エピジェネティック・クロック(エピジェネティック時計)とは、真の体の年齢をDNAレベルで測る方法のことです。
 

・普通の年齢:生まれてからどれだけ時間が経ったかという暦上の年齢

・エピジェネティック年齢:体や細胞がどれくらい老化しているかを示す年齢
 

普通の年齢はカレンダーで測る「生まれてからの時間」ですが、エピジェネティック・クロックは「体がどれくらい老化しているか」を測る別の指標になります。さらに簡単に言うと、エピジェネティック・クロックは体内の「細胞の年齢」をチェックする仕組みです。私たちの細胞にはDNAがあり、そのDNAに付着する化学的な印(これをメチル化と呼びます)が時間と共に変わっていきます。このメチル化パターンを分析することで、体の老化具合や疾患・疾病の有無を推測できます。
 

たとえば、50歳の人がいるとして、エピジェネティック・クロックを使ってその人の細胞をDNAレベルで調べると、体(細胞)の年齢が「45歳」だったり「55歳」だったりすることがあるわけです。それは、その人のこれまでの生活習慣や病気の有無などによって暦年齢からズレが生じたからに他なりません。
 

生活習慣(食事、運動、睡眠、ストレス)などの環境因子が、エピジェネティクスに影響を与えている可能性がわかってきました。 いわば、健康的な生活を送っていると、良い遺伝子がオンになりやすく、逆に不健康な生活をしていると、悪い遺伝子がオンになることがあるのです。エピジェネティック・クロックを測ることで、個人個人のレベルで、老化のスピードを遅くするための最適な方法(栄養、運動、睡眠、サプリメントや内服薬点滴などの内科的アンチエイジング治療)がわかるのです。
 

ウェルエイジングクリニック南青山ではエピジェネティック・クロック検査(=エピクロックテスト)を受けることができます。
 

なんと、先着10名様にはキャンペーン価格でのご案内が可能です!(通常88,000円のところ、61,600円でご提供できます)是非、この機会に、細胞レベルでの真の年齢を知ってみてはいかがでしょうか?
 

老化を遅らせる事でいつまでも若々しく健康で「人生100年時代」をウェルエイジングに、楽しく過ごしませんか?

 

来週12/21(火)21時〜22時、NHK BSプレミアム「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で、「地下鉄サリン事件 27年目の“真実”」が放映されます。

 

27年前、自衛隊医官として自衛隊中央病院に勤務していた当時、この事件に関わった一人の医師として、その時のことを本ブログにも紹介しておきたいと思います。

 

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1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件…オウム真理教が起こした未曾有のテロでした。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、今もなお、PTSDなどの後遺症で苦しむ方々の症状が少しでも改善しますようお祈り申し上げます。

 

なぜ、あの日、自分は自衛隊医官として派遣された聖路加国際病院で、多くの負傷者がサリンによる中毒であることを診断でき、その初期治療に硫酸アトロピンとパムを使用しないとならないと即座に聖路加の先生方に具申できたのか?

 

先日、NHK BSプレミアムの番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」という番組のインタビュー取材を受けました。番組制作スタッフの方が、聖路加国際病院の先生から、当日、私が配布したサリンに関しての文献資料を見せてもらえたということで持ってこられたのです。自分ももう持っていない当時の貴重な資料を再び目にして当時のことが鮮明に蘇ってきました。

 

備忘録的にその一部をここに書き記しておきます。

 

自衛隊の医官が普通の医学部を卒業した医師と違うのは、戦時(有事)の医療を学び、訓練を受けていることです。防衛医大卒後、陸上自衛隊の医官となった自分の場合、3回軍医としての教育訓練を受けました。1回目は防衛医大卒後すぐに幹部候補生学校@久留米で。2回目は、2年間の初任実務研修(研修医)を終えた3年目に初級幹部課程(BOC)を衛生学校@三宿で。最後は専門研修を終えた7年目に上級幹部課程(AOC)を同じく衛生学校で。これらの課程では、幹部自衛官としての知識・技能・素養の習得も課せられます。

 

AOC入校は1995年1月10日でした。3月17日の卒業までの約2ヶ月間、臨床から離れ、学校の教室での座学とまだ寒さも厳しい富士の演習場での大量傷者訓練など自衛隊医官として、みっちり鍛えられます。

 

