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今日はボールエクササイズのカリスマインストラクターの中尾和子 先生が恵比寿アンチエイジングクリニックとキアラ東京にいらっしゃいました。中尾先生ご自身は元々は女性ボディビルダーとしても活躍されていた方であり、「第1回ミス日本ボディビルコンテスト」の優勝者でもあります。その後はコアマッスルを重視した新しいエクササイズプログラムを独自で開発し、この業界では知らぬ人はいないカリスマインストラクターです。

今回、白澤先生とアンチエイジングエクササイズを開発するプロジェクトを立ち上げ、キアラのフィットネススタジオの見学に来られたというわけです。メタボ撲滅も含め、本格的なアンチエイジングエクササイズを作っていきたいと思います。

写真は左からキアラ東京チーフインストラクターの青木隆行先生、白澤先生、中尾先生、私。

前橋温泉クリニック岩波先生と昨日はワンダフルエイジング研究会などでもお世話になっている岩波佳江子先生のクリニック、「前橋温泉クリニック」を見学させていただきました。

お父様も現役の整形外科医として開業(滝澤整形外科医院)されていて、同じ敷地内(4階建ての立派なビル!)にアンチエイジングクリニックとしての「前橋温泉クリニック」を併設してそちらの院長を務めるのが岩波先生。

その名の通り、ビルの2階に温泉があるのです!もちろん入ってきました。こちらの温泉はモール泉とのこと。モール泉とは、大昔、地中に埋もれた植物成分を期限とした有機質を含んだ温泉のことで、黒炭に変化する過程で生じるフミン酸やフルボ酸という肌をつるつるにする有機酸が、多く含まれています。湯の花が置いてあったのですが、確かに藻のような感じのものが浮いていました。

温泉にゆっくりつかった後、岩波先生が施設内を案内して下さいました。この写真は3階にある多目的スペース。ここでは、アンチエイジング的にインナーマッスル(コアマッスル)に効く太極拳やフラメンコなどの教室も開かれているそうです(フラメンコは岩波先生ご自身も教えられていらっしゃいます!)。多目的ルームまた、4階にはお父様が設計した本格的なお茶室があり、心のアンチエイジングが出来るようにもなっています。

近いうちに抗加齢医学会の認定医療施設にもなっていただくよう先生には色々とお骨折りいただいいています。

 

お茶室

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㈱セブン&アイ出版から出ているsaita のムック本、saita moook から『簡単!カラダの中からキレイやせ』というタイトルの本が出ました。

そのChapter1は「美の3大カリスマの脂肪も老廃物も流す黄金マッサージ」。この3大カリスマの中に何と私が入っていてビックリです!

セブンイレブンでもう間もなく発売だと思います。

昨日は、恵比寿AACで、アンチエイジングエクササイズの治験委員会がありました。薬やサプリメントの臨床治験は良くありますが、今回はあるエクササイズをメタボおよびメタボ予備群に対して行い、その脱メタボ効果を見ようというものです。

詳細はあまりお話できませんが、白澤卓二先生らを中心にしたこのプロジェクト、非常に興味深いものです。来年4月からはいよいよ、「特定健診・特定保健指導」が実施されますが、果たしてこのことによって、「健康日本21」の失敗を挽回できるのでしょうか?私は「NO」だと思います。確かに短期的に見れば、そこそこの成果が上がるかもしれませんが、それも一時的であり長く継続する可能性は低いだろうと分析します。

なぜか?それは、結局のところその「特定保健指導」が楽しくないからです。「健康日本21」は国がお題目を掲げて、国民の生活習慣を健康的なものに変えていこうとしたものです。ところが、お題目を掲げただけでは、誰も動きはしませんでした。当たり前です。楽チンで美味しい生活をそう易々と切り替えることなど、普通の人では出来ないからです。

そこで、今度は「鞭」を使い出したというわけです。今までの健診は受けっ放しで済んでいたのが、これからはそうはいかなくなりました。保健指導をしっかり受けることが義務付けられます。このやり方で変われる人もある程度はいるでしょう。しかし、やはり人は流されます。お説教はそうそう長く聞いてはいられません。

そこで、我々は「食」と「運動」に対しての介入を「アンチエイジング」で行っていきたいと考えています。“いつまでもキレイに、元気に、逞しく、快適に長生き”、これは誰しもが望むことでしょう。アンチエイジング医学を元にした種々のサービスや商品を普段使いすることで、これが達成出来るようになれば、メタボも撲滅可能です。

