スタメン発表前に流れる動画、昨年昇格プレーオフの際に見たものと同じだなぁとボンヤリ眺めていたら…。



唐突にどアップでダニルソンが登場し、噴き出した自分は名古屋サポ。

ということで、前回の続きである。


本日の対戦カードはこちら。




かの田村ゆかりもハマった有名クラブ、アビスパ福岡とマリノスという、開幕戦で勝てなかったクラブ同士の組み合わせ。


名古屋サポの自分としては、どっちが勝とうが負けようがどちらでもいい、ある意味一番気楽に見ることができる組み合わせである。



そんなわけで、5年ぶりに博多の森で開催されるJ1の試合。


「動く広告見るの初めて!これがJ1か…」と無邪気にはしゃいでいた、横に座っていた福岡サポーターのちびっ子が忘れられない。



スタンドはご覧のように超満員。


この光景だけ切り取ると、とても数年前にふくやの明太子で運転資金を確保していたクラブとは思えない。


この光景を作り出すに、様々な関係者の多大なる尽力や支援があったかと思うと実に感慨深い。



そしてアウェイゴール裏もギッシリ。


座っていた位置的なこともあると思うが、この日のマリノスサポーターの歌声はとにかく大きく、アビスパサポーターの歌声がほとんど聞こえてこなかった。


見渡す限り、ギッシリ埋まったスタジアムの中で…。




自分の周囲だけ空席があると、何故か自分が悪いような気がしてしまう…。




試合開始前には、高島福岡市長より挨拶が。


アビスパのスポンサーにして命の恩人とも言うべき「ふくや」さんの名前を某社と間違えていたことは触れてはいけない…


ゴール裏に広がるコレオ。


なお、アビスパのクルヴァは今シーズンよりゴール裏に移動したとのこと。




国歌斉唱には、福岡出身のシンガーソングライターMyeさんが登場。


途中で国歌斉唱に気付いて、慌ててチャントを止めたアビスパサポーターはまだ良心があったか。


マリノスのアウェイユニフォーム、今シーズンはクラブ史上初となるピンクを採用。


狙いすぎな感もなくはないが、女子サポの受けは悪くないのではなかろうか。ただ、中村俊輔がこれを着るとなると…。



本日のスタメン。


J1の舞台でマリノス相手に戦う「監督・井原」という絵も実に感慨深い。



試合は前半6分、いきなり動き出す。


先制したのはホームの福岡。



鈴木との連係から末吉が精度の高いクロスを上げると、ウェリントンが頭で合わせ、2試合連続となる得点を決めてみせる。



しかし、そこは昇格1年目のクラブと降格経験のない名門クラブ。


その後は、マリノスにポゼッションを許す展開が続く。



しかし、アビスパは粘り強い守備でマリノス攻撃陣を抑え込む。




本当に我慢強く戦っていた今日の福岡。チーム全体で死にものぐるいで戦っていることが客席まで伝わってきており、非常に好感が持てた。


相手の決定的なシュートが枠にはじかれるなど運も味方し、このまま逃げ切れるかと思われたが、最後までは抑え込むことはできなかった…。


ボックス付近でのフリーキックは、アビスパにとってはガード不能な攻撃。


そう、マリノスには世界屈指のレフティーがいた。


中村俊輔の芸術的なフリーキックが直接決まる。


これだけで名古屋からの交通費の元が取れた気分にさせてくる、本当に美しいゴール…。



その後もマリノスの攻撃時間が続くが、守備陣が踏ん張りこのまま試合終了。



超満員の観客が見守った試合は、勝ち点を分け合う結果となった。



最終スコア。



正直マリノスの攻撃陣はグダグダで、俊輔のフリーキック以外これといった見どころはなし。


インフルエンザ明けの中村俊輔が一番目立っていたというのは正直物足りなさを感じたところ。




一方のアビスパ、本当に良く守った。


攻守の切り替えも早く、前線からの守備意識が徹底しており見応えがあった。


ただ、後半30分過ぎたあたりから明らかに息切れしていた。恐らくJ2ならそのまま逃げ切れたのであろうが、この辺りは昇格チームとしては仕方ないか…。




ということで、名残惜しいものの、フォロワーさんに教えて頂いた博多ラーメンを食べに行かないといけないのでレベスタを離脱。


5年ぶりの博多でのJ1の試合。初めてスタジアムで観戦したサポも多いと思われるが、またスタジアムに来たいと感じてもらえれば、1Jリーグサポーターとしても嬉しい限り。