幹部候補生学校、BOCでは「この平和な日本で毒ガス?無い無い」という感じがどこかにあった気がします。しかし、AOCではその半年前に松本サリン事件があり、「この日本でサリンなどという恐ろしい毒ガスが使われたんだ…」と、改めて姿勢を正して特殊武器衛生・特殊武器防護の授業を聞いていました(その授業を担当していた教官が、以前の赴任地であった旭川駐屯地は第2後方支援連隊衛生隊の元隊長で結婚式の披露宴で主賓の挨拶をいただいた上官だったため、より一層授業を真面目に聞いていたかもしれません)。

 

もう一つ、自衛隊には自己錬成という時間があり、AOC入校中は、16時から17時がその時間帯でした。普通の自衛官はだいたい体力錬成(ランニングや筋トレ)するのですが、教官が「医官たちは、英語が得意だろう。ここに最新版のEmergency War Surgery NATO Handbook がある。これを担当を決めて、和訳して欲しい。諸君以外の衛生職種隊員(看護官、薬剤官、臨床検査技師や放射線技師の自衛官)のために錬成時間はその作業をお願いしたい。」と僕らに投げかけたのです。たまたま僕の担当箇所が神経剤、毒ガスでした!

 

そして、衛生学校のAOCでは卒業試験もあるのです。卒業の10日前から3日間、入校期間中に学んだ各科目の試験があり、それに合格しないと原隊復帰させてもらえません。しっかり勉強して卒業試験に備えました。特殊武器衛生・特殊武器防護で出題された問題は、「戦場で神経剤と思われるガスに晒された隊員が示す臨床徴候を5つ書け。そして、初期治療について述べよ。」というものでした。地下鉄サリン事件の丁度10日前にこの答えを無心で解答用紙に書き込んでいました。

 

・胸部圧迫感又は収縮感があった時

・呼吸困難を感じた時

・自分又は近くの人の瞳孔が小さく、帽針頭大になった時

・眼に引っ張られるような弱い疼痛を感ずる時

・瞳孔収縮により視野が何となく薄暗く感ずる時

初期治療:硫酸アトロピン2mgを筋肉内注射する

 

卒業試験にも無事全員合格し、3月17日の金曜日に晴れてAOC課程を卒業。衛生学校と同じ敷地内にある自衛隊中央病院の医官室に、入校中にもらった教本、資料など一式を自分の机の上に置いて家に戻りました。配布資料等は、中には「部内限り」や「注意文書」などもあったため、そのままゴミ箱にポイって訳にはいかなかったのです。

 

週が明けた3月20日の月曜日、約2ヶ月ぶりに病院に復帰しました。病棟に入院患者がいるわけでもなく、医局や外来、病棟にAOCから戻ってきたことを報告し、8時半頃に外来待合ロビーを歩いていたところ、テレビのニュースで「都心地下鉄内で爆発事故の模様」というアナウンサーの声が聞こえました。同時に、ポケベルが鳴り、医局に戻ってみると、「青木医官、警視庁から省庁間協力で自衛隊に依頼が来た。地下鉄内で起こった爆発事故で多くの負傷者が出ているので救援を求むとのことだ。その白衣のままでいいので、玄関前に待機しているアンビュ(救急車)に乗って、LO(連絡担当幹部)が行っている飯田橋の警察病院へ直行してくれ。LOは青木医官もよく知っているM医官だ。」と、上官からの指示がありました。AOCに入校していた防衛医大9期の陸上自衛隊医官を中心に、海上・航空自衛隊の医官と看護官数名もメンバーに組み込まれ、午前9時前に自衛隊中央病院を出発。その際に、なんとはなしに「何かの役に立つかもしれない」と思い、医局の机の上に放置してあった衛生学校でもらった教本や資料を一緒に持って行ったのでした。

 

9時半前に警察病院に着くと、先輩のM先生が情報収集した状況を説明してくれました。「午前8時頃、都心のいくつかの地下鉄路線内で大量傷者が発生。当初は爆発事故との情報であったが、どうやらそうでは無い模様。聖路加国際病院他、いくつかの病院に多くの負傷者が搬送されている。手分けしてそれらの病院に行き、初期治療の援助に当たって欲しい。おっ、青木!お前は先週までAOCだったな。大量傷者には慣れてるだろう。一番、患者数の多い聖路加に向かえ。」と。仲の良い先輩だったので、他の医官を指名するよりも頼みやすかったんだと思います。僕自身も、阪神・淡路大震災(AOC入校中の1月17日に起こった)の際の医療支援部隊としては、行くことが叶わずにいたため歯痒い思いをしていたので、「先輩、任せてください。阪神・淡路の時に力になれなかった分、一生懸命全力でやってみせます!」と応えていました。

