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第14話 あたいが”特異体質?”
あたいは、寿真琴・・・“特異体質”って何やろ?って悩んでるんよ
そんな時は・・・”歩くウィキこと、林郁郎ちゃんに聞くの一番”と思い
あたいは、林ちゃんの肩を叩き
「林ちゃん・・・“特異体質”って何やの?それって美味しん?」
と、聞いたら
林ちゃん、苦笑いしながら
「ははは・・・真琴さん、“特異体質”って食べ物ではないですよ~」
と、言われたんやけど、流石にあたいもアホやないんで
ちょっと引き攣った笑みで
「そんなん、分かってるわな~~~でっ“特異体質”てどんなん?」
と、言ったんやけど、林ちゃん、ジト目して来たんよ“真面目に質問しろ”って感じで・・・
“林ちゃん・・・少しはちょっとした“ノリ”に対応してや~~“
と、あたいは少し涙目になってもうて・・・そんなあたいを見た美咲ちゃんに慰めてくれたんやけど
林ちゃん、そんなあたいのこと気にも留めず
「“特異体質”とは、法力とは全く別で、滅多にいないが、普通の人より何かの特殊な働きをする体質の事で・・・
例えば、“周りを漂っている“邪魂”を目視できる体質“とか、”周りの法撃力を上げる体質“とか、色んなバリエーションの体質が存在するらしい・・・今の処、1人に1つしか持っていないみたい・・・それと、”法力“有る無し関係なく“特異体質者”はいるのだよ」
と、みんなに説明してくれたよ
「へ~~一般の人には“特異体質”の事は知られていないのに、よく調べたね」
と、圭吾さん目を丸くしながら、林ちゃんの事を褒めてたんで
「いや~~それほどでも~~」
と、林ちゃん照れまくってたけど、満更でもなさそうだわ・・・
そんで・・・問題は誰が“特異体質”だって話になった時、如月のおっちゃんが、あたいの方を見て
「真琴の嬢ちゃんが“特異体質”の可能性が高いと思うで・・・房江のねーちゃんとは、ずっと前やけど、儂が東京にいた少しの間一緒に“魍魎”討伐した時はあったんやけど・・・別に何ともなかったからな・・・・」
と、顎を擦りながら、呟いてたんで
あたいは、嫌味な笑みで
「房江リーダー・・・あの“タコ坊主”と一緒に“魍魎”討伐したことあったん?」
と、質問したんやけど、房江さん、かなり困った顔しはって
「う・・・うん、そやで」
と、口ごもりながら答えてくれたよ
そしたら、如月のおっちゃんが
「だ、誰が、タコ坊主やねん!!!」
と、タコの様に真っ赤にして、叫んでたんやけど、あたい知らんふりしたわ
それに、あたいが“特異体質”っていう“特別なもん”でもないし、至って普通の女の子やねんけどね
「如月さんの話からすると、真琴くんが、“特異体質”である可能性はかなり高いですね・・・“周りの“邪魂”バスターの法撃力を上げる体質“ですか・・・それを無意識でやってるから、今まで分からなかったのかもな・・・」
と、圭吾さんが、考え込みながら話していき、房江さんの方を向いて
「房江ちゃん・・・もしかして、真琴くんが“特異体質”だって事、薄々感じてたんとちゃうん?」
と、質問すると、房江さん、真剣な眼差しで圭吾さんを見て
「うん・・・何となく感じてたわ、真琴さんたちと一緒に“魍魎”討伐してから、私の法撃力が上がったから・・・でも、それが本当に、真琴さんなのかは、確証がなかったんよ・・・それで、先の“魍魎”討伐で、確証できたよ」
と、答えたあと、あたいの方を見て“にこっ”と微笑み
「間違いなく、真琴さんは“特異体質”よ・・・」
と、言ってきたよ
「なるほど・・・房江ちゃんの言う通りなら、真琴くんが“特異体質”には間違いないかもな・・・後は具体的に、どんな“特異体質”と言う事と、“特異体質”を意識的に操作できる様にしないとな・・・」
と、圭吾さん腕を組みながら、あたいの方を見て言ってきたんで・・・
あたいは“まさか”と思い
「それって、“特異体質”の訓練とか・・・?」
と、恐る恐る聞いてみたら
圭吾さん、俳優張りの笑顔をみせて
「その通りやで、真琴くん!!!君には是非とも“特異体質”をマスターして貰わんとな」
と“はい!!!全くのその通りの答え”を言って来たんだわ・・・
そんで、あたいは露骨に嫌な顔して
「え~~そんな~~~」
と、叫んでもうたのよ・・・、
“だって~~~訓練しんどそうやし・・・こんな事なら“特異体質”いらんて~~~“
と、あたいが悲壮な思いしてんのに
「と、言う事で、房江ちゃんも協力たのむで~~」
と、しれっと圭吾さんが笑みをこぼしながら言うと
「わかったわ、私も協力するで~~圭吾君なら、任せても大丈夫やし~~」
と、房江さん、にっこりと承諾しよったんで、あたい涙目・・・・
「おいおい、そんな事より、あの二人・・・見てみ~~」
と、如月のおっちゃんが困った表情で、あたいたち言って来たんで、林ちゃんと美咲ちゃんの様子を見ると・・・
2人とも“ドーン”と、落ち込んでるんが見れたんで・・・
あたいは、2人の様子にビックリし
「どないしたん?、林ちゃん、美咲ちゃん」
と、声をかけたら
2人から、小声で
「・・・そんな、今まで“法撃力”が下がって調子が悪いと思ってたら」
と、呟きだし
あたいは、林ちゃん、美咲ちゃんから醸し出す“ダークな雰囲気”にビビりながら
「一体、何があってん、君たち~~」
と、“恐る恐る”話しかけると
林ちゃん、美咲ちゃん2人して
「「今までの法撃力って、真琴さん(ちゃん)のせいなんだ!!!そんなのってあり!!!」
と、瞳に涙を浮かべ、大声で嘆かれてもうたわ~~
あたい、一瞬“目が点”になってもうたけど
“え~~~~それって、あたいのせい・・・そんなの、あたいかて“特異体質”なん知らんかったのに~~~“
と、泣きそうになりながら、心の中で“ぼやく”しかなかったのよ・・・ぐすん
<<後書き>>
そろそろ、キャリコンの事やら、引き寄せの法則の事など書かないといけないね・・・
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