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観劇大好きなおじさんです。好奇心に任せていろいろな舞台、映画を見ています。よろしくお願いします。










山崎育三郎さんのコンサート 楽しかったです。

松戸の森のホールです。

トークも面白く 歌はうまく ダンスもなかなかのレベルで 育三郎さんは素晴らしいエンターテイナーでした。 家族と友人と一緒に行きました。

育三郎さんの舞台は 東京国際フォーラムのコンサート 帝国劇場のミュージカル エリザベート 日生劇場のミュージカル トッツイ に続いて4回目です。いずれも全力投球の素晴らしい舞台でした。

コンサートの前半は 最新ミュージカル仕立てのCDアルバム ザハンサムを舞台で再現していました。

ハンサムな結婚詐欺師が 世界を股にかけて詐欺を働くというストーリーです。

映像も使って バカバカしい物語を大真面目に演じていて 笑えました。

育三郎さんの客席降りがあり 観客との手のハイタッチもあり コンサートは多いに盛り上がりました。

育三郎さんが 育三郎のコンサートに ちょいと行ってみようと思いやってきた ちょい三郎のお客さんは コンサートの前半を見て 何だ とんでもないコンサートに来てしまった という顔をしていますね! という突っ込みコメントがあり 笑えました。

コンサートの後半は ミュージカルナンバーや日本のポップスを歌ってくれて とっても良かったです。

ミュージカル トッツイから トッツイがオーディションで歌った歌 裏切らない を全力で歌ってくれました。

ミュージカル ・ウィキッドからの歌 フォーグッドも素晴らしかったです。

さだまさしさんの歌 いのちの理由も感動しました。

ラッツ&スターのめ組の人や 布施明の 君は薔薇より美しい など軽快な歌も良かったです。 

古関裕而さんの 甲子園の歌 栄冠は君に輝くは 朗々と歌つてくれて心に響きました。

アンコールは人とのキズナを歌った キープインタッチでした。

育三郎さん全力投球の とっても楽しいコンサートでした。











5月6日に開幕したばかりの 劇団四季最新オリジナルミュージカル ゴースト&レディを 浜松町の四季劇場秋で観ました。圧巻のミュージカルでした。

裕福な家庭に生まれ育った ナイチンゲールが ある日神の啓示を受け 看護の仕事を始めようとします。家族の反対を押し切り 婚約も破棄して看護の道に進んで行きます。 

クリミアで負傷兵を治療しますが 幾多の困難が待ち構えています。

しかしナイチンゲールは男のゴーストに出会い 不思議な友情で結ばれ 励まされます。 

2人の邪魔をする女のゴーストと男のゴーストの ワイヤーを使ったバトルシーンは圧巻でした。

幾多の困難を乗り越えて ナイチンゲールは 看護の道を切り開きます。

ナイチンゲールが亡くなり昇天していく場面は 照明が効果的に使われて とてもおごそかでした。

ミュージカルの最後の場面では 看護師が夜患者の見回りで使う ランタンが空中に沢山飾られ 感動的な演出でした。

役者さん達の歌が素晴らしく 曲も最高でした。

曲は 大河ドラマ 西郷どん 朝ドラ マッサンで

音楽を担当した 富貴晴美さんでした。素晴らしい楽曲でした。

終わった後 スタンディングオベーションの拍手が鳴り止みませんでした。

心が感動でいっぱいになる素晴らしいミュージカルでした。




市原隼人主演 おいしい給食シリーズ 最新作 楽しい映画でした。

最近の映画は 虐待 中傷 いじめ など 見ていて疲れる映画が多く こんなに笑えて楽しくて 少し しんみりする映画は貴重です。

給食をこよなく愛する 市原隼人さん演じる中学校の教師 甘利田と 給食を如何においしく食べるか甘利田と競っている生徒との給食バトル 甘利田が心惹かれている同僚女性教師とのすれ違う恋。

