私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

記事の更新は、現在テーマ設定しているイベントまでと致します。

本年中はこの状態のまま→年明けの然るべき時期を以って公開を終了致します。


2017/4/24

Amebaでブログを始めよう!

約6年間やり切って、本日で更新終了。

楽しみながら続けられて何より。お疲れ、自分!


9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
高梨 夢さん=MSI/SteelSeriesブース。





MSIさんは1980年代にソニー台湾の元技術者たちが設立したPC関連メーカー。
マザーボード、ビデオカード等において世界有数の製造メーカーとして知られ、
それらに加えて、比較的安価なPC・タブレット等でも存在感を発揮しています。
また、車載用コンピューターやカーナビ等、カーエレクトロニクス分野にも進出。
全ゆるモノ・コトがインターネットで繋がる「IoT」に向けた多角化を進めています。
ゲームショウではデンマークのデバイスメーカーSteelSeries社さんと合同出展。
e-Sports等、本格的にゲームを楽しめる最強の環境作りを提案していたようです。



MSIさんからは、ハイエンドPC・ゲーミングラップトップ・グラフィックカード等を、
SteelSeriesさんからは最新ゲーミングデバイスの数々を体験する事ができました。
(SteelSeriesさんイチオシのヘッドセットを体験できるリスニングルームも設置)
加えて、同じ台湾のHTCさんが開発したVRヘッドセット「Vine」を使ったイベントや、
ブース内でミニスタンプラリーや公式Twitterのフォロワー向けにくじ引き等も実施。
知る人ぞ知るPC・デバイス系企業にとってブランド認知を高める絶好の機会の筈で、
競合の出展も多かった今回のゲームショウに掛ける意気込みが伝わって来ました。




派手なゲームビジュアルで装飾できる大手ゲームメーカーの出展ブースと異なり、
PC・デバイスメーカーのブースは良くも悪くも或る種の無機質感が濃厚に漂います。
それがe-Sportsの硬派なイメージと相乗効果を生んでクールな雰囲気の出展風景。
今回のMSI/SteelSeriesさんブースを見ると、それが端的に表れているのが伝わる筈。



競合するALIENWARE(デル)さんやインテルさんのブースに比べると控えめながら、
背景を大きく造り込む事で、ブランド訴求を含めてインパクトのある出展風景です。
何よりも目を惹くのが、二つのブランドをこれでもか!と訴求した黒一色の壁面で、
ブランド名の浸透は説明よりも感覚に負う部分が大である事がよく分かる光景かも。
それ以外のスペースはフラットなままで、そこにタッチ&トライの製品展示台を配置。
いわゆる出展ブースというよりも大規模なタッチ&トライスペースというイメージで、
基本的にはデルさんやインテルさん等、競合他社と同じ方法論で構成されています。
こちらのブースの基調色になっている黒は、PC・デバイスメーカーが好んで使う色で、
今回はデルさんとインテルさんが白を多用していた事で、逆に差別化できていた感じ。
いずれにせよ、いかにも!という雰囲気のブースに手堅く仕上がっていたようです。




高梨さん達のユニフォームも、クールな黒を多用した上下セパレートスタイル。
黒と相性が良い赤をアクセント的に加える事でスタイリッシュ感が増して見えます。
足元のアイテムでイメージが大きく変わりますが、今回はニーハイのロングブーツで、
ちょっとボンデージっぽさも感じさせるエンタメ系のカッコ良いユニフォーム姿です。
(同じ黒を多用したデルさんのユニフォーム→こちら との違いも興味深いところ)
昨年の東京モーターショーでの高梨さんはバイクカジュアルなコーデ(→こちら )で、
その時の記憶が未だに残っていた自分にとって、クールな変身振りが眼福!でした。


*現在、お名前が変わっているようですが、TGS時点でのお名前でUPしました。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
まゆふぁむさん=インテル(スクウェア・エニックス)ブース。





