
今日は第7回マイクロダイエット グランプリ ファイナル大会が東京のル・テアトル銀座にて行われました。私も審査員として大会に参加させていただきました。
マイクロダイエットはご存知の方も多いと思います(JR山手線の電車内モニター広告でもお馴染みですね)が、フォーミュラダイエット食という特殊栄養補助食品のことです。 タンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラルなどの重要な栄養素がきちんと入っていながら、ローカロリー(1食約170キロカロリー)なため、運動と上手く組み合わせることで安全で効率の良い健康的なダイエットが可能で、病院などの医療現場でも肥満症や糖尿病患者さんに使用されているものです。
最近ではマイクロダイエットに類似した多くのフォーミュラ食が市場に出回っています。逆にいえば、マイクロダイエットはある意味ダイエット製品のゴールデンスタンダードでもあるわけです(マイクロダイエットはこの日本で20年の歴史があります)。
マイクロダイエットグランプリはこのマイクロダイエットを使って、いかに健康的にキレイに(男性ならカッコ良く)、効率よく痩せることが出来たかを競うものです。しかしながら、従来のダイエットコンテストと違うところは、外見的な変化以上にその人の人生の質がどれだけステップアップしたのか(これは当に私がいつも言っている、『美と健康両方のQOL(Quality of Life)をアップすることこそがアンチエイジングの本質』と重なることです)、そして人生が変わったことの驚きと感動をどれだけ周囲の人に伝えられたかを重要視しています。
昨年の5月から出場希望者を募り全1,711名の応募者を書類審査等で211名にしぼり、その後は10月~12月にかけて全国7都市の会場で地方予選会を行い、見事勝ち抜いてきた20名の方々が今日のファイナルの晴れの舞台に立たれました。
ファイナルだけあって、20名の方すべてのダイエットストーリーが輝いたものばかいでした。ファイナリストの方々は皆、当初、太っている自分を諦めてしまっています。それがある時、何かしらをきっかけとして「ダイエットしてみよう」という気持ちになります。おそらくこれは多くのダイエッターに共通した流れでもあります。
それが美容目的(ビキニが着たい、9号の洋服を素敵に着こなしたい)だったり、子供のため(父母会に素敵なママとして来て欲しい、一緒に野球やサッカーをして欲しい)だったり、それこそ健康のため(健診であまりにも異常値が多くて怖くなった、同じように肥っていた身内が若くして心筋梗塞で亡くなった)だったり、仕事上どうしても痩せなくてはまずい(生活習慣病の患者さんを看る看護師になった)状況に追い込まれたりと様々なのですが、ここがひとつの重要なポイントでもあります。動機付けとなる“きっかけ”はものすごく大切です。
それからそれぞれが目標を達成した(痩せた)自分を想定しつつ、ダイエットの日々を送ります。ここで継続できるか否かもポイントになります。挫折しないで続けるためには、周囲の人々の理解と協力が欠かせません。家族、友人、恋人、サポートスタッフ(マイクロダイエットではこのシステムがあるのがスゴイ)などなど。ここにも感動のストーリーが加わります。もうその人のダイエットストーリーはその人個人だけのものではないのです。
目標達成が達成された後の本人の体型上の変化はもちろん、精神面、行動面での変容が感動を与えます。まさに台本のないドラマ!昨日は20作の感動ドラマを一気に見せられた気分です。
この4月からいよいよ特定健診・特定保健指導(別名メタボ健診)が始まろうとしています。医師、保健師、管理栄養士らが、上段から「メタボにならないようにカロリー制限しなさい」、「このままの肥満体型では心筋梗塞や脳梗塞で早死にしますよ」、「コレステロール、血糖値、血圧がどれも高めなので、食事・運動療法をしっかり実行して下さい」などという押し付け型生活習慣指導などをいつまでもやっていても、メタボおよびその予備群を減らすことは出来ません。
病気・疾患など、誰もがなりたいと思ってはいません。そういうマイナスの方向へ行かないように生活習慣を変えろと言っても、ピンとくるわけはないのです。医者は病気そのものをよく知っているので、それなりに諭すようにものを言うわけですが、医者の指導をそのまますぐに実行出来るような人は元々、生活習慣病になどになりはしません。それらのことを実行するのが難しいからこそ、メタボになり、糖尿病、高血圧、高脂血症になるのです。
自分の生活の質のレベルアップにつながる方向に目を向けさせ、その高い目標達成の手伝いをする新しい医療、これがアンチエイジング医療なのです。マイクロダイエット グランプリの本質はここにあるのです!
特定保健指導で、この日のドラマを対象者に見せること。これが一番の指導かもしれないと真剣に思いました。











