ゴールデンウイークで、各地が混雑する前にと、急いで一泊旅行に出かけました。今回も茨城です。
まずは、千葉県と茨城県の県境、佐原の 「水郷佐原あやめパーク」です。

時期的にはまだ、アヤメは咲いてなくて、そのかわり見事な藤棚(延長70メートル)があります。


あま~い、いい香りが漂っていました。

東屋でお弁当にしました。海苔巻きを作りすぎた。

園内水路をサッパ舟と呼ばれる小舟に乗って巡りながら花を楽しめるアトラクションがあって、船頭さんが手持無沙汰にしていたので、乗ってみようかとも思ったのですが、何せアヤメが全く咲いてないものですから今回は見送りました。

一日中曇りの予報だったのですが、日ごろの心掛けがいいのか、いい天気になってきました。
園の向こうには与田浦が見えています。与田浦は、利根川の堆積作用によってできた砂州に取り残される形で形成された湖沼。与田浦を干拓した跡地に水郷佐原あやめパーク(当初は水生植物園)が整備されたのだそうです。

次は、いよいよ茨城県に入り、水戸市街から10キロほど、西に向かったところにある、楮川(こうぞがわ)ダムに到着。

昭和56年(1981年)に着工し,昭和61年(1986年)に完成した,水戸市が管理する上水道専用のダム。
河川をせきとめるのではなく,約5キロメートル離れた那珂川で取水した水を導水管で運んで貯留している,全国的にも珍しい形式のダムだそうです。
ダムに貯えられた水は,隣接する楮川浄水場で浄水し水戸市内に配水(水戸市民の20日分あるそうです)。

観光地化されていなくて、整備された駐車場や公園などもなく、トイレの場所も分かりませんでした。
そこで、楮川浄水場でトイレの場所を教えていただく(インターフォンで尋ねたら、わざわざ遠い事務所から走ってきて教えていただきました)とともに、ダムカードをゲット。
ダムカードに写っている貯水タンクの脇にお化けの出そうな木造っぽいトイレがありました。

ちょっと、不完全燃焼ぎみのドライブとなっているので、予定を前倒しして、東海村にある「村松虚空蔵尊(こくうぞうそん)」に向かいました。

お寺の村松虚空蔵尊と神社の村松大神宮が同居しています。

まずは村松虚空蔵尊へ

村松山虚空蔵堂は、日本三体虚空蔵尊のひとつで、平城天皇の勅額により、平安初期大同二年(807)弘法大師によって創建。
本尊の虚空蔵菩薩は、弘法大師が鎮護国家、萬民豊楽、平和祈願のために、一刀三拝の礼をつくして刻んだとされている。

看板にある「十三詣り」とは、数え年で十三歳(満十二歳)になった男児・女児(昔だからもう大人の仲間入りということで)が厄除け、開運、知恵授けのためにお寺にお参りする行事で、人生儀礼の一つとして行われているそうです。
虚空蔵菩薩は、仏教の密教において知恵の神として崇拝される菩薩。また、丑年と寅年生まれの守護本尊としても知られているそうです。

拝殿の横、大客殿(参拝者や宿泊者を迎えるための客殿)に向かう渡り廊下を進んでいき、三重之塔へ向かいます。

明治三十三年(1900)の大火で焼けた後、再興百年記念事業として、平成十年(1998)に再建された三重之塔。塔の高さが21メートル、大日如来が安置されている。

更に、坂を上ると眺望が開けて、水戸八景の村松晴嵐(むらまつのせいらん)に出る砂丘の上に、水戸烈公が書いた「村松晴嵐」の自然石が建っています。
村松晴嵐とは、天保4年(1833年) 水戸9代目藩主徳川斉昭(烈公)が、中国の瀟湘八景(しょうしょう はっけい)になぞらい、藩内の子弟に自然鑑賞と健脚鍛錬とを図るために、水戸八景を設定し、村松の地を「真砂地に雪の波かと見るまでに 塩霧はれて吹く嵐かな」と詠み、「村松晴嵐」と命名されたという由来の地。

次は、隣にある「村松大神宮」に向かいます。

和銅元年(708年)の創建と伝えられ、伊勢神宮の分霊が祀られた本殿は、伊勢神宮の内宮を模して建てられている。
水戸二代藩主水戸光圀公や九代藩主斉昭公の崇敬が厚かったそうです。

なで犬。真ん中に親犬、その周りを12匹の子犬が取り囲んでいて、子犬には、それぞれ干支が書かれている。 犬は安産とされているためか、安産祈願、子孫繁栄、健康成長祈願ができる。
●子宝を願う場合は、親犬と自分の干支の子犬を。
●安産を願う場合は、親犬と、子が産まれてくる干支の子犬を。
●子供の成長と健康を願う場合は、子供の生まれ年の干支の子犬を。
●自分の病気平癒、健康、長寿を願う場合は、自分の干支の子犬をなでる。
良く説明書きを読まずに、これは「牛」か?なんて教養のないことを言って「午」と書かれた正面にいた犬をなでた。これで健康長寿だ~!!

これで今日の日程は終了。ホテルに向かう前に夕食をとることにしました。
前回 2024年03月14日に、ひたちなかに来た時に寄った「旬彩 海鮮処 浜漁」に今回もお邪魔しました。
やっぱり正解!!


鰹の刺身(1,000円)、卵焼き+しらすおろし(680円)、「刺身+カジキマグロのステーキ」(1,880円)。1年前と値段据え置きで、クオリティもまったく落ちていない素晴らしいお店。宇崎竜童みたいな板前の旦那さんも変わりませんでした。当日は予約でいっぱい。カウンターで食べました。貸し切りでなくてよかった!!

満足してホテルへ。今回は「ニューセントラルホテル勝田」。BBH(ブリーズベイホテル)という、既存ホテルの買収再生業を営む企業グループのホテル。


到着が午後7時ごろだったので、ホテルの駐車場が空いてなかったらと心配していたのですが、運よく2台だけホテル脇のスペースがあり、無事無料で利用できました(後で調べたら、道を隔てたスペースや姉妹店の提携駐車場もあるようで、取りこし苦労だったようです)。
昭和レトロ的な内装ですが、快適でした。また利用してもいいでしょう(朝食付き 一人 6,360円)

明日に続く