スマホやタブレットでゲームを気軽に楽しむライトユーザーが増えつつある中、
ハイスペックなゲーミングPCで大作ゲームに挑む本格派ゲームファンも健在で、
PCメーカーやパーツメーカーにとって安定した需要が見込める重要顧客達です。
それらの需要を主に支えているのが対戦型オンラインゲームのプレイヤー達で、
ゲーミングPCに力を入れている企業の多くが、オンラインゲーム大会をサポート。
インテルさんも、秋葉原のイベントスペース等で競技会型イベントを開催していて、
例えば、昨年末に「Intel CLUB EXTREME GAMERS WORLD」なるイベントを開催。
いわゆる「e-Sports」の楽しさをPRする事でゲーミングPC需要を喚起する狙いで、
「ファイナルファンタジーXIV」「機動戦士ガンダムオンライン」がテーマのイベントや、
各種ゲームの体験スペース等を設けて来場者が自由にプレイする事もできました。
インテルさんに加えて、直接競合しないパーツ・デバイス企業も多数出展していて、
秋葉原界隈のパーツ量販店とコラボする事で購入需要も喚起していたようです。



今回はインテルさんの単独ブースで、東京ゲームショウでは久々の出展風景。
PCゲームの楽しさやPCゲームならではの快適なプレイ環境をアピールすると共に、
一般公開日の来場者に対してゲーミングPCの購入促進を直接訴求する絶好の機会。
例えば「ゲーム推奨PCによる試遊コーナー」「インテル ソリューションコーナー」では、
スクウェア・エニックスさんやBlizzard Entertainmentさんと大々的にコラボレートして、
「ファイナルファンタジーXIV」「フィギュアヘッズ」等のタイトルを最新PCで楽しめました。
又、一般公開初日には「W2BF Official Clan Tournament Season2」の決勝大会を開催。
2016年度の「最強クラン」がゲームショウで誕生!という話題性のある仕掛けでした。
日本でも盛り上がりを見せているs-Sportsを集客に上手く活用していたようです。




今回、PC・ゲームデバイス系の大手出展社はホール7~8にまとまっていた感じ。
(インテルさんに加えて、ALIENWARE(デル)さん・MSI/Steel Seriesさん等)
コアなゲーマーさん達とアプリゲーム等のライトユーザーは属性が大きく異なり、
分散するよりも集約して配置した方が、ゲーマーさん達にとってもありがたい筈。



インテルさんは、自ら出展ブースを構えると共にALIENWAREさんブースとコラボ。
お馴染みのブランドロゴを随所に掲出する事で、その存在感を発揮していました。
一方、自社ブースはビジネス展示会で数多くの実績を誇る同社らしい手堅い構成。
外周沿いの頭上部分にオーバル(楕円)状の構造物を張り巡らせて概観を形作り、
ブース内はPC・デバイス系の出展社に相応しくe-Sports用のステージを中心に構成。
同社製品を組み込んだPCのゲーム試遊台も含めて極めて無機質なイメージですが、
今回はスクウェア・エニックスさんとのコラボ展示コーナーでエンタメ感を加えていて、
そのままビジネス展示会に出展しても自然に馴染みそうなブースを賑やかに演出。
配布を担当するコンパニオンさん達に加えて、コスプレイヤーさん達も多数起用。
彼女達の存在が、ブースを彩る装飾要素の一つとしての役割を果たしていました。




まゆふぁむさんが扮していたのは「Overwatch」に登場する「D.VA」。
ブリザード・エンターテイメントが手掛けたアクションシューティングゲームで、
(スクウェア・エニックスさんの「エクストリームエッジ」レーベルから発売)
近未来の地球を舞台に様々な特殊能力を備えたヒーロー(=プレイヤー)達が、
チーム対チームで対戦(現時点で、全世界のプレイヤー数は1千万人超との事)。
既にデジタルコミックや短編アニメ化されて、今後も様々なコンテンツ化を予定。



「D.VA」を含む登場キャラ達は、いかにも近未来風のPOPなテイストの造形で、
カラフルなボディスーツやユニークな武器等、コスプレで表現するのに相応しく、
コーナーの背景に飾るオリジナルイラストと共に装飾としての効果も満点でした。
そのコスチュームを着る「中の人」達は、キュートな雰囲気の方々が揃っていて、
まゆふぁむさんも、オリジナルのイメージより女の子っぽい「D.VA」という感じで、
「世界的に有名なゲーマーの少女と」いうキャラ設定に相応しい雰囲気でした。
ゲームショウ後も秋葉原のゲームイベント等で「D.VA」役を務めていたようです。



最後に、最終日のみ行われた終了時刻のラインナップを動画でUPしてみます。
コンパニオンさん達の様子を見ると、どうやらほぼぶっつけ本番で行われた様子。
こんなにいたのか!とビックリの大人数で、全体の様子を撮るのがやっとでした。