そういったサービス、商品の医学的エビデンスを今、皆で集めているのです。日本を変える医療サービスをどんどん作っていきたいものです。

レクチャー 今日は白金のイタリアン、リストランテ Luxorにおいて、カリスマシェフのマリオ・フリットリとのコラボ企画「アンチエイジング・イタリアン・クッキング・レッスン」がありました。

マリオが月1回開催している自分のレストランでのクッキング・レッスンにおいて、今回は特別企画として「アンチエイジング・メニュー」を私が提案しました。アンチエイジングのメニューの展開は白澤卓二先生を中心に都内のいくつかのレストラン、ダイニングで既に3年前くらいから行われています。私も Luxor の白金店、丸の内店で展開しています。そのイタリアンを家庭でも作ってみようという一歩進んだプログラムです。

アンチエイジングにいい食材を私がチョイスし、マリオがそれを元に前菜、パスタ(リゾット)、メイン、デザートとレシピを組み立てていきます。そうして出来上がったメニューを私が抗加齢医学的に説明し、マリオは調理のノウハウを教える。最後に参加者全員でそれを食べてディスカッションするという盛り沢山の内容です。今回は11名の方が参加。女性9名に男性も2名(お一人は19歳!)参加されました。

始めに私の方から30分、「アンチエイジング(医学)」について、概論的なことをお話しました。アンチエイジングにおける「食」の重要性を中心に今回のメニューをどういった視点から提案したかも解説しました。

マリオ

その後、実際にマリオが厨房に立ち、ひとつひとつ調理のポイントを示し、同時に私がその食材等のアンチエイジングにおける意味を解説していきます。

お食事会

最後に出来上がったアンチエイジング・イタリアン・メニューをマリオを囲んで皆で食べるのですが、その時には、パンの選び方、食べ方の順番のアドバイスや食材をよく噛んでもらうこと、ミネラル・ウォーターの選び方やワインの話なども。活発な質疑もたくさん出て、美味しいアンチエイジング・イタリアンを満喫しながら充実のひと時でした。

メニューの食材選びに関しては、

1.体を錆びさせない(抗酸化の食材)
2.脱メタボ(血糖を上げにくして内臓脂肪が付きにくい食材)
3.免疫力アップ 

という観点から選びました。

前菜 パスタ

AntiPasto:牛肉のカルパッチョ きのこのフリットとパルメザンチーズ、バルサミコがけPrimo Piatto:旬のスズキとブロッコリーのスパゲッティー 松の実添え

メイン ドルチェ

Second Piatto:マグロ(中トロ)と季節の野菜のグリル ピスタチオ添え        Dolce:いろいろなベリーの冷たいスープ仕立て バルサミコのバニラジェラートと共に

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この8月から恵比寿AACの新しい展開が始まります。

まずは、順天堂大学の新講座「加齢制御医学講座」の教授に就任された白澤卓二先生が毎週月曜日の午後、アンチエイジング外来を担当して下さることになりました。アンチエイジングドックやQOLドックの結果の説明とその結果に基づいた生活指導(食事処方箋、運動処方箋)やサプリメントのアドバイスをして下さいます。

次に美容皮膚科担当として蘆田英珠先生が皮膚科医長として就任され、外来でのフォトフェイシャルやケミカルピーリングを担当してくれています。

三つ目は、メディファ元麻布クリニックさんとのコラボです。こちらのクリニックは3.0および1.5テスラのMRI 2器に、64チャンネルCT などの設備を持つ最先端医療クリニックです。病気を見つける検診はこちらで、健康“状態”の診断は恵比寿AACでというスキームを組んでスーパードックなるものを作ってみたいと思っています。私も水曜日の午後はメディファ元麻布クリニックで週一コマの診療にあたる予定です。

写真はメディファ元麻布クリニック理事長の内田叔宏先生と蘆田英珠先生。

昨日はウェスティンホテル東京で、慶應義塾大学眼科教授であり日本抗加齢医学会副理事長でもある坪田一男先生の企画による「チャリティーフォービジョン」がありました。主催は「角膜医療を支える会」。

視力保護の大切さ、アイバンク普及のための活動として、以前より「ランフォービジョン」なども企画している団体です(ランフォービジョンは眼の日の10月10日前後の秋の休日に行われる皇居周回マラソン大会で今年は第10回目が行われる予定)。「ランフォービジョン」は私も以前走ったことがあります。

