さぁ、2011年は「アンチエイジング」にとってどんな一年となるのでしょうか?やはり、年頭らしく、ここはちょっとまじめに考察。。。

ここ2~3年でアンチエイジングという言葉自体は完全にこの日本に定着したと考えられます。

2010年10月に行われた4755名を対象にした「アンチエイジング」に関するアンケート調査 では…

全く知らない         3.8%
言葉は聞いたことがある 34.1%
内容について知っている 62.1%

という結果が出ています。

それは医学界においても然り。

2005年くらいまでは、医者仲間に「抗加齢(アンチエイジング)医学」といっても、なかなか理解してもらえなかったことが嘘のように、ここ数年で変わってきていることを実感します。今や順天堂以外にも、東京大学、京都大学、慶應義塾大学、東海大学、愛媛大学、昭和大学などの医学部や大学院、大学病院などで、抗加齢医学を看板にした講座や外来が続々と開設されてきています。日本抗加齢医学会の会員数 も、2001年発足当時(当時は日本抗加齢医学研究会)20名しかいなかったのが、2010年には6,500名に迫にまで増えています。

このように、医学、学問としての抗加齢医学は確実に医学界の中では育ってきており、医学、特に予防医学としての「アンチエイジング」は当にこれからが旬とも言えるでしょう。

一方、世間一般でも確実に広まってきた感のある「(広義の)アンチエイジング」はどうでしょうか?2006年の新語・流行語大賞の60語のノミネートワードにも入ったこの言葉は、その後益々色々なところで目にしたり、耳にしたりすることが多くなってきています。が、しかし、現状では相変わらずアンチエイジング=若返りのための美容的アプローチといった意味合いで使われることが多く、「抗加齢(アンチエイジング)医学」の本質である“健康長寿を目指す”とか、“QOLをアップする健康医療のひとつ”というところまでつかんでいる人はまだまだ少数です。

すなわち「アンチエイジング」なる言葉の使われ方が、我々の業界(医学界)と世間一般とでは乖離してしまっていて、その溝を埋めるのがもはや難しいところまで来てしまっていることを痛感します。まぁ、言ってみれば、「アンチエイジング」なる言葉そのものはブームには乗っているが、その本質(我々が意図するところの)は理解されずにブームが来て、それがすでにそのまま定着してしまったということでしょうか。

3年ほど前、多くの日本の有識者や美容業界の大御所などが「脱・アンチエイジング」を一斉に唱えだしたことがありました。それが、「ハッピー・エイジング」であったり、「ビューティフル・エイジング」であったり、はたまた私も加担している「ワンダフル・エイジング」であったりするわけです。

「歳を重ねることは人生の熟成でもあり、いい歳のとり方をすることこそが私たちの目指すべきスタイルである」、これがその共通したフィロソフィーなんですが、実はそれって、「アンチエイジング医学」の本質でもあるのですね…

メタボリックシンドロームという医学用語はメタボという略語まで生まれて、国民レベルで定着しましたね。生活習慣病のフィールドの、まあ、言ってみれば我々の「業界用語」がここまで普及したことは驚愕に値します(様々なカラクリが裏にはあるようですが、、、)。

「アンチエイジング」と「アンチエイジング(抗加齢)医学」の構図もこれと似たものがあります。何が言いたいのかというと、ライフスタイルに関与する医学・医療を扱う場合、医学(サイエンス)だけではなく、その時代の流れを読む文化的スタンスがやはり欠かせないのだということです。

それと言葉は難しい! 生きています。

以前、我々抗加齢医学をやっている医者にとって、「アンチエイジング」という言葉は適材適所で使わないと実は「アウト」とされてしまう難しい言葉になってくるかもしれないと書いたことがあるのですが、それは完全に現実のものとなってしまいました。

いちいち注釈を付けないといけないような言葉(予防医学としてのアンチエイジングのこと)は、もはや言葉としての意味をなさないわけですから、我々のフィールド外で抗加齢医学をアンチエイジング(医学)とい言い続けるのも、現状からするともはや限界に来ている気がします。

これを変えるためには、強力なオピニオンリーダーによる情報発信しかないでしょう。。。もはや普通の医者では出来ません。しかし、アンチエイジング医学の実践がライフスタイルに根底で関わっている医学である以上、それをより多くの人々に周知させなければ意味がありません。