福岡はソフトバンクだけではないということを、アビスパにはぜひ見せてもらい、今年のJ1をかき回して欲しいと思う。

愛知県から、電車に乗るだけのために由布院を経由して、博多までやって来たのが前回 までの話。


到着するやいなや売店でミンチ天の姿を探し、ないと分かり少しテンションを下げつつ地下鉄に乗り込み、向かった先は…。



福岡空港である。


念のため申し上げておくが、もちろんこのまま愛知県に帰るわけではない


ここからは徒歩移動。


飛行機が離発着する際の爆音を聞きながら、30分ほど歩いて向かった先はこちら…。



東平尾公園という、緑豊かな大きな公園。


ここからさらに道沿いに歩くと…。




突如現れた、異彩を放つ独特の形をした屋根。


周囲の住宅とのいい意味でのミスマッチ感に、思わず目を奪われる。



…ということで、ジバニャンの歓迎を受けた本日の目的地はこちら。



レベルファイブスタジアムである。

他ではあまり見かけない、近未来的な外観が非常に眩しく見える。


今日の最終目的地は初訪問となるこちらのスタジアム。本日はここで、実に5年ぶりとなるJ1の試合が開催される。



初訪問のスタジアムは、到着するなり隅々までウロウロすると心に決めている。


ということで、さっそく散策開始。ホーム開幕戦、それも久しぶりのJ1とあって、さすがに周辺は人でごった返している。



ホーム側の待機列はご覧のとおり。待ちわびた地元開幕戦と言うことで、並んでいる人はみな笑顔。


この光景だけ切り取って見ると、数年前経営危機に陥ったクラブとはとても思えない。



一際目を引く謎のモニュメント。


これはどういういわれのものなのだろうか。



せっかくはるばる福岡まで来たのに、このネズミの姿を見ることになるとは夢にも思わなかった…。


続いて場内へ。


あちこちで見かけることができる、妖怪ウォッチのキャラクターたち。


こちらのスタジアム、ゴール裏にはコンコースが無いが、バックスタンドおよびメインスタンドには綺麗で立派なコンコースがある。



なにより嬉しいのは、場内はコンコースで結ばれており、ユニフォームを脱げばアウェイサポーターでもスタジアムを一周できるということ。


先日の吹田スタジアムこけらおとし でも大ひんしゅくを買っていたが、どのチケットを持っている人でも自由に場内を移動できるスタジアムはやっぱり好感度が高い。



さらに、自販機の飲み物が定価で販売されている点にも触れておきたい。


これもレベルファイブの力なのかは分からないが、平気で200円、300円とるスタジアムも未だにあるなか、これは嬉しい限り。




メイン・バックスタンドには観客席を覆うように、特徴的な形をした大きめの屋根が設置されている。


鮮やかな流線型がなんとも美しい。正直一日中見ていても飽きない




反面、ゴール裏には屋根はなし。


メイン・バックスタンドは傾斜もあり見やすいが、ゴール裏はラグビー開催時のためスタンドとピッチの間に距離があり、スタンドの傾斜も緩いことからかなり見辛い。



博多の森は危険な森


アビニャンとは昨年の昇格プレーオフ 以来の再会。



バックスタンド側コンコースの外には屋台村があり、福岡名物から定番メニューまでお手頃価格で用意されている。


スタジアムグルメマニア(自称)の自分目線においても充実したメニューであることは明らかであったが、スペースの都合もあり、今日のような満員の日は時間が経つにつれて凄まじい混雑っぷりとなっていた。


もう少しうまく導線を確保できると良いのだが…。




一通りスタジアムを見て回り、自分の席に戻って見ると、何故かピッチではNMB48が登場。


ごめん、君たちのこと全く知らない…。

先ほどの横浜のタヌk…もといハムスターといいNMBといい、思わず「自分は今日どこに来たのだっけ…」という不思議な気分に苛まれる。


ということで、例によって試合内容には一切触れぬうちに結構な分量になってしまったので、試合編は別記事で。


もう少しだけ続く…。

前回 の続きである。


予定を1日繰り下げたにもかかわらず、わざわざ大分に立ち寄った理由はこちら。



ピッコロさんの肌色ばり「真緑」な車体が特徴の、JR九州が誇る豪華列車「ゆふいんの森」である。


運転開始から既に15年以上経過しているものの未だに大人気なこちらの列車、ひょんなことから切符が手に入ったため、今回は由布院から博多まで移動するためだけに大分県に立ち寄ったという訳である。