昨晩行われた「チャリティーフォービジョン」は今年が2回目。4名のカリスマシェフの饗宴によるチャリティー・ディナー・ショーです。

ウェステインホテル東京 総料理長の沼尻寿夫氏、日本料理 菱沼 店主の菱沼孝之氏、イル・ムリーノ ニューヨーク 料理長の早川寛氏、パティスリー ラ ヴィ ドゥースの堀江新氏がそれぞれ、フレンチ、和、イタリアン、デザートを作るというスペシャル企画でした。300名の参加者が集まり、イベントではチャリティーオークションも行われました。角膜移植によって、一人でも多くの視覚障害者の方の光が取り戻せれば嬉しい限りです。

シェフ料理

写真左:4名の達人

写真右:沼尻シェフの料理

 

 

坪田先生会場

写真左:坪田教授の挨拶

写真右:会場の様子

学会2日目は朝7時半(!)から来年2008年の第8回目となる総会のプログラム委員会がありました。

来年はまた東京に戻り、東京国際フォーラムにて6月6日(金)、7日(土)の2日間の日程で開催予定です。会長はこの7月に順天堂大学加齢制御医学講座教授になられた白澤卓二先生。テーマは『アンチエイジングを科学する~基礎から臨床への架け橋~』です。学会会員数も5300名を超え、場所も東京ということで相当数の来場者や演題発表が見込まれます。

白澤先生の下で私も次期総会のプログラム委員として会の運営に協力させていただくことになりました。特別講演の演者選定や、主題セッションテーマの選出、座長を誰にするかなどの大まかなところをディスカッションしました。

9時からはメインホールで「カロリー制限とダイエット」というテーマのシンポジウムにシンポジストとして参加しました。朝一番のセッションだったにも関わらず、大会場のメインホールには多くの方々が聴きに来て下さいました。

座長は白澤教授と慶應の内科の伊藤裕教授です。6人の演者が基礎から臨床までそれぞれの立場でアンチエイジング的ダイエットの話をされました。私は5番目に『抗加齢外来におけるダイエット指導-ダイエットドック、食事・運動療法などの具体的方法-』というタイトルで話させていただきました。

カスピ海ヨーグルトでもお馴染みの家森幸男先生は『世界の長寿食文化とダイエット-「足るを知る」日本食のメリット』というタイトルでお話されました。家森先生のような方が言うのはやはり説得力があります。白米と大豆の組み合わせが疫学的にも優れていることを色々なデータでお示しになっていました。大豆、魚、米を常食にする日本人はアンチエイジングな食文化を持っているようです。

(尚、今回の総会の総参加者数は2,600名だったそうです)

 

ポスターの前で2ff31905.JPG

学会初日、夕方5時からはポスターセッションでした。会場には150題の演題がポスター発表され、熱気ムンムンでした。我が恵比寿アンチエイジングクリニックからは伊達友美先生が、「生活指導」というカテゴリーで『恵比寿アンチエイジングクリニックにおける「アンチエイジング外来」の実際-食事・栄養指導とサプリメント処方を中心に-』というタイトルで発表。座長は偶然、私が務めることに。

ドクター以外にも看護師、管理栄養士、企業の方等々大変多くの方々が聴きに来て下さいました。発表の後もディスカッション、情報交換で盛り上がりました。

夜は7時から懇親会が行われました。残念ながら生憎のお天気で屋内での会となってしまいましたが(ここ国立京都国際会館はお庭も素晴らしく屋外での催しが売りでもあるのです)、学会発表の優秀演題賞や会長賞などの発表も行われ盛会となりました。

懇親会

 

総会看板学会初日です。午前中の2つのワークショップを聞きました。

ひとつは『DHEAとアンチエイジング医学』。この7月から順天堂大学大学院医学研究科に新しく出来たアンチエイジング医学の講座である加齢制御医学講座の教授になられた白澤卓二先生と九州大学内科の柳瀬敏彦教授が座長。血清DHEA-sのアンチエイジングにおける老化のバイオマーカーとしての意義は、男性においてはかなりあるのではないかという結論でした。一方、アンチエイジング外来では比較的広く行われているDHEA補充療法の有効性に関しては、まだまだ臨床的検討を有する段階に留まっているようです。

ワークショップの2つめは『成長ホルモン』。成長ホルモンの補充療法に関しては、以前、このブログでも紹介しています。今回はその時に紹介した島津章先生や、保険診療下での成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)に対する成長ホルモン補充療法の第一人者でもある神戸大学医学部の置村康彦先生らの話が直接聞けるということで楽しみにしていました。内分泌内科の専門家がどういうスタンスでアンチエイジング医療におけるヒト成長ホルモン補充療法を考えていらっしゃるのか、まさに聞き所のセッションです。