9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
CHIMUさん=DMMゲームズブース。





「DMMゲームズ」は(株)DMM.comさんが手掛けているゲームサービスブランド。
(子会社化せず、あくまでDMM.comのサービスとして提供しているようです)
事業領域が多岐に渡る同社は何となく掴みどころの無いイメージがありますが、
同社のECサイト「DMM.com」で様々なサービスを提供する広義の商社という印象。

主な事業を並べてみると…


★DVDやCDの通販・レンタル、動画配信(AKB48グループを手掛けた事で有名)
★生活全般に渡る各種レンタル(ファッション・生活用品・高級車やバイク 等)
★FX事業・英会話事業・3Dプリント事業・太陽光発電事業・公営ギャンブル事業
★社会支援や福祉活動を目的にしたオークション事業 等々


CM等を通じて馴染みが深いのは、エンタメソフト関連とFXという感じでしょうか。

「DMM.com」で築いて来たネットインフラはオンラインゲーム事業に活かされていて、
RPG~女性向けゲームまで、PCやモバイル端末で楽しめるタイトルをラインナップ。
東京ゲームショウには2014年から大型ブースを出展して存在感を発揮しています。



おそらく、今回の出展で最も目を注目を集めていたのは「刀剣乱舞-ONLINE-」。
DMMゲームズさんとニトロプラスさんによる刀剣育成シミュレーションゲームで、
名剣の数々を擬人化した刀剣男士を収集・育成・強化して自らの白刃隊を結成。
刀剣にまつわるエピソードや熱い戦闘シーン等々、お楽しみ要素も盛りだくさんで、
今回は同ゲームのVR体験コーナーを通じて、同社のVR事業への取り組みをPR。
(このVR体験に参加できたのは、事前抽選による当選者のみだったようです)
その他にも、バトル系ファンタジーの最新作「エルダー・スクロールズ・オンライン」、
‘和風伝奇シミュレーション’と銘打ったユニークな新作「一血卍傑-ONLINE-」等、
同社が扱っている様々なゲームの中から選りすぐった、少数精鋭のラインナップ。
ステージイベントとプレイアブルを通じて、来場者達に充分PRできていたようです。




DMMゲームズさんのブースを初めて見たのは2013年のニコニコ超会議(→こちら)。
ゲーム業界では後発の一社ゆえ、様々な試行錯誤を続けている途中という感じで、
今回を含めて3回分のゲームショウのブースも、構成が毎回大きく異なっています。
ただ、一貫して大規模なスペースを確保して着実に経験値を積み上げている印象。




実際にブースに足を運ぶとグルッと一周して初めて全体概要が掴める感じですが、
公式サイトにUPしたブース内レイアウト図を見るとスッキリした構成だと分かります。
出展ゲーム数を絞り、各コーナー毎に丁寧に装飾するのに充分なスペースを確保。
その中でも「刀剣乱舞-ONLINE-」の存在感が際立ち、力の入れ具合が分かります。
武家の屋敷を模したコーナー全体が、ブースと言うよりも時代劇のセットという趣き。
その他のコーナーも、例えば「文豪とアルケミスト」コーナーは文豪の居る書斎風に、
「エルダー・スクロールズ・オンライン」コーナーはダークな雰囲気のファンタジー風に、
それぞれのゲームの世界観がヴィヴィッドに伝わって来る本格的な装飾が施されて、
同社のゲームに詳しくない来場者達にも感覚的に伝わる仕上がりになっていました。
この基本構成は、他の大手ゲームメーカーの多くと相通じる普遍的なパターンで、
もしかしたら、今回の出展風景が同社ブースの今後のスタンダードになるかも。




ブースのデザインと同様、コンパニオンさん達のユニフォームも毎回一新されて、
今回は黒の一色でまとめたタイトなデザインの上下セパレートスタイルが印象的。
(アクセントに別色を加える例が多い中、同社のユニフォームは完璧に黒一色)
メイン通路沿いで配布やステージイベントの呼び込みをする役割に徹していた為、
落ち着いた雰囲気のブースを背景に立つ時に絵になる事を意図したデザインの筈。
加えて、後半の一般公開日は終了時刻にイベントステージでラインナップが行われ、
そこでウォーキングやポーズをキメた時に絵になるモデルコスチュームでもあった筈。
いずれにせよ、今回の出展風景に自然に馴染む完成度の高いユニフォームです。



