今日、土曜日の日経新聞の日経PLUS1に、アンチエイジング医学関連の記事が二つほど載っています。
ひとつはアンチエイジングドックのメインでもある各臓器年齢チェックの話です。記事ではわかりやすく「カラダの年齢」と言っています。実際、この記事を書かれた記者さんが測ったのは、「肺」、「肌(顔)」、「脳」、「口腔」、「体力」、「血管」、「頭皮」のそれぞれの実年齢。
日本抗加齢医学会が推奨するアンチエイジングドックでは、上記のうちの「脳」、「血管」以外に、「ホルモン」、「骨」、「筋肉」の5つを図ります(オプションで「口腔」、「肌(皮膚)」、「眼」なども測ることあり)。
記事の最後には“定期的な健康診断では細かい検査数値まで正直、なかなか注意がいかないが、わかりやすいカラダ年齢で示されると健康状態に関心が向く”とあります。
私も常々、これからの21世紀型医療においては「健康診断」ではなく「健康“状態”診断」が大切であり、それこそが「アンチエイジングドック」であり、「QOLドック」なのだと説いています。
さて、もう一つの記事『ホルモン補充で健康に~男女とも加齢変化予防~』では私も取材を受けてコメントしています。
ここでも記事中に「健康寿命」、「抗加齢医学」、「DHEA」などというアンチエイジング医学関連のキーワードが多く登場。男性更年期などにも触れています。東大大学院の抗加齢医学講座の井上聡教授が、昨今のホルモン補充療法の全般的なお話をされた後に、私がアンチエイジングホルモンとして注目されているDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)の話をしています。記事中の写真には白澤教授がこの夏に主催したアンチエイジングキャンプのものが使われています。
日経PLUS1は比較的カジュアルな記事が多いわけで、こういったところでアンチエイジング医学がかなり身近に紹介されるようにまでなってきているのは大変嬉しいことです。
しかし、私自身は、2つの記事の大見出し~中見出しのどこにも「アンチエイジング」という言葉が使われていないことにも注目しています。すなわち、「アンチエイジング」という言葉がどうしても、40代以降の女性のための若返り美容を連想させるということを日経側が危惧しているのだと…
医学としてのアンチエイジングと、ライフスタイル(文化)としてのアンチエイジングが混沌としてきている今、それを正確に伝えるのはかなりパワーがいることだと痛感しています。





