こちらのゆふいんの森、昔は博多から久留米、由布院、大分を経由して小倉まで走っていた時代もあったらしいが、現在は久大本線経由で「博多~別府」が1往復、「博多~由布院」が1日2往復走っているのみ。


そして、今回自分が乗車したのは由布院駅を12時09分に出発する「ゆふいんの森2号」。およそ2時間の旅となる。



ローマ字で書かれる「ゆふいんの森」。妙に雰囲気を感じる。


せっかくなので、車内の様子を撮ってきた写真とともに、簡単に紹介したいと思う。



こちらが座席。古い電車ではあるものの、座席は張り替えたのかまだ新しい印象。


肝心の座り心地についても特段不満はなし。



座席上の荷物置きは、飛行機のように開くタイプ。


電車でこのタイプはかなり珍しい気がする。



なかには、このような4人掛けのボックス席も。


折り畳み仕様のテーブルにライト付き。グループ旅行には最適だろう。



入り口付近。


いきなり階段があることから分かる通り、こちらの列車は通常よりも車高が高く、その分自然いっぱいの車窓を思う存分堪能することができる。



車両間のスペース。壁が木目になっているので、他の電車とは一味違う高級感が漂う。



木で編まれたゴミ箱。そしてフローリングの床も木製。


木のぬくもりと洗練されたデザインが目を楽しませてくれる。



そんなこんなで出発の時間。


駅員さんが総出で手を振り見送ってくれる。結構嬉しいものである。



ゆふいんの森には、食事やグッズを売っているビュッフェが併設されているのも特徴。


食事は弁当の他にも、ロールケーキ、チーズケーキ、ビールなど様々。



当然素通りできるはずもなく…。


ビュッフェで購入してきたもの等々。



まずはこちら。ゆふいんわっぱ720円なり。


彩豊かな小さなおにぎりと、優しい味の煮物。もちろん湯布院名物の椎茸も。若干量が少ないものの、見た目も綺麗でバランスのいいお弁当であった。




ゆふいんサイダー150円なり。


旅の気分を味わうのに、これ以上うってつけの飲み物はないだろう。一般的なサイダーに比べて甘味が抑えられており、かなり飲みやすい。



アイスクリーム300円なり。牧場のアイスだけあって濃厚で美味。


なお、ビュッフェを利用する際の注意点として、出発直後は尋常なく混雑するので、早めに行くことをお勧めしたい。ボヤボヤしていると完売する恐れもあるので、電車が出発した直後に行くのが一番いいと思われる。




さらに、こちらには手づくりの観光案内も置いてある。


こういうものは、パラパラめくるだけでも楽しくなってくる。



ところどころ、こうしたフリースペースも設置されている。


足元までにも窓があり、沿線の風景をしっかりと楽しめる。



移動中は、客室乗務員の方が乗車記念のプラカードを手に車両をまわり、記念撮影をしてくれる。


ということで、なんとなく立場が逆な気がしなくもないが、深く考えず自分も記念撮影をお願いする。




見覚えのある建物が…。


終点まではあと少し…。



ということで、終点の博多に到着。


客室乗務員に見送られて、2時間の旅は終了。



初めて乗車した「特急ゆふいんの森」号であったが、車内を探索したり弁当を食べているうちに、あっという間に終わってしまったという印象。


基本的に列車という物には昔からそれほど興味が無く、「移動できればなんだっていい…」というスタンスではあるものの、非日常的な雰囲気を演出してくれる内装、充実のサービス、のどかな風景と、旅を十分に満喫することができた。


たまにはこういうものもいいかもしれない。


ただ、「モダンでゆったりとした空間」を売りにしているのにもかかわらず、パックツアーのおばさん客や中国人客で満員の車内は、大変賑やかであったのが唯一の誤算であった。

先週発症したインフルエンザにより一時遠征の決行が危ぶまれたものの、予定を1日繰り下げて海を渡った話である。


やって来たのはこちら。



ベルトコンベアでお寿司が流れてくることで有名なこちらの空港。



大分空港である。


今週は九州遠征と言うことで、当初は3泊4日で計画をしていたものの、先述のとおり突発的インフルエンザにかかり、中止にすべきか散々悩んだ末、結局予定を1日繰り下げて2泊3日で遠征を強行したところである。