最後に、終了時刻のラインナップを運良くお見掛けできたので完パケの動画でUP。
明るい雰囲気の演出と音楽が多い大手ゲームメーカーさんのラインナップに対して、
DMMゲームズさんはスタイリッシュでカッコ良い演出と音楽で上手く差別化していて、
このラインナップの演出をイメージしたユニフォームだったのは間違い無さそう。


9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
近藤みやびさん=KONGZHONG(コンゾン)ブース。





KONGZHONGさんは、中国でトップクラスのオンラインゲーム開発・運営会社。
PCオンライン用ゲーム・スマホ用ゲーム・その関連サービスを手掛けていて、
2014年に日本でKONGZHONG JPを設立、日本での事業を本格化させました。
同社の公式サイトを見ると、事業内容は大きく分けて下記の3つ。


大規模なゲーム開発体制
中国国内でもトップクラスを誇る開発・運用体制を最大限に活かして、
日本のゲームを中国マーケットに導入する際のローカライズをフルサポート。
中国マーケットの特性・実状に合わせたカルチャライズにもきめ細かく対応。


大規模なプロモーション運用体制
自社開発・海外ゲームを中国マーケットで数多く手掛けて来た経験を活かし、
数多くの提携メディア・広告媒体を効果的に活用したプロモーションを展開。


大規模なプラットフォーム提携
中国国内のプラットフォーマ―と幅広く提携、マーケットの90%以上をカバー。
複数のプラットフォームを効率良く活用して中国全土での事業展開が可能に。


保守的な日本市場で既存の枠組みがほぼ固まっている現状を踏まえて、
日本国内のビジネスではなく日本企業の中国市場進出をサポートする立場で、
スケールがケタ違いの中国市場は日本のゲーム企業にとっても極めて魅力的。
ゲームショウへの出展が両者のビジネス機会拡大の一助になっているようです。



同社が東京ゲームショウに本格的なブースを出展するのは3年連続となります。
今回は年内に日本市場へリリース予定の新作ゲーム2タイトルを発表すると共に、
現在配信中の人気ゲーム「三国志タクティクスデルタ」の試遊も楽しめたようです。
その一方、同社の本来の出展目的であるビジネスパートナー開拓にあたっては、
日中間ビジネスの「パブリッシング」「ライセンス」「アライアンス」それぞれについて、
各事業に関するビジネスモデルを同社日本法人の社員さんが分かりやすく紹介。
土日の一般公開日も、ゲームビジネスに興味を持つ来場者達が多数いるらしく、
その道のプロに気軽に声を掛けて知識を深められる絶好の機会だったようです。




昨年の出展ブースと見比べると、基本的なデザインや雰囲気は共通していて、
おそらく、他の展示会に出展する際にも共通したフォーマットに則っている筈。



公式サイトの出展告知ページで事前段階のイメージスケッチをUPしているので、
ゲームショウ開催前の時点で、或る程度の概要を把握できるメリットがあります。
ほぼ正方形の出展小間の背景に当たる部分全体に高さ制限一杯の壁面を建てて、
前面と左右から来場者達が自由に出入りできる空間的な抜けの良さを確保しつつ、
前面の左右2本の支柱と壁面の存在感が強い為、ボリューム感を感じる仕上がり。
背景の壁面に設置した大型映像ディスプレイから流れる様々なゲームのPR映像や、
壁面や支柱等に配した企業カラーのオレンジ色がコンゾンさんらしい雰囲気を演出。
そのままビジネス系の展示会に出展しても馴染みそうな、カチッとしたブースでした。




そんな出展風景にイベントらしさを加えていたのがコンパニオンさん達の存在。
ユニフォームは過去の出展でお見掛けしたデザインと配色を踏襲していますが、
昨年はトップスのインナーが白だったのに対して、今回は鮮やかなオレンジ色。
連日数回ずつ行われたステージラインナップの際は、それを強調したコーデで、
昨年と全く同じノリの良い選曲と併せて、来場者達の目を釘付けにしていました。
近藤さんを初めてお見掛けした今年のオートサロンでは撮影に大失敗したので、
今回はステージとブース周りそれぞれでお見掛けする度に撮らせて頂きました。
キリッとした表情と雰囲気が、シンプルなユニフォーム姿に似合っていました。



最後に、ステージラインナップの様子を短い動画でUPしておきます。