こんにちは、『熊さと』と申します

 

『は???いつの間に『救世主』なってんねん』

 

以前、『ハーメルン』にて掲載してました、コメディー・アクションの小説です

 

『異世界・日本救国論』と”同じ異世界”での物語なので

 

その小説と幾つか重なる部分のありますが、是非とも読んでみて下さい

 

こちらも、偶々しか掲載しませんが、よろしくお願いいたします!!!!

 

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<<あらすじ>>

 

ある、異世界の現在社会の地球上で、『邪魂(まがいたま)』と言う、悪霊やら妖怪やら良く分からない、肉体を持たないモノが、肉体の持つ者に憑くと、それらが『魍魎(もうりょう)』となり、その周囲を破壊しまくり、治安を悪化させ、大衆の生活を脅かしていた

 

その『魍魎』を倒すには、肉体を持った者に憑いた『邪魂』を浄化しなければならないのである

 

だが、『邪魂』を浄化させるためには、この異世界に存在する鉱物・・・『法鉱石』と、身体から醸し出す強力な『霊光』が必要である

 

基本的には『霊光』は、どんな人でも持っているが、50人に1人の割合で、通常の人よりも桁違いに大きな『霊光』持つ者がおり、先天的に“その資質”を持つ者を、『法力者』と呼んでいる

 

各国政府は、国民を『魍魎』の手から護るため、『法力者』を特別待遇し、『魍魎』の中の『邪魂』を浄化させる、あらゆる鍛錬と教育を施し、『魍魎を狩る者』として育て上げていく

 

『魍魎を狩る者』となった人々が、日々『魍魎』から治安を維持し、大衆の生活を護っているのである

 

『魍魎を狩る者』の事を、一般に「邪魂バスター」や「邪魂ハンター」と呼ばれ

 

『法鉱石』で出来た道具・・・『法具』に、『霊光』を流し込むと、“武器”や“防具”などに“具現化”させ『魍魎』の中に憑く『邪魂』を浄化させたり

 

“炎”や“水流”などを模した“波動”を発し、遠距離から『魍魎』に攻撃を行い

 

『霊光』を身に纏うことにより、“バリア”と同じ働きをし、『魍魎』の攻撃から護る事が出来る

 

また『法具』には、自動的に“その持つ者の身体能力が強化される仕組み”が施され、通常の人より身体能力の高い『魍魎』に対応が出来ている

 

『特殊な法具』もあって、『霊光』を使って、身体の傷を治したり、物を動かしたり、空中に飛んだり等が出来るようになる

 

 

日本では、東京の警視庁、各都道府県警察本部の中に『邪魂浄化特務室』が置かれ、その下には、『邪魂浄化民営会社』(警察の天下り先になっている)が多数設立され、そこで、「邪魂バスター」たちが数多く在籍し、『魍魎』から、国民生活を守っている

 

 

その「邪魂バスター」をしている、法具・『雷撃の籠手』で、「雷撃の鎚」を具現化させ、『怪物』を倒していく「邪魂バスター」の土精型(ドワーフ)の女性、寿真琴(ことぶき・まこと)

 

東京にある大手「邪魂浄化民営会社」“ジャコン・バスターズ”で働き、不合理な理由で解雇され、一時途方にくれるが、仲間たちのお陰で「邪魂バスター」に返り咲き

 

いつの間にか、世界の『救世主』になってしまったお話であります

 

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第1話 “邪魂”浄化、無事完了?

 

 

おいっす、あたいの名は、寿真琴(ことぶき・まこと)・・・地精型(ドワーフ)の19歳の女の子で、身長155cmで結構、乳はデカいで~

 

あたいには、50人に1人の割合で持っていると言われる、特殊な資質・『法力』が備わってて

 

何でも“ミスリル”とかの『法鉱石』で出来た『法具』を使う事によって、“身体を回復や強化したり”、“空中に浮いたり”、はたまた“物が具現化”したりすんねん

 

また、あたいが居る世界では、『魍魎(もうりょう)』と言われる存在がいて、そいつが街並みを破壊したりなどして、周りの人々が迷惑してるんよ

 