なお、1日繰り下げたことにより別府観光が犠牲となってしまったため、残念ながら今回大分県は実質通過するのみ。


いつかトリニータヴェルスパの試合観戦と絡めて、また来よう…。



とはいえ、せっかくはるばるやって来たおよそ4年ぶりの大分県。


僅かでも思い出を作ろうとバスが来るまでの間、空港内をウロチョロしてみる。


そう、ここは大分。展示される自動車はもちろんダイハツ九州。




まだ朝が早いこともあり、レストランが全て閉まっていたため売店で購入。


大分名物のとり天かぼす


あくまでも名物を楽しむことを主眼においているため、「食い合わせ」などというものは一切考慮していない



空港内においてあった案内図。


この手のものでは非常に珍しい「手書きの空港案内図」というのも凄いが、滑走路内を歩いて乗ることが前提となっている乗車方法にも驚いた。


そうこうしているうちに、高速バスの時間が来たため移動。向かった先は…。



礼拝堂をイメージしたという黒塗りの外観が眩しいJR由布院駅である。



デザインに対する強いこだわりが見られるこちらの駅、改札口は設けられておらず、ロビーを抜けるとそのままホームに移動できる。


駅舎に接した単式ホーム1面1線と、島式ホーム1面2線の合計2面3線。他に留置線1本を有する地上駅である。





全体的に、異国情緒を感じられるレトロな雰囲気が満載。


待合室にはギャラリースペースもあり、観光客の心をくすぐる展示がなされていた。



さらに、ホーム内には足湯のスペースも。


こういったところは温泉地ならでは。



さすがに観光地と言うことで、駅前はたくさんの人で溢れかえっていた。


そして、目の前に広がるは雄大な由布岳。


急遽予定を変更して来たため、由布院における自分の自由時間は正味50分ほどだが、せっかくなので少し駅前をフラフラしてみる。



とにかく天気が良かったこの日の大分。


由布岳を背景にした里景色をしばらく楽しんでいると…。



「パッカパッカ」と言う音に思わず振り向くと、がいた。


名物の辻馬車である。


なお、馬車は道路交通法上は軽車両となるが、その大きさから後ろを走る車も抜かすに抜かせず、馬車の後方が盛大に渋滞していたのが印象的であった。



なお、こちらの辻馬車はかなり人気があるらしく、この日は昼前に1日分の予約が完売していた。乗車を希望される方は早めの予約をおすすめしたい。




駅前には、郷土料理を食べさせてくれる店舗が軒を連ねていたが、先ほど空港で食べたとり天寿司がズッシリとお腹の中を占めていたため、今回は断念。


こんなことなら、空港で何も食べなければ良かった…。



由布院駅から線路を眺める。


ここで記事が長くなって来たため、ほぼ素通りするだけなのに何故由布院に来たかと言う理由についてはまた次回で。


とりあえず、つづく…。



ガルパンは良かったぞ…。


昨年J2所属3クラブがアニメとコラボし、自分も2度参戦した「アニ×サカ!!」イベント。そして11月に訪問した水戸遠征 を経て、「『ドメサカ民』のはしくれとして、今オフ時間ができたら一度コラボしたアニメも見てみよう…」と決心して早4カ月経過。


オフシーズンも何かと忙しく、残念ながら未だ「ガルパン」の視聴には至っていない(甘ブリは視聴完了)ものの、昨年公開された「劇場版」がJサポーターの間で局地的に大流行しているを見聞きし、居ても立ってもいられず原作を全く見てもいないにもかかわらず映画館にやって来た次第である。



平日の朝にもかかわらず、8割がた座席が埋まっているという混雑のなかで見た今回の映画、ネタバレになるので内容の詳細は省くが、迫力ある音響なめらかな映像、超が付くほどの王道ながら燃える展開と、本編を知らない自分でも十分に楽しむことができる内容であった。


今まで散々ホーリーホックとコラボしてくれていたのに、何でもっと早く見なかったのだろう…。


Jリーグを通して出会うことができた、広義に解釈すればこれも一つの縁であろう。本編の方も一刻も早く視聴し、Jリーグサポーターのはしくれとして、胸を張って広く布教していければと思う。


