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第7話 就職活動、頑張らんとな・・・
うぃっす~あたいは寿真琴、只今、青春してまっせぇ~
一家で京都の清水寺に行った、3日後、元気を取り戻したあたいは
自分の実家の所在地の警察署の「邪魂浄化特務室・西名理出張所」の窓口で
あたいとタメ張れそうな乳のでかい、受付の魔精型の婦警さんに「”邪魂”バスター」の求人してる処ないか調べて貰ってるとこやねん
受付のフロアに設置されてる長椅子に座りながら・・・あの陰陽師親子こと思い出してたわ
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あの“へたれ陰陽小娘”の名前はたしか、安倍アオイ、年齢聞いたら・・・あたいの弟の1つ下の女子高生やったやないの~~
弟より生意気なガキ、初めてみたわ・・・
そのへたれアオイをゴジラの閃光から守ったんが、アオイの姉の安倍アリサ・・・年があたいより、1歳年下
この娘、何か性格が固そうな感じで、とっつきにくそうやった
終始、口をへの字をしながらぶっきらぼうの顔をしてたんよ・・・
口を開けば
「アオイの馬鹿、アオイしっかりしなさい、アオイの下手くそ・・・」
と、アオイの暴言罵倒ばかり・・・
この時は、へたれのアオイが可哀想でかなわんかったわ
アオイの奴、ずっと震えながら涙を流し黙ってたよ
あたいも、つい、アオイの姉に
「あんた~~ちょっと言い過ぎやで・・・アオイって娘に、2回も助けて貰ったんやで」
と、反論したら
この姉、“ふん”とばかり鼻で笑い
「こんなバカ妹に助けられるほど、あんたも相当ポンコツなんやね」
と、あたいを馬鹿にし、上目遣いでほざいてたんやけど
別に、あたいをどう思おうと気にせ~~~へん
ただ、それなりに頑張ったアオイをここまで貶すことに腹が立った・・・
しかも、実の妹をやで~~~
あたいかて、弟にムカつく事はあっても、決して蔑む事はしなかったわ
あたいは、カッとなり、ムカつく姉の胸倉を掴み
「あたいを幾ら貶そうが、どうでもえ~~~わ!!!!あんた、実の妹をどれだけ貶したらえ~~~ねん、アオイが可哀想やないか!!!」
思い切り、このムカつく姉の顔近づいて、吼えてもうたわ
この馬鹿姉の奴、顔を歪めて引いてたが、あたいに負けじと
「あんたに何がわかるんよ!!!いくら実力があったかて・・・」
と、怒鳴った途中で
「やめるんだ!!!アリサ、こんな処で何を喧嘩してるんや」
と、オトンらと一緒に舞台から降りてきた、イケオジ陰陽師こと、安倍晴永ってのが止めに入ったんだわ
そのムカつくアリサ、イケオジ陰陽師を睨んだ後
「ふん!!!父上は何時も、アオイを大事にするんやね・・・」
と、拗ねてどっか行ってしまった
アオイは、べそを掻きながら、イケオジ陰陽師に抱きつき、イケオジ陰陽師は、泣きつくアオイの頭を撫で宥めながら、あたいに謝り放しやった
このイケオジ陰陽師、あの2人の親父なんやけど、いまいち頼りない・・・
へたれアオイとムカつくアリサに対し、何か言ってやろっと前のめりになった処を、オトンに肩を掴まれ
「やめとけ、真琴・・・人それぞれ事情があるんや」
と、注意され、あたいもそれ以上何も言わんかった
後は、警察が来て”怪物”の現場検証や、事情聴取で時間を取られ、京都観光処ではなかったわ・・・
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で、その事に思い耽ってる間に
「寿真琴さん・・・お待たせしました」
と、乳のデカい受付の婦警さんに呼び出されたんで、受付の席まで行くと
この受付の婦警さん、苦笑いをし・・・
「誠に申しかけ有りませんが、うちの管轄内では、“邪魂”バスターの求人はありませんね・・・」