アンチエイジング医学は医学(サイエンス)でもあるが、文化でもあるというのはそこなんです。

2011年、その辺りを少しでも動かせたらいいなと考えています。

昨年暮にan・anの取材がありました。1月19日売りのan・anの特集テーマは、『お正月太りを2週間でリセット』だそうです。


私は、


・正月太りの原因
・正月太りの特徴(どんな脂肪がどんな場所につく、など)
・正月太りをした人が効果的に体重を減らすためのコツ


について、お答えしています。


実は正月太りの対策は、太ってからやるのではなく、正月太りしないように注意することが一番なのです。しかし、これがなかなか出来ないんですよね~。


私自身も、肥満遺伝子の影響で太りやすく、正月太りを毎年実感してしまう方です。しかし、去年からはちょっと違います。


秘密は、2年ほど前から続けているニンテンドーDSの歩数計のゲームソフト「歩いてわかる生活リズムDS 」。


これを買ったのは、2008年のクリスマス前でした。娘たちへのクリスマスプレゼントを買いにビックカメラのDSコーナーに行った時、ふと目に止まり何気なく買ったのですが、完全にはまりました。


2008年のクリスマスの日から始めたところ、三が日の1日平均歩数が2000~3000歩だったことに愕然!! 年末年始はフィットネスクラブも休みだし、相当意識しないと活動量が激減してしまうのも当たり前…私は運動量の不足が引き金になって、忘年会、三が日のダラダラ食い、新年会による食事量、飲酒量のUPと合わせて正月太りを来してしまっていたんですね。


毎日意識し続けるというのが、本当に難しいわけですが今はゲームを続けているというモチベーションがあります。これはとても重要なポイント!


青木晃のアンチエイジング日記


暮には毎日1万歩の歩行が、連続700日を超えました。今月末には丸2年を達成できそうです。


このゲームのお蔭で、体重は12月初旬と変わりありません。


お正月、三が日、皆さまいかがお過ごしでしょうか?



今夜やっていたサザエさんの特番『新春 サザエさん スペシャル 』、面白かったですね~。サザエさん生誕65年記念!!アニバーサリーだそうで…



私は1961年(昭和36年)生まれなんですが、1969年から現在と同じように、フジテレビ系列で日曜日の18時30分~19時枠で始まっているんですね。うちの次女が8歳で、一緒に見ていたんですが、「パパが8歳の時からやっているんだよ」というと、目を丸くして驚いていました。



観月ありささんが出るドラマ版の時代設定は昭和46年でした。都会ではほぼ死語となってしまった“茶の間”の情景がノスタルジックでした(ダイヤル式の黒電話や箱形のカラーテレビ、買い物かごなどなど)。



さて、抗加齢医学会でもときどき出るテーマなんですが、「サザエさんって一体いくつなの?」についてアンチエイジング的考察をしてみたいと思います。



アニメ版での設定は、



フグ田サザエ 24歳

フグ田マスオ 27歳

磯野波平 54歳!(波平は明治28年生まれ)

磯野フネ 52歳



なんですね!



私、今年50歳ですから、波平、フネと同世代ってやつですよ(泣)



因みにマスオの同僚の穴子さんは27歳!どう見ても、40~50歳ですよね。。。


青木晃のアンチエイジング日記


漫画サザエさんの連載が始まる少し前の1950年頃の日本人男性の平均寿命は58歳。波平お父さん、あと4年で平均寿命の58歳到達です。2010年7月に発表された2009年の日本人男性の平均寿命は79.59歳でした。60年で20歳も延びたんですね~。



確かに、波平やフネって今なら70代前半な感じです。文明や医学の進歩によって、人の寿命が高い質を持って延びたことがこのアニメを見るとよくわかります。



と、いうことは、私たちが手掛けている抗加齢医学の普及によって、私自身が100歳となる50年後において、100歳の人を今の70代くらいにしておくことも可能だといえそうです。



当に加齢制御=Aging Contorl !



そんなことを、サザエさんの特番を見ながら思いました。



下の写真は、群馬県の上信電鉄の切符です。昭和の頃は当たり前だった、厚紙の切符。改札のハサミが入っているのもレトロです(笑)


青木晃のアンチエイジング日記


青木晃のアンチエイジング日記


新年、明けましておめでとうございます。


本年もよろしくお願い申し上げます。


年越しは、越年ミサに出てきました。


カトリックでは1月1日は、聖母マリアのお祝い日です。また、マリア様を通して世界の平和を祈念する「世界平和の日」でもあります。


自分自身や家族、身近な友人・知人のことばかりを祈願しがちですが、真の世界平和を切に願いたいものです。


この平和な日本であるからこそ、アンチエイジングがフツーに語れますが、世界に目を向ければ、今日、今、この日を生きられるかどうかもわからないという状況に生きている人もいるわけです。。。


