地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

最近の映画ディスクは豪華です。

カルトSF映画の豪華版ブルーレイを紹介。

 

 コンパクトなケースのブルーレイ

 

「SFレーザーブラスト」超特別版ブルーレイ。

2022年発売。

これメーカー様からの頂き物です。

商品化時の協力のお礼にと。

 

 主人公のこのヘアスタイル、当時真似しました

 

エイリアンの武器を拾った青年が、向かう所敵無しのパワーアップ!

1978年製作のアメリカ映画。
10代の頃に憧れ、

テレビ録画テープ(ベータ!)とレーザーディスクで何度もリピートした作品。

 

それが今ではこんな夢一杯な豪華仕様の商品に!

本編ディスクの他にサントラCDも付いちゃう2枚組。

解説ブックとナイスなポスターまで!

 

 収録、封入ともにオマケがいっぱい

 

収録特典も多数。

目を引いたのは、

昔、エイリアン登場部分を全てカットしブーイングを浴びたテレビ放映版と、

にっかつから出ていた高価なレーザーディスク版が、

それぞれ丸ごと収録されていること。

 

リマスター版とテレビ版とLD版、

同じ映画が3本入ってる!

 

 40年位前に9800円したにっかつのLD

 

テレビ初放映時はまだホームビデオもろくに普及してなかった頃。

録りたくても録れなかったファンは多かった筈。

レーザーディスク・プレーヤーも普及はイマイチで、

9800円と高めな価格設定もあり、

LD欲しくても買えなかったファンもやはり多いでしょう。

 

そんな少年期の想いが、大人になった今、僅か数千円で叶ってしまうという・・・

時代は変わりましたねえ。

 

映画はいくらでも個人所有可能!

いつでも鑑賞出来る!

でもそうなると安心しちゃって意外と観なかったり。

 

好きな映画はテレビ放映や名画座を追いかけるしかなかったあの頃・・・

気持ちは当時の方が強かったかなあ。

 

 

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実家の倉庫からレーザーディスクを何枚か発掘してきましたよ!

 

 

先ずは「エクストロ」!

不気味過ぎる独創的なエイリアンSFホラー。

この凄まじい怪作、私、このディスクでしか持ってません。

早めにデジタル化しとかないとです。 

LDプレーヤー出して来てブルーレイに繋ぐの面倒くさいけど。

 

 

お次は「ナイトメア・シティ」! 

・・・のLD版「吸血魔の街」!

暴徒のようなゾンビ集団が街じゅうで大暴れ。

昔の怪談映画みたいなこのタイトルが良い! 

そして独特な写真のチョイス! 

間違いなくお宝ディスクです!

 

 

最後は「ファンゴリア ビデオマガジンVol.1」 

「トム・サビーニ・スペシャル」!

裏面の写真は「死霊のえじき」!

 

10代の頃、何度も何度も繰り返し観てました!

トム・サヴィーニ師匠の特殊メイク技術を詳細に紹介。

「死霊のえじき」の特撮メイキング映像も多数収録!

これを観ると、無性に特殊メイクをやりたくなります!

特にスプラッターメイク!

師匠が語るリアルな首切り描写とは?

実際、このディスクで紹介していたやり方は、

自作ホラー映画の残酷シーンでかなり参考になりました。

 

気付けば私のレーザーディスク・コレクション、

実家の倉庫7割、自宅書斎3割位の比率に。

コレクション、一か所にまとめて保管したいなあ。

思い切って全部持って来ちゃうかな?

部屋、どんどん狭くなるけど。

成功者になって広い家に住みたいですな。

 

 

 

 

 

 

 

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山積みの録画済みブルーレイディスクにタイトルを盤面印刷しました。

途端にコレクションっぽくなってなんか嬉しいです。

 

 

年半分は週7勤務の私。

久々に日曜日お休み出来たので、

山積み録りっ放しディスクの一部にタイトルを盤面印刷しました。

 

その中でナイスお宝録画と言えば・・・

先ずこれかな。

 

 

東京MXで早朝再放送していた、

「あなただけ見えない」 全話収録BD2枚!

