義姉の妹さんに電話をした。
「ご両親を、兄の家の自宅近くのアパートで見かけたのですが…」
と聞くと、一瞬の間があき、
「知らない」とのこと。
今も実家に住んでいるという理解であってますか?と聞くと、そうだという。
じゃあ、なぜ、義姉の両親がいたのか。
いつも歯切れの良く、義姉の愚痴をこぼす、妹さんの様子がおかしい。
テメー誰と話してるんだよ。
という声が電話越しに聞こえた。
突然、電話が切れる。
そういうことか…。
義姉の妹は既婚者DV男の
子どもを身ごもり、暴力に耐えきれず実家に身を寄せていた。
この男との間に生まれた子はもう成人して家を出ているのは甥から聞いていた。
この男と暮らすために、両親を兄の家の近くに住まわせている。
そう考えればつじつまが合う。
なぜなら、私は義姉の妹の携帯ではなく、
実家の家電に電話したのだから。
義姉が実家に行き、自分の幸せ自慢をする度に、私の実家や私にこの妹は
「姉を来させないでくれ」と連絡してきていた。
それが親が自己破産したタイミングから一切来なくなった。
甥からは、この妹さんはいつもアザを作っているというのは以前から聞いており、
関係が切れていないことは想定していた。
子どもが独立した今、堂々と元サヤに戻るには同居している老齢でアル中の父親と母親が邪魔でしかなくなった。
親としても生保レディとしてある程度の収入がある娘と同居している以上、生活保護は満額受給申請が通らない。
だが、両親が生活保護を受給するには活用できる自宅を残し別の町に住むことは出来ない。
おそらく、両親は住民票は移さず、
義姉名義のアパートに住んでいる。
そして、妹の住民票が義姉名義のアパートになっていれば別世帯として申請が通る。
この仮説は、役所に不正受給の匿名通報で明らかになるはずだ。