリューマチ薬の副作用によるもの。

というような話を、その70代後半のチリ出身の女性が(日本語で)話してくれた。

 

 その後も偶然、同じ血液内科で診察を受けることになっていたので、

会話は2階の待合室でも続き、来日は32年前だったこと、

5年前にご主人(日本人)が亡くなったこと、

チリを含む南米の政治状況(とてもひどい)など話は広がって、

最後は、おだいじに、とハグして別れた。

当たり前のことだけど、色々な事情を抱えて人は病院へやって来るわけで、

ふとしたきっかけで言葉を交わせば、気持ちは温かくなってお互いに励まされる。

ブログも同じですよね。

 

 今年最初の採血結果は予想通り。

12月は瀉血なしだったため、ほとんどの数値にHマークがついた。

今日は半年ぶりに200ccの瀉血を受けたのだが、

どのくらいの間隔で瀉血療法をするのがいいのか、

M先生「うーん、3カ月毎に採血の数値を見てから、ということにしましょう」

 

 今まで特に指摘されなかったものの、

MCV、MCH、MCHCのいずれもずっとLマーク (基準値以下)が続いているので、

瀉血が必ずしも望ましいとは言えないらしい。

「氷をかじりたいとか、土を食べたいとかありませんね?」

「いいえ」

M先生の不思議な質問を後で調べたら、鉄分不足でそんな奇妙な嗜好も生じるとか。

へえ〜。

 駅ビルのマーケットでほうれん草を買って帰宅。