三上博史渾身の多重人格演技が楽しみで、

昔毎週欠かさず観ていたドラマ。

 

あとは・・・

邦画ホラーを50ギガのDLディスク1枚にまとめて思わずニヤつく。

鬼才黒沢清監督作品3本まとめて収録したものの容量が余り、

ちょうど良いデータ量だった「東京島」を入れちゃう。
(ホラーじゃないけど)

残量ほぼ無しのディスク一杯が気持ち良いんです。

 

隣の「怪談新耳袋 暗黒」は1枚に全話収録成功!

(録画日の2023年を2024年と印刷する痛恨のミス)

 

 

「シャークネード」6作はBD3枚に録画。

 

 

シリーズ全作一挙放映! 

とか言われるとついつい全部録っちゃいます。

1本でも録り逃すと気持ち悪いんです。

ホームビデオ普及以前からの映画ファン特有の傾向か? 

録画貧乏性。

果たして今の生活で全部観る時間あるのか疑問ですが。

 

まだまだ大量に残る、内容メモを付けただけの録画済みディスク。

コレクションが増えるのを楽しみつつ、

毎日少しずつこなして行こうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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ホラー映画における人体のダミーはリアリティを追求すべき。

でも作り物感が怖さを醸し出すのも事実。

 

「デモンズ2」変身用ダミー

 

本来は本物と違和感無い方が良いはず。

本物では表現出来ないからダミーを作るわけで。

 

その点CGなら本物を使ったのと同様の効果が出せるから無敵。

 

・・・のはずですが・・・

 

ダミーだから怖い!

という場面が、映画には往々にしてあるのです。

 

人の形をしているのに人でない、魂の無い者の持つ不気味さ。 

 

で、結果的に強く印象に残ってしまったのが、 

思わずゾッとする「デモンズ2」のこの顔でした。

 

ついでに「デモンズ」1作目のこれなんかもそうですね。

 

「デモンズ」長い舌出し用ダミー

 

CGなら役者本人の口からいくらでも長い舌出せるけど、

このダミーの不気味さを超えるのは難しいでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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80年代を代表するスラッシャー(殺人鬼映画)、

「13日の金曜日」シリーズって、

今思うとかなり健康的なホラーでしたね。

 

「13日の金曜日 完結編」目玉がポーン!

 

帰宅時YouTubeで、

13金シリーズの襲撃シーンの切り抜き動画を何本か観たんですが、

なんか安心して観ていられるホラー映像です。

残虐な殺戮を描いてはいるんですが、

どこかアッサリ、サッパリしてるんですよね。

 

「13日の金曜日 PART2」ナタがグサッ!

 

最近のホラー映画の残酷シーンって、

もの凄くリアルで痛々しいじゃないですか。

拷問ぽい陰惨な殺し方も目立つし。

 

13金シリーズって、

残酷な殺しが売りだった割に、

殺人シーンの残酷描写、

そこまで残虐じゃないんですよね。
陰惨さが無いので。

 

「13日の金曜日 PART2」首切って出血した瞬間次のシーンへ!

 

首がスポーン!と刎ねられたり、

刃物がグサッと刺さった瞬間に次のシーンへ、

みたいな。

 

「13日の金曜日」首がポーン!

 

なんか体育会系のノリ、と言うか、

スポーツ感覚で襲撃と殺戮を描いていた、みたいな。

ゲーム感覚、と言っても良いんですが、

罪悪感無しに楽しめる殺戮だったんですよ。

特殊メイクの技術を楽しんで観たり。

 

そんな刺激薄目だけど元気なスプラッター、

さすがに今作ったらウケないかな?

 

「13日の金曜日 完結編」ジェイソン顔面ナタの名場面と拙作のパクリシーン。

 

 

 

 

 

 

 

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「蛇女の脅怖」豪華版ブルーレイ!