 

再び、アンビュに乗り、飯田橋から築地の聖路加国際病院へ向かいました。天気の良い、朝から暖かい春の日でした。皇居あたりの外堀通りは一般車両の通行はストップされ、救急車やパトカーがサイレンを鳴らしながら、走っている光景は異様なものでした。地下鉄の地上出口付近には多くの人がうずくまり、倒れて口から泡を吹いている人もいました。「一体、何が起こったんだろうか?」

 

10時前に聖路加国際病院に到着。副院長先生、内科部長先生に「自衛隊中央病院から派遣された医官と看護官です。お手伝いさせて下さい。」と挨拶したところ、副院長のM先生が、「自衛隊の先生方、ありがたいです。うちでは外来診療をストップさせ、手術も緊急オペ以外は全て延期に。非番のスタッフたちにも全員招集をかけて対応しています。すでに300名以上の負傷者がいます。日野原院長が前線に立ち、軽症、中等症、重症の分類をしてします。自分で歩けるような軽症患者は2階にある礼拝堂へ、中等症はストレッチャーで9階の病棟へ、重症患者は救急外来からそのままICUへ運んで対処しています。先生方は軽症患者のいる礼拝堂へ行って診察治療にあたっていただけますか。」同時に神経内科のO先生が「実は、すでに、亡くなった方がお一人。CPA(心肺停止状態)の方がお二人、痙攣を起こして意識のない重傷者がお二人います。これまでの情報では、アセトニトリルが検出されていて、それによる中毒だと考えたのですが、過去の文献を調べてもそこまで重篤になるようなことがアセトニトリル中毒では考えられず、何がなんだがわからないのです。」と言われました。

 

すぐに2階のトライスラーホール(礼拝堂)に行き、負傷者の診察を開始しました。5〜7人、時間にして10分もなかったでしょうか、皆一様に「胸が押されるようで、息が苦しいんです」、「目の前が暗くて見えにくい」、「目の奥が痛いです」という訴えを…背中に緊張が走りました。「こ、これは、10日前に答案用紙に書いた5つの臨床徴候だ!」。改めて、患者の目を見ると、見たことのないピンポイントの縮瞳を全員が呈しています。

 

すぐに、聖路加の先生に、「これは神経剤、いわゆる毒ガスに晒された時の症状です。サリンかどうかはわかりません。しかし、診断に間違いはないと思います。アセトニトリルは有機溶剤なので神経ガスを作るときに使われたのでしょう。初期治療は硫酸アトロピン2mgを筋注か静脈ルートから静注して下さい。そしてPAMはありますか?根本的な解毒剤です。できるだけ早期に投与しないとなりません。」と具申しました。「根拠はこちらをご覧ください。」と、持ってきていた衛生学校の特殊武器衛生・特殊武器防護の資料一式を見せたわけです。日野原院長には、「自衛隊からは毒ガス専門の医官が応援に来てくれていて、サリン中毒との診断の下、硫酸アトロピン投与とPAMの使用をアドバイスされました。」との報告がいったそうです。

 

(衛生学校で学んだ内容1)

(衛生学校で学んだ内容2)


(聖路加国際病院で配られた自衛隊資料)
 

(麻生幾著「極秘捜査」より)
 

後日、米軍とイスラエルの軍医が自衛隊中央病院に来て、当時の状況や診断・対処法について細かく聞かれました。「このような状況で死者が十数名というのは、ミラクルだ。」と言って帰って行きました。

 

自衛隊は平時にきちんと有事に備え、しっかり準備しているのです。色々な偶然が重なって、自分が600名以上の負傷者を受け入れた聖路加国際病院に派遣され、多少なりとも日本国民のお役に立てたことは僕の人生で最も大切で貴重なことでもありました。

 

来たる9/26(日)、日本健康医療学会の第13回総会・学術大会が鎌倉は建長寺で行われます。
 

市民公開講座(無料です!)として、東京医科大学の櫻井博文先生による「認知症の正しい理解と予防」という演題のご講演があります(私が座長を務めます)。現地での聴講は満員となっていますが、ZOOMによるWebでの聴講は可能です。
 