まずは1月21日から、カンボジアに行ってきます。

タイ国境に近いプラウダムレイクラウという小さな村やその周辺の旧ポルポト派が支配していた貧しい農村に行って来ます。

カンボジアを訪れる目的は4つ

1.日本のある学校の生徒らが集めた支援物資(文房具や衣類、日用雑貨)を届けに行く

2.AMATAKというNPO法人に同行し、AMATAKが現地の子供たちのために建てた学校やそこで学ぶ子供たちの現状を視察し、ボランティア活動を行う

3.グループの医療支援をする

4.同じアジアの国でありながら、アンチエイジング医療とは無縁の環境に生きる人々を通し、アンチエイジングや21世紀の医療の本質を改めて考える

新しい何かを見つけることが出来ればと思っています。

横浜クリニックは、がんの化学療法中の患者さんも多くいらっしゃいます。抗がん剤の副作用で骨髄抑制の副作用が出てしまった場合、免疫力が落ち、細菌やウィルスなどに感染しやすい状態に。ですから空気清浄機や、加湿器などには神経を使います。冬~春先にかけては、言うまでもなく、インフルエンザ、花粉症の時期。クリニックとしてもその対策は万全にしたいところです。


そんな中。。。今回、とても素晴らしい空気“洗浄”機を見つけてしまいました!清浄ではなく、洗浄なんです。スゴイ。


青木晃のアンチエイジング日記


antibac2Kの最新機種、ハッピーエアー です。


シンガポールとドイツの研究機関で開発されていて、医学的なエビデンスもしっかりと取っています。「ウィルス感染対策」、「除菌対策」、「消臭対策」の3つの機能を独自のカプセル化という技術で可能にしています。


最近では、大気汚染が酸化ストレス発生の要因のひとつとして大きな問題にもなっています。空気や水といった人間にとって最も大切な物質の安全性が大きく揺れ動いている現代文明社会。昔は美味しい水と空気だけはふんだんにあったのに…


アンチエイジングには質のいい空気が必要です!!


青木晃のアンチエイジング日記


なんと、今日発売のMen's CLUBにも紹介されてました!戸賀編集長、流石です。


青木晃のアンチエイジング日記


私のブログを読んで下さっていらっしゃる方々には、もうお馴染のカロリーリストリクション。略して“カロリス”は、エビデンスの取れている数少ないアンチエイジング法のひとつとされていますね。

http://ameblo.jp/draa/entry-10515827396.html


昨年発表された有名なサイエンスの論文 (アカゲザルを使ったカロリー制限に関する20年間の研究で、低カロリーの食事が霊長類の代謝に影響を及ぼして寿命延命効果を高めるということが明らかになった)で、人間もカロリー制限するとアンチエイジングできるのだろうということが提唱されています。


上の写真の、A&Bは飽食ザル。C&Dは腹七分目ザルです。A&Bはヨボヨボで毛並みや色つやも悪い。刺激に対する反応性も鈍く、完全におじいちゃんザル。カロリス群ではがん、糖尿病、心臓病などの発症率も低く、老化に伴う脳萎縮もあまり見られなかったことがわかっています。見た目も中身もアンチエイジング出来たわけですね。


今の日本、腹八分だって難しいのに、腹七分なんて、普通は無理ですよね。。。


さて、上記の実験結果をこう読むことも可能です。


食べ過ぎは早死にする!


そうなんです。腹七分を今の状態から減らすんだと考えると難しいですが、「食べ過ぎないように生きる」とすれば、腹七分よりかは難しくない気がします。


因みに、どのあたりが“食べ過ぎ”なのか…それは、20歳の時の体重を目安にするといいんですね。20歳の時の体重に比べて5%以上体重増加がみられたら、それは食べ過ぎなんです。出来るだけ20歳時の体重に近い状態でいられるようにカロリーをコントロールすることが、現代人にとってのカロリスといっていいでしょう。


日野原重明先生も現在、御歳99歳ですが、20歳の時の体重とほぼ変わらないそうです。やっぱり、アンチエイジング実践においては、百寿者を見習わないといけませんね。


私はギリギリで+5%を死守出来ています(笑)


昨日は、日本抗加齢医学会主催の学会認定指導士のための研修講習会がありました。


青木晃のアンチエイジング日記


日本最大のアンチエイジング医学の学会である日本抗加齢医学会では、アンチエイジング医学の専門医を認定すると同時に、コメディカル(看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、鍼灸師、柔道整復師等々)でアンチエイジング医療に携わろうという方々には認定指導士の制度を設けています。