そして、今年も「アニ×サカ!!」のイベントが開催されるのではあれば、前向きに遠征を検討することをここに誓っておく。


ガルパンはいいぞ…。






海老カレー(ナン)


500円 ホームゴール裏コンコース


海老以外にもポーク、チキン、キーマ、野菜、グリーンカレーと計6種類から選ぶことができ、いずれもライス、ナンの両方に対応可能(ライスの場合は600円となる)。ただ、豪華なメニューとは裏腹に、実態はかなり酷かった。明らかな準備不足が容易に分かるほどの段取りの悪い店員にイライラさせられながら並ばされたうえ、出てきたのは冷蔵庫に入れてたのかと疑う程キンキンに冷えたナンと妙にぬるいカレー…。静岡ではこういうカレーを食べるのが流儀なのか!?だとしたら、二度と静岡でカレーを食すことはないだろう。



焼き小龍包


400円 場外フードコート


溢れる肉汁の暖かさが嬉しい一品。具はプリプリ、皮はモチモチ、はふはふ、熱々、旨々。




炭火焼米沢牛


1,300円 場外フードコート


普段は素通りするのみであるが、開幕記念ということで清水(ここは磐田だが…)の舞台から飛び降りてみる。肉は柔らかく、一噛みするごとに濃厚で甘みのある肉汁が口の中一杯に広がる。値段相応の価値は十分にあり、さすがとしか言いようがないものの、それでもこの値段はやはり二の足を踏む…。





三色丼


600円 場外フードコート


静岡県西部地方でお馴染みのさくら飯の上を、ひき肉とそぼろ卵と漬け物が彩る。見て鮮やか食べて旨し。


本日無事24回目の春到来。


今日は、サックスブルーがJ1に帰って来た話である。



ほぼ1年ぶりにやって来たら、駅前が綺麗に整備されていたJR磐田駅が本日のスタート。


シャトルバスに揺られること10分、たどり着いたのはこちら…。



昨年 に引き続き、今年もここで開幕戦を迎えるヤマハスタジアムである。


ただ昨年と違うのは、まだ開門まで2時間以上あるにも関わらず、信じられないくらいたくさんの人で溢れ返っていること…。



それもそのはず、久しぶりのJ1で気合が入っているのか分からないが、本日の前売券は早々と完売


本当にまぁ凄い人である。


人混み大っ嫌い人間の自分だが、チケット完売試合にかち合うのは今シーズン既に2回目。まぁ巡り合わせだと思うが…。



そんなわけで、あまり動き回りたくはないが、年に1度きりの開幕戦。


やはり独特の雰囲気を体いっぱいに感じ取りたい欲求に押され、スタジアム周辺を散策開始。


すると二刀流ポーズのジュビィちゃん発見。




やがて雄の方も登場。


先日のゼロックス では、まさかの体調不良による台車での退場劇に驚かされたが、本日も真っ青な顔色を振りまきながら精力的に動き回っていた。




磐田市イメージキャラクター「しっぺい」も登場。


今回初公開となる「ヤマハスタジアム限定コスチューム」を身に纏い、周囲に愛嬌を振りまく。


なお、身に着けている衣装はメッシュ素材で機能性も抜群。



「ジュ美女スポット」なるワード発見。


なお、並んでいるのが本当に美女かどうかは分からん。



このスタジアムに来たとき必ずチェックする個人的注目スポット。


愛を感じる丁寧なディスプレイをいつも見せてくれるスタジアム横のグッズショップ…、っとこれは昨年と同じ飾り付けか…。



歓迎されている。


何だかんだ言っても、こういうものを見ると嬉しくなるもの。



新シーズンを迎え、気合の入る名古屋グランパスサポーター。



選手入場時における、ジュビロサポーターのコレオ。


実に3年ぶりのJ1。昨年J2で築いたサッカーがJ1でどこまで通用するのか。戦いぶりに注目が集まるところ。



そして、グランパスサポーターのコレオ。


名古屋の試合を見るのは吹田以来2週間ぶり。


連動したプレスや、サイドハーフやトップ下を走らせるビルドアップなど、僅かではあるもののチームとしての狙いが見えた一方、セットプレー時の守り、カウンター対応のまずさ等、致命傷になりかねない重大な課題も露見しており、これらがどこまで改善できたのか。


