今夜のNHKの「クローズアップ現代」のタイトルは、
【なぜ闇バイトに…「やばい」「えぐい」は危険】
こういった短い言葉でしか感情を表現出来ない若者が増えている現状を伝えるものでした。
何故何の感情もなく闇バイトに手を出すのかを調査したところ、
大きな犯罪行為が行われているのに、何も考えていない若者が多く、
彼等は子供の頃に複雑な家庭で育つ中、感情を押し殺して、顔色を伺って暮らしていたので、
自分の感情を言語化出来ないケースが多いということが分かったそうです。
自分の周囲に信頼する相手がいないから、自分の感情を誰かに話したり相談したりしない。
そうすると自分の気持ちを言語化出来ない子になる。
そういう子供は、闇バイト勧誘者の絶好のカモになるのだそうです。
「大変だったんだね。」とか「よく頑張ったね。」と、共感してやるだけ、話を聞いてやるだけで、
相手は自分の感情を表現したり、相談して寄り添ってもらうことが初めてなのですぐに騙されてしまうのだそう。😱😱😱
少年刑務所で対話(感情を話す)研修の時間を設けたら、
「僕は怒ってたけど、本当は困ってたんだ。」
という風に、自分の感情が理解出来、それを表現出来るようになったので、
研修を受けた人の再犯率がゼロになったそうです。
感情リテラシーが乏しくなっている原因は、時代や環境、生活様式の変化などがありますが、
スマートフォン接触時間が長いと語彙力低下が著しかったという研究も紹介されました。
語彙力がないと感情を表現出来ないので、
「きつい」「だるい」「やばい」
といった短い言葉でしか表現出来ないのです。
興味深かったのは、
表現しない現状を変える為の試みが、ある小学校で行われていて、
一年生から自分の気持ちをどう表現するかの練習をしていたことです。
この試みは、頻発している校内暴力を減らす為のものですが、小さなうちからこの練習をした子供達は幸運だなと思いました。
番組を見ながら、
「子供や若者だけでなく、大人になっても自分の感情を表現出来ない人は多いけどなぁ。」
と思いました。
鑑定しながらお話を伺っていると、
「ご相談はお子さんのことだけど、実はご主人に対する感情が未解決なのだな。」
と思うことも多いです。
ご主人に対する感情、例えば蔑ろにされた時に湧く感情。
一次感情は「怒り」なのだけれど、本当の自分の感情は「悲しみ」「失望」「諦め」など人により感情は複雑なのですよね。
自分の感情に気づき受け止めてる。
それをきちんと相手に伝えるか伝えないか…
伝えるならどう伝えるか…
クローズアップ現代は言語化が苦手な若者達の特集でしたが、若者だけでなく、大人になっても自分の感情を言語化出来ない人は多いので、
大人こそが「感情リテラシー」を育む必要があるのではと思いました。
(※「リテラシー」とはもともと「読み書きの能力」を意味する言葉ですが、現在の使われ方としては「ある分野に関する知識や能力を活用する力」を指すことがほとんどで、「ネットリテラシー」「ITリテラシー」「AIリテラシー」「金融リテラシー」といった使われ方をします。)
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