開始時刻は9時50分〜(10時40分までの予定)となっております。皆様の奮ってのご参加をお願い申し上げます。
 

この写真の右下隅にあるQRコードからご登録が可能です。

コロナ、鬱陶しいですね…

医療従事者、高齢者のワクチン接種がようやく進みつつあります。ファイザーのもモデルナのも全く新しい人類史上初の遺伝子ワクチンになります。接種の副反応や長期的な安全性など心配な方もいると思います。

 

その辺のワクチンの話や、コロナの収束はいつなのか?現状、本当はどうなのか?インドの変異株は大丈夫?それまでどうしたらいいのか?

 

などについてお話しします。

 

僕がセレクトした美味しいワイン(有名生産者がアウェイで造る超絶ワイン!)を堂々と飲みながら、気軽に聞ける講座です。

 

【開催場所】レコール・デュ・ヴァン 渋谷校

【開催日時】6月29日(火) 19時~21時

【受講料】10,000円(税込)

お申し込みはこちらから!

https://www.duvin.jp/event/1562

 

加齢に抗うことは抗加齢(アンチエイジング)医学的なアプローチでしかできませんが、心身ともに健康に、上手に齢を重ね、魅力的に生きていくことは毎日のライフスタイルをより健全で適切なものにし、それを維持・継続することで可能となります。この生き方のことを、私たちは、“ウェルエイジング“と呼んでいます。

「健康寿命の延伸」をスローガンに人生100年時代をより良く生きるウェルエイジングの考え方の普及と啓発を目的にした「一般社団法人 日本ウェルエイジング検定協会(理事長:畑久美子、副理事長:佐々木広行)」は2019年の11月7日に発足、縁あって私も理事の末席に身を置くこととなりました。
 

そしてこの度、協会設立後、初となる “ウェルエイジング アドバイザー検定”を実施します。with/afterコロナのこの時代こそ、玉石混交の情報の中から、自分に合った正しい情報を取捨選択できる能力が必要と考えます。そして、真に健康な心身があれば、COVID-19にも罹りにくくなり、万が一罹ったとしても、重症→重篤→死亡という最悪の経過をたどらずにすむのです。
 

今回、受験希望者の方は、1月31日(日)に、Zoomによるオンライン講座(私が午前午後で計180分の講義を行います)を受けていただき、しっかり学んだ上で試験を受けていただきます。内容は、「ウエルエイジングや抗加齢医学の概論」、「健康体の生理学」、「老化のメカニズム」、「ウェルエイジングのためのライフスタイルについて」になります(検定試験を受けるために勉強していただくテキストの9割を私が執筆しています)。


 

詳しくはこちらをご覧ください。

https://japanwell-aging.com/testing/wa/
 

ウェルエイジングの基本理念である「心身ともに健康で、加齢に抗うことではなく、年齢とともに上手に魅力を重ねていく生き方」を正しく伝えることによって健康寿命の延伸が国家レベルで達成できることを願っています。

東京で6/15に見つかった新たな感染者48名の内訳は、23名が「夜の街」関連。そして13人が、飲食店で友人らと会食した際に感染したか、感染した疑いがあることがわかったそうです。

 

「夜の街」関連、院内感染、高齢者施設など、はっきりとクラスターとしてわかっているところで、ある程度感染者が出てくるのはさして怖くないですが、飲食店での一般人の会食で感染者が出てくるとこれはちょっと要注意です。

 

NO密レストランのお手伝いをしていて、気づくことは、お店がいくらきちんと対策を取っていても、客側が何もわかってないとどうしようもないということ。

 

スーパースプレッダーが正面にいて、その人の比較的大きな飛沫が自分の料理に飛び散っていた場合、まず間違いなく感染します(飛沫感染)。比較的距離をおいて座っていても、換気が悪くマイクロ飛沫(エアロゾル)が長く浮遊している環境では、肺にダイレクトにウイルスが入っていってしまい感染成立(マイクロ飛沫感染)となります。

 

いくつか、注意点を書いておきたいと思います。自分が感染者だと思って行動することが感染拡大を防ぎます。山中先生のブログの記事「マスクの重要性(6月16日)」もご覧ください。

https://www.covid19-yamanaka.com/cont4/14.html

 