アンチエイジング医学の教科書をしっかり勉強して、講習会、セミナー、総会(学会の大会)に参加し単位を修得した後に認定試験を受けます。試験に合格すると、晴れて指導士の資格が付与されます。


アンチエイジング医療を実践する医療機関の数は、まだまだ少ないのが実際のところですが、我が国の保険医療体制の崩壊を見据えて、予防医療の医療サービスを本格的に学んでいこうという業界の流れは確実にあるようです。


世はまさに健康ブーム、美容ブーム、アンチエイジングブーム。。。インターネット上でも、玉石混交の情報が乱れ飛ぶ中、抗加齢医学会としても医者以外の専門家を出来るだけ増やし、正しいアンチエイジングを広めていこうとしています。


昨日の講師陣は、白澤卓二教授、森田祐二先生、上符正志先生、日比野佐和子先生といつものそうそうたるメンバーでした。白澤先生は「長寿遺伝子をオンにするアンチエイジングライフ」、森田先生は「加圧トレーニングの理論と実践」、上符先生は「遅延型フードアレルギーとキレーション療法の実際」、日比野先生は「プラセンタ療法の実践」と、いずれも臨床に即した充実したセミナーでした。


座長役も仰せつかり、森田先生とフロアディスカッションを。
青木晃のアンチエイジング日記


これらの話を初めて聞く方も多かったようで、実際の治療医療(保険診療)の現場との乖離に驚いている方も。セミナー後に、「こんなに進んだ考え方の医療があることに驚きました。これからはアンチエイジングの医療をもっともっと勉強していきたいです」という声をたくさん聞けました。


日本抗加齢学会も設立10周年を迎え、着実にそのすそ野を広げていっています。

今晩、12月2日(木) 20時30分~21時、TOKYO MX テレビの「Brilla(ブリッラ).TV」に出てます。


内容は先日のブログ で紹介した「アンチエイジングって?」です。


お時間のある東京近郊在住の方はぜひご覧になって下さい!

昨晩は「横浜クリニック」の診療後、目黒にある防衛医大の後輩の堺先生の「めぐろ東口メンタルクリニック」での生活習慣病外来をお手伝いした後、西東京市の田無まで行って来ました。田無にある「FM西東京」にゲスト出演するためです。


mixi仲間の伊藤幸久さんの番組「伊藤幸久のbiz design! 」にお邪魔しました。


青木晃のアンチエイジング日記


この日のアシスタントは、恋愛アナリストのヨダエリ さん。


2回の放送分をまとめ録りしました。


テーマはもちろん、「アンチエイジング」。


なぜか、私の中高~大学時代の話もたくさん話してしまいました(高校の頃はチョイ悪だったとか!?)。


番組中、お決まりのゲストのリクエストコーナーでは、KARAの「ミスター」をリクエスト!この曲、アンチエイジングと大いに関係があるのです。


その理由は…


12月4日(土)と12月11日(土)の朝8時30分~OA予定です。サイマル放送ですので全国各地で聴けますね(この番組に関してはポッドキャストにも対応しているので、インターネット、i-phoneでも聴けます)。


番組収録後、伊藤さん、ヨダエリさんと記念写真
青木晃のアンチエイジング日記


昨日は、講談社HBR の連載「アンチエイジングドクター青木晃が行く」の対談がありました。次号12月の特集テーマは『今知っておきたい病気と薬の真実』です。


その中で、私のコーナーではサプリメントに焦点を当てて抗加齢学会の専門医でサプリメントの専門家のお二人、銀座上符メディカルクリニック院長の上符正志 先生と三番町ごきげんクリニックの澤登雅一 先生にお話を伺いました。


場所は、澤登先生の三番町ごきげんクリニック。


青木晃のアンチエイジング日記


三人の抗加齢学専門医が実際使用しているサプリメントは何なのか?いきなり本質をついた話でスタートです。


蓋を開けてみれば、ビックリ!三者三様。その種類、内容、量は全くバラバラでした。


一番摂っていたのは、上符先生。、次が澤登先生、私が一番少なかったという結果に。しかし、三人が共通して摂取していたのは、自身が監修あるいは開発したマルチビタミン&ミネラル(MVM)でした。


MVMはドラッグストアでもコンビニでもお手頃価格のものが数多く売っています。しかし、そのほとんどが低品質であることをご存知でしょうか?ビタミンCは入っているには入っているが、つなぎ(賦形剤)の糖類の方が多かったりするなんてことはざらなんですね。この辺の詳しい話は、ヘルシーパスさんのHPに詳しく載ってます⇒

http://www.healthy-pass.co.jp/pass/col02_04.html


■ァン×ケル、D▲Cなんて大手でも安心はできないんです。


だから、私たちは自身で吟味したものを使用します。もちろん、診療で使うのもそういった高品質なもの。サプリメントはあくまでも食品。いい食材を使った料理が高いのと同様に、いいサプリメントはそこそこ値もはります。先ほどの大手メーカーさんが作るサプリメントは、お手軽に買えるという点では、ファストフードやコンビニ弁当とやはり似ています。