島津先生のご発表は実に的を得てわかりやすいものでした。加齢によって確かに成長ホルモンの産生・分泌は低下します。今現在、一部の美容外科系クリニックなどで安易に行われている抗老化目的の成長ホルモン補充療法は、対象者のある時点における成長ホルモンレベルを測定(IGF‐I測定にて)し、その値がある基準値(海外のデータを参考にして臨床医が個々の判断で決めていることが多い)以下であると、ヒト成長ホルモンの補充療法を開始するわけですが、ここに問題があると。

AGHDという疾患レベルでのGHレベルの低下は絶対的なものであり、これにはホルモン補充療法が効果的であるばかりか必要な治療といえます。しかし、加齢によるGH低下は同一個人における縦断的な調査の上でのものではなく、あくまで相対的にGH分泌が低いレベルにあると仮定されたに過ぎないわけです。加齢によるGH分泌低下は相対的な機能障害であり、AGHDとは根本的に病態の背景が違うのです。健常人におけるGH投与においては、GHの非生理的な血中動態が見られることや副作用も看過出来ないレベルであることもお示しになっていました。

1990年のかのRudman Study が十分な科学的根拠がないままに、「GH投与が老化を防ぐ」かのように宣伝されてしまい、それが商業ベースにまんまと乗ってしまった経緯を嘆いておられたのが印象的でした。島津先生はやんわりとですが、医学的には抗老化目的でのヒト成長ホルモンの補充療法はNGであることを明言されていました。

続いての置村先生のお話でも、健常中高年者に対するGH補充療法については、現在のところ、その有用性を積極的に示す臨床成績が十分ではなく、AGHDに対するGH補償療法とは、明確に分けて考える必要があることが強調されていました。また、日本内分泌学会、日本小児内分泌学会では、特にこういった健常人における安易な適応外でのGH補充療法の増加を危惧していて、つい最近、「成長ホルモンの適正使用に関する見解」を発表しています。

これに対して、3人目の演者として、都内にあるアンチエイジングクリニックで数年前からGHの補充療法をアンチエイジング目的で行っている先生が「抗加齢医療を目的としたヒト成長ホルモン補充療法の展望」というタイトルで講演。

しかし、残念なことにそこでの具体的な症例の提示や、臨床データなどは一切紹介されず、『欧米(特にアメリカにおいて)においては日本よりももっと広く行われていて、それは取りも直さず、この療法が患者(受診者、対象者)の満足度の高いものであるからである』という抽象的で主観的な話に終始したものでした。まるで説得力がなく、始めから逃げに回った答弁のようで、決して後味の良いものではありませんでした。もしも、成長ホルモン補充療法が手ごたえのある皆に推薦しうる療法であるならば、自験例を症例発表の形でも良いので発表するべきでしょう。実際、これまでの導入症例数や継続している症例数、脱落数やその分析などを堂々と発表することこそが、この場における彼のなすべきことであったはずです。

何より私にとって違和感があったのは、『日本のアンチエイジング医療は「アンチエイジングドック+サプリメント」を中心にした日本特有のもので、これは現状において患者の高い満足度を得られるものではない。ビジネス的にも限界に来ている。それ故、患者自身が高い治療効果を実感できる抗加齢医療を構築する必要があり、これらの構築なくして患者のQOLの向上はない。成長ホルモン補充療法はQOL改善の効果を体感しやすい点で、もっと現場に導入されて良い方法である』という発言をしていたことです。

これは真のアンチエイジング医療をまるで理解していない誠に残念な発言です。患者(クライアント)の満足度を上げることは確かに重要です。しかし、それと医学・医療の本質ははっきりと異なります。アンチエイジング医療は基本的に健康のQOLをアップさせる医療であり、病気に対してのアプローチとは異なりますので、副作用や合併症があってはなりません。その点でもエビデンス不足の成長ホルモン補充療法を選択肢の上の方に持っていくことは否といえます。また、美容医療のように比較的短時間で結果が出やすいものがビジネス的に成功しやすい(クライアントの治療結果に対する満足度が高いので)ことを短絡的に結びつけているのは大きな間違いです。

正しいスタンスでの抗加齢医療の普及に努めることもこの学会の責務であります。