 

 

貴重なホラー作品を豪華仕様のブルーレイでリリースする、
株式会社ニューラインのホラー・マニアックスシリーズ。

 

この商品、以前別作品リリース時の協力のお礼としていただきまして。

激嬉しかったけど、その時はサラっと再生したのみ。

休日無しの週7勤務期間中でしたので。

 

その後改めてジックリ再生。

本編フル鑑賞しました。

特典も堪能。

 

これは素晴らしい映像ソフトでした。

 

作品は「古き良き」ですが、
飽きずに一気に観せ切る力はありました。

 

「吸血鬼ドラキュラ」の時も思ったんですが、

英国ハマーフィルムの名作ホラーって、

今の作品に比べたら、当然刺激薄だろうし、ちょっとタルいのかな?
とか思って観たら決してそんなことは無いのです。

展開がスピーディでテンポが良く、

上映時間も短め。

アクション要素もあり、

特殊メイクを駆使したグロ要素も適度に配分されているので、

没頭出来てしまうのですよ。

 

この「蛇女の脅怖」もそう。

確かに古いけど、まあそこは定番的な安心要素。

丁寧に作ってあります。

疲れず、ホラーの基本的展開を楽しめました。

 

先ず、いきなり蛇女に襲撃され惨死する張り手型の導入部。

怪物はまだハッキリとは見せない。

主人公ら、知らない土地で余所者扱い。

帰った方が良いという警告。

謎の博士。

妖しげな美女。

第二の殺人。

邪悪な宗教の影。

醜怪なモンスター。

モンスターの背負う悲しい背景。

最後は定番の炎上。

 

昔ながらのご都合主義は、まあありますけどね。

主人公だけ蛇毒が回るのが随分遅い気がしますよ。

 


近付く者の首筋に見境なく噛み付く蛇女。

 

特典映像で、関係者や研究者によって語られる裏話も大変興味深い。

「吸血ゾンビ」と同じセットを使い回し同時製作された、

という話はよく訊きましたが、

実際は予算削減を狙った4本連続製作だったとのこと。

「吸血ゾンビ」

「凶人ドラキュラ」

「白夜の淫獣」

そしてこの「蛇女の脅怖」

 

結局、1本10万ポンド、4本40万ポンドの予定が、

4本43万ポンドかかり、

予算オーバーで、この4本連続撮り作戦は一度限りとなったそうですが。

でもさ、
4作計3万ポンドオーバーで済んだのならまあまあ成功に近くないか?

 

当時の予告編も面白いですね。

 

同時上映の「白夜の淫獣」がメインの扱いで、

「蛇女」は添え物だったんですね。

 

怪僧ラスプーチンを名優クリストファー・リーが演じた「白夜の淫獣」がメインか。

でも今の感覚だと、怪しい僧侶が催眠術で人を操る「白夜の淫獣」より、

モロ化け物が襲ってくる「蛇女」の方がホラーファンには引きがありそうだけど。

 

予告編内でしつこく告知される劇場来場者全員プレゼント、

「ラスプーチンの髭」

付け髭みたいだけど、ちゃんとしたものだったのかな?

実はチャチな紙製、とかだった可能性もありそう。

 

個人的には、

小学生の頃「世界怪物図鑑」的な子供向けの本でよく見かけた、

蛇女が金髪美女に今まさに襲い掛かろうとしているスチールで、

当時凄く気になってた作品です。

これね。

 

この強烈ビジュアルな蛇女。

怖そうだなあ、

観たいなあ、

と思ってた幻の怪奇映画。

これを実際に、いつでもフルで鑑賞出来るって感動もの。
しかも高画質で。

あの当時だったら全く想像もつかなかったことです。

今更ながら、凄い時代になったねえ。

 

 

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拙作「地獄の血みどろマッスルビルダー」のVHS、

ニューバージョンが発売されるようです。

北米版、ワイルドアイ・リリーシングから。

 

※これはドイツ版DVD。ドイツはVHS出てませんがジャケット3種発売!

 

この映画、もちろんVHSが滅び去ってからのリリースでした。

ところがsの80~90年代的内容とフィルム画質から、

英国、北米と、2度VHS版が出てます。

 

英国版がこれ!

カセット本体のシールは2種類あったっぽいですね。

 

数量限定だったので、早々に売り切れたそう。

何でもVHSの製造業者がもう殆ど存在せず、
DVDより遥かにコストが高くなり、

数量限定になったとのこと。

 

そして北米の初回版がこれ!