この辺のことは、サプリメントの裏面に記載してある原材料名、栄養成分表示、成分配合表辺りを読みこめば、誰でもある程度の判定は出来ます!ぜひ、皆さんもご自分で使用されているサプリメントの裏面を見て下さい。


さて、3人の話は盛り上がる一方!業界マル秘裏話も出るわ、出るわ…


サプリメントを考える場合、2つのレベルで考えるとわかりやすいですね。


(1) ベースサプリメント
(2) オプショナルサプリメント


(1)は日常の食事から摂取出来る栄養素がほとんど。現代社会の食生活では不足しがちになることが多くなってきていて、その意味では本当の栄養補助食品といえるでしょう。


(2)は健康増進や症状改善を期待して使うもの。単体の抗酸化物質(CoQ10やアスタキサンチン、松樹皮ポリフェノールなど)などもここに入ります。ダイエットサプリメントや膝関節症に効くといわれるグルコサミン、脳(物忘れ)にいいとされるイチョウ葉などもそう。ただし、充分な医学的エビデンスが得られているものはまだほとんど無いのが現状です。


同じ抗加齢医学専門医でも、サプリメントの取り方は三者三様であったことからも、まだまだスタンダードというものはないということ。個々人のライフスタイル(食事、運動、睡眠、余暇の過ごし方など)の違いによって、摂取するサプリメントの種類、量が変わってくるのは当たり前ともいえるのですl。


マルチビタミン&ミネラルを3人が共通して摂っていたのはなぜか?


現代文明社会で取れる野菜や果物、魚、肉には、本来含まれているべき量の栄養素がかなり減少してしまっている現状を反映してのものといえます。実は、抗加齢学会でもサプリメントをほとんど取っていないDr.もいるにはいます。その先生は、徹底的に高品質の食材を手に入れることに時間とお金を相当かけていますけど(笑)


私自身も、必要以上には摂らないスタンス。これは、基本的な栄養は食事(食べること)によって摂取すべきものであり、その食事に問題がなければ、健康体を維持するのには問題ないと考えているからです。


上符先生は、健康状態の更なるレベルアップを狙って、機能性のオプショナルサプリメント(ホルモンサプリメントがいい例)を加えたりしていました。これもひとつのスタンス。高品質で副作用のない機能性サプリによって、健康状態のレベルアップや症状の改善が体感できているのなら、それはそれでいいと思います。


医学的な検査(アンチエイジングドックやサプリメントドックなど)を受けて、個人レベルの体内環境をしっかりと調べてもらった上で、不足している栄養素を補てんするというのがベストであるというところでは3人のDr.の意見が一致しました。


残念ながら、医学や栄養学の素人が自分にあった高品質で害の無いサプリメントを的確に選び出して使用し続けるのは不可能に近い…とも。


一般の人々はわかりにくいのですが、先ほどもふれたように、巷にあふれるサプリメントの8割方は、低品質のもの。そういったものが跋扈してしまう国の体制は大いに問題があるといえるでしょう。だからこそ、消費者として、内容表示を読み込むなどの各自の努力(同時に勉強も)が不可欠なのです!


講演会などでよく、「先生、サプリメントは何を摂ればいいんですか?」とか、「先生ご自身は何を摂っているんですか?」と聞かれます。


その時の私の答えのひとつは、「何をどのくらい摂ればいいのかを考える前に、日常の生活の中で出来るだけ悪いものを口に入れないようにすることを考えましょう」です。


加えるアンチエイジングは難しいが、減らす(引き算の)アンチエイジングは今日今からすぐに実践できますね。低品質サプリメントをちょこちょこと買い、効かないからといってまた次にブームになっているサプリメントを買う…これは愚!


食べ物でしっかりと供給出来ていさえすれば、本来は栄養を補助する食品は不要です。しかし、現状の食材の栄養素のパワーダウンは想像以上でもあります。高品質の食材に投資するか、サプリメントに投資するかは究極の選択なのかもしれません。


サプリメントは継続しないと意味がない。その点からすれば、経済的なバックグラウンドも無視できないのがサプリメントの難しいところでもあります(いいものはやはり、そこそこの金額となりますから…)。


この他の、より深い内容はぜひ、HBR12月号をご覧下さい!