中学の時に、校内の教員から盗撮を受けた長女。
学校側が、加害教諭の連絡先を教えないため、住所の特定に苦戦。
結果、弁護士を起用し、住所照会をして相手に通知文を送った。
弁護士も電話番号や、車両ナンバーなどが わからない限り、他の方法で住所照会を行うためスムーズには進まない。
しかも、電話番号を入手→スマホの契約先（ドコモやソフトバンク、格安スマホ等）によって、情報の開示にかなり時間がかかる。
加害教諭は途中で電話番号を変えたため、
Ａキャリア会社→Ｂキャリア会社に開示請求をすることになり、住所の特定だけで１ヶ月半以上の時間を要した。
当然ながら、2つの携帯会社に開示請求をかけたので費用も2倍。
この時、弁護士を雇うメリットは
・加害教諭に対して責を追求する
・学校に対して非を認めさせる
この２つを同時に行わなければならなかったので、住所照会以外でも交渉ごとを代理人がするのはかなり負担の軽減にはなった。
実際、娘は学校に行けても嘔吐や胃痛で早退するなんてしょっちゅうで、
電車で帰れない。と、車で迎えに行ったり、
心療内科受診など、下の子たちもいて
１人では手が回りきらない中、弁護士の存在は良くも悪くも助かった。
加害教諭との交渉だけで計100万。
それの他に、学校に対する申立は別途費用。
弁護士費用に精通する方ならなぜ、ここまでかかったか想像できるとは思うが、
計算して内訳を載せるのはご遠慮願う。
突如捲き込まれ、
泣き寝入りしないために戦う選択をすると
時間や労力は当然ながら
莫大な金銭が発生する。
着手金を始めに払い、
その後、通信費や、出張費を仮払いで数万、払う（未使用分は返金されるが）
示談成立後、成功報酬が算定表のパーセンテージによって変わり、算出され、一括で払う。
学校に対する交渉はいまだ決着せず、まだ未精算な部分はあるが、
加害教諭だけで、ざっくり100万。
｢弁護士を依頼して｣と頼まれてもホイホイ出せる額では実際ない。
私の知り合いは、やはり自身が盗撮にあい、加害者の住所等は最初から知っていたが、
諸事情あり弁護士起用。
慰謝料たった30万で示談成立して弁護士費用は50万。
弁護士起用せずに、同案件（複数が同時に被害にあった）で個人交渉した人は
示談金5万。ありえんだろ。と思うが
実際はそう。
何を目的にするかだが、
被害者の負担は実際、相当なものではある。
今より盗撮はまだ厳罰化されていない時期だったので、知り合いの被害の
加害者は前科はついたが8000円納付して終わり。
一生の傷を付けて、社会的制裁は8000円。
これに納得できるはずがない。
私は、息子の加害児童に関しては
弁護士費用を惜しむつもりはなく
単に、弁護士が不要と判断して挑んでいるが。
一方的に捲き込まれて、加害者より被害者の費用負担の方が高いことは実際ある。
池袋の高齢医師が暴走運転し、母子が亡くなった悲惨な事故でも
何千万、億単位の慰謝料、損害賠償請求が認められても弁護士費用がそれから引かれる。
このレベルにやると1人で戦うのは当然無理ではあるが。
慰謝料受け取っても、亡くなった人は戻らない。
心の傷も。
しかしながら、刑務所で罪を償う、金銭で払う。これらしかやりようがなく。
サカキバラのように、支払を滞るやつもいる。
あいつがホームページやら手記を出したときの衝撃。
狂っているやつはなにを以ても真の更生はしない。
加害児童が今朝、ゴールデンウィークで遊びに行くのか一家で出掛けていった。