と、いきなり謝れてしまった
あたいはそれを聞いて、“ドーン”と思い切り落ち込んどると・・・
この婦警さん、あたいの落ち込みに、焦りだし、笑顔を見せながら
「そんなに落ち込まないで下さい・・・飽くまで管轄内であって、管轄外では、求人があるみたいですよ」
と、乳を揺らしながら、あたいに希望を与えて下さったんよ
それ、“ホンマか”とばかり、瞳をキラキラさせて、婦警さんを見つめる、あたい
「ここから近くだと、“大勝区”に、求人募集がありますね」
と、女神の微笑みばりに案内する、婦警さん
「こりゃ~~ポンポン船に乗ったら良いだけの距離やん・・・」
と、その女神ばりのキラキラした婦警さんに信者のように祈ってしまう、あたい
だが、その女神が急に闇に包まれて・・・
「この求人してる処、今1人で営業してる「“邪魂”ハンター」ですが、良いですか・・・」
と、おどおどしい呪文のように聞いてきた
う~ん、確かに不安定満載の処だわ、ちゃんとした組織やったら“給料”の不払いは起こらないが、「“邪魂”ハンター」のような個人事業だと、“給料”未払いが多々あるからな~~
それを聞いたあたいは、その呪文のダメージを受け、落ち込んだんやけど・・・
よくよく考えたら・・・組織だって、「“邪魂”バスター」として、決められた仕事をこなすのも良いが、「“邪魂”ハンター」みたいに自由に仕事をするのも・・・悪くないわな
あたいも「“邪魂”ハンター」目指してるんやし、まだ若いし~~て事で、その呪文を跳ね返し、笑みいっぱいで
「では、そこをお願いするわ」
と、その女神さまに懇願した
女神のように笑みを浮かべた後、素の顔の受付の婦警さんに戻り
「では、“大勝”出張所にその旨を通達しますので、手続等は直接行って下さい」
と、事務的対応にて受付が終了~~
う・・・・ん、何?この受付の婦警さんの対応・・・乳はでかいのは分かったが、受付の態度に温度差を持ったんやけど、とりあえず“仕事先”が見つかったって事で気にしないようにしたわ
そんで、所轄の警察署を出て、自転車に乗って、ポンポン船で川を渡り、大勝区の警察署「邪魂浄化特務室・大勝出張所」の窓口に着いたんよ
次は、かしこまった森精型の受付の婦警さんに
「あたい、寿真琴ってんやけど、西名理出張所からの求人の通達が来たと思うんやけど」
と、聞いたんよ
かしこまった受付の婦警さん、澄まし顔で
「少々お待ち下さい」
と、パソコンのキーボードを叩きながら検索してた
「寿さま、確かに西名理出張所から通達が入っていました、直ぐに求人先に連絡しますね」
と、直ぐに見つけてくれ、早速、求人先に連絡してくれた
この受付の府警さん、仕事が早え~~と感心してたわ、何かさっきの乳がでかいのと違うな~~と
そんな時、あたいの後ろから
「あれ、真琴さんやないの?」
と、聞き覚えのある声が聞こえたんで、振り向くと・・・
「あっ!!あ~~~!!!!」
と、びっくりして叫んでしまったわ~~~
そこに、いたんは・・・・
かつて、あたいを解雇した大手会社「ジャコン・バスターズ」で、共に仕事をし、憧れの上司でもある、謝花房江さんと再会したんよ・・・
で・・・この人、東京の人じゃなかったんやろか?
頭の中・・???で一杯やった・・・
<<後書き>>
主人公・寿真琴を最初に助けた陰陽師の女の子・安倍アオイが、姉のアリサに邪見にされ、その板挟みに会っている父の晴永・・・姉妹が仲良くなると良いですね
真琴が、無事に”就職”出来るだろうか?
そして、大阪で、前の上司の謝花房江との出会いはどうなっていくのでしょうか?
人物紹介・・・少々まってくださいね
西名理区、大勝区は、ただ単に漢字を変えただけで、呼び名は同じです・・・
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