・店に入る際に、勧められなくても必ず手指消毒を

・メニューやワインリストを手にした後は、手指消毒する(させてもらう)か、おしぼりで手を良くふき、そのおしぼりは下げてもらう

・マスクは飲食開始ギリギリまで着用し、デザートが終わったらまた着ける

・発声は控えめにして、口に食べ物が入っている際には、なるべく下を向いておく

・人と会話したり、物を食べていて正面を向く際には、ハンカチかナプキンを口の前に持ってくることで多少は飛沫拡散を低減させることができる

・真正面に人がこないように配席をしているお店が多いが、客がそれを無視して対面座りして大声で唾を飛ばして話しをしていることが多い(特に酔っ払ってくると)

・フェイスガードはマスクの代わりにはならず、マイクロ飛沫(エアロゾル)は近辺に最低でも8分間は浮遊してしまう

・カウンター席は、客同士は比較的安全だが、正面にパーテーションがない場合は、大きな飛沫がカウンターを超えてカウンター内の皿や料理にかからない様に客側が注意する

・カウンター内のスタッフはフェイスシールドを着けることで、カウンターの客からの直接の比較的大きな飛沫を防ぐことができる

・カウンター席で酔っぱって、結局は向き合って大声で話をしてしまっているなどということがないようにする

・トイレでは必ず便器の蓋を閉めてフラッシュする

・トイレを出たら、アルコールで手指消毒をする

・滞在時間が30分〜1時間以内であれば、マイクロ飛沫感染のリスクはかなり減るが、1時間以上になる場合は換気がしっかりなされている空間かどうかを確認する

・エアコンの風向きには注意する(風上に感染者がいて会食している場合、風下にマイクロ飛沫が溜まるような環境は危険)

・爪楊枝、カトラリー、調味料などが出しっ放しにしてある店は要注意(接触感染は比較的少ないとされているが店の意識の低さが問題)

・瓶ビールや日本酒のお酌はしない(全て手酌かテーブル内ソムリエを一人決めてその人間が全て行う)

・今時あまりないとは思うが、大皿料理の取り分けはNGなのでお店側に小皿に取り分けた物を持ってきてもらう

・もちろん直箸禁止

・お会計は現金、カード、タブレット端末、何であれ接触感染のリスクがそこで生じるので、終わったら確実にアルコール消毒を行う(店のスタッフも同じ)

 

NO密レストランのプロジェクトはYouTubeでご覧に慣れます!https://chef-1.com/nomitsu/

 

1弾 DAL-MATTO@恵比寿

https://www.youtube.com/watch?v=7CNMw2ihKEE

 

2弾 六花界@神田

https://www.youtube.com/watch?v=9_K9WH7WjB4&t=82s

 

3弾 うぶか@四谷荒木町

https://www.youtube.com/watch?v=XhLuDL0aX1k

 

4弾 イル・ギオットーネ@丸の内

https://www.youtube.com/watch?v=sVdj9oKuC24&t=84s

 

5弾 リストランテ アクアパッツァ

https://youtu.be/KHxgbXjZDDY

 

6弾 たいめいけん@日本橋

https://www.youtube.com/watch?v=oG5kTLHM8Bo

 

7弾 てるなり@四谷三丁目

https://www.youtube.com/watch?v=lYMOsyOjBRY&t=28s

第9弾 福わうち@白金高輪
https://youtu.be/bVTSFYBl7OA

 

第10弾 やきとり児玉

https://youtu.be/JnrPHHCLMWk

 

第11弾 Bistro Q

https://youtu.be/lBGHOsB9WwY

 

第12弾 ヤマガタサンダンデロ
https://www.youtube.com/watch?v=xmySc9qakxQ&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1PJ3x06nFnoPnkrecuZBvNgfGkLoHel0tZzYSz97XJ62iwfKqSRjmITqs

第13段 京都 瓢喜 銀座本店 

https://www.youtube.com/watch?v=hLeO4e3DxBo&feature=youtu.be&fbclid=IwAR22RDXtKsHR_LaVWagUXvKOxvhEogS491CO_zUWf3zlImkBse44uXjQDxY

第14段 にく割烹 金座
https://www.youtube.com/watch?v=PG61gTjzGuU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0M9fBvKJlK5aa2Mef-Hoo1sYqn-kCinBl3Cw91t1i5QujBaQSqHwJFoSU

 