その『魍魎』は、『邪魂(まがみたま)』て言う“眼に見えない存在”が、あらゆる処で漂ってて、精神的が極度に弱まった人や、たまに“動植物”に憑りつくと、姿形が変貌し、身体能力むちゃくちゃ上がって、理性などぶっ飛んで、周りのモノをぶっ潰し廻しよるから、堪ったもんやないで

 

『魍魎』を倒すには、その中に憑いた『邪魂』を浄化させると、憑かれた者は元の姿に戻って事なきを得ることできるんやけど

 

『法力』を持たない一般人では、『魍魎』から“元の媒体”に戻されへん上に危険やし、『法具』を使って『邪魂』を浄化出来る事が分かってるんで

 

『法力』の持った者たちが、『法具』を使って、『魍魎』に立ち向かって『邪魂』を浄化させ、“元の媒体”に戻す職業・・・『邪魂バスター』、『邪魂ハンター』と言うものがあって

 

邪魂バスター・ハンターの教育や資格の取得、魍魎討伐の依頼、『邪魂浄化民間会社』の設立や、邪魂バスター・ハンターの人材斡旋などの、『魍魎』『邪魂』に関係するもんは・・・

 

すべて、警視庁・警察庁の管轄みたいなんで、よく退職した警察官が『邪魂浄化民間会社』に“天下り”してるって、問題になってるやけど

 

あたいにとっては、“そんなのどうでも良い”ので興味なく、『邪魂バスター』目指して、中学校卒業すると、“邪魂バスター訓練学校”に進んで、3年間みっちり教育と鍛錬に明け暮れ、無事に『邪魂バスター』の資格も取れて、東京にある、憧れの有名大手邪魂浄化会社「ジャコン・バスターズ」の正社員になる事ができ、大阪から上京し

 

その「ジャコン・バスターズ」の正社員になって3年の月日が経って、すっかりプロの“邪魂バスター”になって『魍魎』討伐の最前線にたって活躍してるんやで

 

あたいは、法具・『雷撃の籠手』を右手に装備して、『雷撃の鎚』と言うハンマーを具現化させ、その武器で、『魍魎』に憑いてる『邪魂』を浄化させて、元の一般人に戻してるんだわ~~

 

・・・・・

 

ある時、あたいは、上司の主任と、同僚4人と共に、東京のあるビルの屋上で『邪魂』に取りつかれた人・・・『魍魎』を追い詰めて、屋上の真ん中に飾られている、“有名作家が造ったオブジェ”に『魍魎』が乗りかかった

 

あちゃ~、えらい処に逃げ込んでしまったやん・・・

 

『魍魎』によって損害が出た場合は、政府から補償金出るからいいんやけど、この“オブジェ”レプリカじゃないみたいやし、そうそう壊せんなあ~~

 

同僚の三宅美咲(みやけ・みさき)ちゃん(獣精型(ビースト)<兎の垂れ耳>・女・19歳)の左手に法具『炎舞のグローブ』、右手に法具『炎舞の指輪』を使って、『炎舞の弓矢』を具現化し、そこから“炎の矢”を放ち

 

上司で主任の謝花房江(じゃばな・ふさえ)さん(龍精型(ドラゴニア)・女・30歳)は、両手に付けている法具・『漆黒の指輪』から『斬撃の鉄扇』を具現化し

 

そこから“闇の霊光刃”を放ったんやけど、オブジェに乗っかってる『魍魎』、“バリア”を張り防ぎよったわ

 

「なんで、“バリア”なんて張るんや~~」

と、あたい嘆いてたんやけど、上司の房江さんは至って冷静に

 

「直接『魍魎』を叩くと、あの“オブジェ”ごと壊しかねないわね・・・」

と、呟くと

 

特殊法具・『五色の法術書』を持ち、『魍魎』が逃げない様、周りに具現化した“蔓の群生”を発生させた、チームの知恵袋、同僚の林郁郎(はやし・いくろう)ちゃん(森精型(エルフ)・男・20歳)が

 

「誰か、“魍魎”に突進して、“オブジェ”から離すしかないですね」

と、アドバイスして

 

「それしかないわね・・・」

上司の房江さんも承諾

 

じゃ~法具・『紺碧(こんぺき)のスティック』で『水流の槍』を具現化してる、先輩の狭山武文(さやま・たけふみ)魔精型(デビル)・男・22歳)に

 