開幕を迎えるにふさわしい、花火がド派手な音と共に打ち上げられ…。




煙テロとともに、期待と不安が入り交じる、ドキドキ、ワクワクの開幕戦がスタート。



本日のスタメンはこちら。



立ち上がりは磐田ペース。というよりは、名古屋の守備がやや不安定か。


磐田のビルドアップをつかみきれずに中盤で追わされる流れ。




それに加え、課題となっていたセットプレーがかなり危ない。


右からのフリーキック、PA内こぼれたボールに反応したアダイウトンのシュートは楢崎がセーブしてくれたものの、コーナーキックから飛び込んだ櫻内のボレー、スローインから小林→斉藤と繋がれた場面など、失点モノの被決定機が次々と


競り負けとかでなく、完全にドフリーにしてしまっているのがなんとも…。正直何度「やられた!」と思ったことか…。



と、そんな感じであまり良い流れとは言えないなか、突如試合が動く。


中盤で田口が奪ったボールを右サイドの矢野に展開すると、ショートカウンター気味の攻撃に磐田の守備が追い付かず。


ここからのクロスに中央で待ち構えたシモビッチのヘディングがカミンスキーの逆を突き、ここまでの流れとは無関係に名古屋が先制点を奪う。



名古屋はビルドアップもうまくいっていなかったため、正直得点の可能性もほとんど感じてなかったが、まさに「個」の力でこの試合に訪れた最初のチャンスをものにした!といった流れであった。



前半の名古屋、展開はほぼほぼ左サイド。オーマンに不安があるのか、起点はほとんど竹内(竹内もそんなに上手いとは思わないが…)


しかし、セカンドボールの回収率が悪く、なかなか攻めの形を構築できない展開が続く。


それでも、1点を奪ったことで名古屋は落ち着き、磐田はやや元気が無くなった様子で、その後は大きな展開も無く前半は1-0で折り返す。




後半、得点を奪いたい磐田は早い時間帯で攻撃的な選手を投入。前に出てくる磐田に対し、名古屋はカウンターで対応するような展開に。


これでビルドアップが必要なくなったからか偶然なのか分からないが、ようやく名古屋の攻撃が機能し始め、小倉監督のいう「5人目までが連動するサッカー」の片鱗を垣間見るようなシーンも飛び出す。


「これは追加点も期待できるか!?」と欲が出てきたところで…。




矢野、古林と立て続けに右サイドの選手にトラブルが発生


この日磐田の攻撃の中心となっていたアダイウントンを2人ともよく抑えていてくれたが、その代償か…。


この日のアダイウントン、ポジション取りがよくボールをよく引き出しており、マークが付いていても競ってボールを持てる非常に厄介な存在であった。


また、随所に力強いドリブルを見せるなど推進力もあり、まさにアダイウントンを経由しての左サイドの連携は、今年の磐田の生命線となりそうな印象を受けた。


それでも最後まで磐田の攻撃を抑えた名古屋、結局このまま逃げ切り、大事な大事な開幕戦を見事白星で飾ることに成功する。



最終スコア。



コーチと共に勝利を喜ぶ小倉監督。



今日の試合、まさに皆で一体となって掴んだ勝利であった。


試合後、言葉を交わす小倉監督と名波監督。



Jリーグ元年から見ている身としては、この2人が指導者としてピッチに並んで立っている姿を見ると、やはり感慨深いものがある。



正直、チームとしての意図を試合で表現できていたのは磐田の方だったように思ったが、とにかく先制点が大きかった。


最初のドタバタ、3つも4つも訪れたピンチをひとつでも決められていたら、磐田の大差勝ちとなってもおかしくなかったであろう。あそこを凌げた…というか外してもらったおかげで試合を五分に進めることができた。


課題として、セットプレーの守備はまだまだ全然安心して見ていられない、攻撃も狙っていたビルドアップはなかなか実現できなかったが、それでもやれることを個々がしっかり遂行し、 今の時点で持っている力をすべて出し切ってくれたのは伝わって来た。


前評判は高くないが、一つ一つステップアップして行って欲しいと思う。


予想外…と言っては失礼だが、思った以上に今後に期待できそうな内容に、満足して岐路に着いたのであった。唯一の誤算と言えば、この後インフルエンザに感染していたことが判明し、3日間ほど高熱でうなされたことくらいか…



最後に今日の一コマ。


昨年の開幕戦 に訪問したときは、これからシーズンが始まるとは思えないくらいボロボロだったJR磐田駅のジュビィちゃんのステッカー。


果たして今年は…。


良かった…。