北米版初期VHS!エゴサーチで発見し、海賊版と勘違いしました。

 

なんと初版は20本。

この手作り感溢れる独特なジャケット・デザインから察するに、

社内のビデオデッキでVHSテープにコピーし、

ジャケットもPCから出力して仕上げたのでは?

 

でその北米版VHSが、

ニュージャケットで再発売されるそうです。

これ!

北米版VHS新ジャケットはブルーレイ外箱のデザイン仕様!

 

いつ出るとかは不明です。

海外のリリース情報って、

基本私への連絡、無いんですよね。

何で?

まあ、いつも後で、サンプル盤を送ってくれてますが。

 

 

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最も怖かったのは、

「悪魔の墓場」のゾンビ、

ですかね。

 

本当に最も怖かったかどうかは、

色々観過ぎてきているのでもう少し精査が必要ですが。

 

でも本当にゾッとする生ける屍たちでした。

 

 

子供の頃、

実家のケーキ屋さんの工場で、

夜、両親が仕事を終えた後、

木曜洋画劇場の放映を一人で観ました。

 

背後には広く、薄暗い無人の工場。

その状況で観た「悪魔の墓場」は最恐でしたね。

鑑賞後、しばらく椅子から立てず、

後ろを振り返ることも出来ませんでした。

 

そこに居そうで。

 

ゾンビの怖さレベルは最高値。

外見的にも派手な損傷とかは無いのに最高に不気味。

見事な死相。

 

 

蘇った死体、

という物理的な存在であるにもかかわらず、

この世の者でない、
幽霊を見た時のような恐ろしさがありました。 

そこは近年のゾンビとの大きな違い。

 

 

「感染者」等の設定では出せない、次元の違う存在感でした。

 

 

 


 

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レンタルビデオ全盛時のゾンビ映画ブームの中で、

古い作品を無理矢理再利用したと思われる、

ある意味エコな話を。

 

 

「地獄墓地 死霊のうめき」に登場する透明ゾンビ。

ゾンビだけど透明なので、

被害者は一人芝居で、

「あれ~」

と襲われた風な動きをするだけ。

 

その透明ゾンビが、 粉をかけられ一瞬だけ姿を現します。 

これ!

 

 

どう見てもゴリラの着ぐるみ。

「ゾンビ映画ブームなので、古いホラーをゾンビ映画ってことにして売っちゃえ!」

という発想だったのだと思います。

 

ならばせめて、このカットだけ撮り直して差し替えちゃえば良かったのにね。

適当に青く塗ったオジサンを薄っすら合成するだけで良いんだから。

 

これじゃゾンビ映画要素ゼロ。

 

この透明ゴリラをゾンビと言い張って売ったんだから大した度胸です。

 

詳細な作品解説ページは下記から!

「地獄墓地 死霊のうめき」偽ゾンビ・ホラー~ホラーシアター~

 

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今回は映画ではなく、レトロ・ホラーマンガ復刻版をご紹介。

 

 

「うわっその子きれい殺す」

「UA!ライブラリー」

好美のぼる 初期作品集上巻

自費出版本です。

 

このタイトル、ワードのインパクト最強じゃないですか?

有無を言わさぬ狂気のパワーを感じます。

実際はこれ、タイトルではなく劇中のセリフ。 

 

作品のタイトルは「幸うすき星」。

とても古い、貸本マンガ時代の作品。

ジャンルとしてはホラーではなく、お涙頂戴的貧乏話ですが。

 

ホラーマンガをアシスタントも使わず、たった一人で量産し続けた、

好美のぼる先生の作品。

 

この「幸うすき星」は復刻版「UA!ライブラリー」で初めて読みましたが、

好美作品は、後年の小B6サイズの立風レモンコミックス版を沢山持ってます。

(「あっ!生命線が切れている」等~このタイトルも凄い)

 

既に高齢だった先生の脳内で紡ぎ出された物語はどれも独創的。

子供の頃は、独特の描線が苦手でしたが、

今見ると大変味わい深いタッチで、

お話も有り得ない展開が面白いです。

 

シンプルなタッチですが、かなり怖いシチュエーションですよね。

 

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