Rt(実行再生産数)が 1未満となってきた今、自粛優先の生活から、新しい新型コロナとの共存のライフスタイルを構築していくことも非常に重要です。

 

まずは、自分がソムリエであり、元自衛隊医官の医師でもあることを生かして、飲食店を応援したいと思っています。

 

先日、この新しいプロジェクトの発案者でもある田中経一さん、すずきびぃさん(お二人はCHEF-1×GOETHE 北参道倶楽部の仕掛け人)らを交え、「ラ・ロシェル」のオーナーシェフのムッシュ坂井とZOOMミーティングしました。

 

 

自粛で店を閉めていた飲食店を再開するには様々なハードルが存在します。

 

・店で食事をすることで感染してしまうのではないか?

・自分が不顕性感染者だった場合、一緒に食事している人やお店の人にうつしてしまうのではないか?

・店主にしてみれば、お店を再開することで、お客様やスタッフを感染させてしまうリスクがあることが非常に気がかりである(かと言って、これ以上収入が無い状態が続けば、店が潰れてしまう…)

 

4/7からのこの一ヶ月間ちょっと、我々は人との接触を8割減にすることを国から要請されてきてそれに頑張って応じてきました。その結果、いい状況になってきています。

 

もう、Rt<1となっていて、新型コロナウイルスによる死者も749人と欧米に比べると 人口100万人対比で1/100程度に抑え込んでいる日本は、新しいスタンスで再出発する時期に来ていると思います。「人との接触8割減!」ではなく、「感染機会8割減!」にすれば本質的には同じで経済を止めないで済みます。

 

医者のフィールドは普通は診療所、クリニック、病院などの医療機関です。今も第一線で新型コロナウイルス感染症と日夜闘ってくれている我らが同胞がいます。本当に頼りになります。頭が下がります。

 

私は、彼らが出来ないことで、日本を少しでも応援したいと思っています。飲食のプロフェッショナルでもあるソムリエの資格と医師免許を持ったソムリエドクターが今、出来ることは何なのか?

 

それは新型コロナウイルスありきの現状で、飲食店をどのようなスタイルで運営していくかを医師として監修・アドバイスし、お客様にもお店のスタッフにも、オーナーにも喜んでもらえる安全・安心な飲食店をプロデュースしていくこと。

まずは、叩き台として、以下のことを提案しています。

 

〜NO密レストラン・ポリシー〜

 

ウイルス感染リスクを最小限にし、お客様に安全・安心な環境で食事を楽しんでいただくことを第一に考えるのが、NO密 レストランです。

 

<NO密集>

・同じ時間帯には、十分なフィジカル(=ソーシャル)ディスタンスを保てる組数に限って、お客様には入店、着席いただきます。

<NO密閉>

・店内の換気を徹底し、密閉状態になることを避けます。

<NO密接>

・カウンターでの横並びは一席分開け、テーブル席では対面にならないような座席配置を心がけます。

・異なる組(パーティ)のお客様が、入退店の際や化粧室に立たれる際に近づかれることがないよう、ご案内に十分配慮します。

・スタッフもお料理やお飲み物の提供時以外は、安全な距離を保ち、会話のタイミングや時間に留意いたします。

・食事中は唾液の分泌が多い状態であるうえ、咀嚼しながら話すので細かい唾液が散り安い状況にあり、通常の会話時よりも食事中の方が飛沫感染するリスクが高いことをご理解頂くようご説明いたします。

<その他>

・ご予約時に、御来店いただくお客様には各自、健康管理を徹底していただきますようお願いを申し上げます。

・ご来店時にはご体調のチェックをさせていただき、手指消毒をしていただきます。

・お食事が終わった後の御歓談時には、マスクを着けて頂くようお願い申し上げます。

・店員(マスク着用)、店舗の衛生管理を徹底します。お客様の入れ替わりごとに、座席、テーブル、食器類の清拭消毒作業を徹底して行います。

・店舗には常にUp-to-dateな新型コロナウイルスに関する防疫衛生上の情報を提供し、共有していただきます。

早速、先週末の土曜日、恵比寿にあるDAL-MATTOさんにお邪魔して店内の状況やスタッフの方々の動きをチェックさせていただきました。

 

 

平井シェフに店内を案内してもらい、足りないところや改善して欲しいところをアドバイス。バッチリ、NO密 レストランの太鼓判を押させていただきました。

 

さぁ、次はどこへお邪魔しようかな?