映画の基本パターンは毎回同じですが とても面白い映画です。給食を食べる時に 嬉しくて市原隼人さんが踊る コミカルな給食ダンスは 絶品です。

大変おもしろいおすすめ映画です。









吉田羊主演のハムレットQ1  繊細かつ大胆な舞台でした。

ハムレットには Q1 Q2  F1の3つのバージョンの脚本があるそうです。

シェイクスピアの作品は 舞台で上演される戯曲ですから 同じ作品でもいくつかのバージョンの脚本が残っています。

今回のハムレットの脚本は 一番短いバージョンですが それでも3時間の舞台でした。

吉田羊さんのハムレットは ファザコンで直情型だが 繊細な役作りでした。

女性が演じるハムレット 新鮮でした



膨大な量のセリフと 剣を持ち戦う場面もあり 知力

体力を振り絞る舞台でしたが 吉田羊さん 頑張って演じていました。

およそ2年前に見た 吉田羊さん主演の 女性だけの舞台 シェイクスピアのジュリアスシーザーの ブルータス役も良かったですが 今回のハムレット役は 演技に引き込まれました。

高橋一生さんと結婚したことでも話題の飯豊まりえさんが 婚約者ハムレットに冷たくされ 父をハムレットに誤って殺されて 気が触れたオフィーリアを 繊細にかつ 狂気を感じさせる演技で演じてくれました。

ハムレットの父を殺して国王になり ハムレットの母親と結婚した 亡き国王の弟 クローデイアスを

吉田栄作さんが 悪に徹しきれない 1人の人間として 見事に演じていました。

渋谷のパルコ劇場で 素晴らしい シェイクスピアの芝居を見ました。










アンジェラアキさん 作詞作曲のミュージカル この世界の片隅に は戦争を描いたミュージカルなのに 優しくて暖かい人々の 広島での日常が さりげなく描かれています。

戦争反対と声高に叫ぶのではなく 人間が持っ人としての優しさ 思いやりに焦点を合わせています。

だから一旦戦争が起きると その酷さや 喪失感が

ミュージカルの中で一層際立ってきます。 

アンジェラアキさんがアメリカの音大に行き ミュージカルの作曲について学んだ後 3年半かけて作られた26曲のミュージカルナンバーは 素晴らしかったです。

主役の浦野すずは ミュージカルで大活躍の 昆夏美さんが純心な 絵の好きな 若い奥さんとして演じてくれました。

優しい夫の 海軍書記官 北條周作を 大人気のミュージカルスター 海宝直人さんが 素敵に演じてくれました。

大空襲 原爆投下と ミュージカルの内容はどんどん辛くなっていきますが 辛い中でも 励まし合い助け合う人々の姿は 心に響きました。

辛い場面でも優しい歌で 戦争の酷さが一層際立ちました。

オーケストラの生演奏も良かったです。

セリフは広島弁でした。

是非お勧めのミュージカルです。

日生劇場で上演しています。







猿の惑星シリーズの最新作 傑作でした。

ウィルスの感染で言葉を話すようになった進化した猿と 言葉を無くした退化した人間の住む 300百年後の世界が舞台です。

猿の中でも多様性があり 平和主義者の猿の一族 交戦的な猿の一族 知的に優れた猿の一族と 様々です。

今の世界をそのまま映し出した世界です。

世界は 交戦的な猿の一族の 冷酷な独裁者 シーザーに支配されています。

猿たちの表情 動きが 猿だけれども 大変知性があり 人間ぽくて 凄かったです。

猿と人間が助けあったり 猿同志が戦ったり 複雑な今の世界情勢の 合わせ鏡のような映画でした。

大変面白い 見ごたえのある映画でした。















大変華のある宝塚歌劇 花組トップスター 柚香光さんと 可憐なトップ娘役 星風まどかさんの サヨナラ公演を観劇し 公演中 舞台に目が釘付けでした。

柚香光さんは漫画の世界の素敵なキャラクターを 血の通った人物として舞台上で作り上げるのが得意です。

ポーの一族の アラントウワイライト、はいからさんが通るの伊集院忍、花より男子の道明寺司などのキャラクターを舞台で血の通った人物として作り上げる力量は素晴らしいものがありました。