「狭山ちゃん、あの“魍魎”に槍で、突進でけへんかな~」

と催促したんやけど、狭山の奴、変顔してきて

 

「はあ~~、だったら真琴、お前がしろよな」

と、そそくさと断りよったわ

 

やっぱりな・・・断ると思ったわ、こいつ邪魔くさい事せーへんしな

あたい、叩くのが専門やし、どうしようかな~と思ってたら

 

「俺が、“魍魎”に突進するから、そいつが“オブジェ”から離れたら、真琴、武文、君たちが“魍魎”の中の“邪魂”を浄化してくれ!!!」

 

お~~頼れる兄貴~、あたいらのチームのリーダー、先輩の長谷部頼隆(はせべ・よりたか)(龍精型・男・24歳)が名乗りを上げはって、法具・『金玉の柄』から具現化した『金龍の刃』を突き立て、『魍魎』目掛け突進した

 

それに反応した『魍魎』は、再びバリアを張ったんやが、“頼れる兄貴”の突進の力が強かったんかして、『魍魎』を“オブジェ”から見事に引き離してくれたで

 

「真琴、武文!!!今だ!!!“魍魎”を討て!!!」

頼れる兄貴が、あたいたちに指示をしてきたんで、早速『魍魎』に向かって飛びつき、具現化した『雷撃の鎚』から“ほとばしる雷の霊光”で、思い切り叩き付けてやった

 

『魍魎』もバリアで対抗してきたけど、あたいは、そのバリアをかち割り、そこを、狭山の具現化した『水流の槍』の“霊光の刃”で『魍魎』の胸を突き刺すと

 

「「グワーッーーーー」」

 

と、突き刺した処から“黒いモヤ”・・・『邪魂』が、出てきて、断末魔をあげながら浄化したら『魍魎』から“一般人”に戻り

 

“一般人”が気絶した状態で地面に堕ちる処を、頼れる兄貴が受け止めてくれたんで、“魍魎”になった“人”も無事で助かって良かったで~~

 

それと“オブジェ”を傷付けずに、何とか“魍魎”を討つことが出来てよかったわ・・・

 

「よっしゃー!俺が『邪魂』を浄化させたぜ~~どうだ、真琴~」

 

と、狭山が自慢げに話しかけてきたんやけど、あたいにとっては、無事に“邪魂”浄化できたから、そんな事どうでもえ~わと思った

 

「真琴、武文よくやった!!!見事だったぞ」

と、頼れる兄貴・頼隆さんが、あたいたちに労いの言葉をもらった・・・そっちの方があたいにとって、嬉しかったよ

 

「真琴ちゃん~~やったね~~~」

と、美咲ちゃんが、ウサギの垂れた耳を揺らしながら、あたいに抱きついて、共に『魍魎』の中の『邪魂』が浄化出来たので、みんなで喜び合ったで

 

そして、一か所に集まって“わいわい”してた時に、急に“オブジェ”にひびが入り、“ガラガラ~~”と音を立てて崩れよったんだわ・・・・

 

あたいらは、その“オブジェ”の崩壊の様子に、呆然としながら、只々見守っていただけやった・・・

 

はい?一体どうなったんやろ・・・誰も“オブジェ”に触れてへんよね・・・

 

結局、よう分からんが、『魍魎』討伐での損害だと認められて、国から補償金出たお陰で、何事もなかったんやけど・・・あの“オブジェ”の復興なんてしてへんかったなあ~~

 

後に、この『魍魎』討伐が、まさか、あたいが退職に追い込まれるとは、露とも思わへんかったで~~~

 

 

第2話へと続く・・・・・

 

 

 

<人物紹介>

 

NO.1

 

↓主人公のイメージ画・・・以前『ハーメルン』で載せていたのをそのまま掲載

 

寿真琴(ことぶき・まこと)

 

物語の立ち位置:主人公

 

人種型:地精人(ドワーフ)

 

年齢:19歳

性別:女性

身長:155cm

体重:45㎏

体形:胸の大きいグラマー体形

 

性格:豪放磊落・大雑把

 

出身地:大阪府

 

法具:雷撃の籠手で、雷撃の槌を具現化

法属性:光属性

 

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and Me(アンドミー)

 

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『不倫の代償』

 

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