今回のサヨナラ公演は 名脚本家で名演出家の 小池修一郎先生の作品です。

ミュージカルタイトルは アルカンシェルパリに架かる虹です。

パリのミュージックホール アルカンシェルを舞台に ナチスドイツとフランス人の戦いを描いています。

アルカンシェルとはフランス語で 虹のことです。

柚香光さんはミュージックホールのダンサーで演出家を 星風まどかさんは看板歌手 を演じています。

柚香光さんが演じるミュージックホールでの人気演目のピエロは、パントマイムのような踊りが 素晴らしかったです。

ナチスドイツの文化統制副官 フリードリッヒを次のトップスターになることが決まっている 永久輝せあさん が演じています。フリードリッヒは ドイツ人だがフランス文化が大好きな軍人です。

ストーリーテラーは3番手男役 聖乃あすかさん が演じています。

ミュージカルのフィナーレでの 柚香さん 永久輝さん 聖乃さんの 3人が並んだ姿は 超絶美貌トリオで 光り輝いています。

トップ娘役 星風さんのオーラもとても素晴らしいです。星風さんは愛らしい娘役ですが 歌も芝居もダンスも素晴らしい実力があるトップ娘役です。

名ダンサー 柚香光さんのダンス力を生かした 一本だての感動ミュージカルでした。

令和のフレッドアステアと呼ばれる柚香光さんの様々なスタイルのダンス 堪能しました。

ミュージカルのオープニングの場面では 数10人の男役が シルクハット 黒燕尾服姿で踊り 大変華麗なミュージカルの幕開けでした。

フィナーレでは 柚香光さんが背負った大きな羽根

が ミュージカルのタイトルにちなんで 七色の虹色の羽根でした。とても美しい大羽根でした。

柚香光さんの銀色の衣装の襟のところも 七色の虹色で 素晴らしかったです。

専科の名脇役 一樹千尋さんの歌うシャンソンの名曲 フル•フルや ラビアンローズは 心に響きました。

大変感動的なミュージカル 素晴らしかったです。

しかしこれで 柚香光さん 星風まどかさんの コンビも見納めで とても寂しいです。




















アメリカのミュージカルでサウンドオブミュージックなど数々の名作を残した ソングライターコンビの ロジャース&ハマースタイン二世 の名作のひとつ 王様と私を日比谷の日生劇場で観劇しました。

北村一輝さんがミュージカル初挑戦で王様を演じているのが話題になっています。

北村さんの王様は威厳があり しかし人間味もあり、抵抗を感じながらも 子供たちの家庭教師アンナ先生の意見に耳を傾ける謙虚さもあり シャムの近代化に身を捧げた国王を 堂々と演じていました。

パズルメント 困惑 という歌の独唱の場面では

国王の悩み 困惑を 北村さんは 心に響く歌唱で歌ってくれました。

北村さんの舞台は 恋の骨折り損という 蜷川幸雄さん演出のシェイクスピアの喜劇を 17年前に見て以来ですが 見た目が相変わらず若々しいので驚きました。

アンナ先生を演じた 明日海りお さんは華やかで気品があり 一本筋が通っていて 素敵でした。

元宝塚のトップスターの中でも 舞台人として最も成功している女優さんの一人です。

明日海さんの歌う ハローヤングラバーズ 伸びやかで暖かい歌唱で素敵でした。

最大の見せ場 シャルウイダンスは楽しく感動的でした。

アンナ先生はピンクがかった紫色のドレスで また王様は赤紫とゴールドの衣装で 軽やかにステップ

を踏み 会場の観客は手拍子で 大変盛り上がりました。

衣装デザイナーが 宝塚の凄腕デザイナー有村淳さんなので 衣装が大変豪華でした。

国王の第一夫人チャン王妃を演じた木村花代さんや

貢ぎ者として国王に献上されたタプテイム役の朝月希和さんの独唱も 素晴らしかったです。  

王様と私は 高嶋政宏さんと一路真輝さん、ブロードウェイの来日公演 渡辺謙さんとケリーオハラさん など 何回か公演を見ていますが 今回の王様と私は とても楽しいと感じた舞台でした。

芝居と歌のバランスが良く取れた名作 王様と私 オーケストラの生演奏で堪能しました。



































イギリスの人気バレー演出家で振付家 マシューボーンさんの ロミオ➕ジュリエットを渋谷の劇場 東急シアターオーブで観劇し圧倒されました。

バレー ロミオ&ジュリエットは クラシックバレーのドイツの人気バレー団 シュットガルドバレー団の来日公演を観劇して感動した思い出があります。

今回のマシューボーンのロミオ➕ジュリエットの音楽は クラシックバレー ロミオ&ジュリエットの作曲家 セルゲイプロコフイエフの曲を使いながら

ストーリーと時代設定を大胆に変更しています。

近未来 反抗的な若者たちを収容する矯正施設 ベローナインステイチュートが物語の舞台です。

そこでは 厳しい監視下で自由を奪われた若者たちが 男女の接触を禁止されて暮らしています。

暴力的な看守 ティボルトのハラスメントに怯えるジュリエット。

有力政治家の両親に見放されて矯正施設に入れられたロミオ。

施設で出会った2人は 瞬く間に恋に落ちます。

看守の目を盗みながら逢瀬を重ね 収容所の仲間たちにも祝福されます。

しかし幸せは束の間で 酒に酔った看守ティボルトが銃を持って現れ 乱闘のあげく 仲間の1人 マキューシオが殺されてしまいます。

怒りに燃えるロミオ ジュリエット 収容所の仲間たちは テイボルトに立ち向かいますが 更なる悲劇が待ち受けています。

残酷で痛ましく しかしエネルギーに満ち溢れた ロミオ➕ジュリエットに圧倒されました。 

ロミオとジュリエットが 熱烈なキスを交わしながら 2人で踊るダンスパフォーマンスは 言葉を無くすくらいに凄かったです。

全員が素晴らしいダンサーたちで迫力が凄かったです。

カーテンコールの後 トリプルキャストのロミオ役のダンサー3人が出演してトークショーがありました。

みなさん 大変な役だが ロミオ役がやれてとても嬉しい と語っていました。

マシューボーン演出振付のバレー ロミオ➕ジュリエット 素晴らしかったです。






























インド映画の傑作 RRRが 宝塚でミュージカルになりました。

約100年前の イギリスの植民地だったインドが舞台です。

インド人は人間と認めていないイギリス人のインド総督スコットと イギリス人の横暴と戦う2人の英雄ビームとラーマの戦いと友情。

それにイギリス人総督の姪で 心優しいイギリス人女性 ジエニーとビームとのラブロマンスが絡んで 山有り谷有りの物語が 展開されていきます。

見どころは何といっても ナートゥダンスです。 

アメリカのアカデミー賞で歌曲賞を受賞した歌 ナートゥナートゥに合わせて群舞で踊る ナートゥダンスの迫力ある楽しい踊りの場面は最高でした。

生徒さんたちの客席降りも有り 観客もノリノリでした。

トップスターコンビの 礼真琴さん 舞空瞳さん 2番手男役の暁千星さんは いずれもダンスの名手でもあるので ナートゥダンスの場面のダンスパフォーマンスの盛り上がりは 素晴らしかったです。

レビューはスミレの花に例えられる 宝塚歌劇の劇場をテーマにした ヴィオレトピアです。

全体的にシルク・ド・ソレイユに似た ミステリアスな雰囲気のレビューでした。

礼真琴さんや暁千星さん のバレーが芸術になった表現力は凄かったです。

礼真琴さんと舞空瞳さんのデュエットダンスは 2人が並んで 高いレベルのダンスを踊ってくれて見応え充分でした。

フィナーレの大階段での 男役たちのサングラスをかけたエメラルド色のスーツ姿 カッコ良かったです。

レビューも生徒さんたちの客席降りが有り 大満足の3時間でした。